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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[291]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 02:25:18 ID:??? ★さんさんさん、仲良し3ボス〜→ 4 =★
[292]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 02:25:59 ID:??? やっぱり3番目は来生か
[293]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/11(日) 02:27:45 ID:??? >>292 南米の天パの可能性が微レ存……? 3ボスの方が2人顔出しと決まった所で本日はひとまずここまで。 続きは明日以降書かせていただきます。 本日も遅くまでお付き合いありがとうございました。それでは、お疲れ様でした。
[294]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 02:30:29 ID:??? 乙でしたー りっちゃんは参謀役か、頼りになりそうだ
[295]森崎名無しさん:2012/03/11(日) 02:33:30 ID:??? 2番目は普通に井沢かな?パルスィと嫉妬コンビでw おつでぃしたー
[296]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:54:19 ID:??? >>294 乙感謝。リッチャンハメイグンシデスヨ >>295 乙感謝です。さてさてどうでしょううふふのふ。 >★さんさんさん、仲良し3ボス〜→ 2 =★ >???「慧音……ここに来る途中でこんなの拾ったんだけど」 人形のような美貌を持つ女性がやってきた! =================================================================================================== 観客と雑談に興じていた慧音の背後に突如現れた2人の男女。 その内女性の方はよく手入れをされた美しい金の髪を持ち、瞳は澄んだ海のようなサファイアブルー。 羽織るケープも鮮麗されたものであり、まるで人形のような容姿をしていた。 その女性が慧音に向けて声をかけると慧音は振り向き、観客たちも声の主の正体を見ようとする。 ざわ……! 観客「あ、あれは……!」「3ボスだ、3ボスのアリスだ!」「ゲームメイクに定評のある3ボスのアリスが観戦に!」 アリス「……なんなのこの妙な盛り上がりは」 瞬間、観客たちは再び一斉にざわめき、その女性の名を口々に叫んだ。 その女性の名は、「アリス=マーガトロイド」。 魔法の森に住まう魔法使いにして、慧音が率いる「3ボス同盟」の主柱である。 彼女のサッカーの実力は幻想郷全土で見ても間違いなくトップクラス。 超ウルトラ必殺スペシャルHズと3ボス同盟との間にある大きな格差、 幻想郷トップクラス選手が存在するか否かというものを形成する当の本人という訳なのだ。 彼女がここに来た理由はほかでもない、先ほど慧音が話していた、 観戦を共にしないかと誘ったチームメイトこそがこのアリスだったというだけの話。 幻想郷に数多あるチームの中でも特にチームメイト同士の仲が良いとされている3ボス同盟。 どこか冷たい印象を受ける外見のアリスもチームメイトの事は大切にしており、慧音の誘いを快く承諾したのだが、 では一体何故、こうやって後半からやってきてしまったのかというと……。 来生「ハッハァー! もっと俺に注目しろー!」 この男――来生 哲兵のせいであった。
[297]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:55:37 ID:??? 慧音「………………」 来生「ん? どうしたんだ、先生?」 慧音「……アリス、哲兵は一体どこにいたんだ?」 アリス「魔法の森よ。 ……まったく、無駄な労力を使わされたわ」 慧音「……詳しく話してくれ」 アリス「ええ、わかったわ」 アリスの話によるとこうである。 アリスは本来ならば、前半が始まるよりもずっと早くこのコートに辿り着けるように考えて自分の家を出た。 しかし、その道中でこの来生を見つけてしまったのだという。 ここで説明をしておかなければならないが、この幻想郷にある魔法の森と呼ばれる場所は、 幻想郷の数あるスポットの中でも危険な部類とされている場所である。 魔法の瘴気というものが森の中には大量に散布されており、 何の対策もしていない者がこれを多量に吸うと体に異常をきたす可能性があるし。 その瘴気による影響を受けなくても、魔法の森にも妖怪は生息をしているのだ。 ただの人間であるこの男、来生が森の中に入ってただで済む筈が無く、アリスは慌てて来生を呼び止めた。 だがこの来生はその声に気づく事なく森の中にずんずん入ってしまい、仕方なくアリスは来生を捜索。 結果、来生をようやく発見した時は試合の前半が終わろうとしていた時刻であり、 アリスはそのまま来生を引き連れてここへ来たという事である。 慧音「そうか……そんな事になっていたのか……」 来生「どうしたんだ先生、体震わせて。 うんこしたいのか? 我慢はよくないぜ〜」 アリスの話を聞いて、慧音は全身をぷるぷると震わせながら顔を俯かせていた。 これを見て来生は慧音が催してしまったと思い、思わずそう声をかけ。 横にいたアリスからは冷たい視線を受けるのだが……。
[298]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:56:49 ID:??? 慧音「この……バッカモォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!」 ド ゴ ォ 来生「ぐばぁっ!?」 次の瞬間、来生はむんずと頭を掴まれると同時、慧音の強烈なヘディング……もとい、頭突きを食らった。 観客「で、出たー! 慧音先生の頭突きだー!!」「今、人体が鳴らしてはいけない音が鳴ったぞ」 「ほんま慧音先生の頭突きは恐ろしいでぇ」 慧音「哲兵、貴様は一体何度言ったら理解をしてくれるんだ! 幻想郷はな、人里を一歩離れれば妖怪が跋扈してる危険な場所なんだぞ!? お前が1人で出歩いていいような場所じゃないんだ!!」 来生「はらほろひれはれ……」 慧音「こら、聞いているのか! 大体お前は少々常識が足りなさすぎるし、危機感も足りなさすぎるし、真剣みも足りなさすぎる! 今回はアリスが運よく見つけてくれたからいいものを、そうでなければ死んでいたかもしれないんだぞ!?」 来生「あばばばば……」 今更説明するまでもないかもしれないが、彼――来生 哲兵は、 1ボスチームの滝 一とほぼ同時期に幻想入りを果たした外の世界からの外来人である。 この幻想郷に来た来生は、幸運な事に人里に降り立ち、これまた幸運な事に慧音に第一発見をされた。 厳格な性格をしているものの、面倒見もよくともすればおせっかいな性分なのがこの上白沢慧音。 だが幻想入りをして右も左もわからない状況においては、これ程ありがたい存在もないような人物である。
[299]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:58:13 ID:??? 慧音に発見された来生は、まずこの幻想郷と呼ばれる場所の説明を慧音に受けた。 その説明は来生が理解するにはかなり難解なものであったが、大まかには把握できた。 そして、幻想入りをして住む場所も着るものも食う飯も無い来生を不憫に思った慧音は、 せめて一晩自宅に彼を泊まらせ、次の日に博麗神社へと送り元の世界に返してあげようと考えた。ここまではよかった。問題は翌日である。 翌朝、いつも通り早朝に起きた慧音は、隣の部屋で寝ていた来生がいつの間にかいなくなっている事に気づいた。 一体何があったのかと慌てて慧音が外に跳ね出て探し回ってみれば、なんと来生は霧の湖でチルノ達と遊んでいるではないか。 精神年齢が同じなのかどうなのか、来生とチルノはどうやら意気投合をしていたようだがそのような事は関係ない。 問題なのは来生が人里の外――霧の湖という場所にいた事である。 来生達を発見した慧音が何か深い事情でもあったのかと聞いてみれば、 来生はあっけらかんとただ散歩に出かけていただけだと答えてみせる。 これには慧音も怒りを通り越し、ただただ呆れる事しか出来なかった。 慧音は昨日の内に散々幻想郷の危険度――人里の外には妖怪がおり、外に1人で出ては命を失う可能性があると説いていたのである。 それだというのに来生はただ散歩の為に外に出た、というのだ。 慧音はこの時思った。 慧音『(この少年はこのまま帰してはいけない、幻想郷は確かに危険だがこのままこの少年を帰してはこの少年の未来が危険だ)』 この少年――来生哲兵を、ちゃんと人並みの判断が出来るように、常識を持てるように育て上げよう、と。 要するに慧音の教師魂に火が点いたのである。 長年教鞭を取り幾多の生徒たちに己の知識を教えてきた慧音の情熱が燃え上がったのである。 それから慧音は即座に行動を移した。
[300]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 01:59:23 ID:??? まず慧音は来生に外の世界に戻るのはもう少し先延ばしにしないか、と提案をする。 もしもこれを断られれば心配ではあるものの彼を帰さなければならないと慧音は考えていたが、 来生は特に考えもせず、夕べの晩御飯が美味しかったしここに住めるのならという条件を出して了承。 慧音も元々己の家に彼を住まわせてみっちり指導をするつもりだったので、この件に関しては両者共に納得の形となる。 次に慧音は来生を己がキャプテンを務めるチーム、3ボス同盟に加入させる事にした。 これはチームスポーツをやらせる事で、達成感、努力の大切さや仲間との友情。 何よりも組織の中だから培われる経験のようなものを積ませようと考えての事である。 しかし、慧音がその話題を切り出すと来生は「サッカーなら得意だぜ! ハッハァー!!」とやたら乗り気でOKをした。 皆さんご存知の通り来生は少年時代からサッカーをやっているサッカー少年なのであるからこの反応は当然。 だが、この反応を見て慧音は思った。 慧音『(……何年もチームスポーツをやっていて、常識も判断力も何もかもが無い状態ってどういう事なんだ?)』 と。 その後3ボス同盟に加入をした来生は慧音やアリス、他のメンバーと切磋琢磨し能力を磨いていった。 その過程で他のチームとの交流もあり、1ボスチームの滝らとも面識を持ったのだが……それはひとまず置いておこう。 とにもかくにも、チームにある程度来生は馴染んだがいまいち慧音の当初の目的は達成されていなかった。 要するに未だにふらふらどこかをほっつき歩いたりする癖が抜けなかったのだ。 これには慧音も悩んだ、日ごろから何度も口酸っぱく注意をし、指導をしても言う事を聞いてくれない。 慧音が今まで歩んできた教師人生の中でも最大級の問題児、来生をどのようにすればいいのだろうかと毎日毎日考え続けた。 慧音『(私は教師に向いていないんだろうか……)』 思わずそうナイーブになってしまう程にまで悩んだ。 そして、悩んだ挙句、慧音はある決断をした。 慧音『こうなっては致し方あるまい。 来生を寺子屋に入れよう』
[301]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/12(月) 02:00:31 ID:??? 下手に普段からの生活だけを指導するのが駄目なのだと判断した慧音は、来生を寺子屋に入れる事にしたのだ。 とはいえ、寺子屋に入れると言っても今更来生に勉学を教えようとしたのではない。 来生『え〜、勉強なんてしたくないぜ』 慧音『違う違う、哲兵には私の助手をしてほしいんだ』 来生『助手?』 そう、慧音は来生を自身の助手――つまり、教える立場に置こうとしたのである。 そうする事によって来生に導く立場の難しさや苦しさ、責任感を身に着けてもらい。 子供たちの手本となるよう、普段の生活を改善してもらおうとしたのだ。 それはある種の賭けで、もしも来生が変な事を子供に教えてしまえば保護者からの苦情が来るのは間違いなく。 下手をしてしまえば慧音は職を失う可能性というものがあった。 それでも慧音はこの博打を打った、そうまでしなければこの来生はまっとうな人間になってくれないだろうと判断したからである。 慧音『そうだ。 正直言って生徒の数が今年は多くてな、忙しくて仕方ないんだ。 だから哲兵に仕事を手伝ってほしいんだよ』 来生『んー……でもなぁ……』 慧音『勿論手伝ってくれればお小遣いをあげるぞ』 来生『やる〜』 この提案に来生は乗った。小遣いにつられて、ホイホイと誘いに乗ってしまったのだ。
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0ch BBS 2007-01-24