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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[177]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 05:29:02 ID:??? アンナ「詳しいことは現地についてから。もうまもなくつくと思うから、心を落ち着かせて。 どんな状況に陥っても冷静に対処できるような精神を準備させておきなさい。 ……私から言えるのはそれだけ。あとは星の導きと……あなたの努力次第」 森崎「えっ、それってどういう……うわっ!?」 バシュンッ!!ドシャッ! 森崎「いってぇ!」 体を突き抜けるような光が一瞬きらめき、空に投げ出されるような浮遊感に包まれる。 次の瞬間、しこたまお尻を地面に打ち付けられ、痛みとともに自分が再びこの異世界に来たことを実感する。 森崎「お、ここは多分アリティア城だな。とりあえず玉座の間に行ってマルスに会いに行くとするか」 森崎は手近な兵士に部屋への道のりを聞き出そうとする。 兵士「ひ…ひいっ!わわ、私めがそんな大層な役割を……!きき、恐縮であります…!」 森崎「(なんだいなんだいビビるくらいに畏まりやがって。まぁ俺はこの世界の救世主、 異界から来た英雄とまで称された人間だ。これくらい普通かもな…なんつって!)」 ドイツ・ブンデスリーガでの自分の肩書きはプロ選手といってもまだまだヒヨッコレベル。 それに比べて此方の大陸では世界でも有数の有名人だ。虚栄心の塊だった森崎の気分はすこぶる良くなる。 森崎「よし、早速入ってみよう。…うん?」 扉に入ろうとしたその時、横部屋のほうから手招きする姿が見える。あれは…
[178]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 05:30:38 ID:??? ★おいでおいでおいでおいで→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→近衛騎士隊弓兵のライアンと彼の兄貴分であり森崎の親友のトーマスだ。 ハート→近衛騎士隊隊長の重騎士クリスと、彼女の親友セシルだ。 スペード→近衛騎士隊自称エースのルークと彼の相棒のロディだ。 クラブ→王宮騎士団隊長のアランと重騎士のドーガだ。 JOKER→マルスの婚約者のシーダと姉のエリスだ。
[179]森崎名無しさん:2012/07/23(月) 05:42:52 ID:??? ★おいでおいでおいでおいで→ クラブ7 ★
[180]森崎名無しさん:2012/07/23(月) 09:01:47 ID:??? あー、しまった、これもしかして「ちょっとの旅行」じゃ済まないか?
[181]森崎名無しさん:2012/07/23(月) 11:03:07 ID:??? 時間流が違うそうだから大丈夫でしょう。モリブレムさん乙ということで
[182]森崎名無しさん:2012/07/23(月) 13:09:57 ID:??? まあ、現実世界のキャラと交流してイベントを進めるか、FE世界に早期参戦して 序盤の戦いを少しでも楽にするかの選択だったんじゃないかな?
[183]森崎名無しさん:2012/07/23(月) 14:15:10 ID:??? 兵士の反応を見るにやっぱり暗黒皇帝はラムなのか。 てっきり翼だと予想してたんだが。
[184]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 15:21:44 ID:??? >>180-182 第2分は以前の章ごとの区分けで進行していくのではなく 2つの世界の2つのシナリオを同時に攻略していくという形式になります。 時間流のからくりに関しては色々と訳があるのですが、一つ例を出すならば どれだけ畑荒らしやへそくり泥棒を退治しても時間が経過しないというアレです。 >>183 『翼』の登場はかなーーーーーーーり後の方になるかもしれませんねw イタリアに行きレッチェとの試合となれば早く再会できるかも? =========== >★おいでおいでおいでおいで→ クラブ7 ★ クラブ→王宮騎士団隊長のアランと重騎士のドーガだ。 森崎「あれは…ドーガ?それに隣にいるのはアランさんだったかな」 森崎を手招きする巨漢の男と顔色が悪い細面の男。 あまり馴染みがない二人ではあるが、森崎は手招きのままに彼ら二人に近づく。 ドーガ「…まさか本当に現れるとは。本当に彼は『本物』なのか?」 アラン「モロドフ卿の言葉通りならば。だが一応警戒だけは怠るなよ」 森崎「(なんだか久しぶりに会ったってのに妙に余所余所しいな…)」 再会の喜びを交わすでもなく静かに部屋の奥に案内される森崎は不服そうに口を尖らす。 森崎が招きこまれた部屋の中には部屋には武器や防具、食料や天幕などの進軍用の道具がズラリと並べられていた。 アラン「今日我々はグルニア王国へと遠征する。反乱軍討伐の任を受けたのだ」 森崎「反乱軍だって?でも確かグルニアって前大戦の終盤では同盟軍として協力してくれたんじゃなかったか?」
[185]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 15:22:55 ID:??? ロレンス将軍を初め、戦車隊のギガッシュ、騎馬隊のホルスタットなど マムクートの支配から逃れんためにと森崎たちと協力して竜の祭壇までの道を切り開いてくれたはずだ。 ドーガ「アカネイア王国新皇帝殿の命令だ。俺達もにわかには信じられんのだが宗主国の命令には逆らうことが出来ない。 ……お前にはまずアカネイアワールドカップのことを話したほうが良さそうだな」 森崎「そうそう、あの大会の結果のこと気になってたんだよ。どこが勝ったんだ? やっぱりマルスにシーダ、なによりアベルがいるアリティアかな? 個人的にはミネルバ王女のいるマケドニアとかどこまで行けたか気になってるんだが」 アラン「……結果だけを言うならば、我らアリティアは惜しくも準優勝だ。 マケドニアもベスト4まで残ったのだが、マケドニアを倒した『あるチーム』に我々も敗れたのだ」 森崎「な…なにィ!いったいどこの国だよそりゃあ!?」 信じられない。自分たちの世界でも決して見劣りしない実力者揃いのアリティアや 素晴らしい運動能力を誇る竜騎士や天馬騎士を擁するマケドニアを倒せるチームが他にいただなんて。 森崎「待てよ。オグマのいるタリスや魔法ブースト使い放題のカダインだって十分ダークホースには成り得るし… なぁドーガ。そのとんでもない大金星を上げた『あるチーム』ってのはいったいなんていうんだ?」 ドーガ「……悪夢のようだった。決勝まで危なげなく進んだ俺達が為す術なく敗れたあのチーム……その名は…その名前は……」
[186]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 15:24:09 ID:??? 森崎「よう、マルス。久しぶりだなあ」 マルス「……なんだい森崎」 森崎「おいおい、森崎『様』だろぉ?大陸を統べる新皇帝様を呼び捨てはないだろ呼び捨ては。 親しき仲にも礼儀ありって言葉を知らねぇのか?うけけっ!」 マルス「…………」 森崎「冗談だってじょうだーん!お前だけは特別さ。だからそんな怖い顔すんなよ。なァ? お前とシーダの結婚式が延期になっちまったのは本気で悪いと思ってるって。な?な?な?」 マルス「…兵士たちは急な進撃の準備で忙しいんだ。用事なら手短に済ませて欲しい」 アリティア城玉座の間。反乱軍鎮圧のためのマルス王子率いるアリティア王宮騎士団の グルニアへの遠征を前に、新生アカネイア帝国皇帝である森崎有三が激励に訪れていた。 森崎「『カンピオーネ』って意味知ってるか?俺達の世界のイタリアという国で『チャンピオン』という意味さ。 チャンピオン……王者。全ての者を従え頂点に立つ存在に最もふさわしい名前だとお前も思うだろ?」 マルス「そうだね。アカネイアワールドカップでマケドニア、そして僕達アリティアを大差で下し…… 優勝賞品であるニーナ王女との婚姻の資格を手にしたキャプテン。そんな君には確かに相応しいかもね」 森崎「うけけ…そんなに褒めんなよぉ。まぁお前のとこのチームも最後まで手こずらせ…じゃなくて頑張ってたじゃん。 俺から言わせてもらえば、後半になっていきなり動きが悪くなったのが敗因かもな。 前半のようにアベルを中心にして攻めこまれ続けていたら正直厳しかったぜ」 マルス「(そうだ。あの試合の後半。僕達アリティアのメンバーたちは謎の腹痛に襲われていた。 調子を完全に崩した僕たちは相手のチームに屈することしか出来なかったんだ……)」
[187]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/07/23(月) 15:25:24 ID:??? 森崎「ドイツのプロリーグでレベルアップしすぎちまったかなぁ?まぁ今度戦うときは多少は手加減してやるよ。 それともやっぱりお前とは同じチームで戦ったほうがいいかなぁ? お前と俺のコンビならどんなチームにも負けねぇ。それこそ俺達の世界のトップレベルの奴にもな」 マルス「…そんなことないよ。後半だけで君たちに10点も取られたチームのキャプテンでしかない僕が」 森崎「あーあーつれないなぁ。卑屈になんなよ。少し前のお前だったら活き活きとして返事してくれたってのに。 あれか?俺に先を越されたことを根に持ってんのか?英雄王とあろうものが器が小さいぞこのこのぉ。 この遠征が終わったらお前も一度俺達の世界に来いよ。それで見せつけてやろうぜぇ。 俺たち最強のマーベラスコンビがサッカーで世界を支配する様をよぉ!」 マルス「……そうだね。それじゃあ将来に備えて少し練習してみるかい?」 森崎「おっ、ようやくその気になってくれたかよ王子様!へへ…… それじゃあウォーミングアップ用の的…誰か適当な兵士を呼んできてくれよ」 マルス「ああ。横の部屋に待機させてある。すぐに呼んでくるよ」 森崎「へへへ……アカネイアの貧弱な兵士どもじゃすぐに『壊れ』ちまうから退屈してたんだよなぁ。 アカネイア新皇帝様であるこの俺のストレスのはけ口となるありがたい奴は何処のどいつだァ?」 アラン「失礼致します。ご指示の通り連れて参りました」 マルス「…ありがとうアラン。彼をこの玉座の前に」 アランとドーガに引きずられるようにして連れてこられた兵士。 甲冑に身を包んでいるが、その貧相な体格に森崎は不満気な声を上げる。 森崎「なんだァ?そんな貧弱な体つきでこの俺様とマルスのツインシュートを防げるとでも?」 ドーガ「私が面倒を見ている重騎士隊の有望株ですよ。あまり見くびってもらっては困ります」
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0ch BBS 2007-01-24