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【全国の】キャプテンEDIT40【壁】
[465]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 02:33:52 ID:??? やす子「大丈夫だ、問題無い。……この私が大会中に選手をぶっ壊す様な不手際をしでかすとでも?」 大前「まあ、確かに」 雪村「不思議と試合に支障の出る怪我人は、出したこと無いですよね」 雪村の言う通り、飯地監督の特訓はハード極まりないものだが、その実選手のコンディションはキッチリと整えられている。 この女史の恐ろしいところは、選手のオーバーワークの危険水域をギリギリ見極める眼力も持っていることだった。 恐らく、考えてのことではなく本能で行っているのだろうが。 宇津木「監督のコーチング能力はA+といったところかな。この辺りがどこぞの危険人物とは一足も二足も出ている状態」 水守「誰なのさ、どこぞの危険人物って」 その瞬間、世界を放浪している無精髭の男性が一人、くしゃみをしたとかしなかったとか。 大前「で、肝心の渡会の特訓の方はどうだったんですか? 見たところ、かなり厳しくしごいたみたいですけど」 やす子「それなんだけどね――」
[466]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 02:35:03 ID:??? 〜数時間前〜 試合の会場近くの運動公園。 渡会への特訓は、そのサッカーグラウンドを利用して行われていた。 やす子「はい、また抜かれた! 相手に迫られるととりあえず前、ってのが君の悪い癖よ! 時にはどっしりと構える余裕も見せる! それが相手を惑わすことに繋がる事もあるって、覚えておきなさい!」 渡会「は、はいっ!」 試合の開始前からみっしりと、改めてキーパーのイロハを教え直す。 先日の花輪中戦。レッドカードに繋がるとびだしをした原因は、渡会の心理の裏に隠れた自信の無さ、と飯地は見ていた。 頼れるセンターバック・輝林の陰にいた渡会は、それに劣等感を感じる一方で頼りにし過ぎていたのではないか。 その余りに輝林と気脈を合わせようとし過ぎて、必殺セーブを使う余裕があったのに無闇にとびだしたのではないか。 それが飯地の分析である。 これを矯正する方法はただ一つ。 もう一度渡会に、基礎からキーパーのなんたるかを教え直し、正GKとしての自覚をより確かなものにすることである。 やす子(ある程度方向性の固まった渡会くんを、急激にパワーアップさせるには、まず基礎に立ち返らせることが重要! とても一日の特訓だけでは出来ることじゃないけど……だからこそ、やり甲斐がある! も、燃えてきたわーっ!) そうして、己の熱情のままに特訓に打ち込む飯地。 が、運動公園のグラウンドにはそんな光景を見つめる視線が――
[467]森崎名無しさん:2012/08/14(火) 02:36:30 ID:??? まさか……w
[468]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 02:37:00 ID:Xt2kv35o 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★出番が無かったのはこの判定の為だったんだよ!→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ・ハート → 「やれやれ。あれだけ検査に手間取らせて、結果は後日とはね……ん? あれは――」 通りすがりのMくんだ! いや、本質的にはSだけど…… スペード・クラブ → 「ママー、あれって……」「しっ! 見ちゃいけません!」 通りすがりの母子だった……ガックリ・…… JOKER → 「ほう……この極東で、しかもあんな若い身空の女性で、サッカーのコーチとはな」 な、謎のブラジル人監督だ! ブラジル人監督……一体何アンなんだ……
[469]森崎名無しさん:2012/08/14(火) 02:37:15 ID:??? ★出番が無かったのはこの判定の為だったんだよ!→ ハート6 =★
[470]森崎名無しさん:2012/08/14(火) 02:37:21 ID:??? ★出番が無かったのはこの判定の為だったんだよ!→ ダイヤ6 =★
[471]森崎名無しさん:2012/08/14(火) 02:37:28 ID:??? キタ!
[472]森崎名無しさん:2012/08/14(火) 02:38:39 ID:??? しかも原作での背番号6で登場
[473]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 03:27:38 ID:??? どうも書くのに手間取ってすみません 通りすがりの三杉がコーチに加わる理由を合理的に描写するのがちょっと難しかったので(汗) これが今回最後の判定ですので、出来ればお付き合いくださいませ ★出番が無かったのはこの判定の為だったんだよ!→ ハート6 =★ ダイヤ・ハート → 「やれやれ。あれだけ検査に手間取らせて、結果は後日とはね……ん? あれは――」 通りすがりのMくんだ! いや、本質的にはSだけど…… ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 三杉「やれやれ。一体、何だったんだ? あれだけ念入りに検査するなんて。身体の調子は悪くないはずなんだが……」 弥生「はふ……はふ……ま、待ってくださいよ、キャプテーンっ!」 後ろにちょろちょろと付いて回る弥生を引き連れて、会場への道を急ぐ三杉。 不可解な緊急検査入院を一晩で終えて、今は再び全国大会を観戦に向かう途中である。 三杉「お陰で昨日のリハビリメニューはこなせなかったし……それで完治が遅れたらどうするんだ」 弥生「か、完治してない自覚があるなら、もっとゆっくり歩いて下さいよぉ……」 三杉「む……(確かに、気付かない内に早足になっていたな。心臓負担が掛かる……いけない、いけない)」 と、弥生の諫言で歩調を緩めた時である。 三杉「ん? あれは――」 やす子「でやああああっ! イージーショットォ!」 渡会「なんのォ!」 ボールを打つ打撃音と、それを手でもって受け止める快音。それが三杉の耳に響いた。 何気なく目で追うと、そこにはやたら豪快なシュートを蹴る女性を相手にする、中学生程度の年齢のキーパーの姿がある。
[474]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/08/14(火) 03:28:41 ID:??? 三杉「――あれは……確か鳴紋中のキーパー?」 弥生「ああ、度会くんですね。ドカイくん。昨日の試合で退場になった人ですよ」 三杉「……マネージャー。それ、多分渡るに会うって書いてワタライって読むんだと思うんだけど」 弥生「えっ? そ、そうなんですか!?」 三杉「まあ、珍しい名字ではあるが、その読み間違いはちょっと……昨日、退場になったって? それで今日は出場停止か。ふぅん……」 そう言い、土手の上からグラウンドを見下ろすうちに、三杉の中で疼き出すものがあった。 都大会決勝。不本意な体調不良で負けたあの一戦以来、果たしてどれだけボールを蹴らずに来ただろうか。 心臓に無理を掛けず完治を目指す為とはいえ、ここ最近は地道なリハビリ程度の運動しかしていなかった。 ……三杉とて、リハビリの重さは重々承知している。 生まれつき患っている身で、限られた時間とはいえ試合に出れるのは、たゆまぬリハビリに耐えてきたお陰だ。 気まぐれ程度の思いつきで激しい動きをしては、積み重ねてきた時間全てを棒に振りかねない。 だが、今日は……どういうわけか調子が良い。 賢明なはずの彼が、少し思いっきりボールを蹴っても構わないだろう、という気になるくらいには。 三杉「……すみません、ちょっと僕も混ぜてもらって構いませんか?」 弥生「え、ええっ!?」 気が付けば、傍らの弥生が声を上げるのにも構わず、土手を下りて声を掛けていた。 渡会が、不機嫌そうな表情で振り向く。 渡会「はァ? 誰だよ、お前。急に声掛けて、何の真似だ?」 三杉「僕かい? そうだね、通りすがりのサッカー好き、かな」 渡会「……こっちは遊びでやってんじゃないんだ。気まぐれに球蹴りたいなら、他当たってくんないか」
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0ch BBS 2007-01-24