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【天狗A】キャプテン霊夢22【クラブA】
[999]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:25:15 ID:??? 文「私のやっている事も同じです。私はスピードにおいては幻想郷最速を自負しておりますが、 それを全開で使ってしまってはサッカーという競技が成立しません。 だからこそ、『サッカー』というルールの範囲内で、私は全力を出しているつもりです」 希「う〜、なんだか頭がこんがらがってきた……」 自分の髪を片手でぐしゃぐしゃとやる希に対し、苦笑する文。自分でも上手く説明出来たとは思っていない。 文「まあ、希さんにはまだ少し早かったかもしれないですね。 今はそんな事は考えないで、楽しくサッカーをしていれば良いと思いますよ」 希「う、うん、分かった」 そこまで希に話したところで文にある考えが頭をよぎる。 前々から疑問には思っていた事ではあるが、あえて考えないようにしていた事。 文「(……そういえば、『限られたルール内で以下に自分の力を使うか』という、 この考え方はスペルカードルールにも通じるものがありますね。 もしや、紫さんがサッカーを普及させようとしているのはこの為?)」 元々幻想郷にサッカーを普及させたのは文だが、その提案をしてきたのは紫だ。 あの時はこれはネタになる、と思い喜んで飛びついたが……。 『最近幻想郷も平和過ぎるから、何か刺激のあるイベントでも起こそうかと思いまして』 その時の紫の言葉を思い出す。あの隙間妖怪が暇つぶしで何か始める事は今回に限った事ではない。 しかし、文にはその時の紫の様子が、いつもよりも少し真剣だった事を思い出す。 文「(多くの妖怪に、サッカーを通して自分の力の扱い方を成熟させる……。 そう考えれば、いくつかこれまでの行動に納得出来る事も出てきますね。 最近は力の差があり過ぎて、スペルカードルールでの勝負すらしようとしない 妖怪達が出てきている、という話ですし……)」
[1000]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2012/09/08(土) 22:26:18 ID:??? 希「……あの、師匠、どうしたの?」 希に声を掛けられ、思考に耽っていた文はハッとしてぶんぶんと首を振る。 文「(まだ判断するには材料が足りないですね。この考えは保留にしましょう)」 そう、今はそのような事は重要ではない。今考えるべき事は、 この小さくて可愛い弟子をいかに鍛えていくか、という事だ。 文「いえいえ、何でもないですよ。…‥ああ、そうですね。 もう一つ、試合中にあの速度を出さない理由があります。 どちらかと言えば、こちらの方が重要ですね」 希「ごくり」 文は真剣な顔を崩さずに希を見つめる。その様子に、希も思わず息を飲む。 そして、文の口から放たれた言葉は……。 文「あのスピードだと上手くドリブル出来なくて、ボールが置き去りになっちゃうんですよ……」 希「……あはははは!何それ!」 割と情けない答えだった。 〜〜〜 これで22スレの埋めネタは終わりです。修行風景を投下すると言ってから実に5か月……。 筆が進まないにも限度があるだと、という感じですが、何とか形にする事が出来ました。 少しでも文と希の会話をお楽しみ頂けたのでしたら、幸いです。
[1001]1001:Over 1000 Thread このスレッドは1000を超えました。 もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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0ch BBS 2007-01-24