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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[111]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 09:49:15 ID:??? イスラス「だから俺は戻ってきた。俺はもう誰からも逃げたりはしねぇと決めたからここに戻ってきた。 どんな運命にも屈しねぇ。あがき続ける覚悟をようやく準備できたんだよ。 ……だからお前も覚悟を決めな。それとも『負け犬』相手じゃ本気をだせねぇか?」 クライフォート「…………」 イスラス「まだ決めかねてるのか?そんなんじゃとても『真のキャプテン』なんて名乗れねぇぜ。……三杉!」 三杉「ああ。それっ!」 バシッ!! 密かにグラウンドの隅で傍観していた三杉が蹴りこんだボールが イスラスの足元へとピタリと収まる。軽く足の裏で転がした後、クライフォートを指で挑発する。 イスラス「来な。お前が俺に追いつこうとする覚悟ができたらいつでもいいぜ」 クライフォート「……俺は……」 イスラス「昔からお前はそうだったな。周りに合わせてばかりで自ら動こうとなんか全然しねぇ。 お前がそうしてもたもたしていたのも俺に追いつくことが出来なかった原因だろうが。 足を止めたって時間は流れる。だから後で後悔なんかしないように…… 全力を尽くすために俺たちは毎日練習してきたんだろうが!」 クライフォート「!!」 イスラス「いつまでくすぶってやがるブライアン・クライフォート! テメェの言葉がハッタリじゃないのなら俺からボールを奪えるはずだ!」 クライフォート「くっ……舐めるなァ!俺は……俺は負けん!負けられないんだぁっ!!」
[112]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 09:50:32 ID:??? ★オランダの二人の天才→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→クライフォートが粘り強く食らいつきイスラスからボールを奪う! スペード・クラブ→イスラスが音速のように駆け抜けクライフォートを抜き去る! JOKER→その時二人の間に謎の仮面男が現れた!
[113]森崎名無しさん:2012/07/20(金) 10:09:25 ID:??? ★オランダの二人の天才→ クラブ4 ★
[114]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:17:32 ID:??? ★オランダの二人の天才→ クラブ4 ★ >スペード・クラブ→イスラスが音速のように駆け抜けクライフォートを抜き去る! =========== クライフォート「俺はオランダの無冠の帝王などとふざけた栄誉を取り払うために絶対に負けないチーム作りに励んできた。 だからどんな手段を使おうとも負けない、相手のチーム力をそぎ落とす戦術を考えてきた!」 ダダッ!! イスラス「それがテメェの覚悟か。だがな…それじゃ届かねぇんだよクライフォート!」 ビュンッ…シュパァッ!! クライフォート「くっ…速い!」 三杉「相変わらず見事な足さばきだ。ドリブル中にあれだけ速度と方向を切り替えられれば大抵のマークは振りきれる」 リブタ「でも、クライフォートの粘り強さは本物だよ。相手の進行先を先読みして絶対に主導権を渡さないようにしてる」 三杉「君も来ていたのかリブタ。あえて君やシャルには黙っていたんだけどね」 リブタ「大事な相棒の決死の覚悟だもの。俺が見届けなくて誰が見届けるっていうの?」 シャル「わたしだって。イスラスが守ろうとしたもの、一緒に守るって約束したから」 三杉「…だったら信じて見守ろう。彼ら二人の覚悟が両方共本物だったら…きっと大丈夫」 クライフォート「抜かせない!お前のドリブルはたしかに速い。だけど右脚の舵取りグセは相変わらずだな!」 イスラス「クセじゃねぇよ。右脚でしか取れねぇから仕方なくやってんだ。それに対策ぐらい用意してる」 バコッ!クルッ……
[115]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:18:33 ID:??? 三杉「あれはクライフターン!高速でのフェイントだけでなくあのようなテクニックも覚えてきたか!」 リブタ「スピードとテクニックの融合…す、すごいやイスラス!噂のジョアンコーチに鍛えてもらっただけはあるね!」 シャル「(…なんだろ、この胸騒ぎ。なんだか嫌な予感がするよ。イスラス…お願い、無事でいて…!)」 クライフターンでクライフォートの後ろへと回り込んだイスラスは自慢の高速ドリブルで一気に突き放そうとする。 クライフォート「俺だって…俺だって新しい技を編み出している!チームの勝利のために、誇りを捨ててでも!」 グアアッ!! リブタ「ああっ!あの構えはまさか『ダーティディフェンス』!?」 三杉「止めろクライフォート!お前の目指す勝利は敵だけでなく味方までも傷つけることだと言うのか!」 シャル「イスラス危ない!逃げてえぇぇぇぇっ!!」 イスラス「(……情けないやつめ。そんなんじゃ何時まで経っても俺に追いつけやしねぇぞ)」 ガシッ! クライフォート「(よし、服の袖を掴んだ。後はこうして引きずり倒し……!?)」 グググッ…!! クライフォート「(ここで急停止!?俺が仕掛けるタイミングを見計らって!?)」 三杉「並走しながらの守備には勢いがつくが、対象物が同じ方向に動いているからこそその衝撃は少なくて済む。 だがもしもその方向が交わったり逆向きになっていたとしたら……」
[116]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:19:50 ID:??? イスラス「せえぇぇいやっ!!」 クライフォート「うっ…うわぁっ!!」 ブォン!! ボールを奪うのではなく転ばそうとするためだけにつけた勢いは余計な力がつきすぎていた。 急停止したイスラスはその衝撃を右腕から左腕へと受け流すようにして身をかがめる。 イスラスの背中の上を一回転しながら吹き飛ぶクライフォートは氷のような表情のイスラスと目があった。 ドシャッ!! クライフォート「げふっ!ごはっ…!」 シャル「ど、どういうこと?まるで自分から吹っ飛んじゃったみたいに…」 リブタ「なるほど。相手の引っ張る勢いを利用してそのまま背負って投げちゃったんだ!」 三杉「背中を向けて自ら倒れこむことでパワーを受け流す。まるでカルツの『ハリネズミドリブル』のようだな」 受け身が取れず背中を強く打ったクライフォートは激しく咳き込む。 イスラスはボールを拾い上げると倒れるクライフォートの足元へと戻ってくる。 イスラス「俺はな、クライフォート」 クライフォート「……なんだ……」 イスラス「いつも前ばかりを見ていた。チームスポーツというサッカーをしているときも。 後ろのことなんて気にもとめずに、ただひたすら自分の世界だけで走り続けていたんだ」 クライフォート「……」
[117]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:21:07 ID:??? イスラス「だがこのままじゃ駄目だと気付かされた。歩調があっていないチームには必ずどこかで綻びが生まれる。 トータルフットボールという全員が走り、攻め、守ろうとする戦術を行使してもだ」 クライフォート「そんな……それじゃあ俺は、俺達は……オランダは何時まで経っても王者にはなれないとでも言うのか…!」 イスラス「そうじゃない。……俺には目標がある。今は絶対に追いつけなくともいつか追いついてみせると誓った目標がな。 俺はその目標へ届くために走り続ける。止まること無くどこまでもどこまでも。 ……だから、お前も俺に追いつきたいなら走ってこい。お前がそうやって足を止めてる間に俺はどこまでも前に進む。 誰も待ってやくれやしない。夢が欲しけりゃ自分の足で歩み寄って掴み取るしか無いんだからよ」 クライフォート「(…何故俺はこいつに勝てない。俺のやってきたことは間違いだったとでも言うのか? 相手を妨害し引きずり下ろすことで自分を前に出すのではなく…… 勇気を出し自ら前に歩み出ることでしか本当の夢は掴みとれないとでも……?)」 だがそんなことが出来る人間はほんのひとにぎりだけだということをクライフォートは知っている。 多くの者が必ずどこかで折り合いをつけてしまうのだ。そして言い訳を考え挫折という現実から目をそらす。 相手が悪かった。自分には才能がなかった。どうせ初めから無駄な努力だった。無謀な考えだったんだ。 そうして人は歩みを止めてしまう。これ以上走り続けるのは苦しいから。楽な道を進んで行きたいから。 イスラス「それじゃ何時まで経っても届きやしねぇんだよ、クライフォート。 ……お前の才能は本物だ。俺が保証してやる。だがその才能を分かってもらうには もっと積極的に前に出ていくべきだったんじゃないのか? もったいぶってていざとなったら出番がありませんでしたじゃ…あまりにも滑稽すぎるだろ」 クライフォート「フ……そうだな。そうかもしれん。だが誰しもお前のように速く走れるわけではないのだ。 それこそ亀のように……歩みの鈍いものには一生栄光など輝かない……」
[118]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:22:57 ID:??? イスラス「その『どん亀』も走ることを止めなければ案外『ウサギ』に勝てるかもしれないぜ?」 クライフォート「ウサギ、か。だが今俺の眼の前にいるウサギはとても怠け者には見えないのだが?」 イスラス「んなこた知るかよ。怠け者のウサギがいれば頑張りやなウサギがいてもおかしくはないさ。 人のことばかり気にしてないで、たまには自分の世界だけで走ってみなよ。 そうしてそこで気づくことがきっとあるだろうさ」 クライフォート「……どうだかな」 イスラス「ほら、立てよどん亀。それとも負け犬の手なんか借りたくないってか?」 クライフォート「……」 イスラスはクライフォートに向けて手を伸ばす。暫くその手を見つめてから、クライフォートは…… ★オオガメくんとオオカミさん→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→しっかりとその手を掴んで立ち上がる。彼の止まっていた足は今ようやく動き出す。 スペード・クラブ→イスラスの手を弾く。すかさず立ち上がり逃げるように去っていった… JOKER→その時二人の間に謎の仮面男が現れた!
[119]森崎名無しさん:2012/07/20(金) 11:23:15 ID:??? ★オオガメくんとオオカミさん→ JOKER ★
[120]森崎名無しさん:2012/07/20(金) 11:25:13 ID:??? なんか来たw
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0ch BBS 2007-01-24