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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[782]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/10/01(月) 20:13:01 ID:??? うーん、多分Bだと思うんだけど(同情すると憐れむは【上から見てる】意味で同じ事)、自信がないなあ。 ピココールに対する回答次第では、ヒントコールも辞さない所存。これは重要と見た。
[783]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/01(月) 20:17:46 ID:??? Cだけは間違ってる様な気がしますね。
[784]ピコ ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 20:57:22 ID:9fpfJ3lc >>781 不幸は、どこにでもあるよ。このご時世だもの。 ジェトーリオが言うようなことだって、珍しくないよね。 キミの周りにだって、生まれた頃からいっくらでもあった話じゃない。 だけど、じゃあ彼はどうしてこんな話をしたんだろう。 キミが何を聞いたら、こんな答えが返ってきたんだっけ? …たとえば今、キミが今の話でジェトーリオを可哀想だと思ったりするのなら、 それは『もう一人』も同じように扱う、っていう風にとられる…のかもしれないね。 だとしたら多分、それは…彼自身に何を言うよりも、敏感に反応されちゃうんじゃないかな。
[785]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/10/01(月) 21:04:14 ID:??? …念のため、【ヒントコール】。 私は「同情と憐れむのはこの場合同じ事(上から目線で見ている=侮辱している)なので、 ジェトが悪感情を抱かない選択肢は「無言を貫く」しかない」 と考えていますが、この予想は正しいですか? 正解を聞くような使い方はマズイかと思いましたので、こういうやり方に。
[786]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/01(月) 22:44:49 ID:9fpfJ3lc >>785 極めて的確な状況の捉え方であると回答いたします。 一点、「侮辱」というよりは「違う位相から物を見ている≒観念の共有が 困難であることを改めて確定させる」というようなニュアンスでしょうか。 ですので、悪感情といっても憤りよりは決定的な失望に近いものとなりますね。
[787]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/10/01(月) 23:34:14 ID:??? なるほど、思ってたよりもうちょっとジェトは大人でしたか。 ではまあ、Bに投票いたします。理由は>>785の通り。
[788]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/02(火) 14:22:07 ID:??? B 【ピココール】に【ヒントコール】を聞き、B以外の選択肢は選ぶのが難しい様に思いました。
[789]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/03(水) 19:25:56 ID:??? 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>780の選択については…… >>787 傍観者 ◆YtAW.M29KM様の案を採用させていただきます! ほとんどヒントコールを使うまでもなく答えを出していただいていたようで、お見事です。 ちなみにズバリ正解だけを聞いていただくのも(あまりエレガントではありませんが)、 システム的には有りといえば有りですw CP3を進呈いたします。 >>788 はい、ここまでくるとそうなってしまいますよねw 勿論ヒント他を吟味した上で、あえて同情するのだ! 理由は〜〜だから! というのも、充分な説得力があれば押し通すことはできます。
[790]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/03(水) 19:26:57 ID:??? *** B 無言を貫く。 ジェトーリオの語ったそれは、ありふれた不幸だ。 ありふれて、だが無感情にやり過ごすことのできぬ、不幸だった。 森崎の中にも、ぐるぐると渦を巻く様々な感情は沸き起こっている。 しかしそのすべてを飲み込んで、森崎は沈黙を守った。 「……」 「お、さすがだね。そういうとこ、嫌いじゃないよ」 同情を寄せることもできただろう。 不幸を憐れみ、共に悲しむこともできただろう。 たとえばそうやって感情を切り分けて、誰とでも共有しやすい形に加工して贈り合うのが 真っ当な世の中というものであるのかもしれない。 しかしそうしてしまったとき、その世の中に、彼らはいなくなる。 黒壇のような肌の男や、褐色の肌の優男は、真っ当なものたちの中から、いなくなるのだ。 それは、線を引くということだ。 不幸という泥のついた者と、そうでない自分たちとの間に線を引いて、その線を挟んで 話をするということに他ならなかった。 故に、森崎は無言を貫いた。 そういう扱われ方を許容する寛容、あるいは愚鈍をジェトーリオという男に求めることは、できなかった。 「……ま、そんな感じで、ね」 森崎の沈黙に何を悟ったか、肩をすくめてジェトーリオが続けた。 「色々あったけど、それからはずっと一緒にいる」
[791]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/03(水) 19:27:58 ID:??? 『えらく邪険にされてるけどね』 間髪入れずに混ぜ返したのは、いつの間にか舞い戻ってきていたピコである。 思わず眉根を寄せて中空に目をやった森崎に、黒壇の青年は相好を崩す。 「あっはは、その割にネイくんのあの態度は何だ、って顔だね。 ま、不思議に思うのも無理ないけどさ」 「……」 『ありゃ』 勘違い、とも言い切れぬ勘違いではあったが、ともあれ森崎はピコをひと睨みするだけで ジェトーリオが言葉を紡ぐに任せる。 「ネイくんはね、僕が嫌いなんじゃない。おっと、これは負け惜しみでも、悪あがきでもないよ。 純然たる事実さ。彼は僕を嫌ってなんかいない。そうじゃないんだ」 黒い肌の中、そこだけは薄桃色をした唇の間から、黄ばんだ乱杭歯が覗く。 薄く笑っているようだった。 「彼はね―――怯えてるんだ。怖いんだよ。僕が」 弓型に細められた黒曜石の瞳が、結晶から削りだされた刃のように煌めいた。 皮を裂き肉を抉る、刃。 「僕といると、古い傷が開くんだ。だからあんな風につれなくして、目を逸らしたがる。可愛いね」 傷、と。 ジェトーリオは言った。 その意味を語るつもりはないと、表情が告げていた。 「だけど、それでも構わない」
[792]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/03(水) 19:28:59 ID:??? 悪鬼と聖母の間に生まれた子のように微笑んで、黒壇の青年が天井を見上げる。 「僕はネイくんに好かれたいわけでも、彼と触れ合いたいわけでもない。 受け入れてほしいとも思わない」 そこには一筋の光が射している。 採光窓から漏れる、白く清らかな陽光だ。 「僕はね。ただ、誰よりも近くで見ていたいんだ。誰よりも」 誰よりも。 生きたまま異教徒を焼く兵がその胸に免罪符を抱えるように、ジェトーリオはその言葉を口にする。 「だって、彼はあんなにも―――綺麗なんだから」 ***
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0ch BBS 2007-01-24