※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[280]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:45:05 ID:??? 律子「本当にごめんなさい。 一介の選手が出過ぎた真似をしたわね……」 佐野「いや、いいよ。 っていうか、個人的にはそこまで色々考えてくれてるってわかって嬉しいぜ。 てっきり試合に燃えてるの俺だけかと思ってたもん」 律子「そりゃ確かに今までサッカーなんて興味は無かったけれど、やるからには勝ちたいもの。 こっちだって色々考えるわ」 律子の的確な指示によってその役目を失った佐野ではあるものの、 しかし、同時に律子がここまで色々とこの試合について考えてくれていたというのは嬉しい事実でもある。 何せここで今サッカーをやっているイレギュラーズの目的は、あくまでも「八雲紫を早く起こす為」事。 その為にサッカーをやっているだけであり、半ば嫌々やっている者もいるのではないかと佐野としても不安だったのだ。 律子「ところで佐野君、もしかして温情で私の提言した作戦使ったりしてないわよね? もしそうだとしたらやめてよ? 私だって勝つのが目的なんだから、間違った作戦をつかわれたくなんて無いんだから」 佐野「心配ご無用。 りっちゃんの作戦は理に適ってるよ。 失敗するかもしれんけど、必ず成功する作戦なんてもんは元々存在しねーんだ。 だから失敗してもりっちゃんのせいじゃないし、誰のせいでもねーよ。 最善と思って取った作戦が失敗して、相手のラッキーパンチが運よく決まる事もあるのがサッカーなんだからな。 作戦なんてもんは、あくまで勝つ確率を上げる為の手段でしかねぇ」 律子「……そう」 佐野「なんだ、不安なのかりっちゃん?」 律子「そんな訳ないでしょ。 ただの確認よ、確認。 キャプテンとして任せるに値するかのね」
[281]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:46:31 ID:??? チームメイトへの同情で作戦をコロコロ変えるようなキャプテンではなくて良かった、と笑みを見せる律子に。 佐野は笑みを返しながら口を開く。 佐野「しかしなんだっていきなり指揮取り出したんだよ。 俺びっくらこいちゃったよ」 律子「んー……まぁ、癖みたいなものね」 佐野「癖?」 律子「そ。 纏め役、みたいなものは私の役目だから。 ただ、サッカーに関しては佐野君に任せた方がいいわね」 佐野「(癖かぁ……まぁ日頃からりっちゃん仕切り屋だしなぁ。 しかし仕切り屋のアイドルってどうよ?)」 委員長タイプのメガネっこアイドル、秋月律子。 彼女の仕切り屋気質はどうにも生粋のもののようで、当人が苦笑しながらそう呟く中。 佐野は本当にアイドルなんだろうかとちょっとした疑問を持ちつつ、こうしてハーフタイムの時間は流れて行ったのだった。
[282]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:47:32 ID:??? そしてこちらは1ボスチームのベンチである。 前半だけで2失点を喫し、ロスタイムに賭けた全員攻撃は初手で止められてしまった1ボスチーム。 試合開始時の勢いは殆ど無くなりかけていたものの、それでもまだお通夜ムードとまではいっていなかった。 穣子「この程度の点差、我ら神々には丁度いいハンデのようなものだ。 姉よ、今こそ封印されし力を……」 静葉「よせ、妹よ」 穣子「すまん、己を見失いかけていた」 リグル「2人ともそのキャラ疲れないの?」 秋姉妹の漫才のようなコントのようなよくわからないやり取り。 普段は鬱陶しいだけのそれも、今の状況では場をある程度明るくしてくれるありがたい存在である。 この2人を見ていたら2点失って落ち込む事など馬鹿馬鹿しい事のように思えてくるのだ。 レティ「よし、みんな聞いて。 まず前半を振り返ってだけど……彼ら、イレギュラーズはかなり強いわ。 ……素人揃いなだけあって荒削りではあるけれど、だからといって侮れない。 彼らは超ウルトラ必殺スペシャルHズ、いえ……3ボス同盟くらいの力はあるかもしれないわ」 ヤマメ「3ボス同盟……!? えぇ、そんなに評価するかい、レティ!? あっこは別格だよ!?」 秋姉妹のコントである程度場が温まった所で、レティは口を開き前半を振り返った。 イレギュラーズ――外来人10人と1匹で構成される新設チーム。 殆どが素人の寄せ集めだと聞いていたが、戦ってみれば本当に素人ばかりなのかと疑いたくなる程の強さである。 その強さをレティは1ボスチームの格上である超ウルトラ必殺スペシャルHズ……。 そして、更にその上のチームである「3ボス同盟」にも匹敵するかもしれない、と告げる。 この発言には思わず周囲の者達も驚いた。 何せ「3ボス同盟」は、あらゆる意味で1ボスチームや超ウルトラ必殺スペシャルHズと一線を画すチームなのだ。
[283]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:48:32 ID:??? 1ボスチームにはレティという主柱がおり、レティは幻想郷全土で見ても中堅レベルの選手。 だが、3ボスチームには幻想郷でもトップクラスの選手が在籍をしているのである。 選手個々の能力も高く、Hズと3ボス同盟の間には大きな格差があるというのが幻想郷のサッカー通の共通意識である。 だからこそ、1ボスチームの面々は信じたくは無かった。 素人同然のチームの実力が3ボス同盟に匹敵をしているという事に。 レティ「勿論まだ実力的にも3ボス同盟には届いてない選手が数多いわ。 でも取れる手段やタレントの多さを鑑みると、総合的な実力は拮抗してると思う」 リグル「ひえぇ……」 レティ「でもだからといって勝てない筈はない。 だって私たちの夢は幻想郷一よ? 幻想郷全土で見ればあくまで中堅チームの3ボス同盟とほぼ同じ実力の相手に逃げ腰で、幻想郷一になれる筈が無いじゃない」 静葉「うむ、その通りだ」 思わず怯えかける選手達を、レティは静かに……しかし情熱的に鼓舞した。 そう、相手がだれであろうと勝つ……勝ちたい。 レティの言葉にはまず秋姉妹がいの一番に同意し、続けてナズーリン、ルーミアといった者達も首を縦に振る。 やがて怯えていた選手達も頷き……だが、人一倍臆病でもあるリグルはおずおずとレティに問いかける。 リグル「で、でもどうやって勝つの? 2点差だよ?」 レティ「まずは同点に追いつきましょう。 後半開始のキックオフから1点を返せれば試合はまだわからないわ」 ルーミア「わは〜! さっきは惜しかったし、今度はきっとゴールできるのか〜」 レティ「そして滝君、勝つ為には貴方の活躍が絶対に必要よ」 滝「……わかってるぜ」
[284]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:50:02 ID:??? リグルの問いかけにレティはあくまで冷静に返答した。 とにかく、まずは同点に追いつく事。そのために1点を返す事。 そして、その1点を返すには――この1ボスチームに新たに加入をした仲間、外来人、滝一の力が必要であるという事を。 滝「前半は全然目立ってなかったからな。 後半こそは活躍してやる!」 ナズーリン「その意気だ同士タキーリンよ。 我らの力を見せつけてやろう」 滝「おう!」 ナズーリンの激励を受けながら、滝は力強く頷いた。 ナズーリン「(おお、なんと凛々しい……これならば間違いなく後半はやってくれよう!)」 ナズーリンはこの滝の姿に荒れ狂う河にダムを建設するビーバーのような勇ましさを感じた。 温泉でゆっくりと疲れを癒す可愛らしいカピバラのような暖かみを感じた。 シャカシャカ回し車で走る無邪気ながら素早いハムスターのような鋭さを感じた。 要するにげっ歯類っぽさを感じてた。
[285]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 01:51:14 ID:??? こうして両チームのハーフタイムが終わろうとしていた頃。 一方でまばらに見えた観客たちは、口々にどうしてこうなったと頭を抱え悲壮感を体中から溢れださせていた。 1ボスチームのファンで殆どを固められた観客たちにとって、このような試合展開は望まれたものではなかったのである。 そして、そんな観客たちの中で、悲壮な空気を纏わずにフィールドを見つめていた者もまたいた。 その人物とは……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★観客さんいらっしゃーい→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→???「ふふふ、1ボスチームにはこの私が必要なようね」 ピンクの髪をした和服美女が1ボスチームベンチに向かっていったぞ ダイヤ→ハート+スペード+クラブ ハート→厳格そうな女性「新設チームと聞いていたが、中々いいチームじゃないか」 五重塔のような帽子を被った女性がいたぞ! スペード→チルノ「おー、さのとかも強いなー。 でもレティー、負けるなー」 チルノちゃんです クラブ→文「ふむふむ、中々やりますねイレギュラーズ。 このまま勝てば取材させてもらいましょうか」 ご存知射命丸文ちゃんです クラブA→日傘の女性「博麗の巫女が面倒を見てるからどの程度かと思えば……」 チェックの服を纏ったナイスバデーなお姉ちゃんだ!
[286]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 01:51:57 ID:??? ★観客さんいらっしゃーい→ ハート3 =★
[287]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 01:55:52 ID:??? 3ボス同盟、そういう名前の動画あったなー
[288]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 02:22:54 ID:??? >★観客さんいらっしゃーい→ ハート3 =★ >厳格そうな女性「新設チームと聞いていたが、中々いいチームじゃないか」 五重塔のような帽子を被った女性がいたぞ! ================================================================================================================== 蒼いワンピースを身に包んだ、レティ程ではないものの長身。 その頭頂部には五重塔のミニチュアのような個性的な帽子を被った女性が観客席にいた。 女性は腕組みをしたままじっと人がいなくなったフィールドを見つつ、嘆息混じりに言葉を呟き。 この呟きを聞いて、観客たちはようやくその人物の存在に気づき……ざわざわとざわめき始める。 観客「さ、3ボスの上白沢だ!」「ディフェンスに定評のある3ボスの上白沢が観戦に!」「慧音先生はよざーっす!」 慧音「む、おはよう。 いや、この時間帯だとこんにちわだな」 そして観客たちのどよめきに対し、その女性――上白沢 慧音(かみしらさわ けいね)は微笑を浮かべながら挨拶をするのだった。 観客「先生、今日は偵察ですか?」 慧音「偵察って程でもないさ。 ただ、今日は授業が無く時間が空いていたからな。 この人里コートで試合が行われるというのなら、まぁ見ておこうと寄ってみただけだ」 この女性――慧音は、人里に住まい寺子屋で教師を務めている人物であり、 また、なんとこの慧音は先ほどレティが話題に出した「3ボス同盟」のキャプテンを務めてもいる人物。 卓抜したディフェンス技術とDFへの指揮力はレティにも匹敵する程であり、高く評価を受けているサッカー選手でもある。 だからこそ観客たちは妖精や妖怪のサッカー選手相手でないからこそ親しげに話しかける事が出来、 笑みを浮かべる慧音に偵察なのかと問いかけるも、慧音はそれを首を振って否定。 あくまでも時間が出来たから見に来ただけだと説明をする。
[289]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 02:24:20 ID:??? 観客「へぇ、じゃあ今日はチームメイトの人は一緒じゃないんで?」 慧音「いや、1人で観戦をするのも面白くはないからな。 折角だから誘ったさ。 ……まぁ、前半で来なかったあたり用事でも入ったのかもしれんが……」 観客「そういえば、いつも一緒に連れて歩いている外来人は?」 慧音「あいつは朝起きたらどこぞへ消えていたよ。 まったく、幻想郷は危険な場所だと何度も言ったのだが……」 名もない観客と話をしながら、笑みを浮かべたり渋い顔をしたりと百面相をする慧音。 どうも感情を隠すのが下手らしいこの可愛らしい女性は、そうやってハーフタイム中の時間を潰していたのだが……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★さんさんさん、仲良し3ボス〜→!dice=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 6→???「ハッハァー!! 先生、こんな所にいたのかよ!」 天パがきた。 5→???「慧音、里の中で彼が迷っていましたよ」 圧倒的美貌をフードの中に隠した女性がやってきた! 4→???「先生、途中で坊主拾ったよ」 額に角を生やしたガタイのいい女性がやってきた! 3→???「センセ〜、途中で盟友拾った……うわっ、盟友がいっぱいいる!?」 巨大なリュックを背負った少女がやってきた! 2→???「慧音……ここに来る途中でこんなの拾ったんだけど」 人形のような美貌を持つ女性がやってきた! 1→???「慧音さ〜ん、なんか途中で彼拾いましたよ〜」 赤毛の民族服を着た女性がやってきた! >>287 ありましたねー
[290]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 02:25:07 ID:??? ★さんさんさん、仲良し3ボス〜→ 2 =★
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24