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【最強DF】キャプテンEDIT39【決定戦】
[263]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 01:46:10 ID:??? 落とし所が多分作者さんと参加者の平均とで致命的に食い違ってるんじゃないかな
[264]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 01:50:49 ID:??? 想像以上に怒っているのは一部だと思うけどな 大抵怒ってる側の声は大きくなるけど そこまで怒ってないほうは声大きくならないのが普通
[265]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 01:52:02 ID:??? 忍者だけならとっちめて終わりだったのが森崎が絡んだことで面倒になった感じ
[266]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 01:55:49 ID:??? こっから友好なライバル関係を作っていけるビジョンが想像できなくなったのは残念かな。 どうオチたとしてもお互いにシコリは絶対残るだろうしな。
[267]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:18:11 ID:??? ★覗きは貴方の人生を滅茶苦茶にします→ スペード7 =★ スペード・クラブ → 森崎「分かった、話そう! 俺をそそのかしたのは同じ南葛の――はうっ!?」 森崎の首に吹き矢が!? --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 森崎「(くそ、しょうがねェ)……分かった、白状する」 中里(ちょ、おま!? ここにきてそれは無いでゴザルよー!?) 口を割る気配を見せる森崎に、中里は取り乱す。 森崎「俺をここに誘ったのは――」 大前「お前をここに誘ったのは?」 中里(マズイマズイマズイマズイっ!) 森崎「――同じ南葛中の――」 大前「(ゴクリ)南葛の?」 中里(えぇい、こうなったら仕方無いでゴザル!) いよいよ森崎の口から自分の名前が出ようとする瞬間、中里は意を決して懐からある道具を取り出し、素早く構えた。 森崎「――なk……はうっ!? むにゃむにゃ……」 プスリ。 森崎の首筋に、細い針が突き立つ。そして傷口から侵入した薬物が、瞬く間に彼の意識を刈っていった。
[268]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:19:16 ID:??? 大前「も、森崎っ!? ど、どうしたんだ急に!?」 いきなり話の途中で意識を失い、ぐったりとうつ伏せになった森崎に、大前が慌てて声を上げる。 そこへ、 謎の忍者「そこまででゴザル」 大前「! 何者だっ!?」 一瞬の内に森崎の傍に現れた、黒頭巾と面頬で顔を隠す黒装束の男。 その姿に大前は突飛な名詞を連想していた。 ――忍者、である。 謎の忍者「拙者、故あってこの男を官憲の手に渡す訳にはいかぬ者ナリ。ここはその男を連れて帰らせて頂くでゴザルよ」 大前「なにィ!? ……そんなことはさせるか! コイツがしたことは紛れも無く犯罪なんだぞ!? それをのうのうと解き放つ事なんて、出来るもんか!」 謎の忍者N(ホッ……流石に忍者と覗きを結び付けるような突飛な考えはせんようでゴザルな。善哉善哉) 怒りのままに言葉を吐く大前が、自分と覗きを関連付けていないことに、心中で安堵の息を吐く中z……謎の忍者。 だが、そこは覗きが忍者のする様な事とは思えない、と思われていることを反省の糧とするべきである。 そんなことは露知らず、大前は言葉を続けようとする。 大前「とにかく、そいつの身柄は俺たちが――」 謎の忍者ことN里「連れて帰らせて頂く、と申したでゴザルよっ! 忍法・煙玉っ!」 大前「――うわっぷっ!? げほっ、げほっ……」 ドロンっ、という古典的な効果音と共に、濛々と辺りに立ち込める煙幕。 それに遮られて、大前は忍者と森崎の姿を見失ってしまう。
[269]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:20:18 ID:??? 大前「くそーっ! 卑怯だぞ、貴様らーっ!」 謎の…もう中里でいいや「ふっはっはっはっ! 卑怯、卑劣、大いに結構! 元より忍びとはそうした生業でゴザル! では、おさらばっ! また会おう、鳴紋中の大前良よっ!」 大前「逃げるなーっ!」 煙を掻き分けて、どうにか先程まで森崎らのいた位置を手さぐりで辿る。 だが、そこにあったのは小馬鹿にしたように『へのへのもへじ』が書かれた紙を張った人型の藁束のみ。 変わり身の術である。 菱野「大前さん! 大丈夫ですか!?」 そこへ慌てたように駆けつける菱野。心配げなその表情に、大前は彼女を苦しめた犯人を逃してしまった悔しさを堪え切れない。 大前「くっ、済まない菱野さん……寸でのところで、逃がしてしまった。ちくしょう、後一歩だったって言うのに!」 菱野「……幾らかの事情は、こちらにも聞こえていましたので承知しておりますわ。それにしても忍者とは面妖な……」 大前「ああ、まったくふざけているよ。あんなヤツの所為で森崎のヤツを取り逃がすなんてっ! それにしても森崎も森崎だ! まさかこんな卑劣な所業に手を染めているとは思わなかったぞ!」 しかし、菱野はふるふると首を横に振る。 菱野「……いえ、十分ですわ」 大前「えっ?」
[270]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:21:19 ID:??? 菱野「森崎選手は、気を失う直前に主犯の情報を漏らしかけていたのですね?」 大前「あ、ああ。同じ南葛の人間だって言っていて、名前を言う途中で意識を刈られていたな」 菱野「そこまで分かれば大金星ですわ! 私としては、下手に警察沙汰になってしまう方がよっぽど困るところでしたしね。 従犯が森崎選手であることと、主犯が同じ南葛の人間であることさえ分かれば、後は――急ぎますわよ、大前さん」 大前「えっ?」 菱野「森崎選手が宿舎に戻るまでが勝負です! さ、着いて来て下さいませ!」 そう言い、駆け足で宿に戻っていく菱野。 大前は菱野の考えが飲み込めないまま、それに従った。 … … … 一方、その頃。 森崎「ちくしょう、酷い目に遭ったぜ……もう覗きなんてコリゴリだ!」 中里「酷いのは森崎の方でゴザルよ! 危うく拙者の名前を漏らすところで御座ったではないか!」 森崎「そう言うお前こそ、取り押さえられる俺を置いて物陰に隠れたじゃねーか!」 中里「何をォ!? 拙者はこうして森崎の事を助けたであろう!」 森崎「ああ、そうだな! 俺が口を割りそうになって、初めてな!」 鉄火場を潜り抜けて帰路に就く二人は、先程の顛末について口論になっていた。 お互い、その後の人生が台無しになりかけたこともあってか、ついついヒートアップしてしまう。
[271]森崎名無しさん:2012/07/19(木) 02:21:58 ID:??? なんという間抜けw
[272]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:23:10 ID:??? と、そこへ、 古尾谷監督「……森崎。それに中里。お前ら、無断で夜に宿舎を抜けて、どこへ行っていたんだ?」 森崎「げェ!? か、監督!?」 中里「馬鹿なァ!?」 宿舎の玄関で仁王立ちする、古尾谷監督の姿があった。 森崎(な、なんで監督がこんなところに……就寝時間の見回りには、まだ間があったはず……) 古尾谷監督「……先程、若い女性の声で匿名の電話があってな。旅館に宿泊中、覗きが出た、と。 その顔は中学生くらいの若い男で、新聞やテレビで見たお前の顔によく似ていた、とな」 森崎「なにィ!?」 怒っている様な、情けないものを見る様な顔で言う古尾谷監督。 彼の告げた言葉に、森崎は事の真相を直感する。 森崎(そ、そうか! 鳴紋中の連中、俺たちが宿舎に帰りつく前にタレコミを……) 中里「そ、そうですかー、森崎に似た覗き魔が出たんですかー……いやー、大変ですね。では、ボクはこれで――」 古尾谷監督「その上、覗き魔は二人だったそうでな……年恰好から推測するに、同世代の二人組だったそうだ」 中里「――げげェ!?」 無関係を装おうとした中里だったが、古尾谷監督は無情にも中里にも疑惑の目を向ける。
[273]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/07/19(木) 02:24:46 ID:??? 森崎「い、悪戯ですよ監督っ! 俺たちは二人で街を歩いていただけっ! ほ、ほらっ! 静岡から離れて遠い土地に来たもんだから、ついっ!」 中里「そ、そうでゴザ……そうですよ! きっと悪意のある悪戯ですってば!」 古尾谷「だとしても! お前たちが無断外出をしたという事実には変わらんっ! ……先方は非常に礼儀正しく、事を公にするつもりは無いから再犯が起こらないようにと切々と訴えていたぞ。 私としてもまさかと思っていたが……はァ、情けない」 森崎「うぅ……(ほ、ほんの出来ごころがこんなことになるなんて……くっそうっ!)」 中里(じ、実家にだけは告げないで下されーっ!) らしくもなく縮こまって、古尾谷監督の沙汰を待つ二人。 数秒、数十秒、もしかすると数分。永遠とも思われる時間の後、古尾谷監督はふぅーっと溜め息を吐いた。 古尾谷監督「……被害者側が警察沙汰を避けているようでもあるし、証拠も無く現行犯でもない以上追求の仕様が無い。 覗きの疑惑については、私からはこれ以上は言わん。今回はな」 森崎・中里((ホッ……)) 古尾谷監督「ただしっ! 無断外出の件は許さん! お前ら二人は就寝時間が来るまで部屋の前の廊下で正座だ! それと次に同様の通報があった場合は今度こそ手を緩めんからなっ! 特に森崎っ! お前は責任あるキャプテンという立場なんだぞ!? 今回、その地位を奪わんのは一重に温情にあると理解しろっ! 次に問題があったらキャプテンマークは他人の手に渡ると肝に銘じるんだっ! 分かったなっ!? 分かったら返事っ!」 森崎「は、はいっ!(ち、ちくしょう……ようやくキャプテンとしての地盤が固まったところで、こんな……)」 中里「しょ、承知しましたっ!(の、覗きがバレた件は家には届けぬようではあるが、無断外出の方は……不覚)」 しおらしく返事をすると、森崎と中里は申し渡された通り、部屋の前で正座に向かう。 その様子を、物陰から見る南葛中の選手たち。
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0ch BBS 2007-01-24