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【全国の】キャプテンEDIT40【壁】
[834]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:29:14 ID:??? 審判「ふらの中近藤くん、ジャンピングアット。決定機の妨害、しかも負傷を招く危険なプレイだ。裁定は――」 近藤「あ、あわわわ……」 松山「す、すみません! けど、近藤もわざとやったわけではないんです! 彼には良く言って聞かせますので!」 ゴール前での反則に裁きの沙汰が出ようとする光景に、観客席では深甚な溜め息が連続した。 見上(観客席)「やれやれ……これではふらのは駄目だな。まだ前半とはいえ、大会中何度も起きたゴール前での反則だ。 これは準決勝以後も見越して、重いのが出るぞ」 片桐(観客席)「そうですね……これからは松山が苦境でどう粘るか、が見所でしょうか」 三杉(観客席)「大前くんが怪我、か。彼のプレイも大人しくなるだろうし、試合はこのスコアだ。 ……もっと面白くなると思っていたのだけどね」 弥生(観客席)「は、はァ……」 若島津(観客席)「……(見せつけてくれるな、大前。だが、今年の俺に空中戦は通じんぞ)」 日向(バスで昼寝中)「んごごご……すかー……(ピクッ)……ん? 何だ、今の嫌な感じは?」 森崎(観客席)「ちっ、この分じゃ今年もアイツらか(癪だが、あの野郎のシュート力は侮れねえ。俺にももっと上積みが要る……!)」 翼(観客席)「…………」 大方は鳴紋の勝利を既定のものと受け止め、ある者は退屈になりそうな以後の展開に見所を探し、ある者は対決時に思いを馳せる。 そんな中、
[835]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:30:20 ID:??? 雪村「もうっ! ホント、最近は怪我ばっかりなんだから!」 本多「仕事を長く続けるコツは、キチンとした体調管理だぞ? しっかりしろ」 水守「ま、まあまあ。ちゃんと得点は決めているんですし。ね?」 達也「水守先輩は兄貴に甘いなァ」 大前「す、すまん……あ痛ててっ」 渦中の当人は、非難半分心配半分のチームメイトに囲まれながら、畏まって治療を受けていたと言う。 菱野「はい。これで済みましたわ。……しっかりして下さいね? 大前さんお一人の身体と言う訳ではないんですから」 大前「ごめん、菱野さん。それと……ありがとう」 … … … その後の展開は、近藤の一発レッドと大前の早期復帰が影響し、一方的な鳴紋ペースとなった。 松山は奮闘するも(格好のスケープゴートが出来てか)他のふらの中選手は精彩を欠き、人数的な不利はついぞ補えない。 何度かシュートに持ち込むも、輝林や復帰初戦で意気を上げる渡会を抜けずに得点は成らなかった。 その間に鳴紋中は攻撃を重ね、終わってみれば6−0で圧勝。昨年以上の大差である。 なお、試合後には鳴紋サイドの観客からふらのの反則をバッシングするコールが上がり、それと同時に松山は姿を消した。 逃げた、と取る観客が大勢であったが、実際には何故か最寄りの空港へ全力で走っていた姿が目撃されている。
[836]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:31:31 ID:??? 準決勝、東邦学園との試合は、白熱した乱打戦となった。 まさかの復帰を果たした猛虎・日向小次郎。これまで無失点を誇るGK若島津。昨年までのエース反町に一年生離れしたルーキー沢田。 ここにきて登場した、南葛以外では最大の難敵には、かつて無い程の苦戦を強いられた。 初手の中央突破からのタイガーショットこそ、日向に因縁を抱く輝林が止め、カウンターで先制するものの、そこからが日向の本領発揮。 鳴り止まぬ罵声と屈辱を逆に糧とするかのような、日向の凶暴な突撃と二撃目のタイガーショットで同点に追い付く東邦。 鳴紋も空中戦を避けた攻撃にやり辛さを感じながら、大前と比良山が間断なく東邦ゴールを襲う。 最終的なスコアは5−3。 鳴紋中が大量得点するも、反町のねじこみと終了間際のタイガーオーバーヘッドにより東邦も意地を示した結果である。 そして迎えた決勝戦。鳴紋にとっては、王者・南葛へのリベンジマッチでもある。 待っていたのは、東邦戦以上の殴り合いだった。 この時に備えて用意した秘策のANS。それにより前半は優位に立ちまわった鳴紋中だったが、南葛も隠し玉を用意していた。 かねてから懸案だった弱点・小田(寿司)に替わり期待の二年生戦力・山森をスタメン起用。システムを3−4−3にして挑む。 これにより、翼をほぼ封じられながらも安定して前線にボールを供給することに成功。 劣勢ながらも確実に鳴紋守備陣に消耗を強いる。 鳴紋側も3バックになった南葛に付け込んで、森崎に対する消耗策を敢行するが、当の森崎は全力でこれに当たる。 ダイレクトシュートを中心に森崎の体力を削りつつ、ポストプレイから比良山が1対1でゴールを奪い先制する鳴紋。 だが、弱点のスタミナを気にもせず戦う森崎の姿に、一抹の不安を覚えた。
[837]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:32:36 ID:??? 後半戦。ハーフタイムを挟んだ森崎は、異常な回復力を見せて鳴紋ツートップを圧倒。 翼もANSに対応するため、プライドを投げ捨ててチームメイトに助力を乞い、躍動し始める。 1−1。1−2。2−2。2−3。 南葛が追いつき、逆転しては鳴紋が再度同点し、更に意地を見せて南葛が突き放した。 これで南葛のV3確定か、という瞬間。奇跡は起こった。 終了間際に大前が放ったミラクルドライブが、ギリギリのところで疲れを見せ始めた森崎を抜いた。 3−3。勝負は同点延長戦へと持ちこまれた。 延長戦。両チーム総力を尽くした死闘となった。 後半の途中で水守がスタミナ切れを起こした鳴紋中に対し、南葛も石崎が脳震盪でギブアップ。 双方壁を一枚薄くしての勝負は、まず南葛が制す。決めたのはやはり今年も怖かった滝。 水守交代によるANSの効果消失で、翼への警戒が集まった隙をついてのことである。 森崎が鼻を高くし、翼はV3を確実なものとしながらもどこか不満げであった。 だが、鳴紋はまたも食い下がる。 最後の最後で大前に上がるハイボール。長い長い試合の末、既に必殺のシュートを放つ余力は無い。 ここを防げば、それで勝ち。南葛は必勝を期して防備を布き、がんばりセービングを使う余裕のない森崎はとびだしを選択。 ――それが、勝負を分けた。 残った最後の体力を注ぎ込んだ、ハイタワーポスト。それが南葛守備陣を辛うじて上回り、比良山にボールが渡る。 今大会、何度もノーゴールの不運に見舞われた比良山は、ここにきて汚名返上の同点弾を叩き込んだ。 4−4。同点決着。 観客席は万雷の拍手を送り、鳴紋選手は感涙に咽び、南葛イレブンは辛うじて得たV3に戸惑いがちに喜んだ。 森崎は不満げに唸り、翼はかつて切って捨てた相手に並ばれたことに俯く。 ―― 一年前、論外と切って捨てられた大前は、ここにきてようやく、この二人に追いついたのだった。
[838]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:34:00 ID:??? 〜その後〜 ☆小豆沢優一☆ 鳴紋中躍進の切っ掛けを掴んだキャプテンである彼だったが、高校でも全国の舞台には縁が無かった。 しかし大学にて初の栄冠を手にし、卒業後はそれを手土産に設立間もない国内プロリーグでデビュー。 黄金世代の壁が厚く代表入りは叶わなかったものの、長く所属チームの看板選手として活躍した。 ☆早瀬健太郎☆ 母校を県内の強豪から全国区へと飛躍させた男は、高校においても変わらなかった。 一年時こそ夏冬共に三回戦が限界だったものの、翌年に比良山ら後輩が合流するや、彼らを率いて東邦、南葛と三強を形成した。 卒業後は実業団を挟んでプロリーグ入り。代表では下の世代に押されがちだったが、駒不足なFWの貴重なバックアッパーを務めた。 なお、学生時代に知り合った○歳年上の女性と結婚するも、奔放な彼女には気苦労を強いられているようだ……。 ☆瀬川隆文☆ 全国屈指のドリブラーとして学生サッカー界を湧かせ、後にプロデビュー。 A代表でもキャップを記録するが、予選などアジアでの大会のものが、ほとんどだったと言う。 ただ甘いマスクと軽妙なトークからファンが多く、創設間もない国内プロリーグの知名度向上に一役買った……かもしれない。 後に学生時代からの大恋愛を実らせるが、それは29歳の時にようやくだったらしい。 ☆長池文雄☆ 親友の早瀬、瀬川らと共に一時代を築いた彼だったが、高校卒業後に『白夜を見に行く』と言い残して姿を消す。 関係者は気を揉んだが、数年後にスウェーデンでプロデビューを果たし、周囲の度肝を抜いた。 後に松山を追ってプレミアリーグに挑戦。代表でも持ち前のポリバレント性を活かしコンスタントにキャップを重ねた。 選手生活の晩年にはふらりと日本に帰国する。懐かしい顔ともう一度プレイしたかったのだろう。
[839]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:35:17 ID:??? ☆本条幹夫☆ 選手として限界を感じた彼は、一浪の末に旧帝大の名門校に合格。大学ではテニスサークルに入ってちゃっかり彼女も作った。 サッカーをやめても色々な分野でそこそこ上手くいく、という個性は健在の様である。 ☆篠田辰夫☆ 音楽性の違いでバンドを解散するも、シンガーソングライターとしてソロでメジャーデビューを果たす。 暗い歌詞の所為か派手な売れ方はしないが、カルトな人気があり、何だかんだで稼いでいるらしい……。 ☆豊原大将☆ 高校卒業後、地元の市役所に就職。地味に堅実に働いている。 ただ、堅実な生き方が災いしてか、恋愛には奥手であり晩婚だった。ディフェンスの堅さも善し悪しである。 ☆柿原俊作☆ 高校卒業後は本格的に店を継ぐための修行に入った。たまの休みには草サッカーや子ども相手のサッカー教室で羽を伸ばしている。 ☆比良山弘大☆ 非凡なストライカーとして大きく成長した比良山は、世代別代表でも『第三の男』として存在感を発揮。 選手としての総合力の面で日向に水を空けられるも、その決定力は何度もチームの危機を救った。 プロ入り後は欧州各国のリーグを渡り歩き、一つのチームには中々根付かないものの中堅クラスのクラブのエースとして長く活躍した。 なお、時折不可解なタイミングでベンチ外になることがあり、それは決まって酒が出る席の直後だそうだ……。 ☆雪村美和☆ 天才肌の司令塔としてタクトを振るった、鳴紋中不動の10番。しかし、タレントの豊富な代表では中々芽が出ずにいた。 昔堅気のゲームメイカーでもある彼はプロ入り後、海外挑戦しては失敗を繰り返し、世間の嘲笑を買うという不遇な青春を過ごす。 だが、選手生活晩年。同期の多くが代表引退する中、アジアカップにて決勝で劇的な決勝点をアシストするなどの活躍を見せる。 苦労の末、かつてはチームメイトで随一と言われた才能が本物であることを、自ら証明して見せたのである。
[840]森崎名無しさん:2012/10/07(日) 01:36:24 ID:??? 終わった!?
[841]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:36:35 ID:??? ☆本多昌樹☆ 職人的ボランチ・プレイメイカーとして国内に名を馳せた本多だが、雪村と同じく中盤の層が厚い代表では苦心する日々が続いていた。 同年代の翼、岬、松山、三杉に加え、年下の山森・葵らと、A代表ではこれに加えて先輩の長池と競合するタフな環境だったが、 やりがいのある仕事だと不敵に笑い、黙々と与えられたタスクをこなしたという。 WY後に渡仏してリーグ・アンに挑戦。スタッド・レンヌに所属しカップ戦優勝などに貢献した。 ☆輝林司☆ どの局面でも守れるディフェンスと後方からの組み立てを武器に、DFの足りない代表でも重宝される寡黙な名センターバック。 高校卒業後は親の意思もあって大学に進学。南武大にて小豆沢とプレイした後にプロ入りし、主にアタランタ、ウディネーゼで活躍。 代表では中山のカムバック、若島津のフィールダー出場などでサイドバックにコンバートされるも、コンスタントに出場機会を得る。 が、日向ら一部の選手との折り合いの悪さから、惜しまれつつも二十代で代表引退を宣言。クラブでのプレイに専念した。 ☆渡会圭一☆ 鳴紋の正GKとして中学、高校と全国区の経験を積んだ渡会だったが、代表のゴールキーパーは層が厚く、壁を破るには至らなかった。 高校卒業後、輝林と共に先輩である小豆沢のいる南武大に進学。その後、プロデビュー。国内でのプレイに専念する。 デビューから引退まで同じチームに留まり続け、多くのサポーターに愛された選手生活を送った。 ☆末松宏☆ 体格を買われチーム事情からDFへコンバートされた末松。三年時には前向きにこのポジションに務めるも、全国の準一線が限界だった。 高校でも鳴紋のレギュラーとして試合に出ていたが、実業団などから声が掛かる事は無かった。やはり肥満の所為なのだろうか。 その後、大相撲に転向。親方からは「急にうどん屋始めよった、あの小僧以来の逸材や」と評されているらしい……?
[842]キャプテンEDIT ◆EUWFb5QXUg :2012/10/07(日) 01:37:39 ID:YdHlqbTM ☆落田勝☆ 小学校時代は県内でもそれなりのレベルであった落田だが、中学以後はめっきり伸び悩みその他大勢に転落。そこからの浮上は無かった。 だが、本人はそれでも楽しそうにサッカーを続け、プロ入りは叶わなかったものの40歳まで地元の地域リーグクラブでプレイを続けた。 その後は監督に転向したが、結果は――カードの神様に委ねよう。 先着1名様で以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 ★ファイナル落田→ !card=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ → 国内一部リーグの名物監督としてサッカーファンに親しまれた それ以外 → 高校サッカー界でも中堅くらいの学校で指揮を取り、マイペースにサッカーを楽しんでいる JOKER → 落田JAPANがブラジルWカップ優勝
[843]森崎名無しさん:2012/10/07(日) 01:38:01 ID:??? まじかよ……
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0ch BBS 2007-01-24