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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[114]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:17:32 ID:??? ★オランダの二人の天才→ クラブ4 ★ >スペード・クラブ→イスラスが音速のように駆け抜けクライフォートを抜き去る! =========== クライフォート「俺はオランダの無冠の帝王などとふざけた栄誉を取り払うために絶対に負けないチーム作りに励んできた。 だからどんな手段を使おうとも負けない、相手のチーム力をそぎ落とす戦術を考えてきた!」 ダダッ!! イスラス「それがテメェの覚悟か。だがな…それじゃ届かねぇんだよクライフォート!」 ビュンッ…シュパァッ!! クライフォート「くっ…速い!」 三杉「相変わらず見事な足さばきだ。ドリブル中にあれだけ速度と方向を切り替えられれば大抵のマークは振りきれる」 リブタ「でも、クライフォートの粘り強さは本物だよ。相手の進行先を先読みして絶対に主導権を渡さないようにしてる」 三杉「君も来ていたのかリブタ。あえて君やシャルには黙っていたんだけどね」 リブタ「大事な相棒の決死の覚悟だもの。俺が見届けなくて誰が見届けるっていうの?」 シャル「わたしだって。イスラスが守ろうとしたもの、一緒に守るって約束したから」 三杉「…だったら信じて見守ろう。彼ら二人の覚悟が両方共本物だったら…きっと大丈夫」 クライフォート「抜かせない!お前のドリブルはたしかに速い。だけど右脚の舵取りグセは相変わらずだな!」 イスラス「クセじゃねぇよ。右脚でしか取れねぇから仕方なくやってんだ。それに対策ぐらい用意してる」 バコッ!クルッ……
[115]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:18:33 ID:??? 三杉「あれはクライフターン!高速でのフェイントだけでなくあのようなテクニックも覚えてきたか!」 リブタ「スピードとテクニックの融合…す、すごいやイスラス!噂のジョアンコーチに鍛えてもらっただけはあるね!」 シャル「(…なんだろ、この胸騒ぎ。なんだか嫌な予感がするよ。イスラス…お願い、無事でいて…!)」 クライフターンでクライフォートの後ろへと回り込んだイスラスは自慢の高速ドリブルで一気に突き放そうとする。 クライフォート「俺だって…俺だって新しい技を編み出している!チームの勝利のために、誇りを捨ててでも!」 グアアッ!! リブタ「ああっ!あの構えはまさか『ダーティディフェンス』!?」 三杉「止めろクライフォート!お前の目指す勝利は敵だけでなく味方までも傷つけることだと言うのか!」 シャル「イスラス危ない!逃げてえぇぇぇぇっ!!」 イスラス「(……情けないやつめ。そんなんじゃ何時まで経っても俺に追いつけやしねぇぞ)」 ガシッ! クライフォート「(よし、服の袖を掴んだ。後はこうして引きずり倒し……!?)」 グググッ…!! クライフォート「(ここで急停止!?俺が仕掛けるタイミングを見計らって!?)」 三杉「並走しながらの守備には勢いがつくが、対象物が同じ方向に動いているからこそその衝撃は少なくて済む。 だがもしもその方向が交わったり逆向きになっていたとしたら……」
[116]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:19:50 ID:??? イスラス「せえぇぇいやっ!!」 クライフォート「うっ…うわぁっ!!」 ブォン!! ボールを奪うのではなく転ばそうとするためだけにつけた勢いは余計な力がつきすぎていた。 急停止したイスラスはその衝撃を右腕から左腕へと受け流すようにして身をかがめる。 イスラスの背中の上を一回転しながら吹き飛ぶクライフォートは氷のような表情のイスラスと目があった。 ドシャッ!! クライフォート「げふっ!ごはっ…!」 シャル「ど、どういうこと?まるで自分から吹っ飛んじゃったみたいに…」 リブタ「なるほど。相手の引っ張る勢いを利用してそのまま背負って投げちゃったんだ!」 三杉「背中を向けて自ら倒れこむことでパワーを受け流す。まるでカルツの『ハリネズミドリブル』のようだな」 受け身が取れず背中を強く打ったクライフォートは激しく咳き込む。 イスラスはボールを拾い上げると倒れるクライフォートの足元へと戻ってくる。 イスラス「俺はな、クライフォート」 クライフォート「……なんだ……」 イスラス「いつも前ばかりを見ていた。チームスポーツというサッカーをしているときも。 後ろのことなんて気にもとめずに、ただひたすら自分の世界だけで走り続けていたんだ」 クライフォート「……」
[117]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:21:07 ID:??? イスラス「だがこのままじゃ駄目だと気付かされた。歩調があっていないチームには必ずどこかで綻びが生まれる。 トータルフットボールという全員が走り、攻め、守ろうとする戦術を行使してもだ」 クライフォート「そんな……それじゃあ俺は、俺達は……オランダは何時まで経っても王者にはなれないとでも言うのか…!」 イスラス「そうじゃない。……俺には目標がある。今は絶対に追いつけなくともいつか追いついてみせると誓った目標がな。 俺はその目標へ届くために走り続ける。止まること無くどこまでもどこまでも。 ……だから、お前も俺に追いつきたいなら走ってこい。お前がそうやって足を止めてる間に俺はどこまでも前に進む。 誰も待ってやくれやしない。夢が欲しけりゃ自分の足で歩み寄って掴み取るしか無いんだからよ」 クライフォート「(…何故俺はこいつに勝てない。俺のやってきたことは間違いだったとでも言うのか? 相手を妨害し引きずり下ろすことで自分を前に出すのではなく…… 勇気を出し自ら前に歩み出ることでしか本当の夢は掴みとれないとでも……?)」 だがそんなことが出来る人間はほんのひとにぎりだけだということをクライフォートは知っている。 多くの者が必ずどこかで折り合いをつけてしまうのだ。そして言い訳を考え挫折という現実から目をそらす。 相手が悪かった。自分には才能がなかった。どうせ初めから無駄な努力だった。無謀な考えだったんだ。 そうして人は歩みを止めてしまう。これ以上走り続けるのは苦しいから。楽な道を進んで行きたいから。 イスラス「それじゃ何時まで経っても届きやしねぇんだよ、クライフォート。 ……お前の才能は本物だ。俺が保証してやる。だがその才能を分かってもらうには もっと積極的に前に出ていくべきだったんじゃないのか? もったいぶってていざとなったら出番がありませんでしたじゃ…あまりにも滑稽すぎるだろ」 クライフォート「フ……そうだな。そうかもしれん。だが誰しもお前のように速く走れるわけではないのだ。 それこそ亀のように……歩みの鈍いものには一生栄光など輝かない……」
[118]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:22:57 ID:??? イスラス「その『どん亀』も走ることを止めなければ案外『ウサギ』に勝てるかもしれないぜ?」 クライフォート「ウサギ、か。だが今俺の眼の前にいるウサギはとても怠け者には見えないのだが?」 イスラス「んなこた知るかよ。怠け者のウサギがいれば頑張りやなウサギがいてもおかしくはないさ。 人のことばかり気にしてないで、たまには自分の世界だけで走ってみなよ。 そうしてそこで気づくことがきっとあるだろうさ」 クライフォート「……どうだかな」 イスラス「ほら、立てよどん亀。それとも負け犬の手なんか借りたくないってか?」 クライフォート「……」 イスラスはクライフォートに向けて手を伸ばす。暫くその手を見つめてから、クライフォートは…… ★オオガメくんとオオカミさん→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→しっかりとその手を掴んで立ち上がる。彼の止まっていた足は今ようやく動き出す。 スペード・クラブ→イスラスの手を弾く。すかさず立ち上がり逃げるように去っていった… JOKER→その時二人の間に謎の仮面男が現れた!
[119]森崎名無しさん:2012/07/20(金) 11:23:15 ID:??? ★オオガメくんとオオカミさん→ JOKER ★
[120]森崎名無しさん:2012/07/20(金) 11:25:13 ID:??? なんか来たw
[121]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:53:21 ID:??? >>120 ここ、これは予想外…!オランダシナリオが一気に進展しまうー! =========== ★オオガメくんとオオカミさん→ JOKER ★ >JOKER→その時二人の間に謎の仮面男が現れた! クライフォート「今からでも……」 イスラス「ん?」 クライフォート「本当に今からでも、お前に追いつくことは出来るのか?」 イスラス「情けねぇ奴。どうせなら追い抜くくらい言ったらどうなんだ?」 クライフォート「……そうだな。だったらここで誓わせてくれ。俺はいつかお前に追いつき追い越してみせる。 いつか『真のキャプテン』という称号を立派に身に付けられる日のためにもな」 イスラス「言っておくが俺は止まったりはしてやらんぜ。どうしても追いつきたい相手が待ってやがるんだからな」 クライフォートとイスラスは互いに口の端を持ち上げ、手を繋ぐ。 シャル「やったぁ!これで二人は仲直り!アヤックスも元通り!バーンザ〜イ!!」 リブタ「そ、そんなすぐには無理だろうけど…でもきっと大丈夫だよね、三杉」 三杉「ああ。どうやら将来オランダは相当な強敵になりそうだ。ボクも負けていられないな」 これで万全の体制でブレーメンを迎え撃つことが出来る。そう安堵の息を吐こうとしたその時。 ????「だったら今すぐ挑戦してみるか〜い?裏切り者く〜ん?」
[122]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:54:34 ID:??? バシュッ!! イスラス「なっ…なんだこの光は!?」 クライフォート「いったい何が……?だ、誰だ貴様は!どこから現れた!」 突然二人の間に降って湧いたかのように現れた謎の男。 不気味な仮面をつけたその男の仮面にイスラスは見覚えがあった。 イスラス「テメェ……あの時の!」 アリティアカップ開催中に、世界トップクラスの俊足を持つ 南米の黒豹ことビクトリーノと協力したにもかかわらず逃げられてしまった仮面の男。 クライフォート「…随分奇特な知り合いがいたものだなイスラス。まさか奴がお前の目標とでも?」 イスラス「期待はずれもいいところだが残念ながらその通りさ。 おい、アンタ。俺のことを裏切り者と言っていたが……奴らの手先か?」 ????「手先?う〜ん、まぁそうなるかなぁ。ま、あくまで俺は自分の意思でここにきてこうして君に会いに来たんだけど…ね?」 イスラス「…どういうつもりかしらねぇが今度こそ逃がしゃしねぇぞ。テメェには聞きたいことが山ほどある。覚悟しやがれ!」 言うが早いかイスラスは仮面の男に向かって走りだす。すかさず仮面はUターンして捕まらないように逃げていく。 クライフォート「闇雲に負ってもダメだ!相手の目線から進行先を予測して……こっちだイスラス!」 イスラス「フッ…サンキュークライフォート。よし、今度こそ!」 ????「うっひひひ…こりゃあ久々に楽しめそうだ。よ〜し、俺も本気で逃げ切ってやるぞ〜!!」
[123]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:57:40 ID:??? 三杉「…なんだか分からないがボクたちも手伝ったほうが良さそうだ。シャル、リブタ、僕が指示を出す。うまく取り囲もう」 シャル「オッケー!走ることだったら大得意だから!(…でも、なんだろ。なんだか胸騒ぎがさっきよりも強くなってる気がするよ)」 リブタ「オッケー!走ることだったら超苦手だから!でも捕まえたときは僕がちゃんと抑えこむから安心してね」 三杉「よし、いくぞ!ファストブレイクだ!」 キュピピーン!! 華麗な効果音を味方につけ、三杉、リブタ、シャルはイスラスとクライフォートの援護に回る。 ????「うひょおーう。こいつはさすがの俺でも分が悪いかも。 でも……これを振りきってこそ『この力』に手を出した甲斐があるってものさぁ!」 鬼さんこちら、手のなるほうへとからかわんばかりな態度で愉快に逃げまわる仮面の男。 イスラスたちは呼吸を合わせて男の逃げ道を少しずつ削り取ろうと試みる。
[124]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/20(金) 11:59:15 ID:??? 先着『2名』様で判定をお願いします ★仮面男→15+!card★ ★イスラス→10+!card シャル→9+!card 三杉→7+!card クライフォート→6+!card リブタ→2+!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します 仮面男-イスラスたちの最高値=0で捕まえることができます。 【補足・補正】 仮面男のカードがクラブ以外で『マッハフェイント』で+4 イスラスのカードがダイヤ・ハートで『高速ドリブル』で+4 シャルのカードがダイヤで『マッハダッシュ』で+3 三杉のカードがダイヤ・ハートで『ファストブレイク』で全員に+2 クライフォートのカードがダイヤ・ハートで『先読み』で仮面男に-2 リブタのカードがダイヤで『ハイパワーブロック』で仮面男に-3
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0ch BBS 2007-01-24