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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[499]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/04(月) 10:06:28 ID:??? 森崎「(そうだ、あれからだ。負けたくない、俺が負けるということは俺が率いるもの全てが負けてしまうということに気がついたのは。 キャプテンってのはそういうことなんだ。ただ人の上に立てて偉くなっただの巧くなっただのと満足していいものじゃない。 だからあいつらは強かったんだ。キャプテンという証を身につけるものは強くなくちゃいけなかったんだ)」 負けたくない、負ける訳にはいかない。勝つ。勝って仲間と喜びを分かち合う。 キャプテンはそのための旗印なのだ。そして今、あの仮面の集団も勝ちたいという一心でここまで攻めてきたはずだ。 何度跳ね返されようとも、止められようとも諦めずに。このオーバーヘッドシュートがその勝利への執着心の塊なのだ。 森崎「(確かに俺には才能はない。この力も、全て『星のオーブ』と『リセット』の力による恩恵のものだ。 だけど俺にだって……他の奴らにだって負けない、誇れるものがあるんだ。だから……!)」 グッ…!バッ! 森崎「たとえこの腕が千切れようとも俺はボールに食らいつく!」 魔法ブーストの重さに引きずられるように、いや、導かれるように森崎は跳んだ。 リザイアの魔法により生み出された光球が森崎の握った拳を守るようにして集まり、そして弾ける。 バゴォッ! 森崎「と、止めた!」 Iローロー「な……なにィ!」 相手の生命力を奪うという魔法の力が、森崎の足りない体力を補ってくれたのだろうか。 リンダ「(いいえ、違うわ。きっと……そう、きっと森崎くんの勝ちたいって気持ちが……最後の力を振り絞らせてくれたんだわ)」 より強力な呪文を習得するためには、健全な肉体、そして精神を鍛え上げる必要がある。 チームを勝利に導かんとする尊き心。『キャプテン』として相応しい精神力が『森崎』に勝利をもたらしたのだろう。
[500]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/04(月) 10:09:08 ID:??? イスラス「…やるな」 反町「そうか……これが、これがキャプテンなんだ。自分だけじゃなく周囲にまで『勝ちたい』という勇気を与えることが出来る存在……!」 小豆沢「(彼のような存在がいる限り、日本サッカーの未来は明るい。少し……羨ましいよ)」 新田「諦めないんだあの人は。だからあの人は負けない。負けることを許されないんだ、サッカーの神様に…!」 バムッ! 早田「よく止めた森崎ィ!後は俺達にまかせときなァ!」 ボールをフォローした早田が叫ぶ。森崎の決死のダイビングパンチの姿を見て決意する。 どんなことがあろうとも必ず勝利を掴み取る。それがキャプテンに、森崎の頑張りに報いる唯一の事だろうから。 ★早田の判断→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→イスラスに任せ、自分はこのリードを守るべく守備に徹する ハート→マーガスに放り込む スペード→やや距離はあるが新田へのパスを出す クラブ→ラムカーネ「ふざけんじゃねぇ!」早田の側にいたラムカーネがタックルで迫る! JOKER→行くぜ反町!俺たちの秘密兵器を今こそ繰り出す時だ!
[501]森崎名無しさん:2012/06/04(月) 10:09:21 ID:??? ★早田の判断→ ダイヤ2 ★
[502]森崎名無しさん:2012/06/04(月) 18:40:07 ID:??? さすが魂の兄弟
[503]森崎名無しさん:2012/06/04(月) 19:05:13 ID:??? 分かってくれているな!
[504]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:05:59 ID:??? >>502 ここでダイヤ引きとは見事ですね〜 >>503 これにより万が一攻撃権を奪われても早田もブロックやクリアーに行きやすい位置に留まってくれます。 ============ ★早田の判断→ ダイヤ2 ★ >ダイヤ→イスラスに任せ、自分はこのリードを守るべく守備に徹する 姿形は瓜二つだが、人の持つ雰囲気は似ても似つかないあの二人。森崎とラムカーネ。 詳しい事情は後で話すとは言ってはいたが、早田は内心胸騒ぎを感じていた。 そしてそれは彼自身の中にある一つの記憶が原因であった。 遡ること5年前。全国中学選手権にて、前回王者の南葛中学に見事勝利し大物食いをやってのけたという 記憶上の事実とは異なる、しかしその割にはあの時の情景が今でも鮮明に思い出せるという不思議な記憶。 あのラムカーネの姿を見るたび、頭の中でちりちりとその記憶が思い起こされる。 ラムカーネ「くっくっく……苦しそうだな早田ァ。お前には見えているんだろう? あのまがい物が創りだした世界とは異なる世界。王者南葛を破った新たな英雄、早田誠を称える世界が」 背後から追走してくるラムカーネが呟く。声帯すらも瓜二つなところが不気味さを倍増させていた。 早田「(くそっ、いったいどうなってやがんだ。まだボケるには早すぎるんじゃねぇのかよ)」 初めてこのアカネイア大陸を訪れたあの日。同じく遠征に訪れた日向の口から聞かされたのは『リセット』という耳慣れない言葉だった。 日向の言い分では、そのリセットの力により森崎は多くの勝利と栄光を手に入れてきたという。 本来ならば自分たちが浴びるはずだった喝采を根こそぎ横取りし、都合のいいようにしてきたと。 早田「(あの時俺は言ってやったんだ。それがどうした。んなの今の俺らにゃ関係ないってな)」
[505]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:07:25 ID:??? もしも日向の言葉が本当だったとしても、早田には森崎に対する怒りや憎しみは湧いて来なかった。 確かにあの一戦で東一中が勝利していたら現在の周りの境遇は大きく変化していたかもしれない。 だが、今こうして紡ぎ続けている森崎との縁はその『リセット』によるものではなかろうか。 そう考えれば、たかが学生時代の一戦など棒に振っても構わない。 それ以上の充実、なにより熱い友情をこうして手に入れることが出来たのだから。 早田「(だのに何故だ。何故今更あの時の記憶がこうも頭をよぎりやがる。まさか、まさか俺は――)」 やはり後悔しているのだろうか。もしも自分にも『リセット』の力があったのなら 過去を遡ることで自分に都合の良い未来を創りだそうとしているとでも言うのだろうか。 早田「――なわけあるかよ。それに、今からだって十分バラ色の未来は作り出せるさ。 いつまでも過去にとらわれるような、ケツ穴の小さい男じゃないんだよ俺は!」 次藤へのコンプレックスに悩む自分を励まし、奮い立たせてくれた森崎。親友。魂の兄弟。 彼は変わったのだ。周囲に気を配り、キャプテンとしてチームを纏めることを第一に考えられるように変わってくれたのだ。 その彼を偽物、まがい物だと貶めるこの瓜二つの存在に対し、早田は怒りとともに哀れみを感じていた。 ラムカーネ「ちっ……お前ならどっちが真実の『キャプテン森崎』なのか見極めてくれるかと思っていたんだけどなぁ。 『魂の兄弟』の誓いだ何とかほざいてたが、所詮俺たちの絆はその程度だったってことか」 早田「……確かにお前のその素直じゃない、生意気な口ぶりは俺の知ってる森崎だよ。けどな」 キキッ!バシッ! 早田は足腰に力を込めると急ブレーキをかけて動きを止める。 ラムカーネがつんのめるようにして前に出たのを見計らい、前方へとボールを流す。 早田「俺は今を、そして未来を生きてんだ。過去のお前じゃない、今の森崎を見て、ここにいるんだよ! お前が何者かはこの際関係ねぇ。俺の『兄弟』を馬鹿にするやつは容赦しねぇ。覚悟しろこんちくしょう!」
[506]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:09:09 ID:??? ラムカーネ「(……そうかよ。結局お前も俺のことを無かったことにするのかよ。 いいぜ、お前がそのつもりなら俺にだって考えがあらぁ。 お前はいつか後悔するぜ。偽物の森崎を選んでしまったことを……いつか、必ずな!)」 早田のパスしたボールはイスラスへと渡る。ラムカーネはすぐさま彼のチェックへと切り替えた。 ラムカーネ「テメェだけは楽には潰さねぇ。俺様に楯突いた奴はな、二度と表舞台で輝かさせねぇよ。 一度でも闇のオーブの力に取り込まれたんだ。今更テメェは逃げられはしねぇんだよ!」 イスラス「ならば俺はその闇を振り切ってやる。どこまでも、どこまでもな……!」 先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。 ★イスラス→!card+ ドリブル45=★ ============ ★ラムカーネ→!card+ タックル45=★ !と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→イスラスが突破。(奇数:そのままドリブル 偶数:マーガスにアーリークロス) =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に (新田がフォロー)(小豆沢とFローローが競り合い)(Cローローがフォロー) ≦−2→ラムカーネがボールを奪う 【補足・補正】 イスラスカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4 イスラスのカードがスペードで『素早いフェイント』で+2 その他は>>10を参照してください。
[507]森崎名無しさん:2012/06/06(水) 14:11:35 ID:??? ★イスラス→ ハート9 + ドリブル45=★
[508]森崎名無しさん:2012/06/06(水) 14:13:45 ID:??? ★ラムカーネ→ ハート3 + タックル45=★
[509]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:58:52 ID:??? ★イスラス→ ハート9 + ドリブル45+(高速ドリブル+4)=58★ ★ラムカーネ→ ハート3 + タックル45=48★ 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→イスラスが突破。そのままドリブル。 ============ イスラス「(この下郎が言うように、確かに俺は一度あの暗黒の力に飲み込まれた)」 誰よりもかけっこが速くなりたい。幼い子供なら一度は願わずにはいられない純粋な願いである。 しかし、イスラスにとってその願いは過去に深く心を傷付けられた重大なキーワードでもある。 目の前でトラックに跳ね飛ばされる友人。あのとき自分が後少しでも速ければ。彼に追いつけるほどのスピードを持っていれば。 その時の後悔はイスラスに無意識に力を求める性格を植え付けさせた。誰よりも速く、速く、駆け抜けられる速さを欲した。 そして彼もまた他の仮面の男たちと同様に、その夢を叶えるための契約を結んだのである。 イスラス「(だが、俺の求めた速さは違う。他人を引きずり下ろすことで自分が速くなったと錯覚させられただけだった。 こんな力じゃ俺は何時まで経ってもアイツに追いつけやしねぇ。あの『光の速さ』のように駆け抜けるアイツの足には…)」 自らの右脚で踏み割ったあの仮面は笑っていたように思えた。やはり走る分にはあの仮面は邪魔すぎる。 自分はより速く、気持よく走ることを望んでいるのだ。やはり風を顔で感じることで、今自分は走っているのだと強く実感できる。 ラムカーネ「馬鹿なやつだ。その仮面は闇のー部に蝕まれた精神を守ってくれるのさ。俺の忠実に指示を聞き入れ理解できるようにな。 それをテメェは捨てやがった。俺に支配されるというありがたさを自ら放棄しやがった!」 イスラス「今度は王様気取りかよ。滑稽なキャプテンがいたものだ。 今に見てろよ。俺以外にも必ずテメェの傲慢な支配から逃げ出す奴がいるはずだ」 ラムカーネ「逃げられねぇよテメェは。いくら速く走ったって、いつかは追いつかれる! 既に全身に痛みが回り始めているはずだ。仮面を失ったその不完全な肉体が悲鳴を上げるぞ!」 イスラス「……追いつかれるものかよ。どこまでも……振り切ってやる!」
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0ch BBS 2007-01-24