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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[772]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/09/27(木) 19:39:15 ID:eHhfXuAk 言いながら決して近づいてこようとしないピコに眉根を寄せた森崎は――― *選択 A 「お前……ネイとどういう関係なんだ?」 禁断の花園に切り込んだ! B 「なあ、最近トニーニョと話したか?」 先月のこともある。それとなく……。 C 「俺が隊長って……お前はどう思ってるんだ?」 辛口の批評も覚悟するぞ。 D 「……」 まあいいか。黙々と訓練を続ける。 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『9/28 0:00』です。 ****** 神秘のベールに包まれた男の秘密、その一端が明らかに!? といったところで、早いですが本日の更新はこれまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[773]◆W1prVEUMOs :2012/09/27(木) 23:37:28 ID:DRyJxWfI A 聞かないと始まらない
[774]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/09/27(木) 23:40:44 ID:??? A二人の出会いを軽く聞いてみたいですね。
[775]◆9OlIjdgJmY :2012/09/27(木) 23:51:16 ID:??? B ネイについて踏んではいけない地雷だったら怖いのでw
[776]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 19:29:46 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>772の選択については…… >>773 ◆W1prVEUMOs様の案を採用させていただきます! はい、その通りです。 他に付け加えることのない、シンプルにして真理に近いお答えです。 CP3を進呈いたします。 また>>775 ◆9OlIjdgJmY様のご回答につきまして、こちらも実はその通りです! この選択肢、アッー的なコメディ処理ではなく、踏み込まなくてもいい、しかし切り抜ければ 将来的にそれなりの見返りはある…かもしれない地雷原です。 幸い人物称号と魅力値、評価値の高さで危険な枝が概ね内部的に処理されておりますが、 そうでなければリスクが高いのでBが採用でしたね。 次点としてCP1を進呈いたします。 >>774 聞くとあまり軽くない話が始まってしまいますw 金がほしい・暴れたい・前科持ちで行き場がないという、アンケート断トツの1位2位3位とは 別の理由で傭兵稼業をやっている面子は多かれ少なかれ、過去に色々ありますね。
[777]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 19:30:49 ID:??? *** A 「お前……ネイとどういう関係なんだ?」 『うわ、そこ行くの!?』 ピコが驚くのも無理はない。 それは、傭兵大隊の中でも最もアンタッチャブルな話題と言っても過言ではなかった。 ネイとジェトーリオ。 追うジェトーリオ、振り払うネイ。 これまで、彼らの関係をあえて掘り下げる者はいなかった。 何となれば、男色は明白な死罪である。 教会に発覚すれば、即座に告発されることは疑いない。 故に、大隊の人間は彼らの仲について深く考えることをやめたのである。 もしかしたら、邪推するようなものではないのかもしれなかった。 しかし万が一にも不安が的中してしまったとすれば、それは先送りできぬ問題として浮上する。 解決を、図らねばならなくなる。 (……だが、答えを出しさえしなければ) 確定さえしなければ、問題として処理する必要もない。 知らなかった。気づかなかった。思いもかけないことだった。 そういう位相に押し込めておけば、隠匿の罪に問われることもない。 死して神の御前に立つとき、嘘を告解することもせずに済む。 実利的な側面だけでなく、信仰を持つ者たちの精神衛生上も、考えぬことが一番だったのである。 彼らの関係は見たまま「そういうかたちのもの」であり、それ以上でもそれ以下でもない。 それが傭兵大隊の総意であり、不可侵の結論であった。 森崎の問いは、その一線をやすやすと越えるものだったのである。 「―――知りたいの? 本当に?」
[778]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 19:31:53 ID:??? 「う……」 気圧されたように、森崎が喉の奥から音が漏れる。 何故、こんなことを聞いてしまったのか。 そんな後悔がせり上がってきそうになって、森崎は下腹に力を込めた。 決まっている。知るためだ。 ジェトーリオという男を、ネイという男を知るためだ。 知ってどうするのか、それはまだ分からない。 それでも、知らねば何も始まらない。 理解とは、何も耳に心地良いことばかりではない。 時には茨を素手で掴むように、痛みや傷を負うこととてあろう。 それでも知りたいと、森崎は思ったのだ。 だが。だが、悔めば、恐れれば、それは単なる好奇心に堕する。 痛みを負う覚悟もなく人に踏み込む、そういうものに成り果てる。 それを自分に許せる男に、なりたくはなかった。 故に森崎は下腹に力を込め、気圧されかけた心を奮い立たせ、ジェトーリオの 黒曜石の瞳を、半ば睨むように見つめ返す。 音のないせめぎあいは、長い長い数秒。 「……なんて、ね」 先に息を抜いたのは、ジェトーリオである。 「そんな怖い顔、しないでよ。実際のところ、そう御大層に言えるようなものじゃないんだ。 ただ昔から一緒にいるっていうだけでね」 つい、と視線を逸らしたジェトーリオが、採光窓から射し込む細い光を見上げる。 大地の色をした髭も生えていない肌を、こちらは目を逸らさず見つめながら、森崎が問う。 「幼馴染み……ってやつか?」
[779]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 19:32:54 ID:??? 「ううん、違うよ」 何気ない問いに、何気なく首を振る。 「僕たちが生まれた場所は……そうだな、このドルファンとスィーズランドくらいには離れてる」 「そりゃまた……ほとんど違う国だな」 「まあ、そうだね。こっちの人に言わせれば、国っていうほどのものじゃないらしいけど」 軽く笑うジェトーリオ。 色のない笑みだった。 「僕たちはね、モリサキ」 そういう笑みを浮かべる人間を、森崎はよく知っている。 「僕とネイくんは、違う国に生まれて、違う国で育って、そうして―――」 それは癒えぬ傷の、 「同じ人間にね、売られたんだ」 目に見えぬ血を拭う者たちの、笑みだ。
[780]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 19:38:23 ID:9fpfJ3lc *選択 A 同情する。 B 無言を貫く。 C 憐れむ。 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『10/2 18:00』です。 ****** ここ、人物称号とネイとの関係、これまでの選択(つまり森崎の人格)次第では A〜Dくらいまでの手段選択肢という極悪難易度になっていた可能性もありましたw といったところで本日の更新はこれまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[781]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/01(月) 19:57:44 ID:??? 【ピココール】 この質問自体がジェトーリオを傷つけてる可能性があるけども、どういう反応が隊長として相応しいと思う?
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0ch BBS 2007-01-24