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【結成!】ファイアーモリブレム37【モテナイツ】
[894]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/29(日) 11:58:12 ID:??? >C 無事に払拭できたトラウマについて 森崎「そうだ。小豆沢さんのおかげで、無事にトラウマを克服できました。ありがとうございます」 小豆沢「ああ、そういえばそんなことも言っていたね。ボール恐怖症はもう大丈夫なんだね」 森崎「はい。でも、不思議なんですよね。確かに体が固まってしまうような恐怖は無くなったんですけど、 ボールが怖いっていう感情だけはまだ残っているんです」 小豆沢「それは当たり前さ。誰だってあんなに弾丸みたいに勢い良く飛んでくるボールは怖いだろうさ。 ブロックに行くのもセービングするのも、その恐怖心があるから、 如何にして止めるべきか色々と工夫して考えることが出来るんじゃないかな」 森崎「そう言われてみればそうかもしれないですね。ボールを怖がることは決して悪いことだけじゃないんだ」 小豆沢「君の場合は、その記憶に焼きつくほどの恐怖心が逆にプラスに働く可能性もあると僕は睨んでいるね。 君があれだけ長い間シュートの恐怖に縛られていたってことは、それだけシュートの恐怖を覚えていたということだ。 シュートの軌道を記憶し、それを止めるにはどう動けばいいか。最適な行動へと素早く体を動かせるようになるかもね」 森崎「シュートを記憶…ですか」 小豆沢「何度も同じシュートを決められているようじゃ味方は生きた心地がしないだろうからね。 君のその向上心は、試合中にもかかわらずハイスピードで苦手を克服できる大きな長所だ」 森崎「俺の長所……向上心……」
[895]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/29(日) 11:59:55 ID:??? 小豆沢「君より先にドイツブンデスリーガで結果を出している若林くん。 プロ選手としては君より多くのことを経験している。君の当面のライバルだな。 彼に追いつくためにはより多くのシュートを経験し、それを止めるために思考を巡らすことが大事だ。 一度止め方を覚えることが出来れば、恐怖の記憶は絶対的自信を生む経験に変わるはずだ 世界一のGK。それは世界中のどんなシュートも記憶し、止められることが出来る選手だと僕は思うよ」 森崎「なるほど。ところで、そのシュートの止め方を覚えるにはいったいどうすれば?」 小豆沢「はっはっは。それはGKの君が一番よく分かっているんじゃないのかい? それに君はもうプロ選手なんだ。いつも周りが親切に教えてくれるわけじゃないのを知っておいたほうがいい」 森崎「自分で体で覚えろってことっすね。はは……」 自分を縛り付けていたボール恐怖症を大きな武器に変えていくことが、世界一のGKを目指すうえで重大な要素になりそうだ。 森崎は新たな課題を小豆沢から与えられたことで、目標をさらに一段大きな物へと昇華するのだった。 ※スキル『ラーニングセーブ』を習得しました。 ※必殺シュートを受けた際、同系統の必殺シュートに対する耐性が身につきます。(最大で+5)
[896]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/29(日) 12:01:20 ID:??? 小豆沢との会話を終え、屋上の階段から降りてくる森崎に声をかける影があった。 それは森崎もよく知る、彼に少なからずの好意を抱く少女である。 カタリナ「森崎さん、もう体の方は大丈夫なんですか」 森崎「あ、ああ。大丈夫だ。片付けの方はもう終わりそうなのか?」 カタリナ「はい。今は殆どの方がもうお休みになられてます。 ……あの、今日の試合はほんとうにすみませんでした」 森崎「(例の差し入れのことかな?)ああ、別に気にするなよ。 あれはアレルギーだったから食べられなかっただけで、カタリナの料理は大好きだし。 なんでフードバトルでお前を担当シェフとして引き当てられなかったんだろうなぁ。悔しいぜ」 カタリナ「そう言っていただけて少しホッとしてます。……あ、あの!」 森崎「な、なんだ?いきなり大きな声を出して」 カタリナ「あ……明日には森崎さんが自分の世界に帰ってしまうと聞いて。 明日は私たちの正騎士叙勲式が行われるんです」 森崎「そうか、残念だな。お前たちの晴れ姿を見ることはできないのか」 カタリナ「……森崎さんは私達第七小隊のために色々なことを教えて下さいました。 森崎さんが私を励ましてくれなかったら、私は今でも攻撃魔法が唱えられずに悩んでいたと思います」 森崎「そんなことはないさ。お前は強い子だ。きっと俺がいなくても苦手を克服できたはずさ」
[897]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/29(日) 12:03:23 ID:??? カタリナ「そ、そんなことありませんよ。でも、嬉しいです。ありがとうございます」 謙遜しながらも、森崎にほめられたことでカタリナはふわりと笑顔になる。 自分のことを慕ってくれる後輩の可憐な姿に、思わず森崎もつられて笑顔になる。 カタリナ「私、そんな森崎さんにお礼がしたいんです。あの……少しだけ目を閉じてもらえませんか?」 森崎「(えっ!?こ、これってひょっとしてもしなくても、もしかして……!?)」 ☆どうしますか? A 期待に胸を膨らませて目を閉じる B 一体何をするつもりなのか尋ねる C 目を閉じるふりをして薄目を開けておく D だが断る E これは合意と見てよろしいですね? けだものに変身する 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[898]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 12:10:07 ID:UL2CPl8+ C 一応警戒
[899]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 12:10:17 ID:drDPW1e+ A
[900]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 12:15:58 ID:XeFRWTbM 期待をせずに目を閉じるは無いのかw A
[901]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 12:25:42 ID:??? あー、タイミング的にそろそろカタリナの「アレ」だもんね。たしかにそれはあるかも<警戒
[902]森崎名無しさん:2012/04/29(日) 13:51:19 ID:??? ラーニングセーブつえー!
[903]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/04/30(月) 07:36:05 ID:??? >>901 例のアレがどんな形に発展するのかお楽しみに!? >>902 このスキルの真価を発揮するには、とにかく数多くのシュートを受けなければいけないのがネックですね。 それだけ森崎のセービング機会が増えて、ガッツ消費も激しくなるでしょうし。 ============ >A 期待に胸を膨らませて目を閉じる 森崎「(ついに来た。苦節20年。この俺にもついに春の足音がやってきた)」 初対面の頃は、やや陰気な女の子だと思っていたカタリナだが、 彼女と交流を深めれば深めるほど、意外と行動派で芯がしっかりしていることに気付かされたりもした。 実際のところ、彼女の本質は後者のほうだろう。彼女自身が自分に殻をかぶせ、 本心をさらけ出せていないだけなのだと、森崎は考えていた。 そしてそんな彼女に、森崎はただの後輩以上の好意を抱いているのも事実であった。 森崎「(ドラマとかだと、ここは間違いなく……アレだよな?期待しちゃってもいいんだよな?)」 高鳴る胸の音が実に心地よく、しかし舌が乾くほどの緊張を与えてくれる。 森崎は一度唾を飲み込むと、やがて訪れるであろうカタリナからの接触を素直に待つ。 だが、カタリナは特に近づくでもなく何やら小さな声で呪文の詠唱を始めた。 森崎「あ、あの……カタリナ?いったいなにを……?」 カタリナ「森崎さんの能力を高める呪文を掛けます。私からの選別です」 森崎「えっ!?(なんだよ……期待した俺が馬鹿みたいじゃないか……) だがその呪文って危険じゃないのか?」 カタリナ「大丈夫です…。私の最後のわがままだと思って言うとおりにしてください」
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0ch BBS 2007-01-24