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【リブタ】黄金のジノ12【始動!】
[788]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/20(土) 23:36:10 ID:??? 佐々木「昔話になるけど、僕は………この木にまつわる話が好きでね。三人で、友情を誓った時は嬉しかったよ。」 古泉「………………」 佐々木の目は、過ぎた時間を懐かしむものだったが、暫くすると剣呑なものに変わった。 佐々木「今では、裏切りの象徴だが。」 佐々木は、そう吐き捨てると下を見た。 佐々木「………古泉くん。僕は、ある意味、涼宮さんよりも罪深い。」 古泉「…………え?」 佐々木は、下を向いたまま呟いた。 佐々木「僕はね、力を意識する前から、キョンと繋がりあう事をずっと願った。思春期の乙女にありがちな、甘ったるい願望さ。」 古泉「………………」 佐々木「察しのいい君なら判るだろう?それがどんな結果を招いたか。」 古泉「……………!」 ハルヒがキョンに不信感を抱いた時。佐々木の力はキョンに向いた。つまりは…………… 佐々木「僕は涼宮さんからキョンを奪う積もりはなかった。ただ、彼との繋がりがあれば、それで幸せだったんだ………」 古泉「………………!」 最悪のタイミングで、最悪の出来事が起きた。不幸な事故である。 古泉「不要となった鍵は、新たなる扉に呼ばれた。そして、その鍵は…………………作り替えられる事なく、新たなる鍵となった………」 なんて事だ、と古泉は天を仰いだ。 佐々木「結果、鍵が作り出したものは、鍵に渡った。僕達が消滅を免れた理由として………仮説を立てると、こうなる。」 古泉「…………なんて…………ことだ…………!」 古泉は、唖然とした。
[789]森崎名無しさん:2012/10/20(土) 23:55:03 ID:??? 古泉「なんてことだ…なんてことだ…」
[790]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 00:07:57 ID:V9T99FGk 佐々木「更に仮説を立てるとすると………真に力があるのは、鍵なんだと考えている。 考えてみてくれ。僕にしろ涼宮さんにしろ、鍵がなくては力が安定して発揮出来ない。 涼宮さんは、ジョン・スミス。僕は、キョン。扉に合わせ、鍵は作れても、力の源は一つの鍵だ。」 古泉「!」 佐々木「つまりが、今の涼宮さんの限界が、新たなる鍵と出会った時。 それ以前に鍵が作り出したものは、彼女から離れていく運命だったんだ。 長門さん、朝倉さん、古泉くん、朝比奈さん。 この4人は、ジョン・スミスによって引き合わされた。となれば、そうも解釈出来るわけだ。」 古泉「……………そう、だったんだ……………僕は……………一体、何を…………」 古泉の目から、涙が落ちる。 古泉「……………………ッ!」 佐々木は、目を反らし、耳を塞いだ。古泉の号泣が、あまりに悲痛なものだったからだ。 必死に声を押し殺し、頭を抱え…………。 古泉は、ただ泣いた……………。 ※本日はここまでにします。 ハルヒが悪役過ぎて、キョンがぐう畜過ぎてもうね…………。 力の自覚あるだけに、佐々木のほうが、より一層質が悪いという捉え方もあるわけですが……。 しかし、ここまで古泉をまともに書く日が来るとは。ホ泉の予定だったのに、どうしてこうなったw
[791]森崎名無しさん:2012/10/21(日) 00:10:21 ID:??? >>789 橘 「佐々木さんに力を最初から渡しておけば、こんな事にはならなかったのに」(ヒヒーン 乙でした
[792]森崎名無しさん:2012/10/21(日) 00:39:29 ID:??? >791 ハルヒ「黙れ素人が! 私はSOS団を作りたいんじゃない、【頑張りセービング】を晒したいのよ! さあみくるちゃん、校門ジョイナスするわよ!」 これだけエンドレスエイトがあるなら古泉が「裁くのは僕のスタンドですッ!!(ふんもっふ)」 とか言ってスタープラチナ発動させるルートとかありそうで怖いです…
[793]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 05:10:13 ID:V9T99FGk >>791 乙感謝です! まぁ、最悪の可能性という事で。あと、報われなかった本編佐々木補完を私なりに。 >>792 ハルヒちゃん的なノリの、ギャグループも面白そうですね。 シリアスは、楽しいんですが、書いているとキャラクターに感情移入してしまい、ダメージが………w 『2』票にて。 A 普段ホ泉とか言われてんだし、救い位やろうぜ?>>778からのグッドエンドのコンテニューでさ。 B ホモに女はいらぬ!明日だ、明日!長門!長門!
[794]森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:19:06 ID:UJ+UY2k6 B 割と救われて無いですかね古泉君。 いや、原作だと機関とSOS団に挟まれて恋愛する自由すら…
[795]森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:43:34 ID:tmg3fT0M A 森さんへの愛に生きたっていいじゃない
[796]森崎名無しさん:2012/10/21(日) 05:52:12 ID:DROEs736 A
[797]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 11:44:28 ID:??? A 普段ホ泉とか言われてんだし、救い位やろうぜ?>>778からのグッドエンドのコンテニューでさ。 佐々木さんと別れた後、恥ずかしい話だけど、僕は涙が止まらなかった。 誰も悪くない。悪いのは――――――――僕だ。 何もわかっちゃいなかった。森さんの気持ちも。機関の皆が、今まで僕のマークを緩くしていた理由も。 散々な気持ちで、僕は家に帰りついた。 もう、何もしたくない。倒れるように布団に入ったが……………僕は、何かおかしな空間に入っていた。 ―――――――――――――― 何もない空間………。響くのは、キミドリさんの声だ。 キミドリさん「これは、緊急脱出プログラム。」 古泉「緊急……脱出プログラム?」 僕は、目の前にいるバルーンドックを見た。 キミドリさん「全く、普段賢い子に限って、いざとなるとダメダメですねぇ。」 古泉「割りますよ?」 キミドリさん「ジョークですよ、ジョーク。極上の笑顔で殺害予告は止めてください。」 …………かなりくだけた人(?)柄のようだ。 キミドリさん「とりあえずは、現状としては私達としてもヤバいんですよねぇ。誰かさんが、後先考えないで機関に喧嘩ふっかけて。」 古泉「………………」 キミドリさん「ぶっちゃけると、皆殺しエンド寸前。絶賛バッドエンド進行中なんですよ。」 キミドリさんは、僕の前に座る。 キミドリさん「まぁ、というわけで、特例なんですが………緊急脱出プログラムです。」 古泉「……………?」 キミドリさん「ま、決めるのはあなた次第。今から3時間前に行って、 森さんとのバッドコミュニケーションを、パフェコミュに変えようってわけですよ!」
[798]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2012/10/21(日) 17:43:59 ID:??? 古泉「……………はぁ。」 パソコンを前に力説するバルーンドック。それを聞く僕。端から見たら、さぞかし異様な光景だろうな。 キミドリさん「というわけで、スイッチを入れるにはこのパソコンのエンターキーを。そうでない場合は、違うキーを。 なお、このプログラムは、24秒後に消滅します。」 古泉「……………はい?」 キミドリさん「あ、10秒経ちましたね。あと14、13、12…………」 考える暇なしですか!この底意地の悪さは、間違いなく朝倉さん似だ! 僕は、慌ててエンターキーを押した。 キミドリさん「…………あ、まだお決まりのセリフ言ってませんでしたね。」 やたらと勿体つけ、キミドリさんは、口を開いた。 キミドリさん「ready?」 readyもなにも………既に起動しているでしょうに………。 …………そんな事を思いながら、僕の意識は消えていった…………。 …………ここは、公園……………。 前から、泣きながら歩んでいる女性がいる。この人は………………見間違えるはずがない。 古泉「森さん。」 森さんは、一度、身体が跳ねた。そして、僕を見ると、信じられないものを見た、といわんばかりに泣き出した。 森「…………なんで?あんた、なんで?」 古泉「んっふ。………答える前に、森さんが向こうに行くからですよ。」 森「……………………」 一瞬だけ、森さんは昔の森さんの表情を見せた。………嬉しい時の、はにかんだ顔。僕が、恋した表情。 しかし、森さんはすぐに表情を戻した。 森「古泉。言ったはずよね。貴方は機関の敵だと。」 古泉「重々存じてますよ。」 僕は、森さんの前に立った。
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0ch BBS 2007-01-24