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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[503]森崎名無しさん:2012/06/04(月) 19:05:13 ID:??? 分かってくれているな!
[504]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:05:59 ID:??? >>502 ここでダイヤ引きとは見事ですね〜 >>503 これにより万が一攻撃権を奪われても早田もブロックやクリアーに行きやすい位置に留まってくれます。 ============ ★早田の判断→ ダイヤ2 ★ >ダイヤ→イスラスに任せ、自分はこのリードを守るべく守備に徹する 姿形は瓜二つだが、人の持つ雰囲気は似ても似つかないあの二人。森崎とラムカーネ。 詳しい事情は後で話すとは言ってはいたが、早田は内心胸騒ぎを感じていた。 そしてそれは彼自身の中にある一つの記憶が原因であった。 遡ること5年前。全国中学選手権にて、前回王者の南葛中学に見事勝利し大物食いをやってのけたという 記憶上の事実とは異なる、しかしその割にはあの時の情景が今でも鮮明に思い出せるという不思議な記憶。 あのラムカーネの姿を見るたび、頭の中でちりちりとその記憶が思い起こされる。 ラムカーネ「くっくっく……苦しそうだな早田ァ。お前には見えているんだろう? あのまがい物が創りだした世界とは異なる世界。王者南葛を破った新たな英雄、早田誠を称える世界が」 背後から追走してくるラムカーネが呟く。声帯すらも瓜二つなところが不気味さを倍増させていた。 早田「(くそっ、いったいどうなってやがんだ。まだボケるには早すぎるんじゃねぇのかよ)」 初めてこのアカネイア大陸を訪れたあの日。同じく遠征に訪れた日向の口から聞かされたのは『リセット』という耳慣れない言葉だった。 日向の言い分では、そのリセットの力により森崎は多くの勝利と栄光を手に入れてきたという。 本来ならば自分たちが浴びるはずだった喝采を根こそぎ横取りし、都合のいいようにしてきたと。 早田「(あの時俺は言ってやったんだ。それがどうした。んなの今の俺らにゃ関係ないってな)」
[505]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:07:25 ID:??? もしも日向の言葉が本当だったとしても、早田には森崎に対する怒りや憎しみは湧いて来なかった。 確かにあの一戦で東一中が勝利していたら現在の周りの境遇は大きく変化していたかもしれない。 だが、今こうして紡ぎ続けている森崎との縁はその『リセット』によるものではなかろうか。 そう考えれば、たかが学生時代の一戦など棒に振っても構わない。 それ以上の充実、なにより熱い友情をこうして手に入れることが出来たのだから。 早田「(だのに何故だ。何故今更あの時の記憶がこうも頭をよぎりやがる。まさか、まさか俺は――)」 やはり後悔しているのだろうか。もしも自分にも『リセット』の力があったのなら 過去を遡ることで自分に都合の良い未来を創りだそうとしているとでも言うのだろうか。 早田「――なわけあるかよ。それに、今からだって十分バラ色の未来は作り出せるさ。 いつまでも過去にとらわれるような、ケツ穴の小さい男じゃないんだよ俺は!」 次藤へのコンプレックスに悩む自分を励まし、奮い立たせてくれた森崎。親友。魂の兄弟。 彼は変わったのだ。周囲に気を配り、キャプテンとしてチームを纏めることを第一に考えられるように変わってくれたのだ。 その彼を偽物、まがい物だと貶めるこの瓜二つの存在に対し、早田は怒りとともに哀れみを感じていた。 ラムカーネ「ちっ……お前ならどっちが真実の『キャプテン森崎』なのか見極めてくれるかと思っていたんだけどなぁ。 『魂の兄弟』の誓いだ何とかほざいてたが、所詮俺たちの絆はその程度だったってことか」 早田「……確かにお前のその素直じゃない、生意気な口ぶりは俺の知ってる森崎だよ。けどな」 キキッ!バシッ! 早田は足腰に力を込めると急ブレーキをかけて動きを止める。 ラムカーネがつんのめるようにして前に出たのを見計らい、前方へとボールを流す。 早田「俺は今を、そして未来を生きてんだ。過去のお前じゃない、今の森崎を見て、ここにいるんだよ! お前が何者かはこの際関係ねぇ。俺の『兄弟』を馬鹿にするやつは容赦しねぇ。覚悟しろこんちくしょう!」
[506]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:09:09 ID:??? ラムカーネ「(……そうかよ。結局お前も俺のことを無かったことにするのかよ。 いいぜ、お前がそのつもりなら俺にだって考えがあらぁ。 お前はいつか後悔するぜ。偽物の森崎を選んでしまったことを……いつか、必ずな!)」 早田のパスしたボールはイスラスへと渡る。ラムカーネはすぐさま彼のチェックへと切り替えた。 ラムカーネ「テメェだけは楽には潰さねぇ。俺様に楯突いた奴はな、二度と表舞台で輝かさせねぇよ。 一度でも闇のオーブの力に取り込まれたんだ。今更テメェは逃げられはしねぇんだよ!」 イスラス「ならば俺はその闇を振り切ってやる。どこまでも、どこまでもな……!」 先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。 ★イスラス→!card+ ドリブル45=★ ============ ★ラムカーネ→!card+ タックル45=★ !と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→イスラスが突破。(奇数:そのままドリブル 偶数:マーガスにアーリークロス) =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に (新田がフォロー)(小豆沢とFローローが競り合い)(Cローローがフォロー) ≦−2→ラムカーネがボールを奪う 【補足・補正】 イスラスカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4 イスラスのカードがスペードで『素早いフェイント』で+2 その他は>>10を参照してください。
[507]森崎名無しさん:2012/06/06(水) 14:11:35 ID:??? ★イスラス→ ハート9 + ドリブル45=★
[508]森崎名無しさん:2012/06/06(水) 14:13:45 ID:??? ★ラムカーネ→ ハート3 + タックル45=★
[509]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 14:58:52 ID:??? ★イスラス→ ハート9 + ドリブル45+(高速ドリブル+4)=58★ ★ラムカーネ→ ハート3 + タックル45=48★ 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→イスラスが突破。そのままドリブル。 ============ イスラス「(この下郎が言うように、確かに俺は一度あの暗黒の力に飲み込まれた)」 誰よりもかけっこが速くなりたい。幼い子供なら一度は願わずにはいられない純粋な願いである。 しかし、イスラスにとってその願いは過去に深く心を傷付けられた重大なキーワードでもある。 目の前でトラックに跳ね飛ばされる友人。あのとき自分が後少しでも速ければ。彼に追いつけるほどのスピードを持っていれば。 その時の後悔はイスラスに無意識に力を求める性格を植え付けさせた。誰よりも速く、速く、駆け抜けられる速さを欲した。 そして彼もまた他の仮面の男たちと同様に、その夢を叶えるための契約を結んだのである。 イスラス「(だが、俺の求めた速さは違う。他人を引きずり下ろすことで自分が速くなったと錯覚させられただけだった。 こんな力じゃ俺は何時まで経ってもアイツに追いつけやしねぇ。あの『光の速さ』のように駆け抜けるアイツの足には…)」 自らの右脚で踏み割ったあの仮面は笑っていたように思えた。やはり走る分にはあの仮面は邪魔すぎる。 自分はより速く、気持よく走ることを望んでいるのだ。やはり風を顔で感じることで、今自分は走っているのだと強く実感できる。 ラムカーネ「馬鹿なやつだ。その仮面は闇のー部に蝕まれた精神を守ってくれるのさ。俺の忠実に指示を聞き入れ理解できるようにな。 それをテメェは捨てやがった。俺に支配されるというありがたさを自ら放棄しやがった!」 イスラス「今度は王様気取りかよ。滑稽なキャプテンがいたものだ。 今に見てろよ。俺以外にも必ずテメェの傲慢な支配から逃げ出す奴がいるはずだ」 ラムカーネ「逃げられねぇよテメェは。いくら速く走ったって、いつかは追いつかれる! 既に全身に痛みが回り始めているはずだ。仮面を失ったその不完全な肉体が悲鳴を上げるぞ!」 イスラス「……追いつかれるものかよ。どこまでも……振り切ってやる!」
[510]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 15:03:11 ID:??? ビュンッ!ギュンッ!シュパアッ! 足の回転を上げて、左右への激しい揺さぶりを織り交ぜる。 ビクトリーノのスピードが『直線的』ならば、イスラスのスピードは『変則的』と言えるだろう。 ビクトリーノ「直線の短距離走なら俺のほうが速いが、トラックコースだったら……ギリギリ俺の勝ちかな?」 口では強がっていたものの、曲がるときに減速しないあの足の驚異的な回転はビクトリーノには無いものだった。 ビクトリーノ「(さらに相手を幻惑させるブレーキングもうまいんだよな。まぁ単純なスピードならまだまだ俺のほうが上だけど)」 ラムカーネ「(うぎぎ……どいつもこいつも……俺の邪魔をしやがって……ゆ、許せねぇ…… それだけ走れるくらいの才能を持ちながらさらに力を求めるその図々しさが許せねぇ……!)」 闇のオーブの力に頼らなければとても一流の世界などには食い込めない自分の境遇が憎らしい。 こんなの間違っている。自分が最も努力をしているはずなのに。周りの人間はみんな他の存在を褒め称える。 憎たらしい。許せない。才能を持つ存在が許せない。自分より優れた存在が許せない。 ラムカーネ「(なんでだよ……これじゃあ俺が今までやってきたことがバカみてぇじゃねぇか……! 一体何のために……奴らの性格を歪めてまで……それでも俺は……頂点に立てねぇってのか……!!!!!!)」 徐々に離されていくイスラスの背中を恨めしそうに睨むことしかできなかった。 自分が中心に立ち、輝けるために。様々な画策を練ってきたはずなのに。 結局は才能に優れた者に自分は蹴落とされていくしかないのか。そしてそれが『森崎有三』の運命だとでもいうのか。 ラムカーネ「違う……こんなの間違ってるんだ……認めねぇ……俺は絶対に認めねぇ……」 ガーネフ「(いかん、そろそろ魔力で構築した肉体が限界を迎える時間か。 しかし……お主のその苦しみを理解できる者は残念ながらおらぬな。この儂以外にはな……)」
[511]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 15:04:28 ID:??? 恵まれぬものにしか分からない苦しみがある。嫉妬という醜い表現だけで押し固められてしまうには収まらないほどの葛藤があるのだ。 そしてその悲しみや欲望は闇のオーブでさえも簡単には取り除いてはくれない。 だからもっと、もっと自分たちと共感できる『駒』を増やして行かなければならないのだ。 イスラス「(あの女店員からもらった『痛み止め』がこんな形で役に立ってくれるとはな。 ……だが、もしも奴の言葉が本当ならこの試合が終わる頃には……いや、今はこの試合に勝つことだけを考えろ)」 さらにスピードを上げて相手陣営へ切り込んでいくイスラス。それを止めに走るのはCローローとAローローだ。 Cローロー「よくも……よくも森崎を!お前は俺が止めてやる!」 Aローロー「ふむ、また君か。悪いが君の動きは既に見切らせてもらったよ」 イスラス「(こいつらも奴の甘い言葉に乗せられているだけなのだろうか。だとしたら……可哀想な連中だ)」 あんな力に頼らずとも強くなることを諦めなければ必ず結果は後からついてくるはずだとイスラスは考える。 だが、彼は知らない。同じく恵まれた才能が無い者だからこそラムカーネに付き添おうとする存在がいることを。 これは彼に才能があるがゆえの無知だった。そしてその存在は仮面でその心を隠し目の前に立ちはだかる。
[512]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/06(水) 15:06:09 ID:??? 先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。 ★イスラス→!card+ ドリブル45=★ ============ ★Cローロー→!card+ タックル43= Aローロー→!card+ タックル44=★ !と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→イスラスが突破。(奇数:まだまだドリブル 偶数:新田にパスしPA内に切りこむ) =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に (小豆沢がフォロー)(反町とBローローが競り合い)(Dローローがフォロー) ≦−2→闇の軍団がボールを奪う 【補足・補正】 イスラスの『倍速ドリブル』でドリブル時相手の人数補正を無効化 イスラスカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4 イスラスのカードがスペードで『素早いフェイント』で+2 Cローローのカードがダイヤ・ハートで『シャドータックル』で+4(吹っ飛び2) その他は>>10を参照してください。
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0ch BBS 2007-01-24