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[580]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:49:50 ID:??? 三杉「新田はコーチ…シーザーさんの事だが、あのコーチの練習に不満はないのか?」 新田「え、不満ですか? 特に無いですけど、どうしてですか?」 三杉「いや、練習好きのお前の事だからな。 もっと激しい練習を望んでも不思議じゃないと思った。 それにウェイト・トレーニング禁止の事もある…無駄な筋肉が付いていると言われて不満じゃないか?」 新田に対する向上心の印象から、三杉が薄っすらと考えていた心配である。 しかし新田は首を傾げた後にこの心配を否定し、シッカリとした理由も添えてくれた。 新田「いやあコーチが言っていたアクセルとブレーキの使いこなし…アレ、俺は凄くピンと来ましたよ。 だって突き詰めて考えれば、以前に三杉さんが教えてくれた事の延長線上じゃないですか。 ほら、ボールに触れる直前でのスピード調整≠ナすよ。」 三杉「ああ、隼ダッシュの事だな?」 新田「ええそうです、あれは身に付けるまでに相当時間がかかりました。 あーゆー感覚を慣れさせる類は 地味に地道にやっていかないと仕方ないですしね、ウォーキングに時間をかけるってのは頷けますよ。」 三杉「よしよし、ちゃんと理解してくれていて安心したよ。」 ホッと一息の安堵を漏らす三杉。 紅茶を再び口に運ぶと、不思議と先程より美味しく感じた。
[581]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:51:14 ID:??? 三杉「…しかし難しい物だな、身体を動かすというのは。 感覚的にスピード調整出来る事と、理屈を理解して必要な筋肉を利用する事が全く違っているとは…。 思えば小学生の時、速く走る為には爪先走りが良いと教師に教わったが…それがそもそも間違っていた。」 新田「ああ爪先走りですか! あれは俺はちょっと受け容れられなかったんですよね。 何だか走っていて身体が上下に振られ過ぎて気持ち悪くなって…今思えばそれが良かったのかも。」 三杉「ふむ…日本人は生まれ付き身体能力が低い、筋肉の質が悪いと言われてるのは迷信かも知れないな。 子供の頃から間違った身体の使い方を教えられているとしたら…それが一番の原因だろうな。」 新田「そうですね…そう考えると怖いなあ。」 三杉「逆に考えるんだ、今のうちにそれを知れてよかったんだと。 確かな話ならば、今後皆に教える事も出来る。 ただ、信じて貰えるかは別問題で、少なくとも僕達は自身の身体で理論を証明しなければならない。」 新田「何だか面倒臭い話ですね、色々な意味で。」 二人は再び苦笑を交わした。 日本で普通に常識と思われている事、もしかしたらDNAに植えつけられているのかも知れない間違い。 日本がサッカー大国…いや、アスリート大国になる為には、そこから覆さなければならないのかも知れない…
[582]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 16:52:19 ID:??? 一旦ここまでだぎゃー
[583]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 18:09:34 ID:??? 三杉「そう言えばウェイト・トレーニングについてはどうなんだ? ファルコンクロウを身につける時にはそれなりにやったんだろう?」 新田「ああ…まあ確かにそれなり≠ノはやりました。 でも…」 三杉「でも…なんだ?」 新田「筋トレがどれほど効果があったのか、正直なところ疑問です。」 三杉「ほう…面白いな。 詳しく聞かせてくれないか?」 隼シュートに比べて格段の威力を備えるファルコンクロウ… それを自力で編み出した新田が、筋トレの効果を疑問視しているというのは興味深かった。 『力 = 重さ × 速さ』というのは言わば常識…筋トレとはまさに重さと速さを増量するトレーニングの筈… しかも新田は『速さが落ちないよう気をつけていた』と言っているにも関わらず、である。 新田「何て言うのかな…スピードが落ちるのが嫌で、筋トレのやり過ぎには気をつけてたんですけど… 実際筋肉がついても、シュートの威力がそこまで上がった気はしなかったんですよね。 結局ファルコンクロウの威力は蹴り方の工夫…バネの力によって出た物でしたし。」 三杉「バネか…なるほど。 」
[584]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 18:10:36 ID:??? 三杉はここで物理学を考えてみた。 バネを使って重さ m の物体を飛ばす時… 物体の速度(初速)v [cm/s] とバネのエネルギーの関係は以下の式で表される。 E = ( m×v^2 )/2 つまり、物体の速度を2倍にするには、バネのエネルギー:Eを4倍にする必要だという事だ。 またバネのエネルギー:Eは次の式でも表すことができる。 E = ( G×d^4×δ^2 )/( 16*Na×D^3 ) G はバネの横弾性係数、d はコイル線の直径、δ はバネの変形量(伸び・縮み)、 Na はバネの有効巻き数、D はバネの巻き直径となる。 ここで思い出したいのがシーザーの言葉である。 『第三にお前達には既に無駄な筋肉がつき過ぎている。 関節の稼動域は狭まり、硬くなった筋肉は自然な姿勢を妨げている。 こいつも時間をかけなければ解決できない問題だ。』 シュートを振り下ろす為に使う筋肉を鍛える、それは良い。 ただしそれが同時に不要な筋肉をも鍛えてしまい、結果として柔軟性が損なわれる≠ニしたらどうであろうか? 関節の稼動域が狭まる、筋肉が硬くなるというのは、即ちバネの変形量が小さくなると同義ではなかろうか?
[585]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 18:11:39 ID:??? 三杉(人体における筋肉の相互作用はバネのように単純ではないが… それでも一考の価値はあるかも知れないな。) 考えてみれば、三杉自身もウェイト・トレーニングには最低限の力しか入れていない。 心臓病時代からの物もあるが、ボールタッチの感覚が鈍ったり、細やかな動作が損なわれる気がしていたからだ。 自分の経験的直感から考えてみても、何となく理屈に沿うように思えた。 三杉「(…新田は感覚的にそれを察していたという事か。) 三杉はJrユース時代から新田の才能の深さを買っていたが、今改めてそれを見た気がした。 つまりは野心的とも言える向上心だけでなく、今のような新田のアスリートとしての本能である。 三杉は新田が同じチームの一員である事を、共に切磋琢磨出来る環境にある事を幸運に思うのだった
[586]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 18:13:28 ID:??? ☆三杉(さて、どんな話をしようか) A シュートの工夫について B ドリブルの工夫について C パスカットの工夫について D 三杉との連携プレイについて E 中山と連絡しているかどうかについて F カンピオーネ戦での敗戦について G その他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。) 話せる回数は一回です。
[587]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 18:19:08 ID:S3cqK3Tk A
[588]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 18:21:55 ID:XUUh4dVk A
[589]森崎名無しさん:2012/02/27(月) 18:22:24 ID:??? 近代的アスリートはバカにはつとまらないんだよなあ・・。
[590]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/02/27(月) 20:14:25 ID:??? >>589 コーチ、指導者がバカだと始まらないとも言えますよね。 特に子供の頃の指導は本当に大きいだろうと推測します。 ============================================= > A シュートの工夫について ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「ところで新田、シュートの工夫については進んでいるか?」 新田「ああ…そうですね、左足のコントロールは大分付いてきたと思います。 少しずつ威力も上がってきた…ような気もしなくもない、と言った感じです…」 三杉「苦戦中か…ふむ。」 この問いには少々自信無さげな返事が返ってきた。 どうやら左足で威力のあるシュートを出すのに苦戦を強いられているようだ。 GKとの1対1であれば、コントロールさえ定まっていれば十分…。 急停止、リフトボール、左足へと繋げる事で、タイミングを二度外す時間差ファルコンならば、 キック自体の威力はそこまで必要とはしない。 しかしミドルで撃つシュートとなれば、どうしてもキック自体の威力が求められてしまう。
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0ch BBS 2007-01-24