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【この借りは】Another-CU_1【必ず返す】
[662]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 19:58:45 ID:??? シニョーリ「へへっ、勝った勝ったぁー! ちょろかった!」 クスタ「…ドリブルもシュートも見事でした。 けれどシニョーリ、余りにパスが少なかったとは思いませんか?」 シニョーリ「いやいやいや、勝つ為の最善のプレイをしただけ! チームの方針に沿ってるよ!」 クスタ「だからお前は最後まで体力が…」 フィッツウォルタ「………」 今回もあの二人は変わらぬやり取りをしている。 クスタもよく諦めずにシニョーリへ説教し続ける物だと思う。 フィッツウォルタ(…いや、ボクもか………) ドリブル以外でのボール運び禁止…あの馬鹿げた縛りは、流石にあの試合だけだったが、 その後もこのチームの戦術がドリブル突破中心である事は変わっていない。 ジョアン監督の理想とするチーム像…それがどんな物であるのか、ボクにはまだ見えていない。 今のようにパスで言葉を交し合えていない状況…視える筈なくて当然か。
[663]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:00:27 ID:??? ヘルマー「よっ、お疲れ。 ほら汗ふけよ、風邪ひくぞ。」 ポイ フィッツウォルタ「えっ…ああ、ありがとう。」 ヘルマーが投げてくれたタオルを掴み、ボクは顔を拭う。 トーマス・ヘルマー…月が明けてすぐにユブンタイが紹介してきたチームメイト。 彼はASローマでもチームメイトだったが、奴等の筋の選手だったとは全く気が付かなかった。 ミルチビッチもそうだ…思えばローマというチームは相当異色であったんだなと、今更に驚きを覚える。 カルバリョ「レンコー、いやぁオレの活躍見てくれた? レンコの為に今日は頑張ったでホンマ〜。 そんなオレと今夜食事でもどう? いい店知っとるんやで〜。」 蓮子「はは…相変わらずだねえ。 当然ノーサンキューだよ。」 カルバリョ「ええっ! なんでやねーん…」 ナムリス「はは。 カルバリョ、蓮子先輩をあまりからかわないでやってくれ。 それにキミもUAEは初めてだろ、いい店を知ってる筈がないじゃないか。」 カルバリョ「ああーん? …チッ、オーナー様のご登場かいな。 はいはい、引っ込んどきゃえーんやろ。」 ナムリス「やだなあ、オーナーだなんて。 立場上はそうでも、実際はチームメイトの一人に過ぎないさ。 なあ、アルシオンもそう思うだろ?」 アルシオン「…………………」
[664]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:01:28 ID:??? ナムリス「相変わらず無愛想だなあ。 まあいいけど…ヘルマーも言っていたが汗はちゃんと拭えよ。」 ヘルマー(ペッ) フィッツウォルタ「………」 色々と不可思議な事も多い。 あれほど野心的で力強さを示していたユブンタイの父が急逝し、トントン拍子で息子のヤツが後を継いだ。 チームのバックアップ体制は全くと言って乱れる事がなかった。 ユブンタイの父がオイルメジャー…世界的にも大物であった事はボクでも知っている。 そんな人物が死ねば…トップダウンで動いていた組織は総崩れで乱れるのが普通… こんな趣味レベルの末端組織であるカンピオーネは解散となっても何ら不思議じゃない。 …にも関わらずこの状況だ。 アルシオンの様子もずっとおかしい気がする。 以前に増して無口になったとか、そういう類の話しじゃない。 今日、彼は二度もパスミスを犯したんだ。 アルシオンがパスで…よりにもよってパスでミスをするなんて、ボクにとっては意外過ぎる光景だった。 …ま、それでもアシストとゴールの両方で凄まじいパフォーマンスを見せてはいるのだけどね……
[665]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:04:28 ID:??? ヘルマー「なあ… どうしたよ? 何にもかんにも納得言ってねえって顔しているぜ?」 フィッツウォルタ「ああ…それは当たり前さ。 でもキミが心配する事じゃあないよ。」 ヘルマー「ローマじゃあ無遠慮に、他人の見る目もきにせず毒舌吐いてたお前がねえ… 押し黙ってるなんて、らしくないんじゃねえのー?」 フィッツウォルタ「ふふっ……………そう、そうかもね…」 ヘルマー「しっかりしてくれよ? 一応来月はローマに戻るんだしさあ…リーグ戦、オレは勝ちたいねえ。」 フィッツウォルタ「……………」 何処までが本心なのだろうか… 未だに得体の知れない男だが、彼自身から嫌らしさは感じられないのも事実だ。 このカンピオーネでは試合に出場した事はないが、ローマではまた連携を取らねばならない。 難しくはないと思うが…ボクの心次第であるのは事実だろう。
[666]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:06:26 ID:??? ヘルマーの言う通り、ボク達は月末に一旦解散する。 そして今後Wトーナメントまでの一年間、一〜二ヶ月毎に数日の召集を受けるのだが… (どうやらこの点は、とっくの昔にクラブチームとユブンタイとの間で契約が結ばれていたらしい) 一応ボクはその期間は好きに動けるという事だ…当然ながらチームの一員である以上限界はあるけど。 …そう言えば彼等は大丈夫だろうか? フィオレンティーナ…ジョアン監督の作ったもうひとつのチーム。 消滅し、違う名前のチームとして再生したのは知っている。 しかしメンバーがチームに残っているのかどうか、その情報が無かった。 イタリアへ帰国したらフィレンツェを訪ねてみなければならない… ミスギやマルコに伝えなければならないんだ。 あのコーチの指示の先には何が…どんなヴィジョンがあったのか? 最悪、彼等にそれを託さざるを得ないのだから…形になる保証は何処にも無いと言ってもね。
[667]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/02(金) 20:08:13 ID:??? 中途半端ですが本日はここまでです。
[668]森崎名無しさん:2012/03/03(土) 21:32:17 ID:??? ペタリ http://usokomaker.com/kekkon/r/%A5%A2%A5%CA%A5%B6%A1%BC%A5%AB%A5%F3%A5%D4%A5%AA%A1%BC%A5%CD/%B2%AC%BB%B3%BB%D0
[669]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/05(月) 12:01:43 ID:??? >>668 わざわざありがとうございます(笑) 判りきってはいましたが、やはり嬉しい結果です。 岡山姉ほどピュアでキュートな存在は(私にとっては)居ません! 更新は夜に出来れば行いたいと思います。 関係ない独り言 ボカロの曲を聞いていると某GMさんのように動画を作りたくなってきます。 ランティス組曲やぼくらのうたで替え歌動画作りたいお。 でも時間なさすぎて妄想だけで終わらせる侘びしさ。 来週はJリーグ開幕ですね、楽しみです。 今年はスタジアムにも観に行くつもりですw
[670]森崎名無しさん:2012/03/05(月) 17:04:35 ID:??? そういえばもうそんな時期か 今年こそ昇格できるかなあヴォルティス 色々思うけれど何処でもスポンサーは大事だよね、うん
[671]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:05:31 ID:??? 時間が過ぎるの早すぎ…結局更新も遅れに遅れてこんな感じです。 サッサと進めて行きましょう。 ============================================= 現在… カンピオーネというチームのオーナーはナムリス・ユブンタイが担っていた。 彼が選手兼オーナーとなった…それ以外にカンピオーネの内部に変化は何もない。 いや、トーマス・ヘルマーが新メンバーとして紹介がされたのは変化と言って良いか。 それからジョアンが人前に姿を現さなくなった。 とは言っても監督職は依然として彼の物であり… 試合に関するフォーメーション、指示についてはユブンタイを通じて選手達に告げられている。 本当にそれがジョアンの指示なのかどうか確認する術はないが。 カンピオーネはフィオレンティーナとのテストマッチ以来、他に数多くの非公式テストマッチをこなしていた。 FCナポリをはじめ、パレルモ、レッジアーナ等のセリエA〜Bのトップチームと闘い… イタリアを離れてアフリカ、中東諸国を巡り、各地で用意させたナショナル選抜チームと闘い… そのどれもに圧倒的な強さを以って勝利を手に入れて来ていた。 イスラス、ディッテンベルガ、ついでにヤベッチュなどのメンバー離脱があり… そしてオーナーの死という環境の変化があったものの… その強さはフィオレンティーナと対した時から更に凶悪な物と化していた。
[672]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/03/07(水) 00:06:34 ID:??? カンピオーネのメンバーの半分程は、まだ欧州諸国のクラブに籍を置いている。 9月半ばからはトップ、2軍問わずリーグ戦が開戦となるため、 該当する選手はこの遠征が終われば帰国しなければならない。 そして丁度、この日のUAE選抜チームとのテストマッチが遠征の最終戦であった。 選手達は試合後にスタッフから労われつつ豪勢な寄宿ホテルへと戻って来た。 このホテルはユブンタイの関連施設との事で、遠征が今日で終わりと言っても所属クラブチームの休暇が終わる 8月末までの滞在が自由に許されている。 しかし一部の者を除き、選手達は早速荷物をまとめ始めていた。 彼等は今のチームの在り方を決して善しとしてはいない。 選手達の多くにとってはジョアンこそがチームの在り方を決める存在… 長年コーチとして導いてくれたジョアンの下にこそ集ったのだ、という意識がある。 故にこそユブンタイ如きに提供されたリゾートに長居し、享楽に身を委ねるつもりは更々無い。 むしろ解散後に得られる僅かな自由で何が出来るか≠フ方が、彼等にとっては肝心であると言えた。
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0ch BBS 2007-01-24