※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【復活の】キャプテンEDIT35【号砲】
[188]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/19(土) 01:10:46 ID:??? 実況「い、いや! 東風谷さん、まだキープ! 独特のリズムで刻まれるステップに、鳴紋中は四人がかりでも何も出来ない! ま、まさか……抜くのか!? 彼女はここから抜いてしまうのかー!?」 大前(凄いぜ、東風谷さん。君は、本当に天才だ……神懸っている、と言ってもいい。こんなものを前にしちゃ、俺は何も出来ない……) 観客「お、おいっ! 抜かれるぞ!?」「行けっ! 早苗さん!」「何してるんだよ、大前っ! 比良山っ! 雪村ァ!」 「宇津木も! 四人揃って、棒立ちなんてしてるんじゃねー!」「今だ、ぶっちぎれー!」 鳴紋サイドの怒号と、赤口サイドの歓声が交差する。その瞬間、早苗はギアを一気にトップに入れ、走り出す! 早苗「! 道が見えたっ! そこォ!!」 その瞬間、大前は、 大前(……ただし、それが俺一人なら、だっ!!) 横入りに、ボールを思いっきり掻き出した。
[189]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/19(土) 01:13:02 ID:??? 早苗「………………? えっ? えっ?」 テンっ、テン……っ。 足元を離れ、転がっていくボール。その姿を早苗は裏切られたかのような目で、呆然と見やる。 大前「……俺にも道が見えたぜ、早苗さん。君が突破に使うだろう道筋。1対1だったら、何も見えないまま抜かれただろうけれど――」 胸に手を当てながら大前は言う。心臓がバクバクと騒いでいた。彼にとっても、今のタイミングは正に紙一重。 培ってきた経験も、編み出した技も吹き飛んだ、思考の完全に止まった時間。 それを動かしたのは、 大前「――けど、仲間たちが君の進路を幾つか潰したおかげで、ギリギリで君が選ぶルートを見つけられた。 それで何とか割込めたんだ……くそっ、カッコ悪いな。結局数に頼んなきゃカカシでしか無かったんだし」 敵の絶対的エースに極めて限定された領域でのプレイを強いる戦術の力。 奇跡の領分に踏み込んだプレイを、集団で値に叩き落とさんとする執念。 ギリギリのところで破られかけたそれは、逆にギリギリのところまで効果を発揮していたのである。 実況「と、止めたー!? 信じられない! いえ、あの包囲を抜きかけた東風谷さんも信じられませんが、更にそれを止め返したのです! 王者・鳴紋中、容赦無し! 奇跡すら許さず赤口中を破り去る気だーっ!」 早苗「……そん、なっ」 ガクリ、と早苗は膝を突く。ついに鳴紋中は、奇跡の権化をここまで追い詰めたのだ。
[190]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/19(土) 01:14:08 ID:??? 本多「よ、よくやった! 後は任せて上がれ! これで赤口中にとどめを――」 神奈子・武居「「――まだよ(だ)っ!!」」 すかさずボールを拾った本多。だが、そこへ相手FWが奪い返しに掛かる。 武居と、最後の詰めの為にスタミナを残そうとしていたはずの神奈子が。 達也「なんだってぇ!? あ、あんた、シュートに専念するつもりじゃ――」 神奈子「ウチの子が意地を見せたもんだからね! 神(私)がそれに応えなきゃ、それこそ神も仏も無いってものよ!」 武居「……早苗さん! こうなったら貴女が決めるんだ! 俺もFWの意地も何もどうでもいい! 俺たちが奪い返すと信じて、ゴールへ!」 本多「ちっ……難儀な仕事になってきたな!」 実況「しゃ、赤口中、形振り構わずボールを取りに行った! さ、先程から一体どういう展開なんだァ!?」 国岡「へっ、冷静さを見失った所為で、僅かに残った逆転の目が完全に潰れれたぜ。あのストライカーをガス欠にして、どう点取るんだよ。 馬鹿な選択だ、所詮女か」 やす子「……かもね。でも、それでも取りに行かなきゃならないボールよ、アレは」
[191]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/19(土) 01:15:11 ID:VdyBerB6 先着3名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 【攻撃】 ★本多→ドリブル 55+!card=★ 【守備】 ★神奈子→タックル 56+人数補正(+1)+!card=★ ★武居→タックル 53+モリヤタイプ・人数補正(+2)+!card=★ 攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します 2≦ 本多がドリブル突破 1= 達也がフォロー 0= こぼれ球の奪い合いに ランダム -1= 赤口の11番がフォロー -2≧ 赤口中ボールに 【備考】 ドリブル対タックルは接触プレイです。両者のカードがクラブで一致した場合、カードの数字の低い方の反則になります。 本多のカードがダイヤの時【華麗なドリブル(+3)】が発動します 神奈子のカードがダイヤ・ハートの時【グラウンドサーペント(+3・吹っ飛び係数2)】が発動します。
[192]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:15:24 ID:??? ★本多→ドリブル 55+ クラブ7 =★
[193]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:15:39 ID:??? ★本多→ドリブル 55+ JOKER =★
[194]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:15:50 ID:??? ★神奈子→タックル 56+人数補正(+1)+ ハートJ =★
[195]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:16:23 ID:??? ★武居→タックル 53+モリヤタイプ・人数補正(+2)+ ハートA =★
[196]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:23:25 ID:??? ゾーンの神通力もモノホンの神様には通用しなかったか
[197]森崎名無しさん:2012/05/19(土) 01:25:21 ID:??? 神様だけに神展開になってきた
[198]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/19(土) 01:47:42 ID:??? ★本多→ドリブル 55+ クラブ7 =62★ ★神奈子→タックル 56+人数補正(+1)+ ハートJ +グラウンドサーペント(+3)=71★○※本多くん吹っ飛んだ―!?※ ★武居→タックル 53+モリヤタイプ・人数補正(+2)+ ハートA =56★× -2≧ 赤口中ボールに ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 神奈子「……そのボールは――」 神奈子から見て、早苗は手の掛からない子だった。 幼いころから神社の祭祀を受け継ぐべく育て上げられた少女は、多少浮世離れしたところはあっても、祭るべき神に忠実であり続けたのだ。 そんな彼女が神奈子と諏訪子を困らせた、ただ一つの我儘。それがサッカーに携わることだった。 神奈子「……そのボールは――」 早苗が異国から伝わった球技の、どこに惹かれたのかは分からない。 ただマネージャーとして選手たちの世話を焼いていた時、彼らに混じってボールを蹴る時、早苗の顔が自分たちに向けるものとは 違った種類の笑みを形作ったことが胸に残っている。 神奈子「……そのボールはァ――!」 時に不格好に、時には美しくフィールドを飛び回り跳ねまわりするボール。それを懸命に追い掛ける人々の姿。 愛おしい者も見る様に、その風景を眺める視線。 きっとそれは、生まれた時から何もかも神様に捧げられた少女が、初めて人間として抱いた感動なのだ。 ……神代より伝わる教えを守る風祝りとしては、不純極まる要素である。 だが、それでも、 神奈子「――あなた達の物じゃなく、あの子のものだァ!!」 本多「うおっ……ぐああああああっ!?」 早苗が神の子だとすれば、神奈子と諏訪子はその母だ。この願いを無碍にする親などいない!
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24