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【運命が】ファイアーモリブレム39【迫る】
[742]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/24(金) 12:18:15 ID:??? ルークの剣は非常に力強い。武器の切れ味を活かした繊細で滑るような剣ではなく、 武器の重さを活かした叩き割るような剣質を持っている。 故にその剣圧は攻撃だけではなく強固な盾としても用いることが出来る。 ルーク「ていっ!せやっ!どりゃあああっ!!……ふぅ。また一歩聖騎士への道が近くなっちまったぜ」 敵を貫く剣として、味方を守る盾として。聖騎士の名に恥じない成長を重ねるルークだった。 〜会話〜 兵士「へぇ、器用なもんだな坊主!あんだけボロボロだった天幕が新品同然だぜ!」 ロディ「そんな、大したことないですよ」 兵士「謙遜すんなって。さすがはあのアリティア騎士団のメンバーだ。今度の戦いでも頼りにしているぜ!」 ロディは補給を行なってくれるマケドニア正規軍の人に混ざり、物資の修繕を手伝っていた。 ミネルバ王女という旗印を囚われ、無力化した彼らにとってアリティア軍はまさに救世主であった。 前大戦において名高い活躍を上げた黒豹アベル、猛牛カイン。 彼らの志を継ぐ者たちが自分たちに力を貸してくれるのだと希望に満ちた眼差しは 嬉しさと重圧の両極端の負担となってロディの未熟な心にのしかかってくる。 ロディ「(正騎士となり、周りから見られる目が明らかに変わったのが分かる。 私が不甲斐ないことをしてしまえばそれだけアリティア騎士団の名を汚すことになる)」 無様な真似は見せられない。グルニア遠征は戦闘でこそ結果を出せたものの ロレンス隊との接触のタイミングを誤ったミスを覆せるものではない。 このマケドニアでの戦いで挽回してみせると思った矢先、嫌でも目立つ朱色の鎧をまとった少女が目に留まる。 セシル「ロディ、ちょっと話があるんだけど」
[743]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/24(金) 12:19:30 ID:??? ロディ「…セシルか。今ちょっと手が放せないのだが」 セシル「いいからちょっとこっちに来なさい!」 声の節々から明らかに怒っているのが見て取れる。だが、彼女を怒らせるようなことをした覚えがないロディは首を傾げる。 人気のない場所までロディをズルズルと引きずった後、セシルは不機嫌そうに大きな鉢巻で整えた赤い髪を掻き上げながら声をあげる。 セシル「……さっきの軍議のことなんだけど。アンタさ、アタシに椅子を譲ろうとしたわよね」 ロディ「ああ、そのことか。立ちっぱなしで軍議に参加するのはきついだろう。 従騎士時代もジェイガン様の話は長いことで有名だったじゃないか」 セシル「そうそう、中には貧血で倒れた子もいるって……ってはぐらかさないで! 前々から言おうと思っていたんだけど、そういった余計な気遣いはやめて。 アタシのことは男だと思って接してちょうだい」 鼻息あらく、堂々と言い放つ姿は彼女が言うように男らしいものが感じられる。 だが、ロディは再び首を傾げると普段と同じように冷静な口調で切り返す。 ロディ「…私も前々から思っていたのだが、それは無理があるんじゃないか?」 セシル「どうしてよ。簡単でしょう?」 ロディ「男のように接しろと言われてもセシルが女性なのは事実だ。 私が座ったままで、セシルを立たせておくのは忍びなく思うんだよ」 セシル「だーかーらー!そういった気遣いが要らないって言ってんの! 軍議の間立っているくらいでどうにかなるほどアタシの足はヤワじゃないわ!」 若さ溢れる健康的な生足をこれまた男らしくパシーンと叩いて自己主張するセシル。 男らしいを通り越して爺むささを感じたロディは困ったように頭を振ってため息をつく。
[744]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/24(金) 12:21:00 ID:??? ロディ「そういう問題じゃないんだが…」 セシル「女性を弱いと思っているから忍びないなんて感じるのよ。 アタシはそう思われるのが我慢ならないの」 なるほど。勝気で男勝りのセシルらしい主張である。 だが、ここで一つの疑問が生まれてくる。なぜ彼女はこうまでして 男性と比較されることを嫌っているのだろうか。 セシルの実力は従騎士時代の頃から軍を抜いており、並の男では太刀打ち出来ない程だったはずだ。 正騎士の受勲を済ませ、晴れて実力を認められたにもかかわらずなぜ彼女は未だに拘っているのだろう。 ロディ「…どうしてそんなに性別に拘るんだ?好意を素直に受け取ればいいだろう」 セシル「……こ、ここ…好意?好意って……ちょ…」 ロディとしては疑問に思ったことを素直に問いただそうとしただけだったのだが、 激しい自己主張で気が昂っていた所為もあったのだろう。 セシルはロディの言葉をストレートに飲み込んでしまい、言葉に詰まってしまう。 ★赤いセシルと緑のロディ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→(も、もしかしてロディってばアタシのこと…)勘違いから生まれる恋もあるんです スペード・クラブ→(そ、そんな言葉でアタシを揺さぶろうだなんて…!)動揺して顔と耳が真っ赤っ赤です JOKER→(好意…こうい……行為!?やめて、アタシに乱暴する気でしょう!?)どうしてこうなった!?
[745]森崎名無しさん:2012/08/24(金) 12:28:02 ID:??? ★赤いセシルと緑のロディ→ ハート8 ★
[746]森崎名無しさん:2012/08/24(金) 14:57:43 ID:??? エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!!
[747]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/26(日) 18:41:49 ID:??? >>746 もしJOKERが出てしまっていたらセシルはSFCでは桃色っぽい配色だったので頭の中まで桃色になるところでした…w =========== ★赤いセシルと緑のロディ→ ハート8 ★ >ダイヤ・ハート→(も、もしかしてロディってばアタシのこと…)勘違いから生まれる恋もあるんです セシル「(な、なによ。あからさまに『好意』だなんて言ってきて…!)」 確かに従騎士時代の頃から彼とは様々な場面で行動を共にしてきた。 基本的に突撃思考の者が多い中、冷静な判断で部隊を裏側から支える彼にセシルは好意を持っていた。 たまに情けない姿をさらけ出したり、思わず叱ってしまうような弱さも愛すべき点である。 ただそれはあくまでも『仲間』の一人というモノに過ぎず、あからさまな異性として意識したことは無い。 今この瞬間、初めてロディのことをそういう目線で見始めている自分に対し違和感と衝撃が収まらない。 セシル「(うう…お、落ち着くのよセシル。こんな言葉で平静を失うようでは正騎士として失格よ!)」 きっとこれはロディの策だ。こちらが動揺するような言葉で揺さぶり、自分の主張を通しやすくしているだけだ。 男に負けるものかとここまで頑張ってきた自分が男の言葉で混乱するなんてあまりにも滑稽すぎる。 セシル「(そ、そうよ。ロディの言う好意だって、きっとあくまで仲間とか友達とかそういった類のもので……)」 だが、次のロディの言葉でセシルの男勝りの殻に覆われた歳相応の乙女の思考回路はショート寸前になってしまう。 ロディ「―――やるから、ちょっと服を脱いでくれないか?」 セシル「……は?」 ヤルから服をヌゲとな?人気のない所に引き込んで(引っ張ってきたのはアタシだけど)なんという事を――。
[748]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/26(日) 18:43:10 ID:??? セシル「あ、あ、あ、あ、アンタァ!いくらなんでもそれはまだ早い!ってか出撃前だし!わけわかんないしー!!」 ロディ「訳のわからないのはこちらだ。…服の袖がほつれているぞ。直してやるからこちらに渡せと言ってるんだ」 セシル「へ…?ほつれ?」 どうやら思考にふけり過ぎていて彼の言葉をちゃんと聞き取れていなかったらしい。 慌てて服の袖口をみると、確かにだらしなく破れた布がぷらりと垂れ下がっている。 ロディ「身だしなみを整えておくのも騎士の勤めだからな。私たちはアリティア騎士団の代表としてここにいる。 他国の者たちの目に触れても恥ずかしくない、毅然とした姿勢が求められているはずだ」 セシル「そ、そりゃそうだとは思うけど……ていうかアンタ縫い物なんて出来るの?」 ロディ「先ほどまで天幕の修繕の手伝いをしていた。縫い物の道具ならば手元にある。 ……それに、私の家はそれほど裕福ではなかったからな。縫い物や料理などの家事は全て私がやっていた」 セシル「へ、へぇ……すごいのねロディって。アタシは料理なんか全然駄目で、何を作っても焼き過ぎちゃって炭みたいになっちゃうのよね」 ロディ「(後夜祭のフードバトルで存分に腕をふるっていたから嫌でもわかる) ……大した腕前ではないがな。あくまでもそれなりだ。店に出してお金を取れるようなものは流石に難しい」 セシル「それでもスゴイわよ。男なのに料理ができるのって、少し憧れちゃうな」 素直に感心したセシルの言葉に、ロディの先程までのクールな表情がふわりと緩む。 ロディ「ふふっ、君の口からそんな言葉が聞けるとはな。おかしくてたまらない」 セシル「は?どういう意味よ」
[749]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/26(日) 18:45:05 ID:??? ロディ「性別の違いにこだわっていたはずの君が、男が料理できることに肯定的なことがね。 従騎士時代、他の部隊の者たちには女々しい趣味だと馬鹿にされたものだったのだがな」 セシル「そんなことないって。どんなことも出来ないよりは出来たほうがいいに決まってるじゃない。 胸を張りなさいよ。それは十分自慢できるに値するあなたの立派なスキルだわ」 ロディ「……ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよセシル」 男のように見られたい直情的な女と、女のように見られたくない冷静な男。 両極端なようでどこか似ている二人の若騎士は、出撃前に互いを見つめなおす良い機会を得られたようだった。 ※ロディとセシルの互いの支援が1→2に上がりました! アラン「よし、みんなきけ。これより北の林道を抜け西側よりマケドニア軍へと牽制をかける」 敵の主戦力である竜騎士とぶつかるであろう森崎隊の負担を減らすために、 副戦力を誘導するべく深い森の中を突き進んでいくアラン隊。 ルーク「なんだかこうして森の中を進軍してると従騎士時代の行軍任務を思い出すなぁ」 セシル「ああ、そんなこともあったわねぇ。まだその時はアタシは第9小隊だったわね」 ライアン「復路の途中で村を襲うサムシアンの残党と遭遇したんでしたよね。 もしもセシルさんが助けに来てくれなかったら僕、きっと大変な目にあってましたよ…」 ロディ「……だが、今思えば自分の部隊を放棄してまで私達を助けに来たのは無茶だぞセシル」
[750]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/26(日) 18:46:07 ID:??? セシル「ハハハ、我ながらそう思うわ。でも、あの事件があったから今アタシはここにいる。 みんなと一緒に戦って一緒に怒られて……アタシはあの選択は間違っていなかったと断言できるわ。 自分で選んだ道だもの。後悔するような過去なんて絶対に作りたくないわ。だから……」 ルーク「ああ。本当の意味で第7小隊が揃うのはアイツが戻ってきてからだからな」 ライアン「カタリナさん。あれから姿を見せませんけど、いったいどうしているんでしょうか…」 かつての仲間への思いを馳せながら、第7小隊のメンバーたちはアラン、マジと共にマケドニアの森を進む。 ★深い森を抜けて→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→偵察をして先制の確率を上げる ハート→予め有利な地形を確保しておこう スペード→仲間と話をして親交を深めよう クラブ→周囲を散策して怪しいものがないか調べよう JOKER→綺麗な泉がある。少し休憩していこう。
[751]森崎名無しさん:2012/08/26(日) 18:46:32 ID:??? ★深い森を抜けて→ ハート8 ★
[752]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/08/26(日) 18:55:13 ID:??? ★深い森を抜けて→ ハート8 ★ >ハート→予め有利な地形を確保しておこう =========== アラン「(うまく相手を誘導するには…ふむ、この辺りを陣地にしておくべきだろうか?)」 辺りはこれでもかと鬱蒼と茂る木々ばかりだ。相手の攻撃をやり過ごせるような地形を探すのは容易であった。 ★地形を探せ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→癒しの茂みを発見(毎ターンHP5回復 守備・回避+1) ハート・スペード→森を発見(守備・回避+2) クラブ→林を発見(守備・回避+1) JOKER→綺麗な泉がある。少し休憩していこう。 (数字が8〜5で先制値-1 4〜Aで先制値-2)
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0ch BBS 2007-01-24