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11人の戦士たち
[833]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 00:00:41 ID:??? パスセンスのあるダークドリームの適性は、トップ下かサイドハーフ。 残る1人を誰にするか次第で、どちらにでも置く事は可能なのである。 霊夢の考えを読み取った佐野は、すぐさま頭の中でフォーメーションを整理。 これまで出た名前以外でMFに適正がある者が入った場合、どのような形になるのかを思案する。 佐野「(候補は……ユーノ君、レイさん、それにアイビスさんくらいか。 剣崎さんは出来ればゴール前で使いたいしな。 そうすると……ユーノ君はボランチで使うだろうから、ダブルボランチでトップ下のいない形。 レイさんはクーガーさんの逆サイドに置かないと敵のサイドアタックが怖くなるから、自然とダイヤモンド型になるな。 アイビスさんは……ぶっちゃけ余ったポジションに置く感じか。 この場合はダブルボランチにして水銀燈のフォロー役にするか。 もしくはとりあえずサイドハーフにしてその後ろにレイさんを置くって感じになるのかね?)」 ユーノ案 −−−−− I−−−F Iダークドリーム Fクーガー −G−E− G水銀燈 Eユーノ レイ案 −−I−− Iダークドリーム G−−−F Gレイ Fクーガー −−E−− E水銀燈 アイビス案A −−−−− I−−−F Iダークドリーム Fクーガー −G−E− G水銀燈 Eアイビス アイビス案B −−I−− Iダークドリーム G−−−F Gアイビス Fクーガー −−E−− E水銀燈
[834]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 00:01:43 ID:??? 頭は弱いがサッカーに関する事についてはそこそこの頭の回転の速さを見せる佐野。 瞬時にそれぞれのシステムのメリット・デメリットを計算し、どれが一番最適かと考える。 佐野「(うーむ、これは……)」 A.「最後の1人はユーノ君がいいんじゃないか?」 ユーノを推薦する B.「最後の1人はレイさんがいいんじゃないか?」 レイを推薦する C.「アイビスさんを水銀燈と同じボランチで使ったらどうだ?」 アイビスを推薦する・パート1 D.「アイビスさんをサイドハーフとして使ったらどうだ?」 アイビスを推薦する・パート2 E.その他 自由投票枠 先に2票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[835]森崎名無しさん:2012/02/28(火) 00:02:17 ID:KCi1nEJ+ D
[836]森崎名無しさん:2012/02/28(火) 00:04:05 ID:L7u6ouek C
[837]森崎名無しさん:2012/02/28(火) 00:04:55 ID:HaHonDfA D 左サイドは佐野の突破をメインにしよう
[838]森崎名無しさん:2012/02/28(火) 00:05:09 ID:YHDiP9qc C
[839]森崎名無しさん:2012/02/28(火) 00:07:43 ID:??? いざ出陣!
[840]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 01:16:23 ID:??? >D.「アイビスさんをサイドハーフとして使ったらどうだ?」 アイビスを推薦する・パート2 ======================================================================================= アイビス「……私?」 霊夢「(……本来の適性的にも、間違いなく前目のポジションだしね) わかったわ、それじゃあアイビスを左サイドハーフ、ダークドリームをトップ下にするわ」 佐野の提案はまたもしてもするりと通った。 アイビスは一瞬、どうして自分が……と疑惑に満ちた目を佐野に向けたが……。 すぐにまた興味を無くしたかのように視線を外し、小さくため息を吐く。 霊夢「じゃあDFは左サイドハーフがレイ、右サイドハーフがユーノ。 CBに剣崎とカインね」 レイ「えらくアッサリしてんね!?」 霊夢「だってもう選択する項目ないもの。 それじゃ、これが今日のフォーメーションよ」 −J−H− J佐野 Hブースター −−−−− −−I−− Iダークドリーム G−−−F Gアイビス Fクーガー −−E−− E水銀燈 C−D−B Cレイ D剣崎 Bユーノ −−A−− Aカイン −−@−− @律子 ※フォーメーションが決定しました。
[841]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 01:17:46 ID:??? 佐野「……うっし! いよいよだな!」 フォーメーションが決まり、試合前のミーティングが終わると同時、佐野の体はぞくりと震えた。 その震えは怖れや恐怖から来るものではなく、ただ純粋な。 これから未知なる敵とサッカーが出来る事から来る武者震いである。 剣崎「ウェウェ……佐野にあれだけ付き合ってもらったんだ! 俺も今日は頑張るぞ!」 ダークドリーム「満、オーバーヘッドキックしてよ! あれがゴールしてる所見てみたい!」 試合への期待からか、昂揚感が高まり佐野と同じく笑みを浮かべる剣崎とダークドリーム。 水銀燈「ふんっ、どいつもこいつも纏めてジャンクにしてあげるわぁ」 カイン「反則とやらだけには気を付けておけよ。 れっどかーどというものを貰うと人数が減るらしいからな。 頭数が減ればそれだけで厄介だ」 ダークドリームらとは種類の違う、獰猛な笑みを浮かべる水銀燈にそれを諌めるカイン。 クーガー「ま、とりあえずやってみるだけやってみるか?」 レイ「そんな気概でどうすんだい。 勝負をするからには勝つよ!」 一同を遠巻きに見ながら苦笑をするクーガーに、勝気な笑みを浮かべるレイ。 律子「……大丈夫かしら。 相手は弱小チームとはいえ、経験者たちが固まってるのに」 ユーノ「僕たちは僕たちが出来る事だけをしっかりしようよ、律子。 最善を尽くすしかないさ」 律子「……そうですね」 冷静であるが故に不安になりがちな律子に、やんわりと激励をするユーノ。 アイビス「………………」 そして、その輪から離れるようにして立ち尽くすアイビス。
[842]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 01:18:47 ID:??? 佐野「いいかみんな! 俺達がサッカーを始めた目的は、あくまでも八雲紫を起こす為だ! だからサッカーに賭ける情熱だって俺程はみんなも無いだろうし……ハッキリ言って興味ない奴もいると思う」 佐野は全員の顔を見渡してから、強くそう言う。 サッカーをする理由と目的をついつい忘れがちだが……もとはといえば、八雲紫を起こす為に始まったサッカー。 経験者である佐野を中心としてこれまで……たった1週間という短い時間ではあるが、懸命に修練に励んできた。 そこに賭ける思いも、気持ちも、熱意も10人と1匹は様々だろう。 佐野「だけど、俺は試合に勝ちたい。 皆だって勝ちたいって気持ちは同じな筈だ。 それが大きいか小さいかはともかく、勝ちたいって欲求はある筈だ」 アイビス「………………」 最初から負けたいと思って戦いに挑む者などいない、と、佐野は考える。 その言葉を吐いた瞬間、一同は頷き……アイビスはハッと目を見開いた後、俯く。 佐野「だったら勝つ為に全力を尽くすぞ! 勝って勝って勝ちまくって、八雲紫を叩き起こして元の世界に帰るぞ!!」 そこまで吐き捨ててから、佐野はバチンと強く手の平に拳を合わせ、続けた。 佐野「相手だって俺達急造チームに負けるのは恥だなんて思ってるだろう。 でもな、そんなの関係ねぇ!! 1ボスだろうがなんだろうがぶっとばして、勝っちまおう!! よし、いこう! いこうぜ、みんな!!」 イレギュラーズ「「「おう!!」」」 佐野「(勝つぞ……! とにかく、勝つ……!)」 高校3年間の青春をサッカーに費やし、その3年間で全国を制覇出来なかった男、佐野満。 彼は今、とてつもなく勝利というものに飢えていた。
[843]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/02/28(火) 01:20:09 ID:??? ブースター「キュー……」 佐野「いくぜ、ブースター!」 号令をかけると同時に駆けだしていくチームメイト達と共に、佐野はブースターを抱えて走り出した。 イレギュラーズメンバーの中で唯一、人語を話さず解しているのかすら疑問が出る生物――ブースター。 シュート力はあるものの、そもそもこの生物は試合でもちゃんとした動きをしてくれるのだろうか。 それは少し不安な点でもあったが、しかし、彼がこのチームの中で一番の火力を持ったシュートを撃てるという事は紛れもない事実。 今日の試合、守備が売りとされる1ボスチームに勝つには、ブースターのシュートにとにかく期待をするしかないのである。 佐野「頼むぞ、ブースター! 今日の試合、お前が頼りだ!」 ブースター「……キュ!」 佐野「……俺の言葉、わかってる?」 ブースター「キュ〜!」 力強く言う佐野に対し、ブースターはあくまでも可愛らしく鳴き声を出した。 燃えていた佐野は思わずこの鳴き声を聞いて少しだけ脱力をするのだが……。 自らの声に対して返事をしてくれているように聞こえる鳴き声は、ブースターが人語を解している証拠……と思われる。 佐野「とにかく、今日はガンガン狙ってけよ! ……んじゃ、コイントスいってくるぜ」 最後に佐野はブースターにどんどん得点を狙っていけと言ってから、コイントスの為にセンターサークルへと向かった。 その為、彼は確認をする事が出来なかった。 ブースター「……ヴォウッ!」 佐野の言葉を聞いた後、ブースターが発したやる気に満ち満ちた鳴き声を。 その真っ赤な全身の毛を逆立たせ、愛らしい瞳の眼光を鋭くしゴールを見つめる姿を。 ブースター「ヴウウウウウウ……!」 炎の鬣を持つ雄々しき獣は、佐野の言葉を受けて静かに闘志を燃やし始めていた。
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0ch BBS 2007-01-24