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11人の戦士たち
[517]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:56:42 ID:??? >★兄貴!兄貴!兄貴と私!→ ハート2 =★ >???「新聞でーす!」 うぎゃあ!? 何か少女の声が外から聞こえたと思えば新聞紙が障子を破って入ってきた!? ============================================================================================================== ズバァーンッ!! 佐野「わぎゃお!?」 その静寂な時間は、突如として突き崩された。 急に外から何者かの声が聞こえてきたと思えば、障子を破って何かが部屋の中へと飛来する。 これに佐野は思わず奇声を上げて飛び上がり、クーガーは微動だにせず……視線だけをちらりと動かしてその侵入してきた物を確認する。 クーガー「……幻想郷での新聞配達ってのは随分と面白い形でやるもんなんだな」 佐野「えぇぇぇ!? これ新聞配達かよ!?」 こんな荒々しい新聞配達など聞いた事が無い、と驚く佐野であったが……。 そんな佐野に対してクーガーは侵入してきたブツを指さし、佐野もそちらへと視線を向ける。 するとそこにあるのは見紛う事ない新聞紙。 先ほどまでは無かった筈の上から読んでも下から読んでも同じそれが無造作に置かれている。 佐野「……えぇー、幻想郷って新聞を届けられるたびに障子破られるの?」 これには流石の佐野も思わずげんなりし、異文化に慣れるのは本当に大変だと痛感もするのだが……。 一方でクーガーはといえば、パタンと先ほどまで読んでいた本を閉じると同時。 縁側の方――丁度新聞が投げ込まれた方へと出て、外を見回し始める。 恐らくはこの新聞を配達した輩の姿を確認しに行ったのだろうと思った佐野は、クーガーの背中に声をかける。 佐野「クーガーさん、一体どこのどんな奴なんだ、こんな配達の仕方しやがったのは!」 クーガー「……どうも妖怪さんらしいなぁ。 見てみろ」 佐野「うおっ……。 ……なんだありゃ、鳥か?」
[518]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:57:44 ID:??? クーガーに呼ばれると、佐野は炬燵を抜け出して縁側へといきクーガーと同じように空を見上げた。 するとそこにいたのは……遠目な上に後ろ姿しか見えないのでよくわからないが、人型の姿をした生物。 だが、その人型の生物の背中にははっきりと漆黒の翼が生えているのが確認でき。 あれは間違いなく人間ではなく、噂に名高い妖怪なのだな……と佐野は認識をする。 ……そもそも人間は(一部の例外を除き)空を飛ばないのだが。 佐野「へー、妖怪が新聞配達をするのか。 てっきり妖怪なんてみんな職なしなんだと思ってたけどなー」 思わず感心をしたようにつぶやく佐野の横では、クーガーが眉間に皺を寄せながら離れてゆくその人型の生物を凝視する。 佐野「どうした、クーガーさん。 パンツ見えたの?」 クーガー「いや、見えん。 ……じゃなくてだな。 どうにも気に入らん!」 佐野「何が?」 クーガー「この俺の文化的なひと時を邪魔した挙句、とっとと逃げようとしているのがだ! 特に後者が気に食わん! この俺から逃げられるとでも思ってるのか!!」 佐野「そっちかよ!?」 誰よりも速いと自負をするクーガーにとって、自分から誰かが逃げようとする事は許せない事であった。 それもあんな乱暴な新聞の配達のされ方をされた上でとなれば、なおさらの事である。 言うが早く、クーガーは玄関から二足の靴を取ってくると縁側から降り立ち……。
[519]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/20(火) 23:58:52 ID:??? ぐいっ 佐野「おろ?」 クーガー「行くぞ佐野ォ!! あの不躾な奴の顔を拝んでやる!!」 佐野「俺も行くのォォォォオオオオオオオオオオオオオオオ!?」 クーガー「助手席に男を乗せるのは俺の趣味じゃないがな!!」 シュイーン パキン! パキン!! クーガー「さァア〜ッ!! 行くぞォ!!」 佐野「待ってまだシートベルトしてな……んぎゃああああああああああああああああっ!?」 ブルルルルルルォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! ギャギャギャギャギャギャーッ!! 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★クーガーさんのお車 (!dice + !dice)+(???-3)=★ ★新聞屋さんの移動速度 (!dice + !dice)=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 MAX【攻撃側】−MAX【守備側】 ≧2→クーガーさんの車が新聞屋さんに追いついた! =1〜−1→追いかける途中、誰かを轢きそうになって急停止! ≦−2→新聞屋さんを見失う……クーガーさんがスローリィ……?
[520]森崎名無しさん:2011/12/20(火) 23:59:04 ID:??? ★クーガーさんのお車 ( 3 + 1 )+(???-3)=★
[521]森崎名無しさん:2011/12/20(火) 23:59:15 ID:??? ★クーガーさんのお車 ( 2 + 5 )+(???-3)=★
[522]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:00:24 ID:??? ★新聞屋さんの移動速度 ( 1 + 5 )=★
[523]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:04:27 ID:??? 兄貴はやっぱり無常との戦いで肉体がボロボロになっちまったのか・・・
[524]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:06:28 ID:??? 冴えねえなあ、クーガー
[525]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:07:00 ID:??? オデノカラダハボドボドダ!
[526]森崎名無しさん:2011/12/21(水) 00:17:07 ID:??? 森崎板で「兄貴」呼称される人って大体引きは微妙なんだよな カッコいい人多いんだけど
[527]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2011/12/21(水) 01:02:34 ID:??? >★クーガーさんのお車 ( 3 + 1 )+(???-3)=1★ >★新聞屋さんの移動速度 ( 1 + 5 )=6★ >≦−2→新聞屋さんを見失う……クーガーさんがスローリィ……? ============================================================================================== ドガガガガガ! ゴガンゴガンゴガンゴガン!!! クーガー「俺はこう思うんだ佐野! 速さこそがこの世の理だと!! どんな作家だって時間をかければいいものが描ける! 優秀なのは月刊漫画家より週刊漫画家! 週刊よりも更に優秀なのは日刊! つまり、コボちゃんアサッテ君サラリ君ちびまる子ちゃんこそが最も優れた漫画だと言う事だ!」 佐野「あばばばばばば……(よ、4コマのちびまる子ちゃんオチねぇじゃん……)」 クーガーの作り出した車に乗ってから数十分。 クーガーは飽きることなく早口で独特の持論を展開し、ご機嫌に車を運転し……。 一方で佐野は上下に振動を思い切りしながら必死に口を押えて気持ち悪さに耐える。 何せ幻想郷という場所には、そもそも車というものが存在せず、道路が無い。 つまり、車が通る事を想定されて舗装をされた道というものが一つもないのだ。 そんな上を高速で走るだけでも揺れは酷いというのに、更にクーガーの運転は荒くた過ぎた。 空飛ぶ妖怪を追っている為だろうが、何度も何度もハンドルを切っては方向転換をし……。 そのたびに助手席の佐野は左右に振られ、頭の中がシェイクされる。 佐野「う、うぼぇぇ……(き、気持ち悪……ん?)」 クーガー「………………」 いっそ殺してくれと思いたくなる程の拷問の最中、不意に佐野はクーガーが無言になった事に気づいた。 この極限状態で気づけた自分を自分で褒めてやりたくなりつつ、視線を横に向ければ……。 なんとクーガーは唇をかみしめながら、頬から脂汗を流し、必死にハンドルを握りしめている。 その様子は先ほどまでの陽気で豪気なものから一転しており、佐野は訝しむのだが……。 クーガーはそれに気づいたのかそれとも気づかないのか、急ブレーキをかけて車を停止させる。 キキキキキキキィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!
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0ch BBS 2007-01-24