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【予測不能な】11人の戦士たち2【イレギュラー】
[593]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:00:38 ID:??? ピッピッピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイッ!!! 霖之助「うあぁぁぁっとぉ! 決まったァ、ゴール! ゴールですッ!! クーガー選手、なんとも素晴らしい6人抜きで1ボスチームのゴールネットを再び揺らしたァッ!! そして、ここで長い笛が鳴りましたァァァァアッ!! 両チーム30分ハーフ、長い長い60分の死闘を繰り広げましたが、ここに決着!! 博麗の巫女――博麗霊夢が後見人を務める新進気鋭、外来人ばかりでつくれれたチーム、イレギュラーズが! なんとなんとレティ=ホワイトロック率いる1ボスチームを3−1で破ってしまいましたァ! 幻想郷下層チームといえど、キャプテンのレティ選手の実力は幻想郷全土で見ても間違いなく中堅かそれよりやや上といったレベル。 こちらも外来人のサイドアタッカー、滝選手の加入などで戦力的にはかなり増強されていた筈ですが……。 しかし、この1ボスチームを相手に2点差をつけて勝利ッ! これは幻想郷サッカー界に新たなヒーロー、ヒロインが誕生したと言っていいでしょう!」 ざわ……! ざわ……! ざわ……! 観客「うわぁぁぁ、なんてこったい! いくらなんでも新参のチームに負ける筈が無いと思ってたのに!」 「いや、イレギュラーズも強かったよ……今のままでも普通にHズとならいい勝負になるんじゃないか?」 「チューチュートレインが決まった時は勝てるかもって思ったんだけどなぁ」 「っていうかなんだあの7番(クーガー)、めちゃくちゃ上手いぞ。なんであいつがキャプテンじゃないんだ?」 クーガーのゴールを告げる笛が鳴り響いた後、それに続くようにして長い笛が鳴り、試合終了をフィールドの戦士たち。 そして、その試合を見守り続けた観客、実況の者達に知らせる。 これを受けて観客たちはまたも1ボスチームの連敗記録が更新されたと頭を抱えるも……。 しかし、1ボスチームのファンたちも、元々は純粋なサッカーファン達。 強いチームが新たに誕生したという事実は、今までに見た事のないようなプレーなども見れるかもしれないという期待を生み。 試合が終わってみれば、なんのかんのといいつつイレギュラーズを肯定し、応援するかのような声もちらほらと出始める。
[594]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:01:48 ID:??? 来生「うあっちゃー……滝、負けちまったかー。 1点決めた所までは良かったんだけどなー……」 慧音「最後の滝君のドリブル突破……もしもあれが成功していれば……。 ……いや、そもそもリグルが決めていれば、延長に入っていた可能性もある。 1ボスチームにはレティ、ナズーリン、滝君と実力者がいるが……やはり点を取れるFWの不在は大きな問題だった」 アリス「とはいえ、イレギュラーズもストライカーと思しきあの小動物が無得点に終わっちゃったけどね」 慧音「うむ、それもまた今後の課題だろうな。 サッカーはFWが点を取り、MFが試合を作り、DFとGKが守る。 全てのポジションの者が己の役割をはたしてこそ勝利が生まれるスポーツだからな」 アリス「そういう事ね」 来生「そーそー、点を取るのはこの点取り屋の俺に任せろー!」 この試合を最初から見ていた慧音、後半から見始めた来生とアリスの3ボス同盟の面々はといえば……。 来生は滝が敗北を喫した事に悔しがり、慧音とアリスは試合を総括するようにして意見を交換しあう。 (外来人を含めた一部を除き)常識人で集められたと言われる3ボス同盟の中でも、特にブレインの面を担当するこの慧音とアリスにとって、 戦術などの議論は半ば趣味のようなもの。 慧音は己の持論、「各ポジションに主要な選手がいるチームこそが理想的なチーム」というものを改めて説きつつ……。 能天気に高笑いをする来生の頭を軽く小突きながら、フィールドの戦士たちに改めて視線を送るのだった。 慧音「いずれはあのイレギュラーズも、我々と戦う時が来るのだろうな」 アリス「そうね……。 間にチルノ達のチームを挟んで、その次に私たちと……って所かしら?」 慧音「だろうな……。 (さて、それまでにどれだけ成長をしてくるのかな……)」 来生「わははは! 3ボス同盟の点取り屋、来生哲兵様がいる限り負ける要素は一つもないぜ!」 慧音「(……うん、私はイレギュラーズの心配よりも哲兵を成長させる事に集中しないといかんな)」
[595]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:03:34 ID:??? ダークドリーム「やったやった〜! 勝った勝った〜! わーい!」 ブースター「キュ〜♪」 水銀燈「ふんっ、この私がいるんだもの。 勝って当然じゃなぁい?」 ダークドリーム「クーガー、ナイスゴール〜!」 クーガー「フヮハハ、なぁに、この程度のゴール。 俺のスピードの前じゃ朝飯前よォ!」 アイビス「………………」 一方でフィールドではこのクーガーのゴール。 そして、イレギュラーズの記念すべき初試合初勝利にほぼ全員が歓喜していた。 特にダークドリームはにこにこと実に嬉しそうな笑みを浮かべながら、両手を上げて喜んでおり。 これにはノリのいいクーガーが軽くハイタッチをして勝利を分かち合い、 ブースターがその足元でぴょんぴょん跳ねまわりこちらも嬉しそうにしている。 水銀燈はあくまでもクールに笑みを浮かべ……アイビスもその輪を遠巻きに見ながら、誰にもわからない程度に薄く笑む。 律子「(はぁー……やっと終わってくれた……。 殆どボールが飛んでこなかったとはいえ、緊張しっぱなしだったわよ。 ゴールキーパーって手を使える分素人でも出来るかと思ったけれど、最後の砦なんだから責任重大なのよね……)」 ユーノ「お疲れ様、律子。 大丈夫?」 律子「あ……ええ、大丈夫です。 優秀なDFやボランチのお陰で、出番は殆どありませんでしたからね」 カイン「フッ……確かに、クーガーや佐野、ダークドリームらに比べると俺達の出番は殆ど無かったな」 剣崎「ウェヘヘ……いいじゃないか、DFが暇っていうのは攻撃陣が攻めっぱなしって証拠だ」 レイ「そりゃそうなんだがやっぱ暇なのはつまらんねぇ。 あー、こんな事ならオーバーラップとかいうのしたかったよ」 ゴール前ではゴールキーパーの律子を中心に、こちらも勝利を喜び分かち合う。 律子は初めてのスポーツの真剣勝負、初の試合、 そして責任重大なキーパーという役職とあってか他の面々に比べ緊張の度合いも大きかったようだが。 そんな様子は露ほども見せずに笑みを浮かべ、ユーノはそんな律子を労いながらにこりと笑みを返す。 カイン、レイは己らの出番があまり回ってこなかった事に少々物足りなさを感じていない様子だったが……。 それは剣崎に、チームがいい調子ペースで攻撃権を握り続けれた事だと説明をされていた。 そして、我らがキャプテン――主人公の佐野君はといえば……。
[596]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:05:03 ID:??? 佐野「ィヤッホー! 勝った勝ったー! イェーイ!!」 めちゃめちゃ喜んで小躍りをしながら勝利の美酒に酔いしれ、軽く馬鹿になっていた。 ダークドリーム「やったね、満! 私たち勝っちゃったよ!」 佐野「おうよ、勝っちゃったぜダークドリーム! クーガーさん、ナイスゴールだったぜ!」 クーガー「美味しい所を貰っちまって悪かったな佐野! 次の試合じゃお前が決めろよ」 佐野「おうさ! ブースターもよくやった、得点にはならんかったけど二次的なチャンスは作れてたからな。 あれはあれでいい仕事だった」 ブースター「キュー……」 佐野「うん、何を言ってるかわかんね。 水銀燈も今日は大活躍だったな、地味だったけど。 よく相手の攻撃を止めてキープに成功してたな、地味だったけど」 水銀燈「あぁ? 何、あんた喧嘩売ってんの?」 佐野「滅相もござーせん。 アイビスさんも機会は少なかったけど、 センタリングを上げてくれたり最低限の仕事はしてくれたな」 アイビス「……別に。 あんたの為にやった訳じゃない」 佐野「わひゃひゃひゃ! わろとけわろとけ!」 ダークドリームと同じくらい……否、もしかしたらそれよりもっとこの勝利を喜んでいるかもしれない佐野。 中学時代、高校時代、共に全国大会に出る事は出来ても優勝をする事が出来ず、 あくまでもそこそこの地位と実力を得る事しか出来なかった事が原因なのか。 勝利を貪欲なまでに渇望していた彼は、この外来人をかき集めただけで出来上がった即席チームの初勝利をやたらと喜んだ。 喜び過ぎて攻撃陣全員とハイタッチをし、アイビスに引かれてもあまり気にしないくらいにハイテンションだった。 ザッ…… 佐野「ん?」 しかし、佐野が勝利を喜ぶのと同様に、敗北を悲しむ者も出るのが勝負の常である。 尚も小躍りをし歌っちゃいそうな勢いを見せる佐野の背後に、この試合の敗者が現れるのだが……。
[597]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:06:28 ID:??? 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★後ろの正面だ〜れ→!card=★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→静葉「私だ」 穣子「また騙されたな」 神々 ダイヤ・ハート→滝「……お前、そんな性格だっけ?」 ちょっと呆れた顔の滝さんです スペード・クラブ→レティ「……そこまで喜ばれると、逆に憎む気持ちも起きないわね」 なんともクールなレティさんです
[598]森崎名無しさん:2012/03/26(月) 02:06:52 ID:??? ★後ろの正面だ〜れ→ ダイヤ7 =★
[599]森崎名無しさん:2012/03/26(月) 02:08:15 ID:??? JOKERw
[600]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/26(月) 02:09:33 ID:??? 神様こーへんかった……という所で本日はひとまずここまで。 明日でなんとか試合後パートに入り、勝利ボーナスあげちゃいたいところです。 それでは、お疲れ様でしたー。
[601]森崎名無しさん:2012/03/26(月) 02:23:43 ID:??? 色々課題はあったけど、それすら価値有る一勝でしたね 面白い試合でした。お疲れ様です
[602]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/27(火) 01:11:15 ID:??? >>601 どうも乙ありがとうございます。これからも面白い試合だったと言っていただけるように頑張ります。 >★後ろの正面だ〜れ→ ダイヤ7 =滝「……お前、そんな性格だっけ?」 ちょっと呆れた顔の滝さんです★ ================================================================================================== 佐野「ぅおわっ、滝さん」 佐野の背後に立ち、有頂天状態の佐野に声をかけたのは滝 一。 今日の試合、前半こそはチームが押されていた為か目立つ機会は得られなかったものの。 後半からはナズーリンとの脅威のコンビ技を見せ、1点を返した男である。 彼はどうにも、自分の知っているものとは何か性格が変わっている気がする佐野を前にし、少々呆れている様子だったが……。 とにもかくにも、互いの健闘を称えあうように握手を求め、佐野もこれに応えるように手を差し出す。 滝「とりあえずお疲れさん。 少し話があるんだがいいか?」 佐野「どうも、お疲れ様です。 話ってなんですか?」 ダークドリーム「(うわ、満が敬語使ってる〜)」 試合中も散々滝に対して色々と無礼な発言をしてきた佐野であるが、試合が終わりさえすれば佐野は滝の後輩である。 次籐洋という九州男児を絵に描いたような男を慕い、 体育会系の上下関係をみっちり教育されてきた佐野が学年が上の滝に敬語を使うのは当然なのだが……。 普段の佐野の口調などを知るダークドリームらからしてみれば見慣れない光景である。 しかし、佐野は周囲にそんな事を思われているなどまるで考えず、滝の話とやらに耳を傾ける。 滝「実はこの後、合同練習しないかと思ってな」 佐野「合同練習……ですか?」 滝から返ってきた思わぬ言葉に、佐野は思わず間抜けにもオウム返しをするのだが……。 滝は一つ頷きながら、更に続ける。
[603]佐野の人 ◆0RbUzIT0To :2012/03/27(火) 01:12:16 ID:??? 滝「俺もこのチームに入って知ったんだけどな、どうも幻想郷のサッカー界ってのは割とチーム間での争いってのが緩いみたいなんだよ。 例外はあるみたいだけどな」 佐野「へー……」 滝「で、試合が終わった後は互いのチーム同士の交流を兼ねて、合同で練習をする事も多いらしいんだ」 佐野「なるほど……」 違うチーム同士が合同で練習をする事によって、互いのチームの良い所を吸収出来る。 無論、デメリットとしては自分のチームの情報を他者に漏らしてしまう事が起こってしまうというものがあるのだが……。 滝の話によると幻想郷ではチーム同士でのいざこざというものは殆ど無いらしく、 それぞれが互いを高め合う為にも、この合同練習が積極的に行われているらしい。 滝「お前……イレギュラーズさえ良けりゃ、昼飯食った後にでも始めたいんだが」 佐野「そうですね……俺としちゃ大賛成ですけど、まずは皆に聞いてみないと……」 確かに佐野はキャプテンではあるが、チームメイト達に無断でこのような事を決めるのはいけないだろうと判断。 滝に断りを入れると周りで話を聞いていた攻撃陣、そしてゴール前にいた守備陣を集め、 滝の提案を受けるべきか断るべきか皆の意見を聞く事にする。 律子「私としては願っても無い事ね。 少しでも練習の機会は多くしておきたい所だし」 佐野「いいのか、りっちゃん。 午後から八雲紫ルート以外の元の世界への帰り方を探さんでも」 律子「ええ、どうせあてもないしね。 レベルアップが出来る機会があるなら、そちらを優先して選択しましょう」 佐野「他の皆は?」 レイ「あたいも動き足りないくらいだからね! 願っても無い話さ!」 ユーノ「実力アップだけじゃなく、1ボスチームの皆と交流をして交友関係を広げておくのも今後を考えればいい事だしね」 ダークドリーム「やる〜!」 水銀燈「……私もいいわよぉ。 練習で私を吹き飛ばしたあの芋を吹き飛ばし返してあげる」 剣崎「お前、その前に強引なドリブルで吹き飛ばしてたじゃないか……」
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0ch BBS 2007-01-24