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異邦人モリサキ
[645]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/10(火) 01:30:31 ID:??? ****** こちらのチェックが本番、といったところで 本日の更新はこれまでとさせていただきます。 夜遅くまでのお付き合い、ありがとうございました。 >>638のアンケートについては引き続きご意見をお待ちしております。 それではまた、次回更新にて。
[646]◆9OlIjdgJmY :2012/07/10(火) 01:31:20 ID:??? 目標値【36】 → 63
[647]◆9OlIjdgJmY :2012/07/10(火) 01:38:52 ID:??? ケースバイケースで良いのではないでしょうか? GMさんがサクサク更新したいとき→自動成功 GMさんが一呼吸置きたいとき→一応判定 みたいな感じで。
[648]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/07/10(火) 06:20:05 ID:??? サクサク進めても問題ないとGMが判断すれば良いと思いますね。
[649]◆W1prVEUMOs :2012/07/10(火) 18:07:49 ID:??? >>638 自動成功(失敗)してるのに本来無いはずの可能性が1%でも生まれるようなことは 個人的には嫌ですね
[650]見てる人 ◆S/MUyCtQBg :2012/07/10(火) 22:05:15 ID:??? サクサク感のほうが大事だと思います。 1%の引きのために少し時間がかかるのであれば、物語が進むほうが楽しく感じます。 自動成功が失敗すると悲しいですし、自動失敗が成功するのを期待するのも・・・ 後半に余ったポイントで無理やり成功できそうなレベルならアリかもですが。
[651]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:22:49 ID:??? 皆様、アンケートへのご回答ありがとうございます。 なるほど、大筋において自動成功/失敗時の判定を内部処理する点で反対のご意見はなさそうですね。 それでは、今後は演出上必要と判断する場合を除いて自動的に成功、あるいは失敗する判定については チェックを挟まず、シナリオの進行を優先させていただきます。 また更新スピードが低下することを懸念されるご意見も多いようで、この点については 別途改善努力させていただきます。 改めまして、今回ご回答いただいた皆様に御礼申し上げます。
[652]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:23:53 ID:??? *** 成功→「そうでしたか……」 一応信用してもらえたようだ。 頷いたクラリックの様子に疑いの色はない。 『今ので信用しちゃうの……?』 思わずピコが首を捻るのも無理からぬことではあったが、よく見ればクラリックの目線は 証言をもたらしたロリィではなく、その傍らに立つレズリーの方を向いていた。 どうやらレズリーの態度、その口から反論や森崎への怒りの言葉が飛び出さないかを観察していたようだった。 してみると最初からロリィの言は判断材料と考えていなかったものか。 「我が校の生徒がご迷惑をお掛けしたようで、申し訳ございませんでした」 この教師、存外に冷静な目で生徒たちを見ているのかもしれない。 そんなことを考える森崎に、クラリックが深く頭を下げる。 ひっつめた銀髪の下、白いうなじが目に眩しい。 「い、いやいや、迷惑ってほどじゃねーよ、はは、ははは……」 『鼻の下、鼻の下!』 向き直ったクラリックが、つい、と森崎に一歩近づいて口を開く。 ふわりと香る茉莉花と、眼鏡の向こうのミントグリーンの瞳。 間近で見れば思わず惹き込まれるような、女ざかりであった。
[653]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:24:54 ID:??? 「わたくし、このドルファン学園で教鞭を執っております、クラリックと申します。 何かございましたら、学園までご連絡いただければと存じます」 「や、こりゃどうも、ご丁寧に……」 『だからそのニヤケ顔、どうにかしなさいよ!』 ピコがぽすぽすと後頭部を叩くのを、森崎は気にも留めない。 「それでは、授業が始まりますので、わたくし共はこれで失礼致します。 ……ほらロピカーナさん、コールウェルさんも。教室へ入りなさい」 振り返って声をかけた、二人の雰囲気は対照的である。 「はい……」 「はーい! じゃあね、お兄ちゃん! またね!」 どこまでも気まずそうに、森崎と目を合わせようとしないレズリー。 一方ロリィはといえば、両手をぶんぶんと振り回すようにしながら満面の笑顔を浮かべて 学園の正門の方へと歩いていくのだった。 そんな二人と、その後に続くクラリックの背を見送る森崎に、ピコがふとその頭を叩く手を止めて呟く。 『ていうかさ』 「ん?」 『あのロリィってコ、制服着てたよね』 「ああ、着てたな」 『レズリーってコと同じ制服だったね』 「そうだな。……って、何が言いたいんだよお前」 怪訝な顔をする森崎の前に飛んで回ったピコが、その小さな指を明後日の方向に向ける。
[654]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:26:17 ID:??? 「ん?」 その指す先には、やはり学園に登校しようとするものだろうか、子供たちの一団が道を急いでいる。 しかし。 「あれ? 制服が……」 『うん、違うね』 デザインの大枠に違いはない。しかしレズリーやロリィ、そして森崎の記憶にあるソフィアが 纏っていたような濃紅色のベストとスカートを、道の向こうの子供たちは身に着けていない。 そこにいたのは、白を基調としたものと、青を基調にしたものの、二通りである。 『歳の頃から考えても、白いのが初等部。青いのが中等部なのは間違いないね。毎日見てるでしょ、キミも』 「だっけか……?」 『で、さっきの赤いのが高等部。じゃあ、さ』 「あの、ロリィってのは……」 『……』 「……」 沈黙が降りた。 異郷の地には、まだまだ森崎には想像もつかぬ深淵が存在するようだった。 と、思わず天を仰いだ森崎の額に、ピコがぺとりと降り立って言う。 『で、時間はいいの?』 「……。うおおっ、忘れてた! ヤベえ、走るぞ!」 ******
[655]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/07/12(木) 00:27:18 ID:??? 「くぁ……今日は特にくたびれたぜ……」 日も暮れかけた薄闇のキャラウェイ通りに、しょぼくれた男の声が響く。 我らが森崎有三である。 気怠げに頭を掻く森崎の周りをくるくると旋回しながら、ピコが笑う。 『朝からオモシロい目にあってたしね』 「ヒドい目だっつーの! 結局遅刻してヤングのおっさんにどやされるしよ!」 『それはいつものことじゃない。……それにあのセンセーには、だいぶ鼻の下伸ばしてたよね?』 ピコの白い目が森崎に突き刺さる。 「うえっほ、ごほん。……さて、どこで飯食ってくかな」 『もう、すぐ誤魔化して』 「しっかし、今日は妙に人通りが多いな……こりゃどこも混んでそうだぜ」 と、森崎が夕飯の目星をつけようと思案気に辺りを見渡していると。 「あ、お兄ちゃんだ!」 耳に飛び込んでくる甲高い声。 思わず森崎がびくりと背筋を伸ばす。 「うぐ……この声は」 「おーい! お兄ちゃ〜ん!」 『呼ばれてるよ、お・兄・ちゃ・ん』 わざとらしく繰り返してみせるピコをひと睨み、慌てて声の方へと目を向ける森崎。 すると、夜目にも鮮やかな蜂蜜色の巻き毛がふわふわと揺れながらこちらへと向かってくるのが見えた。 その後ろからは面白くなさそうな顔を浮かべた、すらりと背の高い少女も追いかけてくる。
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0ch BBS 2007-01-24