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【混迷からの】Another-CU_3【脱出】
[808]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 19:05:18 ID:??? 三杉「なるほど…まあこれなら僕が説明出来るし、問題は無いだろう。 ありがとう、一応このメモは君が保管していてくれ。」 メリー「分かりました。」 そうこうしている間に二人はグラウンドへ到着した。 既にメンバーは全員グラウンドへ集合しており、それぞれ思い思いにアップしている。 今日はウォーキングではなくボールを扱う練習の日ゆえに、やる気十分と言った所だろうか。 三杉「みんな、ちょっと集まってくれ!」 新田「あっ、三杉さんお疲れ様です。 ……って、あれ?」 ブンナーク「なっ、なにぃっ!? なぜ美少女を連れて現れる!」 レントゥルス「うっわっ、誰その子、かっわいーーーー! ヘイヘイ、チャオ・ベッラ〜!」 ダラピッコラ「バッカ、落ち付けヴェネチアーノ、まずは名前だろjk? ィル・ミオ・ノーマ・エ・ロマーノ、ィル・スオ・ノーマ?」 三杉「…………」 フゥ・・・ どうやら元々あったやる気は別の方向へ置換されてしまったようである。 このような状況において、三杉はキャプテンとして窘(たしな)めなければならない所だが… しかし『彼らが色めき立つのも無理はない』と思う気持ちも否定できなかった。
[809]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 19:09:22 ID:??? それは自分の横に一歩下がって立っている少女、即ちマエリベリー・ハーンの容姿のせいだった。 三杉の考える一般的な女子の容姿と比べ、彼女のそれはかなり優れた所に位置しているように見える。 …あくまで三杉の考える基準なのではあるが、少なくとも三杉は既に心に決めた相手(弥生)がおり、 その分だけ他の男よりもニュートラルな目線で見る事が出来ている筈である。 三杉(…その点を考えても、少なくとも容姿が悪いと感じる人はいなさそうかな。 こうチヤホヤされていても動じている気配が無いし。) チラリと横目で確認したが、メリーの表情には照れや戸惑いが見られなかった。 ついでに言えばウンザリした様子でも喜んでいる様子でもない。 こういう種の反応をする人間に、三杉は一人心当たりがあった。 三杉(…ま、それはそれとして。) ☆ 取り敢えずこの騒ぎをどうしようか? A 紹介は後、サッサと練習練習! B 名前と役職だけ紹介して練習に入る。 C 折角だからここは質問タ〜イム D ってか、もう今日は練習やめてひたすらメリーをチヤホヤしようず(要10票) E つーか、もはやメリーと結婚したい(要10票) F 浮気くらいならしてみたいかも…? ハッ、僕は何を考えてるんだ。 [3]票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[810]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:10:20 ID:8N6kSTkU B
[811]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 19:10:58 ID:??? 一旦これだけ… ちょいと現実逃避投下でした。
[812]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:12:27 ID:5/I05VPY BブンナークがDFの補助、わかるわかる
[813]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:13:11 ID:FFq6chFM B
[814]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:18:56 ID:??? G ハーン……アンコーナに屈強な兄弟がいるというが、関係者かな?
[815]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 19:40:22 ID:??? >>814 残念! 世界が違う!
[816]森崎名無しさん:2012/07/03(火) 21:13:49 ID:??? >>815 デスヨネー てか、関係あったらイヤだw
[817]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 22:33:13 ID:??? > B 名前と役職だけ紹介して練習に入る。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(まっ、考えずとも決まっているよな…。) ヤレヤレ チヤホヤと注目されている時に戸惑いもせず、喜ぶ素振りも見せず、まして媚びるような反応もない。 かと言って不機嫌さが表に出て来ている様子もく、ただ変わらず口許だけで微笑みを湛えている。 …ハッキリ言ってしまえば、恐らく彼女はこの状況に無関心に違いなかった。 三杉がそう確信するには理由がある。 このようなマエリベリーの反応に似た対応をする人物を知っていたからである。 それはつまり…… 三杉(そう、僕だ。) このように不特定の異性達に騒がれても特に優越感を持てる訳でないと知っている… 幼少時からそれなりに馴れた状況であり、今更戸惑いも困惑もない。 状況を利用する事を考えるでもなければ、敢えて媚びたり喜んだりする必要もない。 …つまりはモテのエリート。 三杉の感じる所では、きっとマエリベリーはそういう境地に達してしまっていると思われた。
[818]アナカン ◆lphnIgLpHU :2012/07/03(火) 22:35:29 ID:??? 三杉「(もしこの中の誰かと彼女の間に赤い糸があったとしても、この状況が長引けば絡んで千切れてしまうな…) みんな、紹介する。 こちらはマエリベリー・ハーンさん。 今日から僕達のチームのマネージャーだ。」 イエーーーーィッ!! イエス!! イエス!! 宜しくーーー! 三杉がメリーの名前を紹介するたび、マネージャーだと言うたびに上がる歓声。 予想出来たとはいえこれには三杉も堪えた。 三杉「イライラ(うるさいなあ…)まあ皆が騒ぐ気持ちも解らないでもないが、もう練習の時間だ… 先ずは気持ちを入れ替えろ。 そして彼女の事が気になるなら、自分の自由な時間を費やせ。 勿論迷惑にならない範囲でだ、学校のクラブ活動じゃないんだからな!) オケーーー!!! イエーーーー!! 後でねーーー!!! っしゃ、練習だーーー!!! 三杉「イライラ(だからうるさいんだよっ、免疫のない奴はこれだから…!!) それからブンナーク、君は今日から暫くDFに混ざって練習してくれ。」 ブンナーク「はぁっ!? オレ様FW、ストライカーなんですけど!? 蹴ってかましてゴールをブチ破る練習したいんですけどっ!?」 三杉「うん、判るよ。」 ブンナーク「そりゃ結構だ、納得のいく説明を要求するぜっ!」
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0ch BBS 2007-01-24