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【本当の】ファイアーモリブレム38【偽物】
[914]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 01:39:59 ID:??? >>912 原作でカバーできない情報の補完のための選択肢なのでそこまでの重要さは無いです。すみません… 実際はどんな両親だったんでしょうね。弱気なところもあれど、 いざというときは勇気を振り絞れる男なのでなかなか良い教育をしていたのではないかと個人的には思いたいです。 =========== >A 小さい頃から俺のことをやけに気をかけてくれた優しい両親だったな 森崎「小さい頃から俺のことをやけに気にかけてくれた優しい両親だったな」 特に兄弟もなく、一人っ子だった森崎は両親の愛情を一心に受けて育った。 そのおかげか時折ワガママな一面もあり、困らせてしまったこともある。 森崎「(俺がプロと契約したときなんか腰を抜かして、でも手を叩いてはしゃいで喜んでくれたっけ)」 ドイツという不慣れな土地に旅立つときも、何度も持ち物をチェックしてくれたりと 少々うっとおしく感じるくらいに森崎のことを気遣う父親。 チームメイトと折り合いがつかず荒れながら家に帰った時、涙を流しながら慰めてくれた母親。 思い返せば、彼らが支えてくれたからこそ今の自分があると実感できる。 それこそ両親だけじゃない。学生時代に部活動に集中できたのは先生のおかげだし、 なによりもアカネイア大陸での冒険はいつも同盟軍の仲間たちとの協力で成り立っていたことだった。 森崎「……だよな。どんなにキツイ戦いだって力を合わせれば……なんとかなるはずなんだ」 優勝の望みが掻き消えそうになり、弱気になりかけていた心が少しずつ明るさを取り戻してくる。 少なくとも、先程までの絶望は無い。シェスターたちが怪我を治し、帰ってきてくれればきっとまた戦える。 諦めないことだけは昔から得意だったのだ。この誰にも譲れない性分も 自分を徹底的に甘やかしてくれた両親のおかげなのかもしれないと思った時、森崎は思わず吹き出した。 シュナイダー「その様子なら、家族とはうまくいっていたみたいだな。…正直少し羨ましい」 若林「俺たちなんか問題抱えまくりだったからな。まぁ、今となってはそのことすら誇れたりするけどな」
[915]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 01:42:10 ID:??? えっへんとふんぞり返る若林。彼の立派な体格が、更に大きく膨らんだかのように思えるほど、その言葉は自信に満ちていた。 若林「にしても昔はいろいろあったよな。俺と4対1で喧嘩したこと、まだ覚えてるか」 森崎「忘れもしないさ。あの時はよくもやってくれたなこの野郎」 シュナイダー「な、なにィ?若林とケ、ケンカだと?ちょっとその話聞かせてくれないか」 森崎「ああいいぜ。こいつはホント傑作だから。遡ること今から10年前……」 周囲からは気弱な少年というイメージを押し付けられていた森崎のまさかの下克上人生に シュナイダーは時折目を白黒させて、でも最後の最後まで興味深く話を聞いてくれた。 若林「でも気になってることが一つだけあるんだよ。どうしてお前はそこまでキャプテンになりたかったのか」 森崎「え?」 若林「俺からレギュラーを奪いたかったって気持ちはわかるぜ。折角代表に選ばれたからには試合に出たいのは誰だって同じだからな。 だが、あの頃のお前は言っちゃ悪いが異常に思えた。どうしてそこまで『キャプテン』の座に執着してたんだ?」 ☆どうしますか? A キャプテンになれればお前や翼のようなスゴイ選手になれると思っていたから B キャプテンになれれば皆が俺のことを認めてくれると思っていたから C キャプテンになれればレギュラーも安泰だと思っていたから D キャプテンになれれば嫌いなお前や翼を見下せると思っていたから E ……俺にもよくわからない。でも、俺はただサッカーが好きだったんだと思う 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[916]森崎名無しさん:2012/07/14(土) 01:48:03 ID:fc45aU+Q B 森崎、実は承認欲求強いほうなんじゃないかと思う。栄光と賞賛を意外と求めてるよね。
[917]森崎名無しさん:2012/07/14(土) 02:00:41 ID:vx9AUvqs B
[918]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 02:35:08 ID:??? >B キャプテンになれれば皆が俺のことを認めてくれると思っていたから 森崎「それは……キャプテンになれれば皆が俺のことを認めてくれると思ったから」 若林「認めるって……誰が」 森崎「だから……城山監督や、その……お前や翼に。 ずっと俺のことを下手くそだと見下してきた奴を見返せると、そう思ってたんだよ」 若林「……そっか。なるほどな。俺とお前の食い違いはそこから始まってたんだ」 森崎「え?」 若林「今更言っても信じちゃもらえんと思うが、俺はお前のことを見下した覚えはない。 むしろ共感していた。どれだけ周りから罵られようともナニクソと立ち上がるお前の姿は…… 自分の思うような結果が出せないとすぐに投げ出していた俺には無かったものだったから」 シュナイダー「(若林のハングリー精神は森崎の影響で養われたものだというのか?)」 若林「俺が怪我してチームの離脱を余儀なくされた時も、お前ならゴールを任せられると思っていたんだ。 ……まぁあの時は控えのキーパーはお前だけだったからそう考えるしかなかったんだけどな。 背番号1。正GKの証の番号もお前から奪うつもりなんてこれっぽっちも無かったんだから。 だけど、結局俺の気持ちはお前に届くことはなかった。俺や、周りの態度がお前を追い詰めてしまっていたのか」 森崎「若林……」 若林「お前のこと、ようやく少し分かった気がする。いや、今まで分かった気になっていたんだよな。 こうして話をしてなきゃ一生分からなかったことだったと思う。 改めて言いたい。お前こそ真の『SGGK』(スーパーがんばりゴールキーパー)だってな」
[919]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/14(土) 02:36:33 ID:??? シュナイダー「SGGK…若林。お前の通名でもあるそれは……」 スーパーグレートゴールキーパー。PA外からのシュートは絶対に許さない、東洋の守護神の証でもある称号。 スーパーがんばりゴールキーパー。どんな苦境でも決して諦めず、勝利を目指しチームを一番底から支える称号。 似ているようで少し違う。だけれども、それはゴールという最後の砦を守るに相応しい二つ名であることに変わりはない。 森崎「……なんじゃそりゃ。センスがないにも程が有るぜ。というか正直馬鹿にしてるだろ、そのあだ名」 若林「なにを言うか。俺と同じ、いや、あえて平仮名の頭文字を象った特別な称号だぞ。ありがたく受け取れ」 森崎「だーかーらー!その傍若無人な態度がむかつくから俺はお前のことが昔から嫌いだったんだー!」 若林「だからってうちの犬に落書きしたり汚いことしていいことにはならんぞ!」 森崎「汚いのはそっちだろうが!4人がかりで俺を取り囲んだこと、俺は一生忘れないぞ!」 若林「いいだろう、もうあの時の俺とは違う。ケンカ100段の実力とくとその身に味わわせてやらァ!」 森崎「上等ー!上等ー!表出ろコラァ!そのペタリハンドみたいなパンチで俺に勝つには一万光年早いっての」 若林「一万光年は距離だボケナスが!ちょっとはサッカーだけじゃなく一般常識も身に付けたらどうなんだお前は」 森崎「なにおー!」 若林「なにおー!」 シュナイダー「……漫才コンビSGGKでも名乗ったらどうなんだ、お二人さん」 シュナイダーが半ば呆れ、だが自分にも彼らのような本音でぶつかり合えるような友がいた事を思い出していた。 シュナイダー「(カルツ、どうしてるかな。俺がハンブルガーを去ったことをお前は快く思わなかっただろうが… いつか。いつかこの二人のように笑い合いながら語り合える日が来ればいいな)」 あの頃にはもう戻れない。でも、あの頃の日々は決して色あせること無く今の自分たちを輝かせている。 そう願わずにはいられなくないほどに、シュナイダーは森崎と若林が眩しく思えた。 それはまるで沢山の星々が燦々と光を放つがごとく。今自分たちに迫り来る闇を払ってくれると。 次スレ↓ 【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1342200894/l50
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0ch BBS 2007-01-24