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11人の戦士たち
[791]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 01:14:04 ID:??? ?? 「鏡に「中の世界」なんてありませんよ・・・ ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」
[792]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 02:56:30 ID:??? >★戦わなければ生き残れない?→ ダイヤ2 =水銀燈「……馬鹿じゃなぁい?」 水銀燈が呆れた声を出しました。★ ======================================================================================================== 佐野「へ?」 しかし、佐野の名案(笑)は水銀燈にバッサリと切り捨てられた。 水銀燈「あなた私の話の何を聞いていたのぉ? いい事、鏡というのはあくまでもnのフィールドの「入口」なの。 鏡の中がnのフィールドなのではなく、鏡がnのフィールドに通じているだけなのよぉ」 佐野「…………早口言葉みたいでわからん」 水銀燈「あなたのミニマム脳味噌でもわかるように説明するとね。 鏡の中に入る、というのはnのフィールドに入る、というのとイコールにはならないという事。 わかったかしら、おバカさぁん?」 水銀燈の話によると、鏡の中の世界≒nのフィールドであるらしく。 例え鏡の中に入れるようなアイテムがあろうが無かろうが、それがnのフィールドへと行き。 元の世界へ戻れる保証になる訳ではないのだという。 つまるところ、結論から言えば佐野の提案は何の打開策にもなってないものだったという事である。 水銀燈「馬鹿が無い知恵絞ったら赤っ恥をかいたって所かしらぁ? 本当におバカさぁん」 佐野「……いやほら、俺って学業よりもサッカーに励んでたから」 水銀燈のちくちくと刺すような嫌味に佐野は必死に醜い言い訳をする。 結局、元の世界へと帰る手がかりは掴めず、水銀燈の佐野に対する評価は格段に落ちたような気がするが……。 その評価自体もそもそも高いものではなかったし、逆に水銀燈が佐野をいじる事でストレスを発散出来たと思えば。 むしろ結果的には良かったものだったのかもしれない。 とにもかくにも、こうしてこの日の夜は更けていったのだった。 7日目 終了
[793]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 02:57:32 ID:??? 8日目 そして明くる日――いよいよ佐野の幻想郷生活初めての試合が行われるというこの日。 佐野らは朝食を取ってから、昼前に試合会場へと向かった。 1ボスチームとの試合会場となったのは、人里近くにあるという小さなサッカーコート。 霊夢の話によればもっと大きなスタジアムなども幻想郷にはあるそうだが……。 イレギュラーズの知名度と、1ボスチームの人気度を考えればそのような大きな会場を抑えても採算が合わず。 この人里近くの小さなコートが妥当な会場だとの事である。 佐野「まあ小さいつってもフィールドの大きさが変わる訳でもないし、問題は特に無いよな。 ……っていうかこれ、人工芝か? よく幻想郷にこんな技術があるな」 霊夢「そういう技術とか裏方が得意な妖怪もいるのよ」 佐野「これ作ったの妖怪かよ!?」 レイ「神社の裏にあるコートは土のコートなのにねぇ」 会場につくなり、意外にもよく整備されているコートを見て驚く佐野達。 しかし、こともなげに霊夢は幻想郷ではよくある事だと説明し……。 それからフィールドの横に併設されたベンチへと移動し、荷物などを置く。 カイン「しかしまだ1ボスチームとやらは来ていないのか?」 霊夢「試合開始までまだ時間はあるしね……少し早く来すぎたかしら?」 ユーノ「あれ? ……霊夢、コートの中に入ってきた人がいるよ?」 霊夢「……ああ、やっと来たのね」 まだ姿の見えない対戦チーム――1ボスチームを待つ一同の前に不意に姿を現したのは……。 浅黄色の着物を着込み、眼鏡をつけた白髪の長身の男性。 その腕一杯に何やら箱を抱えつつ、佐野らの元へと向かってきている。 一体誰だろうと首を傾げる佐野達だが、霊夢だけはその人物を知っているのか一つ頷くと。 肩で息をしながら佐野らの前にようやく辿り着き、箱を下ろした男性の方に手をやりつつ口を開く。
[794]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 02:58:41 ID:??? 霊夢「こちら、魔法の森の近くっていう辺鄙な場所に香霖堂っていう閑古鳥が年がら年中鳴いてるお店を開いてる霖之助さん。 他にも幻想郷の界隈では、サッカーの実況者をやってくれてるわ」 霖之助「……霊夢」 霊夢「本当の事でしょう?」 霖之助「……コホン。 森近 霖之助(もりちか りんのすけ)だ。 霊夢の紹介通り、魔法の森の入り口前で店屋を営んでいる。 以後、よろしく頼むよ」 霊夢のあまりにもあんまりな紹介を前に、男性――霖之助は渋い顔をするものの。 霊夢に何を言っても仕方がないと考えたか一つ咳払いをしてから、改めて自己紹介。 これには佐野らも頭を下げ、挨拶をし……なるほど、サッカーの実況者だからコートの中に入ってきたのか、と考える。 佐野「えーと……霖之助さん? なんか霊夢ちゃんと仲良くね?」 霖之助「これが仲がいいと言えるならね……。 まぁ、先代の頃からの古い付き合いだから……妹みたいなものだよ」 佐野「ギギギ……妹だと? 血の繋がってない妹的存在とか、夢のような環境じゃねぇか……! ギギギ……!!」 霖之助「……彼は何を言っているんだい?」 律子「気にしないでください。 それより、これは一体なんですか?」 やたらと霊夢とフランクに話し合う霖之助に嫉妬心を丸出しにしながら佐野は歯噛みをするのだが……。 これは満場一致でスルーされ、それよりも霖之助が持っていた箱は一体なんなのか、とそちらの方に興味が注がれる。 すると霖之助は口元に微笑を浮かべながら、大小様々な箱の中から適当なものを選び、箱を開けて中身を一同に見せる。 中から出てきたのは……。 ユーノ「……服?」 剣崎「これ、ユニフォームか?」 霖之助「僕の店はサッカー用品も揃えていてね……とはいえ、新チームのユニフォームを11人分作るというのは些か苦労したよ」
[795]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 02:59:43 ID:??? そう、中から出てきたのは佐野らイレギュラーズが試合の時に着用をするユニフォーム。 赤を下地とし、白いラインが横に入ったそのユニフォームは……。 佐野「ひ、比良戸のユニフォーム……?」 レイ「なんだい、知ってるのかい、佐野?」 それは佐野が中学生時代に着用していたユニフォーム――比良戸中学のユニフォームと酷似していた。 まさかこんな所でこのユニフォームを見れるとは、と佐野は思わず我が目を疑うのだが……。 霖之助の話によるとデザインは完全に霖之助のオリジナルであるらしく、 比良戸中学のユニフォームと酷似しているのは全くの偶然であるらしい。 佐野「はー……こんな偶然ってあるもんなんだなぁ」 剣崎「へー、佐野は中学時代はこんな色のユニフォーム着てたんだな」 律子「……私のユニフォームは緑色なんですね」 霖之助「ああ、下は黒のジャージを用意させてもらったよ」 律子「(……ノーマルグリーン、よりは少し濃いめかな。 でも、緑か……)」 ブースター「キュー?」 霖之助「君にも当然用意しているよ。 外の世界には犬や猫に服を着せる習慣もあるそうだから、それを参考に作らせてもらったよ」 アイビス「よかったね、ブースター」 律子に用意をされたユニフォームは濃いめのグリーンを基調とした長のシャツに、黒のジャージ、手袋である。 各々は用意されたユニフォームを手にあるものは感慨深げにそれを眺め、あるものは珍しそうにそれを眺め。 またあるものは少しデザインが気に入らないのか苦い表情を浮かべる。 だが、そこで苦い表情を浮かべるだけでなく……ことさら苦痛を感じているような表情を浮かべる者もいた。 水銀燈「……これに着替えないといけないのぉ?」 霊夢「そりゃまあ……そんなひらひらのスカートでサッカーなんて出来ないでしょ」
[796]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:00:49 ID:??? 人形サイズの小さなユニフォームを片手で持ちながら、苦々しげに呟いたのは――水銀燈。 いつも嫌味で高慢な彼女にしては、珍しい眉を顰めた表情。 何故か腹部のあたりをしきりに摩っており……。 これを見て一同は首を傾げ、一体どうしたのだろうかと考える。 佐野「なんだ? なんか問題でもあるのか、水銀燈?」 水銀燈「…………別にぃ? ねぇ、着替えるって言っても、流石にこんな寒空の下で着替えさせる訳ないわよねぇ?」 霊夢「あ、何、その心配してたの? 人形の癖に。 そりゃ当然、近くに更衣室があるからそこで着替えさせるわよ」 佐野「えっ。 ここで着替えないの?」 カイン「お前は本当にぶれんな、佐野」 しかし、この疑問はすぐに解決をされた。 水銀燈の言葉を聞いてみれば、何のことはない……ただ彼女は衆人環視の中で着替える、というのが嫌だったのだろう。 そう思った一同は笑みを浮かべ、霊夢は近くにある更衣室で着替える事が出来ると説明。 これを受けて水銀燈もようやくいつもの嫌らしい笑みを浮かべる。 水銀燈「ふぅん。 ま、それじゃ着てあげるわぁ。 センスの欠片も無いダッサい服だけど仕方ないわねぇ」 霖之助「言ってくれるね……。 ……因みにどういうのがお好みなんだい?」 水銀燈「色は黒、背中に銀の十字の刺繍が入っていて血を思わせるような赤い斑がついているような……正に闇を象徴するが如き……」 ダークドリーム「水銀燈が何を言ってるかわからない」 レイ「わかったら負けだと思うぞ、ダークドリーム」 とにもかくにも、こうして問題は解決され……一同は1ボスチームが来る前に早速更衣室を使い着替える事にした。 霊夢「……って、あれ? 水銀燈、あんたは行かないの?」 水銀燈「……あいつらが出てきてから行くわ」 霊夢「はァ? あんた、人形の癖に女に見られるのも恥ずかしいとか言う訳?」 水銀燈「……うるさいわねぇ、私の自由でしょぉ?(一緒に着替えられる訳が無いじゃない……)」 だが、何故か水銀燈は他の者達と一緒に女子更衣室へと向かう事は無く。彼女たちが戻ってきてから着替えに行く、と言い張り残っていた。
[797]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:02:05 ID:??? クーガー「しかしヤケに本格的だな。 てっきり私服のままやらされるもんだと思っていたが」 剣崎「俺達はともかく、水銀燈はスカートだし……それに霊夢の話だと女の人も幻想郷じゃ沢山サッカーしてるらしいからな。 ユニフォームくらい着用してないとサッカーも出来ないだろ」 そして、男子更衣室ではイレギュラーズ男性陣が他愛もない話をしながら各々着替えを行っていた。 クーガーは着替えるのも速いのか、誰よりもいち早くユニフォームを身に着け動きやすさをチェックしており。 カインは慣れぬ洋服にてこずっている様子。 ユーノはといえば、ブースターにユニフォームを優しく着替えさせている最中である。 ユーノ「はい、ブースター。 前足上げてね」 ブースター「キュ〜」 カイン「フッ……中々着心地はよいな」 剣崎「……っていうかカイン、お前、どうやって兜つけたまんま服に頭通したんだよ」 カイン「フッ……」 クーガー「ん? 佐野、何やってんだ?」 佐野「いや、着替えたはいいけど、俺の背番号何番なのかチェックするの忘れちまって……」 クーガー、カインに続いて着替え終わった佐野は、取り付けられた鏡の前で己の背中を見ようとしていた。 幻想郷にいる時限定の、2か月後には解散する予定のチームとはいえ、 そのチームに在籍する間の背番号はどうしてもサッカー人として気になる所。 懸命に鏡を駆使し、背中の書かれた数字を読もうとした佐野の目に飛び込んできたのは……。 ☆1〜11までの好きな数字を投票してください。その数字が佐野の背番号になります。 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[798]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/26(日) 03:03:37 ID:??? りっちゃんのユニフォームはJrユース時代のバヤシさんのものと同じものだと思ってくだちゃい。 という事で遅くなりましたが本日はここまでです。 それでは、お疲れ様でしたー。
[799]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 08:13:24 ID:OP8+uUsQ 10 ローゼンメイデン全部読んできたぜ・・・
[800]森崎名無しさん:2012/02/26(日) 08:22:13 ID:4Rz1WeuY 10
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0ch BBS 2007-01-24