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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[253]森崎名無しさん:2012/02/14(火) 16:48:17 ID:??? フラグ回収率高すぎじゃないかなw
[254]森崎名無しさん:2012/02/14(火) 18:20:56 ID:??? えっと……ストラット負傷でガメオベラってこと?
[255]森崎名無しさん:2012/02/14(火) 19:19:36 ID:??? ストラット・バンビーノ「これでお互い様だな。」 めでだしめでたし
[256]森崎名無しさん:2012/02/14(火) 19:23:53 ID:??? アシクビヲクジキマシター
[257]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:00:15 ID:??? |\ / ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | 私の物語は甘くないでーす │ | 真のバッドエンドを見なさーい / \_____________________/ ============================================= バンビーノ ドリブル( クラブA )70 +( 5 + 2 )=77 ※反則 ストラット タックル( クラブ6 )69 +( 1 + 5 )+(???-5)=70 ※被負傷 【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → バンビーノが抜いた? みんなサヨナラなんだよ! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ダダァッ!! バンビーノ(ブラジルでの成果は昨日観ている・・・だがストラット、改めて見せてくれ! お前が共に未来を見てくれるとオレに信じさせてくれ!) 多くの想いを込め・・・まさに三年間の集大成を見せるべく、バンビーノは切り込んだ。 自分の足が真実として完治した事を証明する為に。 ストラットの覚悟をプレイの中から全て汲み取ってみせようという意志と共に。 しかし人の夢と書いて『儚い(はかない)』と読む。 バンビーノの心意気は哀しくも空回りであったと言わざるを得ない。 ストラット「くっ! や、やっぱりだめだ!」 タックルに行こうとしたストラットは突如として目を背けた。 そしてバンビーノのドリブルを視ず、そのまま半端な位置・体勢でタックルを繰り出す形になった。
[258]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:01:44 ID:??? バンビーノ「す、ストラット!?」 翼「!!!」 ガタッ マウリシオ「ああーっ!!」 ドトール「ほほう。」 余りに不用意すぎる形のタックル・・・加えて盛り上がりすぎたバンビーノの心情。 バンビーノのドリブルが狂わされてしまうには十分過ぎた。 ドドドッ ガシュッ!!!! ストラット「ゥグッ!?」 石崎「・・・・・!!!」 バビントン「・・・・・!!」 ペペ「・・・・!!」 アマラウ「プッ・・・・クク・・・」 緑色の芝に僅かに赤い色が飛び散った。 倒れこんだ際、バンビーノのスパイクがストラットを削ったのだ。 翼「マウリシオ、医療スタッフを呼んでくれ! 石崎くんはペペと一緒に担架を!!!!」 マウリシオ「サー!!!」 ペペ「行くぞイシザキ!!」 石崎「おおお、おう!!」 即座に走り寄ると同時にチームメイトへ指示が飛んだ。 想像しうる限りで最悪の事態が発生したのである。
[259]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:02:48 ID:??? バンビーノ(・・・・・・・・・) バンビーノはまさしく呆然とさせられていた。 目の前の現実もだが、ストラットがプレイ中に目を背けた事に対しても。 ストラット「う・・・ぐぐっ・・・・・・・」 バンビーノ(ス、ストラット・・・オレがリハビリで苦しんでいる間、お前は何をしていたんだ?) 信じようとして・・・新たに積み重ねようと組み上げていたレンガがガラガラと崩れる音がした。 余りにも酷いプレイだったのだ。 目を背けた後の、責任を放棄したかのような半端なタックル。 それはストラットの本質を象徴しているように、バンビーノの目には映った。 アズーリとして共に闘うなどとんでもない話であった。 翼「ストラット、大丈夫か!!」 ストラット「た、大した事ない。 大丈夫だ。」 翼「(確かに傷は浅い・・・けど)バンビーノ・・・残念だよ。」 バンビーノ「・・・・・・全くだ。」 翼「信じる事を前提とするなんてバカな事だったんだ。」 バンビーノ「そのようだな・・・。」 皮肉な事に、二人の会話は一周して噛み合った。 そしてその目は悲しいくらいに鈍い色を呈していた。
[260]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:03:48 ID:??? 暫くして医療スタッフと担架を持った石崎、ペペ・・・そして監督であるロベルト本郷が、息を切らせて到着。 テキパキとした対処によって事態は収束に向かっていく。 そんな中、バンビーノはもう一つ自分にやるべき事があったのを思い出した。 バンビーノ「(そうだ、ジョアンコーチからの手紙・・・)あの、ロベルト本郷監督。」 ロベルト「・・・・・・・・・なんだ?」 バンビーノ「監督に渡す物がります。」 ロベルト「謝罪の言葉かと思えば・・・・・・・今すぐに消えろ、そして二度と姿を見せるな。 幸い大した怪我じゃないようだからな。」 バンビーノ「えっ・・・?」 ロベルト「今回の事はオレが揉み消してやる、賠償問題や警察沙汰にならなかった事を神に感謝するんだな。 ・・・そう言わなければ判らないのか?」 侮蔑と怒りの込められたロベルトの言葉であった。 その裏には当然ながら翼の責任問題を庇う意思がある。 一介のキャプテンに背負わせるには余りに重い問題ゆえ仕方ないが、ロベルトとしても業腹であろう。 ・・・だが、それはバンビーノの預かり知らぬ事情。 バンビーノはどさくさの中でクラブハウスを追い出されてしまった。 当然ながら、後日ロベルトへ申請した面会も全て無視される事となった。 結局彼は何一つ目的を果たせなかった。 それどころか全ての歯車が狂う結果となってしまった。 そう、全ての運命はこれで決まったのである。
[261]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:05:43 ID:??? <〜半年後〜 日本・国立競技場> チャーリー「さあジャパンカップ決勝戦、後半も大詰めです! それにしても強力なのはアヤックス! 試合のペースを握って離しません!!!」 森崎(チィッ、完全にジリ貧じゃねーか!!! しかも腰が徐々に重くなってきやがるし・・・ くそっ、準決勝までは違和感だけだってのによ!!) ジャパンカップ決勝戦、パルメイラスvsアヤックス。 後半20分の時点でスコアは1−1、しかし支配率はアヤックスが断然上を行っている。 ここまでハンブルガー、全日本と破ってきた森崎率いるパルメイラス。 だが今日は劣勢に追い込まれていた。 <イタリア・フィレンツェ> 新田「これがアヤックス・・・いや、オランダのトータルフットボールですか。」 三杉「ああ、予想以上に厄介な代物だ。 ブラジル人の身体能力を持ってして、これだけ振り回されるとはね。 スコアの上では互角を保っているが、森崎が崩れたらワンサイドになる試合だ。 あと25分強・・・」 ブラウン管越しに試合の流れを見て取る三杉と新田。 フィオレンティーナ・・・いやフロレンティア・ヴィオラにJカップの出場オファーは来なかった。 日本のプロリーグ設立を控え、イメージを優先させた日本サッカー協会の決断である。 ヴィオラはプロ4部でしかない、しかもチーム消滅という大きなスキャンダルに晒されたチームなのだ。
[262]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/14(火) 21:06:58 ID:??? 新田「・・・・・・Wトーナメントの出場の目途も立たない、Jカップにも出られない・・・ 三杉さん、オレ達は一体何をやってるんでしょうか・・・」 三杉「・・・今はセリエC1に上がる事だけを考えよう。 Wトーナメントに出られないと決まった訳じゃないのだから。」 新田「けどっ・・・! 代表のユースチームと闘える実力があるって、もうアピールしようが無いじゃないですか! 知ってるんですよ! バルセロナもマンチェスターも・・・ハンブルガーにだって黙殺されてるって・・・」 三杉「・・・・・・・・・」 イタリアで一度は頂点を掴んだとは言え、今はセリエC2に所属する一介のチーム。 そんなチームがWトーナメントに出場するには、実力を示すか金を出すかしかないとFIFAは言った。 それに対してトレイゼ・ゴーリは各国最強チームとのテストマッチ遠征を準備し打診していたのである。 しかしトレイゼが謎の失踪を遂げた事によりこの計画は宙に浮いてしまった・・・ そして後任のGMが引き続き各チームに打診を続けたが、彼等は一斉に掌を返す。 バルセロナらがその企画に協力しようとしていたのは、偏にトレイゼのコネクションと人望に依る物だったのである。 それを失ってしまえば、各国最強と言われるクラブチームがプロ4部リーグのチームを相手にする筈がない。 格式的に勝って当然、苦戦などしようものなら恥辱・・・彼らにとって百害あって一理無しの話だからである。 三杉(本当に・・・僕は何をやっているんだろうか? やはり全ては見通しの甘い・・・そう、若気の至りだったという事か。)
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0ch BBS 2007-01-24