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【貴族の傲慢】異邦人モリサキ2【傭兵の意地】
[909]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/10/25(木) 01:03:58 ID:??? 四天王最後の一人 → ダイヤ7 二回引きなおせるし…。
[910]傍観者 ◆YtAW.M29KM :2012/10/25(木) 01:05:06 ID:??? 一回くらいは引き直しますか、リドローで。 四天王最後の一人 → ダイヤK
[911]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:47:53 ID:??? *** ダイヤ→ 確か以前に埠頭で見かけたスキンヘッドだ。長棍を磨いているぞ。 天幕の隅でこちらに背を向け、得物らしき棍を磨いている男。 顔は見えなかったが、その禿頭と背格好、そして何より特徴的な得物を見紛うことはない。 『あの人、キミがこの国に来た日に会った……』 「トサカ野郎の兄貴……だな。名前は何て言ったっけか」 夕暮れの埠頭。 ソフィアに絡んでいたチンピラを叩きのめした森崎の前に悠然と立ちはだかった男である。 実際に刃を交えることこそなかったが、ただならぬ棍捌きは印象に強く焼き付いている。 『ええと……確か、元地区警備隊の、地廻りのサム……だったかな』 「……よく覚えてるな」 『えっへん。ところで地廻り、って?』 むふー、と得意げな顔で胸を張ってみせた小さな相方に、森崎が説明する。 「まあ、俺らの郷でいう目明かしみたいなもんだ」 『要するに権力の狗、兼ヤクザだね』 身も蓋もない言い草に、森崎が苦笑する。 「……ま、元ってからには、そっからイヌを取っ払ってやんな」 『単なるヤクザじゃない』 「今はな。まあ、聞いた頃には分からなかったが、地区警備隊……区警といやあ 軍の中でもこの首都城塞市中の犯罪取り締まりを担当してる隊だ」 『ふうん。……大したことなさそうじゃない』
[912]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:48:57 ID:??? 何を想像したのか、ピコが怪訝そうな表情で言うのへ森崎がため息をつく。 「おいおい、相手はこそ泥や引ったくりだけとは限らねえんだぞ。 火付け、押し込み、殺しの捜査、武器弾薬の密輸にテロ、麻薬まで区警の領分だ。 最前線は命懸け、実戦経験じゃそこらの騎士なんぞ足元にも及ばねえだろうぜ」 『で、あのサムって人は最前線にいたの?』 「知らねえよ、んなこた」 『……』 「ま、ここまで残ってんだ。運もあるかも知れねえが……それだけじゃねえ、ってことさ」 と、森崎が肩をすくめてみせたとき。 「準決勝、第一試合の出場者の方、お願いいたします」 外からかけられた声は、進行を担当する係員のものである。 「おっと……もう出番か」 『なんで最後に試合したキミが第一試合なんだろうね。不公平じゃない?』 「ま、言っても仕方ねえだろ」 不満気なピコの頭を指先でひと撫でして、森崎が立ち上がる。 がしゃり、と金属的な音が響いたのは、天幕の対角線上。 同じように立ち上がった男の、板金鎧が擦れ合って鳴った音である。 がしゃ、ごしゃ、と耳障りな、しかし森崎にも聞き慣れた喧しい音が近づいてくる。 「おう、貴様が噂の東洋人か!」 野太い声の主が、森崎の眼前で立ち止まる。 薄暗い天幕の中、漆黒の鎧に走る無数の傷と修繕の痕が見えた。
[913]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:49:58 ID:??? 「……!」 『うわ……おっきい』 森崎とて、南欧の人間と比べても決して背の低い方ではない。 しかし眼前の男は、その森崎よりも頭一つ分以上の差をつける巨漢であった。 全身を覆う鎧のせいもあろうが、肩幅や胸板は森崎の倍はあろうかとさえ思える。 「……」 「ん? どうした、これから戦う者と交わす言葉はないか? グアッハハハ、いかんぞ、あまり硬くなってはいざという時に力が出ん!」 蓄えた赤髭を揺らしながら豪快に呵ってみせた、男の全身から漂うのは強烈なアルコール臭である。 森崎はその匂いに辟易して口を開けないというのが正しい。 「しかし貴様、聞いていたより若いな! その若さで隊を任されるとは、大したもんだ」 『うわ、ぐいぐい来るねこの人』 「……」 「何だなんだ、覇気がないぞ! 気付けに一杯やるか?」 顎で指した先には先ほどまで絶え間なく傾けていた壺と盃。 「いや……」 「まあいい、せいぜい祭りの舞台を楽しもうではないか!」 かろうじて断りを入れた森崎を、侮るでもなく蔑むでもなく、ただ言葉通り楽しそうに呵って見やり、 男は先に天幕の入り口を潜って外に出ていく。 「……やりづれえ」 『ま、頑張って。ほら!』 僅かに肩を落とした森崎の頬に、小さな拳で気合い一発。 相方に頷いて、森崎もまた男の後を追う。
[914]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:50:59 ID:??? *** 広場の熱狂は既に最高潮に達している。 午後の陽射しを跳ね返すような歓声が、天幕から出た森崎に浴びせかけられる。 今更緊張を覚えるでもなく、心地良さすら感じながら舞台の中央へと歩み出る森崎。 「―――先程までの戦い、見せてもらった」 声は正面、漆黒の鎧の男である。 兜こそ被っていないが、全身をくまなく覆う板金鎧を纏いながら呼吸を乱すこともない。 手にしたハルバードの穂先が、陽光にぎらりと照り映える。 「ヴァルファの『疾風』を仕留めたのも偶然ではないらしいな! 実に面白い!」 ぐぁ、とひとしきり呵った男が、ハルバードを軽く持ち上げ、石突をステージに叩きつける。 重く低い音が、響く歓声を貫いて森崎の耳に届いた。 「だがまあ、こちらにも一応、背負う看板というものがあってな。 そう安々と勝ちは譲れんのよ」 言った男の顔に、すう、と。 哄笑のかたちはそのままに、しかし愉悦とは違う色が、満ちていく。 「ドルファン騎士団、第五大隊長カール・フェルドマン」 「……ドルファン陸軍、外国人傭兵大隊長、森崎有三だ」 男の名乗りに、森崎が応える。 歓声は壁となり、二人の男を押し包んでいる。 審判役の男の声は、もはや聞こえない。 身振りで開始を合図するのが、見えた。
[915]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:52:00 ID:??? 「いざ、参る―――!」 男の斧槍が、大気を切り裂いた。 ****** 森崎有三 ガッツ:50 ATK:192 DEF:198 SPD:128 ini:25 発動中パッシブスキル: 受身/個人戦闘時、DEF値を+10する。 アクティブスキル: (名称/消費ガッツ/効果) 牽制打/10/そのターンの攻撃ダメージを70%とし、命中値を+30する。 スマッシュ/10/攻撃の最終ダメージを150%として計算する。 シールドワーク/ 0/攻撃ダメージを必中で5、防御ダメージを50%にする。 vs カール・フェルドマン ガッツ:50 ATK:208 DEF:185 SPD:106 ini:21 ※収穫祭の個人戦闘は模擬戦となります。 ガッツは固定値で50となり、0になっても入院ペナルティが発生することはありません。 また連戦となりますが、消耗したガッツは試合ごとに最大値の50まで回復します。 ******
[916]異邦人 ◆ALIENo70zA :2012/10/26(金) 17:54:29 ID:T629/RBU 【ターン1】 ・行動選択 攻撃、各種スキルの内から『10/26 20:00』までに、どれか一つを選択して下さい。 その際【選択理由】を必ず付記していただくようお願い致します。 ****** といったところで、一旦ここまでとさせていただきます。
[917]さら ◆KYCgbi9lqI :2012/10/26(金) 18:37:23 ID:??? 牽制打 強敵みたいですので確実に当てたいです。
[918]森崎名無しさん:2012/10/26(金) 19:58:41 ID:??? 通常攻撃 ガッツ50なのでスキルは使いたくないです
[919]◆9OlIjdgJmY :2012/10/26(金) 20:00:08 ID:??? 918です。すみません
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0ch BBS 2007-01-24