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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[619]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/22(金) 15:00:12 ID:??? 森崎「オグマが一緒に来てくれるなら心強いぜ。よーし、一気に突っ切るぞ!」 城下町の警護に向かった騎士団たちの活躍で、徐々に火の手は抑えられてはいるが、 まだマルスの無事が確認できてないうちは安心できない。 森崎はシーダ、オグマを引き連れて玉座の間へと続く庭園を抜けていく。 シーダ「ついたわ。ここの窓から玉座の間の横へと出られるはずよ」 オグマ「姫、下がっていてください。……つあっ!!」 ズシャッ!バリィーーーーーン!! 森崎「よし、突入だ!マルス、みんな!無事かーーーっ!?」 大型の窓を叩き割り、森崎たちは強引に部屋の中へ雪崩れ込む。 そこにいたのはマルスとクリスを始めとする第七小隊の面々。どうやら全員無事なようだ。 だが、まだ賊たちとの戦いの最中らしく、周囲には戦いの跡が生々しく残っていた。 シーダ「マルス様!マルス様ー!」 マルス「シーダ、よかった。無事だったんだね」 森崎「ふう、どうやら間に合ったみたいだな。やれやれだぜ」 マルス「森崎!君も無事だったのか。よかった」 森崎「しかし、こんなに大量の賊の侵入を許すなんて、城の兵士たちは何をしていたんだ? いくら宴の後だからって気を緩みすぎだっての!」 アイネ「それは……賊の手引をした者がいたのです。 城の兵士たちは薬を盛られ、身動きを取れなくされてしまって…」
[620]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/22(金) 15:01:23 ID:??? 森崎「なるほど、相手にも中々の策士がいるようだな。(昔の俺も好んでいた策略だぜ) それで、その手引きしたスパイ野郎はどこにいやがるんだ?」 クリス「森崎さん危ない!離れて!」 森崎「へ?」 自分の鼻先を紫炎が通り過ぎる。思考が途切れかけたのは鼻の周りを包む焦げ臭い匂いだけではなかった。 この炎を浴びせてきた者。それはつい先程、自分に餞別の強化呪文を唱えてくれたあの少女。 森崎「おい、嘘だろ。そんなこと……あるはずが……」 改めて周囲の戦いの跡を見回す。その中心に立つ見慣れた少女。 森崎を理想の軍師だと言い、憧れの感情で慕ってきてくれたあの娘が氷のような冷たい表情で立っていた。 森崎「カタ……リナ……」 アイネ「……残念ですが私はカタリナではありません。とある『組織』から差し向けられた『刺客』です。 催眠魔法をかけたはずなのですが、こんなに早く復帰するなんて。さすがは森崎さんですね」 森崎「おい待てよ。何かの冗談だろ?カタリナがマルスを暗殺しようとする刺客…!?」 オグマ「(新人騎士にしては明らかに浮いた実力。なるほど、そういうことだったのか……)」 シーダ「カタリナ、馬鹿な真似はやめて!何かわけがあるのでしょう?あなたのような優しい娘が……こんなこと!」 アイネ「シーダ様……短い間でしたが、こんな私に優しくしてくださって感謝しています。 でも、これで分かったでしょう?私は優しくなんてない、ただ忠実に命令をこなす人形のような存在なんですよ」 表情を一切変えずに淡々と喋るその姿は確かに人形、それも背筋が凍るほどの不気味な美しさを放つものだった。 それでもシーダは首を横に振り、必死の説得を試みる。
[621]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/22(金) 15:03:01 ID:??? シーダ「聞いてカタリナ。あなたがその組織に何らかの理由で縛られているのだとしたら…! 私にできることならなんでもするわ。だからお願い、剣を引いて!」 アイネ「……残念ですがそれはできません。だって、それはシーダ様では絶対にできないことでしょうから」 シーダ「そんなことないっ!確かに私は頼りないかもしれないけれど……私はあなたのことを大切に思っているの!」 もしも妹がいたらきっとこんな風に楽しかったのだろう。彼女と一緒に料理を作った数日間の思い出を胸に、シーダは叫ぶ。 アイネ「……私の目的があなたのこの世で一番大切な存在を消してしまうことだとしてもですか?」 シーダ「!?」 アイネ「私がこの騎士団に潜入した目的。それは英雄王ことマルス王子の暗殺。それだけです。 あなたに出来ますか?私を組織のしがらみから解き放つのと引換に、それが出来るのですか?」 シーダ「…………っ」 アイネ「それでいいんですシーダ様。だからあなたは……全力で大事なものを守るために私を倒してください。 もっとも……私も全力で任務を遂行するつもりです。それが私の許された唯一の生きがいなんですから……」 シーダ「カタリナ……こんな、こんなことって……」 全て彼女の言うとおりだった。マルスを。最愛の人を失うことと引換にすることなどできないことを見透かされている。 悔しい。呆気無く陥落する自分の意思の弱さが憎らしい。心を折られ、観念したようにシーダは引き下がる。 クリス「カタリナ。私達、もう戦うことしかできないの?どちらかが倒れることでしか解決できないことなの?」 アイネ「……もう何も言わないでください。私の任務に与えられた時間をこれ以上消費するわけにはいかないんです」 カタリナ、いやアイネは素早く森崎たちと距離を取ると再び数人の手下たちに徒党を組ませて攻撃を仕掛けてくる。
[622]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/22(金) 15:04:51 ID:??? マルス「……森崎。とにかく今はこの場を切り抜けることを考えよう。 賊の半数は退けたが、まだ相当の数が残っている。部隊を分け、それぞれ掃討に当たらせるんだ」 森崎「くっ……これこそ悪い夢であってくれよ。なんでだよ、なんでアイツが……」 もはや振りかかる火の粉を払うには戦う以外に道はない。 先ほどの悪夢以上の絶望感に包まれながら、 森崎はつい数時間前まで信頼していた少女が率いる部隊を倒すことを強いられる。 ・今回の戦場パートの任務一覧 @サムシアン残党(斧、剣使いが多い) Aアイネ暗殺隊(剣、魔法使いが多い) ☆どうしますか? A 森崎がメンバーを振り分ける(2つの部隊を自由に振り分けることができます) B 誰かに任せる(部隊分けはカード判定になりますが任命したキャラが指揮レベルを持たない場合+1されます) ※Bの場合は誰に任せるかを下記の中から一人選択してください。 【クリス・ルーク・ロディ・ライアン・セシル・マルス・シーダ・オグマ】 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[623]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 15:09:26 ID:??? 指揮持ってるの誰だっけ?
[624]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 15:14:04 ID:??? http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1330697804/44 を見る限り、ルークとライアン以外は持ってる
[625]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 15:28:48 ID:GFatuU5c じゃあ Bライアン 死んでも助かる今のうちに
[626]森崎名無しさん:2012/06/22(金) 15:41:01 ID:nDUnFulQ B ライアン
[627]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/24(日) 09:05:32 ID:??? >Bライアン 森崎「ライアン、ここはお前に部隊編成を任せる!」 ライアン「え…!?ええっ!?」 クリス「ちょ、ちょっと森崎さん!よりによってこんな一大事に指揮経験のないライアンに任せなくても!」 森崎「こんなときだからだよ。お前はもう一人前の正騎士なんだろ? だったら義務を全うするんだ。お前なら出来るって俺は信じているぞ」 マルス「(カタリナが賊の間者だという事実を前にしても、あくまでも冷静に、 仲間の成長の一過程として捉える君の戦術眼はある意味恐ろしいよ)」 つい先程まで信頼しあっていたはずのカタリナの裏切り。 その事実を迅速に受け入れ、そして対峙することを選んだ森崎にマルスは驚いていた。 マルス「(駄目だな僕は。心のなかでまだどこか覚悟を決めかねている。 彼女は本当に僕達を裏切るためだけに、あの笑顔を振りまいていたというのか? 僕やシーダ、第七小隊の仲間との信頼を得るためだけに、今までずっと……)」 何か事情があるのではないか?それを改善できる手段がどこかにあるのではないか? 現時点で互いの主張が相容れない今、分かり合う事ができないことはマルスもよく分かっている。 それでも。相手への信頼を全て断ち切った瞬間、絆は。彼女との繋がりが消えてなくなってしまうように思えたのだ。 ライアン「わ…分かりました。この正騎士の勲章にかけて、僕が皆さんを纏めあげて見せます!」 一度は見捨てられかけた森崎からの期待の言葉に胸を膨らませ、ライアンはその小さな体に見合わない大きな声で指示を出す。
[628]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/06/24(日) 09:08:03 ID:??? ★@サムシアン残党→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→森崎・クリス・セシル・ライアン ハート→マルス・シーダ・オグマ・ライアン スペード→ライアン・森崎・ルーク・ロディ クラブ→ライアン・森崎・マルス・シーダ JOKER→ふと天井を見上げるライアン。巨大なシャンデリアが目に留まる。…ちょうど真下に敵軍がいるぞ…
[629]森崎名無しさん:2012/06/24(日) 09:12:18 ID:??? ★@サムシアン残党→ ダイヤ7 ★
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0ch BBS 2007-01-24