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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[160]森崎名無しさん:2012/02/01(水) 17:37:04 ID:??? 普通にパルメイラスが勝ったか?
[161]森崎名無しさん:2012/02/01(水) 18:11:04 ID:??? サンパウロはFWとDFとGKが、パルメイラスはDF二人が活躍だから、 0-1をひっくり返したとはちょっと思いがたいねえ。
[162]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:14:28 ID:??? どうも、心身ともに宜しくなかったので更新に間が空きました。 今日からちょっとずつ投下を再開させて頂こうと思います。 どうぞよしなに
[163]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:15:30 ID:??? [活躍した人] サンパウロ : ペペ、アマラウ、レナート パルメイラス : アレクセイ、ブランコ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― バンビーノ(確かに最低限知りたかった事は判った… だが折角だ、この試合は最後まで観せて貰うとしよう。) ここまで何のかんのと、肩肘を張って観戦していたバンビーノ… だが前半に観たストラットのプレーは、彼の鬱屈への答えの一つに成り得た。 故に、少なからず心も身体も軽くなっており、ここからは純粋に試合を楽しみたいと思えたのだ。 バンビーノ(前半戦はほぼ互角だったが…ゴール前の攻防でパルメイラスが勝っていたな。 特にパルメイラスの最終ラインはまだ余力を残していそうだ…。) バンビーノが抱いた率直な感想は、そのままスコアに反映されている。 ここからサンパウロがどう挽回していくのか… 特にストラットとツバサがどんなプレイを見せるのかに、バンビーノは胸躍らせる。 チャーリー「さぁハーフタイムも終わり、両チーム選手が再びフィールドに戻りました。 前半戦はパルメイラスが貴重な先制点を奪い、1点のリード! 果たして後半はどんな展開が待っているのか…まもなく試合再開です!」 ピイィィィィィィィィッ!! 後半のキックオフはパルメイラスからであった。 前半終盤のゴールと、メガロゾーンシュートを森崎に届かせず止められた事… この二つの点は、サンパウロの勢いを失速させる大きな要因になり得る所と思われた。
[164]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:16:49 ID:??? トニーニョ「だからこそ…後半開始早々に止めを刺す!」 ネイ「後半はずっとお寝んねしていろよっ!」 後半開始の笛が鳴るや否や、前半最後の勢いをそのままにトニーニョとネイが飛び出した。 パルメイラスコンビと呼ばれるこの二人は、のっけからその高速パスワークを見せようと言うのである。 ストラット「チッ、流石に!」 ペペ「悔しいが息が合ってやがる…!」 派手で少々危ういプレイと地味で堅実なプレイ・・・ そのスタイルは正反対であるが、彼等は足の速さもボールタッチの巧みさも、ほぼ同等の実力を持っている。 そしてこの正反対な二人は何かとウマが合い、互いに無い物をフォローし合える所があった。 そんなトニーニョとネイのコンビプレイは、間違いなくジュニオールでも有数の質を誇っていた。 これにより、サンパウロは中盤までもがキリキリ舞いになると思われたが・・・ 翼「(悪いけど、今日はそいつは通用させない・・・)バビントン、マウリシオ、手筈通りに!」 バビントン「オッケー!」 マウリシオ「頼いますよっ!!」 サンパウロMFに混乱は全く見られず、むしろ機能的に動き始めた。 翼の号令から、バビントンとマウリシオの二人が同時に仕掛けたのである。 しかもパスコースに割って入るのではなく・・・バビントンはトニーニョに、マウリシオはネイに向かって行った。
[165]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:17:53 ID:??? トニーニョ「ムッ・・・!?」 ネイ「何のつもりだっての!」 戸惑う二人・・・この時、広く見渡せていた彼等の視野は、目の前に迫る敵とボールのみに狭められた。 その事が、巧緻であったパスワークを僅かに粗雑な物へと変え・・・ 翼「でやあぁぁぁぁっ!!!」 トンッ 狙い通りに事が運んだと言うのだろうか? 翼がドンピシャリのカットで止めてみせたのだった。 ここから暫しサンパウロのペースで試合が進む事となった。 ペペ「オレを止められるかっ!」 チャーリー「出た、ペペくん得意の南米式ドリブル! 実に巧くアウトサイドを使います! 加えてあの柔らかい足首がボールの軌道を無限に変えては為す術がないーー!」 この日のペペは絶好調らしく、動きが冴えに冴えていた…。 スピード、反応共に翼に負けていないと思うほどに。 翼(いいぞぺぺ…これならオレも!) 更にトニーニョらのお株を奪う翼とのコンビプレイが、パルメイラスの中盤をキリキリ舞いにさせ… その結果として森崎のゴールを割る機会が訪れる事となった。
[166]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:19:04 ID:??? バビントン「ツバサ!!」 シュパァァァン! 翼「よし……いくぞ、スカイドライブっ!!!」 森崎「チィッ…!!!」 サイドチェンジからノータイムで、バビントンがスピードに乗ったクロスを放つ。 この抜群のコントロールクロスに対して翼がスカイドライブで合わせた。 バチィッ!!! 森崎全力のセービングは、これをキャッチ出来ないまでも撥ね返す事に成功するが… 不運な事に、こぼれた球はストラットへと転がっていった。 当然ここはメガロゾーンシュートの体勢を取られる。 アレクセイ「チッ、今度もオレが止めてやるよっ!!!」 ストラット「そんな甘い考えは・・・・・・消し飛ばしてやるっっっっっ!!!」 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッ!!!!! 懸命にブロックに入るアレクセイ…だが、ここはストラットの言う通りだった。 アレクセイ「グアァァァッ!!!」 森崎「ちっ…くしょおおっっ!!!」 至近距離…PA内で放たれたこの超ユース級のシュートは、アレクセイは勿論のこと… 体勢を無理に立て直し、再びのセービングに跳んだ森崎をも吹き飛ばしてゴールを決めたのである。 こうして後半12分、サンパウロが同点のゴールを上げたのだった。
[167]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:20:21 ID:??? その後も暫くはサンパウロのペースが続いた。 ペペが更に増して調子を上げ、パルメイラスの守備を撹乱し続けたからである。 追加点取られずにやり過ごせているのは、アレクセイの奮闘も然ることながら… ゴールを奪われれば奪われるほど強くなる、森崎の粘りが大きかった。 またパルメイラス攻撃陣も、ペースを狂わせられながらも高い攻撃力でサンパウロゴール前に幾度か到達した。 しかし… アマラウ「ヘディングの使い手か…幼少の頃から変わらぬなぁ! あの頃もから、どいつもこいつもオレの前に平伏してきたわっ!!」 ガコオォォッ!!! サトルステギ「ま、またか!? なんで通用しねぇんだ……!」 アマラウ「貴様如きのヘッドは通用せん…さあその抵抗、いつまで続くかぁ?」 火力だけなら間違いなくパルメイラスでも一番……である筈のダイナマイトヘッドが全く通用しなかった。 上げども上げども、アマラウが実力の差を見せつけるかのように叩き落としまくる… これではパルメイラスの選手達とサポーターの鬱憤が溜まるばかりであった。 トニーニョ「うおぉぉぉぉっ!!!!」 ネイ「おおぉぉぉぉっ!!!」 やがてパルメイラスはサトルステギを諦め、トニーニョとネイを中心のフィニッシュに切り替えていく。 ・・・しかし残念な事に、それらも首を傾げる程サンパウロに通用しなかった。
[168]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:21:48 ID:??? パコン ペチン コルコバード丘のキリスト像を想わせる雄大な構え… ……というか、どうみてもそのレプリカである石像がボールを撥ね返すのだ。 …というか、ドライブシュートが石像に当たって撥ね返っただけ。 ストラット「ナイスだレナート、突っ立ってるだけだがポストよりマシだぜ!」 レナート「………」 彼…いや、コレはレナートと言った。 その名はラテン語のレナトゥスに由来し、再生 (reborn)…或いは王(rey)と誕生(nato)を意味する。 故に想像は易かろう…即ちコレはブラジル国民から聖人の生まれ変わりと認識されており、GKとして FIFAに正式認定されている、世界で唯一無二の石像でもあった。 スタンド能力を与えるとか、そーゆー事実はない。 ちなみにサンパウロ市では名誉市民として登録されていたりする。 (※健常者が書いた文章です。) トニーニョ「クソっ、流石レナート…シュートが引き寄せられていく気がする。」 ネイ「ああ、やけに高確率だ…今日は御利益のある日らしいな。」 森崎「クソっ、レナートめ…! オレの寝釈迦以上に神々しいとは許すまじ!!」 バンビーノ(見てない…オレは何も見なかった。) (※スレ主はストレスで少しおかしくなりました。)
[169]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/07(火) 18:23:02 ID:??? 意味は不明であるが、ともかくとしてパルメイラスの攻撃は通じる気配を見せない。 このまま流れはサンパウロへの一方通行になるかと思われた… …が、その流れが変わったのは、後半29分のこの場面からである。 ペペ「今度こそってやつだっ!!」 ザシュッ ブランコ「げぇっ、また…!!」 アレクセイ(クッ!) 何度目か判らないペペのサイド突破が、ブランコの甘い守備を再び振り切りつつあった。 これに対して痺れを切らしたアレクセイがペペに向かおうとする。 しかし… 森崎「行くなティアーゴ、中が空く!! それに…」 アレクセイ「!」 ゴール前の守備が手薄になる事も当然の理由にはなるだろう。 だが森崎がここでティアーゴを窘めたのは、もう一つの理由の方が大きかった。 森崎「いい加減、テメーのケツはテメーで拭かせろ! なあ! 見せてみろよオルテガァッ!!!」 ブランコ「!!」 パルメイラスの守備の柱は森崎とアレクセイであり、他のDF等は二人に比べれは大分劣る…それはいい。 だが頼りになる存在である二人を最初から当てにし、自らのプレイを縮み込ませているようでは困るのだ。 たとえ一歩二歩劣っていようが、必死なプレイはチームを一つの目的へと向かわせる。 全員が必死になる事がチームを一体し…そう、グルーブ感のような物をもたらし、それが大きな勢いとなる。 故にこそ、闘いの中においては味方に対しても甘さを排さなければならない。
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0ch BBS 2007-01-24