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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[893]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/24(水) 17:32:41 ID:??? ソフィアだったら、どうなってたのかな?
[894]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/24(水) 18:09:49 ID:??? >>891 ドローありがとうございます。 一念、届かず残念でした! >>892 なるほど、納得ですw >>893 高難度の手段付記型選択肢(どうやって連絡を取り/連れ出すか)に続く形となっていましたね。 ほぼ失敗してランダムになっていたでしょうが、もし成功していればソフィア関連のイベントが 大幅に前倒しとなる可能性もありました。
[895]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/24(水) 18:10:51 ID:??? *** ダイヤ→ レズリーだ。……おや? ロリィも一緒だぞ。 「くぁ……やっぱりか」 『まあ、手紙にもそう書いちゃったしねえ』 森崎が僅かに肩を落としたのは、レズリーの隣に大きなクリーム色のリボンが揺れるのを見た瞬間である。 『―――宜しければ御友人をお誘いの上、お越しいただければ幸いです、ってね。 ま、この逃げ道がなければ来てくれなかったかもしれないし、仕方ないね』 「……何か嬉しそうじゃないか、お前」 『そんなことありませ〜ん。じゃ、ガンバって!』 「あいつめ……」 ひらひらと手を振って中空へと舞い上がる相方を見やって小さく舌を打った森崎が、 しかし天高い太陽を見て思い出す。 「……おっと、時間がないんだった。お〜い、こっちだ!」 声で気づいたように、少女たちが森崎の方を向く。 瞬間、ぱっと満面の笑みを浮かべたのがロリィ、複雑そうな顔をしてみせたのがレズリーである。 二人は人ごみをかき分け、近づいてくる。 「わ〜い、お兄ちゃんだ!」 「こら、ロリィ。人が多いんだから走るんじゃない」 「は〜い。……えへへ、レズリーお姉ちゃんに怒られちゃった」 言われながらも森崎の眼前まで駆け寄り、ぺろりと舌を出してみせたロリィは、 夏至祭で見たときとは雰囲気が違う。
[896]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/24(水) 18:11:52 ID:??? 「今日はフリフリじゃな……あ、いや、……クラシックな服だな」 「えへへ、わかる?」 鮮やかな色調にフリルやレースを散りばめた、いかにも少女趣味といったワンピースから一変、 今日はひどく慎ましやかな服装である。 長いスカートが足元までを覆うオリーブグリーンのワンピースに、白を基調とした膝丈のエプロン。 くちなし色の大きなスカーフが首元から肩までを隠すように包んでいた。 南欧の文化的には時代を百年、二百年は遡ったような装束である。 「収穫祭は、昔からこういう格好をするんだよ! お姉ちゃんだって、ほら」 「おいロリィ、引っ張るな……って何だよ、アンタ」 「ほぅ……」 ロリィの言葉通り、レズリーが纏うのもまた常のように尖った服ではない。 細身の体を落ち着いた色調の赤いワンピースと干草染めのエプロンが包み、 亜麻色の波打つ髪はミントグリーンのリボンで一つにまとめられて枇杷茶のスカーフにふわりと乗っている。 「……じ、じろじろ見るな!」 「ね、お姉ちゃんもお揃いなんだから!」 「そうだな……」 口を開いた森崎が―――
[897]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/24(水) 18:13:42 ID:FY/fbtZE *選択 A「二人とも、似合ってるぞ」 B「そういうのも可愛いな、ロリィ」 C「シックな格好もいいじゃないか、レズリー」 D「蘇芳に萌葱……萩の襲か。秋らしいな、レズリー。ロリィは白にあをで葉菊だな」(必要CP:1) 森崎の行動としてどれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願いいたします。 期限は『10/24 23:00』です。 ****** ちなみにDは礼法チェックでぎりぎり出現した選択肢です、といったところで 短いですが本日の更新はこれまでとさせていただきます。 お付き合い、ありがとうございました。 それではまた、次回更新にて。
[898]◆W1prVEUMOs :2012/10/24(水) 21:54:27 ID:??? A 森崎は結構気を遣うタチなので片方だけ褒めることはしないかなと
[899]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/24(水) 22:35:57 ID:??? Aせっかく応援に来てくれたんだから、二人とも褒めておいた方が良いと思います。
[900]◆9OlIjdgJmY :2012/10/24(水) 22:58:33 ID:??? B 反則気味ですが会話の流れからすると 「そういうのも可愛いな、ロリィ」 =「レズリーのそういう格好も可愛いな、お前もそう思うだろ、ロリィ」 と二人してレズリーを持ち上げる風にとれなくもないのでw
[901]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:45:55 ID:??? いける、今日はまだ更新いける……というか、次がまた変なところで止まってしまうと 続きが書けなくて困るので無理にでも行く……! というわけで。 皆様、ご回答ありがとうございます。 それでは早速、>>897の選択については…… >>898 ◆W1prVEUMOs様、>>899 さら ◆KYCgbi9lqI様、お二方の案を採用させていただきます! はい、まったく仰る通りです。 こういうのは八方美人ではなく、当然の礼儀といいますね。 男性側も二人組であればまた違ってきますが。 CP3を進呈いたします。 また>>900 ◆9OlIjdgJmY様の案も、非常にGM好みの捻り方です。 上手いことロリィの機嫌を損ねずにレズリーを推していく手法、いいですね。 今回は若干苦しいのでw 次点としてCP1、更にこういった捻り方への推奨としてCP1を加えて進呈いたします。
[902]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:46:56 ID:??? *** A「二人とも、似合ってるぞ」 それは森崎にしてみれば、何気ない挨拶のようなものである。 誘ったのが自分である以上、女性を立てるのは当然という心得であった。 反応は、両極端だった。 「な……!」 「うん! 可愛いでしょ!」 一人は強張った表情を浮かべ、一人は花のような笑顔を作った。 前者、言わずと知れたレズリーが慌てたように食ってかかる。 「こ、心にもないこと言うなよ!」 「いや、実際。普段は格好いい感じだけどさ。そういう……なんつーかな。 家庭的ってのも合ってるんじゃないかと思うぜ」 「……!」 さらりと言ってのけた森崎にも、多少の悪戯心はある。 しかし二の句が継げず、折角の端正な顔立ちを困惑と怒りと、それから幾つかの感情で 塗りたくったまま立ち尽くすレズリーの姿に、やり過ぎたかと反省してフォローを入れようと 口を開きかけた瞬間。 「そうだ、お兄ちゃん!」 「……? 何だ、ロリィ」
[903]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/25(木) 00:47:57 ID:??? 唐突に声を上げたのはロリィである。 ととっ、と三歩ばかり駆け出すと、くるりと森崎に向き直ってスカートの裾を摘み上げる。 にっこり笑って言うことには、 「今日は、お誘いいただいて、ありがとうございます!」 「おう、ちゃんと言えるなんて偉いな」 可愛らしい淑女の礼に、笑みを返して言う森崎。 嬉しそうに再び駆け寄ってきたロリィが、ぺたりとレズリーに抱きついた。 呪いが解けたように、レズリーがはっとしてロリィを見やる。 「へへー。レズリーお姉ちゃんに、そう言うんだぞって教えてもらったの!」 「ロリィ……それは言っちゃダメだってば」 「……?」 思わず天を仰ぐレズリーと、苦笑する森崎。 それを見たロリィが不思議そうな顔をする。 ひどく和やかな空気の中、ちらりと日の高さを見た森崎が大仰な身振りで言う。 「さて、お嬢様方。そろそろ参りましょうか」 「わ〜い、ロリィ、お嬢様だって!」 「……気持ち悪い喋り方すんな」
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0ch BBS 2007-01-24