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キャプテン森崎外伝スレ10
[299]きれぼしサッカー大決戦 ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 12:15:01 ID:??? 「人生はなるようにしかならない。だから人は復讐を夢見るのだ」 ポール・ゴーギャン
[300]きれぼしサッカー大決戦 ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 12:16:52 ID:??? オランダを圧倒し、イタリアを撃破し、王者ブラジルに勝利した日本は、奇跡のワールドユース大会初優勝の栄冠を手に入れた? はい いいえ ここから2票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。
[301]森崎名無しさん:2012/10/03(水) 12:17:58 ID:DoLo79fg いいえ
[302]森崎名無しさん:2012/10/03(水) 12:25:13 ID:dUaGKND6 いいえ
[303]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 12:29:19 ID:??? オランダを圧倒し、イタリアを撃破し、王者ブラジルに勝利した全日本は、奇跡のワールドユース大会初優勝の栄冠を手に入れた? 23人の勇者達は国内外から熱狂的な歓呼をもって迎えられ、輝かしき希望と栄光の象徴となった感さえあった。 だがしかし、誰も知らぬところで、その彼らの全てを奪わんとする企みが水面下で進展し、今まさに実行に移されようとしていた!
[304]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 12:57:02 ID:??? 東京都内のとある高校。この高校の特徴としては都内有数の進学校である事、 そして高校にしては分不相当に大きい「研究所」が備わっている事である。 この「研究所」、元々は科学部が学校から利用を許可されている実験室であり、 科学部自体も以前は他の高校、同じ文化部とほとんど変わらぬ規模の団体であった。 しかし、あるたった1人の天才女子高生が入部して以来、 彼女の研究の為だけに実験室は拡大・発展させられて棟の1階全体が彼女専用の「研究所」と化してしまった。 最近ではさらなる設備増設の為地下研究所が建設されており、既に幾つかの部屋は施工が完了している。
[305]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 13:00:28 ID:??? …すみません、いきなり間違いをしてしまいました。正しくは以下の通りです。 全日本のワールドユース大会初優勝から1年前。 東京都内のとある高校。この高校の特徴としては都内有数の進学校である事、 そして高校にしては分不相当に大きい「研究所」が備わっている事である。 この「研究所」、元々は科学部が学校から利用を許可されている実験室であり、 科学部自体も以前は他の高校、同じ文化部とほとんど変わらぬ規模の団体であった。 しかし、たった1人の天才女子高生が入部して以来、 彼女の研究の為だけに実験室は拡大・発展させられて棟の1階全体が彼女専用の「研究所」と化してしまった。 最近ではさらなる設備増設の為地下研究所が建設されており、既に幾つかの部屋は施工が完了している。
[306]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 13:06:01 ID:??? その地下研究所の一室にて。 娘「ない、ないっ」 右顔半分を髪で覆った白衣の娘が、散乱した論文の海を血眼になってかきあさっていた。 娘「たまに遅く登校したらこんな事になるなんて、実験体どもは何をしてたのよっ」 苛々と毒を吐きながら捜索を続けている娘の後ろで、ドアがそろりそろりと開き、 開いた隙間から恐る恐るといった表情で、科学部の後輩が声を発した。 後輩「あの……もうすぐ授業がはじ」 娘「分かってるわよこのじっけ…愚民!」 後輩「ひっ!」 鬼気迫る相手の威圧に見栄も体裁もなくたじろぐ後輩。 この後輩のみならず科学部に所属する数十人の男子生徒達は全く頭が上がらないでいた。 後輩「(今実験体って言おうとした?また変な薬を飲まされたりレーザーを当てられたりするのかなあ……)」 娘「授業なんかよりも、私の論文を盗んだ犯人を捕まえるための証拠捜索の方が、喫緊の事項よ! あれがあれば世界征服なんて箸の上げ下げよりたやすくなる、それ以上の事だって簡単にできる神の発見なのよ!」 後輩「(世界征服って……この人が支配する世界になったら、どうやって生きていけばいいんだろう)」
[307]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 13:17:59 ID:??? 後輩は暗澹として俯き、恐怖した。 科学部がこの白衣の娘に支配されているのは、彼女の人を人と思わない傍若無人かつ強気な性格もあるが、 それ以上に娘が並はずれた科学知識と技術を持っている事にある。 娘の発明・開発された発明品・新技術は月単位で特許認定され、 一高校に大学か研究所かと思わせるほどの設備を特許使用料で整えてしまっている。 また、東大や京大などが彼女を迎えるために激しい条件交渉を行っていて、 その過熱ぶりがテレビで取り上げられるほどの時の人でもあった。 そんな偉業と名声を抱いた若き天才科学者に、誰も対等な口をきけるはずがなかった。 後輩「あ、あの……」 娘「なにっ!?」 後輩「はっ、はい……ほ、本当に警察に通報しなくていいんですか」 娘「あれを盗んで利用できる犯人相手なんて、どうせおまわり程度じゃどうにもならないわ。 私の頭脳と執念で、必ず私自身の手で取り戻す! そして犯人を捕まえて、死んだ方がマシと思う程の罰を与えてやるわっ!!」 後輩「は、はいっ(あー、終わったな、犯人)」 逃げるように立ち去る後輩を見届けた後、入口へと走り周囲を確認して荒々しくドアを閉め、 そのままの勢いで両頬を両手でパンパンと叩いた。 娘「(落ち着きなさい、指紋や遺留品はもう確保した、盗まれた物も分かっている。 後は私の頭と発明品を使って、犯人を突きとめるだけよ、だから落ち着きなさい、紐緒結奈!)」
[308]きれぼしサッカー大決戦(仮) ◆fM2NOXdVR. :2012/10/03(水) 13:31:01 ID:??? ワールドユース大会が終了した数日後。 帰国後の様々な祝賀会も全て終わり、 日本サッカー協会に残された仕事はユースメンバーを解散させるのみとなった。 午前9時少し前、協会本館廊下。全日本ユース監督の見上と賀茂は談笑していた。 賀茂「見上監督、全日本ユース優勝おめでとさん」 見上「はは、この数日選手からもお偉方からも、会うたび会うたびそう言われる。 普段なら煙たがっていい加減にあしらうところだが、やはり」 賀茂「嬉しいんだろ、そうだろな、まぎれもない快挙だからな」 見上「ああ」 普段は謹厳で知られた見上の顔が、わずかにほころんだ。 賀茂「名実ともに日本サッカーの黄金時代到来だな。Jリーグもこれで設立決定したも同然、 優秀な若者がぞくぞくとサッカーを志すようになる。 俺達にとっても待遇面に日があたるだろうし、野球の影扱いされずに済む」 見上「まあそんな良いことばかりじゃないだろう。少なくとも色々面倒な事が今以上に増えるのは間違いない。 サッカー協会はまだまだ弱体だから、存続そのものを揺るがす大事件が起こる事さえありうる」 賀茂「そりゃそうだが、もう少しはしゃいでもいいんじゃないか? 俺なんか今でも大声で叫んでいきそうで苦しいぐらいだ」 見上「これは性分だ、仕方がない」 そう苦笑しながら2人は事務室に入り、それぞれ自分の席へ進もうとした時、封筒を持った事務員から呼び止められた。 事務員「見上さん、差出人は分かりませんが、見上さん宛てにこの封筒が送られました」
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0ch BBS 2007-01-24