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【全国の】キャプテンEDIT40【壁】
[250]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/09(木) 00:06:12 ID:??? 宇津木「……正直すまなかったと思っているんだが。千載一遇うのチャンスに決めきれなかった。 この事実には流石に俺もヘコんだ。相手にトドメを刺せたのに刺せなかったというか鬼なる」 大前「そうへこむなよ宇津木。点差と流れは、今のところウチにある。勝負は後半に決めればいい」 雪村「そうそう! シュートをしくじったくらいで落ち込んでたら、僕なんてどうしたらいいのさ?」 大前「いや、お前はもうちょっと気にしような? 今日は決めたとはいえ……」 達也「兄貴もポストに当てまくる事を気にしような?」 大前「う、うるさいな。全国じゃ当ててないから良いだろ?」 などと零しながら引き上げていく鳴紋中選手たち。その足取りにはリードからくる精神的余裕があった。 前半中にトドメを刺せなかったのは確かに痛いが、それでも点差は圧倒的有利。 いくらキーパーの能力が不安だといえど、そこまで届くシュートを少なくすれば良い。 そして防ぐ度に比良戸ゴールを脅かせるツートップが健在なのである。危機感はあるが、追いつめられるには程遠い。 一方の比良戸中はというと、こちらは少し切羽詰まっていた。 佐野「くそっ! あんなザルキーパー、シュートに持ち込みさえ出来りゃ何点でも取れるのに!」 比良戸中メンバー「なのに前半だけで三点差、か」「いくらザルでも、ここからは少し厳しくないか?」「次藤、どうするよ?」 今までのふてぶてしさが薄れ、年相応の少年らしい焦りと不安を顔に出し始めている。 ……比良戸中のここまでの成績は、全て1−0。つまり撃ち合いの経験が少ない。 この試合まではそれが実力を覆い隠すベールとして機能してきたが、事ここに至って偏った経験として裏目に出始める。 次藤(くっ、難しかもんタイ、サッカーちゅうんは。自分一人で相手に挑む喧嘩とは違うとよ) 今更ながらにそれを実感し始める次藤だった。
[251]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/09(木) 00:07:15 ID:wobSEZTA 次藤「……ともかく、ここで話しとってもどがん考えも浮かばんタイ。今は後半に備えて休憩するタイ」 比良戸中メンバー「おう……」「それもそうだな……」「まずは一休みして、それからだな」 佐野(次藤さんが打開策を明言しないってのも珍しいな。……それもそうか、三点差の試合なんだ。 とにかく、次藤さんに頼り切らずに俺たちも知恵を絞らないと) 複雑な表情で身体を休めるべく控室に向かう比良戸中イレブン。 そこには―― 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★ハートのK「ダイヤにばかり良い目を見させるもんですか」→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ハートのK・JOKER → 快活な美少女マネージャーが待っていた! それ以外 → 苦い顔をした監督が待っていた!
[252]森崎名無しさん:2012/08/09(木) 00:07:31 ID:??? ★ハートのK「ダイヤにばかり良い目を見させるもんですか」→ クラブ3 =★
[253]森崎名無しさん:2012/08/09(木) 00:07:40 ID:??? ★ハートのK「ダイヤにばかり良い目を見させるもんですか」→ クラブ4 =★
[254]森崎名無しさん:2012/08/09(木) 00:07:48 ID:??? ★ハートのK「ダイヤにばかり良い目を見させるもんですか」→ card=★
[255]森崎名無しさん:2012/08/09(木) 00:11:48 ID:??? クラブ3,4 → これはひどい!クラブ一族が待っていた!
[256]森崎名無しさん:2012/08/09(木) 00:13:56 ID:??? 残念ながらハートのKはもう他スレに憑いてるので売り切れです。
[257]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/09(木) 00:55:42 ID:??? >>256 ですよねーw ★ハートのK「ダイヤにばかり良い目を見させるもんですか」→ クラブ3 =★ それ以外 → 苦い顔をした監督が待っていた! --------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 比良戸中監督「前半30分だけで1−4……中々に難しいな、全国屈指の強豪というものは」 次藤「……すまんこってすタイ、監督」 思わず頭を下げそうになった次藤に、監督はひらひらと手を振る。 比良戸中監督「こら、次藤。キャプテンともあろうものが、チームメイトの前でそんなにしょげかえった顔をするな。 それじゃあ勝てるものも勝てなくなるぞ?」 次藤「へへっ、そいはそうやな」 比良戸中監督「とにかく、ハーフタイムの間に考えよう。向こうの守備を切り崩し、点差を詰める策をな」 荒くれ者の次藤を敢えて信任し、選手としてキャプテンとして導いてきた監督。 彼の激励によって、比良戸中の士気は僅かながら上向きかけるのだった。 次藤(そいはそうとして、なんやえらい惜しかもんを逃した気がすんげな?) ※ 次藤の春はまだ遠い様です ※
[258]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/09(木) 00:56:50 ID:??? 〜ハーフタイム〜 ところ変わって鳴紋中の控室では、マネージャー兼監督代行の菱野によるミーティングが行われていた。 菱野「皆さん、前半戦はお疲れさまでした。作戦の目的とは外れましたが、それでも4−1というスコアは想定以上のものですわ」 大前「ああ、次藤の体力は削り切れなかったけれど、このリードは大きい。 得点はオマケってつもりで取りかかっていたけれど、気が付けばオマケの方がデカくなっていたなァ」 落田「なんかオマケ付きのお菓子みたいだなァ。アレって何て言うんだっけ? ショックガン?」 本多「それを言うなら食玩だ。……ええい、早々に話を脱線させるな落田!」 菱野「……話を続けますわよ? それで後半からの戦術ですが、普通で有ればここで点差を背景に逃げ切りを図るのが常道。 しかし、私たちにはそうはいかない理由があります」 園村「オレノコトデスネワカリマス」 墨田「園村、しっかりしろ」 控室に戻っても緊張でガチガチになったままの園村に、選手一同は深く溜息を吐く。 これでも平均的なレベルの選手のシュートなら、三割くらいの確率で弾く程度は出来るのだが、成功体験に乏しいままでは、 自信の持ちようが無い。そしてその程度のキーパーに全幅の信頼を置ける程の余裕も無い。 菱野「失礼ながら、そういうことですわ園村さん……比良戸はとにかくシュートの本数を増やし、ゴールを狙ってくるでしょう。 その時に守り一辺倒では、こちらの守備陣の体力が枯渇してしまいます。 輝林さんも水守さんもまだボールに絡んではいませんが、ブロックは消耗が大きいのは事実です」 輝林「……相手にボールを持たせ過ぎると、こちらが持たなくなる訳ですね」 水守「それじゃあ前半最後に僕らがやろうとしていたことを、比良戸にもやられちゃいますね」
[259]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/09(木) 00:58:14 ID:??? つまり、今の点差を維持することだけを考えても、攻撃の駒は減らせない。 一旦防ぎ切った後に、相手を押し戻せるプレッシャーを持った選手が前線に必要なのだ。 菱野「このような訳でして、後半開始の時点では大前さんはFW起用続行とさせて頂きたく存じます。 守備固めの為にDFに下がって頂くのは、ほぼセーフティリードとなる四点差、五点目を奪った後が妥当でしょう。 何か異論のある方は――」 国岡「いいや、大前がDFに下がれば他の連中の負担も減る! 余計な攻めっ気を出すなんて中途半端なことはやめて、大人しく守り抜くことを考えるべきだぜ!」 と、猛烈な勢いで申し立てる国岡だった。 雪村(ああ、大前くんにハットトリック取らせたくないんだね……) 比良山(そんなに大前のハットトリックを妨害したいのか?) 落田(菱野さんの作戦に口答えとは、何を考えているんだ!) 当然、その魂胆は(一部を除いて)全員の理解するところだったのだが。 菱野「確かに一理はございます。が、そうなると守備に専念しなければならないほど体力を削ったはずの次藤選手。 彼が形振り構わずに攻撃に加わる余裕を与えてしまいますわ」 国岡「いやいや、その為の比良山だろう? 比良山が前線に残っていたら、流石に次藤もゴール前を空けられんはずだ! なんたって大前とは同格の相棒、なんだからなァ?」
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0ch BBS 2007-01-24