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【覇者の称号】キャプテン森崎44【カンピオーネ】
[101]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/08(月) 10:28:06.81 ID:0u8Am3OL >A 「ジェンティーレ以外のDFは大した事がない。ジェンティーレを釣り出す方法さえあればな…」 森崎は守備ではなく攻撃の案を考えた。アルゼンチンの猛攻を何度も止めてみせたジェンティーレの力は認めつつ、 そこさえ無効化してしまえば得点のチャンスはおのずと生まれてくる筈と踏んだのだ。 赤井「ジェンティーレを釣り出す方法ッスか…うーん」 葵「あいつ、攻撃的な選手じゃないからなあ…」 森崎「何か思いつかんのか?奴のプレイスタイルとか癖とか」 赤井「ないと思いますよ。スタイルとしては正統派なスイーパーですから、無理なオーバーラップなんかしてきませんし。 っていうかイタリアユースの場合アルシオンに渡してしまえばその時点で攻撃が成り立っちゃいますから、DFの攻撃参加なんて要らないんですよ」 森崎「チッ。自分の役割を忠実にこなすタイプか…うざってーな」 葵「あっ!」 自分達の考えた案より具体的な物を出された葵と赤井は腕を組んで考えた。 そして赤井は唸るばかりだったが、葵はピンと頭上に電球が浮かんだ様な顔になった。 森崎「何か弱点があるのか?」
[102]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/08(月) 10:28:51.69 ID:0u8Am3OL 葵「弱点って言うか、性格ですけど。あいつ超がつく程傲慢でプライドが高いんですよ。しかも激情に駆られやすいし」 赤井「ああ、言われてみれば日向さんに似たタイプだな」 森崎「ほう、日向に似た…つまり、屈辱的な失態を喫したり、挑発されたりするのに弱いってか」 葵「そうなんですよー!でも自分が勝ってる時はとことんまでムカつく奴ですけど…あー、嫌な事思い出した」 赤井「(そういや一度対決して、手も足も出なかった事あったっけ。こいつじゃなあ…)」 森崎「(こいつ、ジェンティーレに恥をかかされた事があるな。だがそんな事はどうでもいい。 重要なのは一度奴らのプライドを傷つけてやれば、そのままディフェンスラインの崩壊を狙えるかも知れんと言う事だ) 他の3人はどうだ?性格的な弱点はないのか?」 赤井「ないっス。アルシオンはクールで有名ですし、ストラットはプレイスタイルが単純だから怒っても影響がないですし」 葵「ジノは実直な人格者ですからねー。なんでジェンティーレみたいな高慢ちきと仲良くできるのか不思議な位ですし」 森崎「そうか…(やはりこっちの攻撃では最大のテーマはジェンティーレをどうするか、だな。 キーパーのヘルナンデスは1対1に強くなった分、突きやすい弱点なんかないし)」 こうしてイタリア組との会談は終わり、ミーティングの時間が刻一刻と近づいてきた。
[103]創る名無しに見る名無し:2012/10/08(月) 11:15:09.28 ID:0u8Am3OL 短い更新ですが今日はこれまで。 また明日お会いしましょう。
[104]創る名無しに見る名無し:2012/10/08(月) 19:06:18.10 ID:Cb+O9EGM 乙でした
[105]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/09(火) 10:20:46.34 ID:RLS9Z22O そして、ミーティングの時間が来た。 見上「全員集まっているな?誰も欠けていないだろうな?」 全日本メンバー「…いえ、誰も欠けていません」「全員そろっていますね」 見上「よしみんなきけ。我々はベスト4、つまり準々決勝まで来た。マスコミ達はお前達を時代の風雲児と持て囃し、 歯が浮く程褒めちぎっているが…そんなものは全て雑音として聞き流せ。特にオランダ相手に快勝した事で 気が緩んでいる者が居たら、今すぐ前に出て来い。私自ら拳で喝を入れてやる」 森崎「(そう言われて前に出る奴はいねーだろ)」 見上「…ではまずイタリアユースの戦力のおさらいだ。井出」 井出「はい!イタリアはこの大会中ずっと5バックシステムを使ってきたんだな。 5−4−1か5−3−2かはまだ分からないけど、5バックなのはまず間違いないんだな。 いまどき5バックなんて言うとカウンター狙いの弱小チームの使うシステムに 聞こえてしまうけど、イタリアの場合むしろ少数だけで攻撃が成り立ってしまうから こうしていると言ってもいいんだな。無論守りが厚くなるのも言うまでもないんだな。 予想スタメンの能力評価はこうなっているんだな」
[106]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/09(火) 10:21:43.12 ID:RLS9Z22O ランピオン 突破力:B 得点力:B ボールカット:C ゴール前:B スタミナ:B とても強力なヘディングを撃って来る上、ポストプレイまで出来る。 アルシオン 突破力:S 得点力:S ボールカット:B ゴール前:A スタミナ:S 今大会No.1司令塔!?攻撃における全てが超一流で、桁違いの支配力を誇る。 ストラット 突破力:B 得点力:S ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:A 爆発的なキック力を持つパワーストライカー。一旦撃たせたら止めるのは至難の業。 バンビーノ 突破力:B 得点力:D ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:B ドリブラーとパサー両方をこなせるMF。守備力はそこまで警戒しなくてもよし。 マンチーニ 突破力:B 得点力:D ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:C オールラウンダータイプのMFだが、このメンバーでは見劣りするかも。 ジェンティーレ 突破力:B 得点力:B ボールカット:S ゴール前:S スタミナ:A 絶対的な守備力を誇るスイーパー。弱点は無いので何度もトライし続けるしかない。 バサレロ 突破力:C 得点力:E ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:D ジェンティーレには大きく劣るが、雑魚ではないので油断しない事。 マリーニョ 突破力:D 得点力:E ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:D ジェンティーレには大きく劣るが、雑魚ではないので油断しない事。 ゴルバテ 突破力:D 得点力:E ボールカット:B ゴール前:B スタミナ:D ジェンティーレには大きく劣るが、雑魚ではないので油断しない事。 トリノ 突破力:C 得点力:E ボールカット:B ゴール前:C スタミナ:D ジェンティーレには大きく劣るが、雑魚ではないので油断しない事。 ヘルナンデス セーブ力:A 一対一:S 飛び出し:A パーフェクトGKの名は伊達では無い。特に一対一の勝負は絶望的。
[107]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/09(火) 10:22:51.85 ID:RLS9Z22O 小出しですが少しでも更新を。 また明日お会いしましょう。
[108]創る名無しに見る名無し:2012/10/09(火) 14:04:06.52 ID:UWa2+2cq 乙です アルシオン やっぱTUEEE!!
[109]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/12(金) 10:45:08.28 ID:cT+gOOir ざわざわざわ… イタリアユースの主力たちの評価の表現に選手達はざわめきを堪え切れなかった。 見上はそれが自然と静まるのを待ってから続きを述べた。 見上「まずは最要注意人物から行く。それはストラットでもジェンティーレでもヘルナンデスでもなく、 アルシオンだ。自軍の選手の自信を失わせる様なマネは避けたいのだが… 奴は司令塔と言うポジションに限定した評価ならば明らかにお前より上だと言わざるを得ん。翼」 翼「…それはつまり、司令塔と言うポジション以外なら勝ち目はあると言う事ですよね」 見上「うむ、そうだ。MFの役目は司令塔だけではないからな。実際に奴は攻撃面では 何もかもが凄まじいが、その反面守備では意欲も能力も低い事がはっきりしている。 よってこちらが攻勢に回っている間は怖い存在ではないのだが… 逆にいったんこいつがボールを持ったら、情けない話だが何をしたら良いか分からん」 森崎「(本当に情けない話だぜ。どうせ俺が最後に止めれば問題ねーだろうが)」 見上「無論だからと言って野放しにしておく訳にはいかん。 奴はドリブルとパスだけでなく、シュートでも超一流だとアルゼンチン戦で証明したからな。 迂闊にフリーにしておけば容赦なくあのスターバーストが飛んでくるだけだ。 奴からボールを奪える確率は低くても、マークをしない訳にはいかない」 ここで見上は一旦言葉を切り、選手達の顔を眺めてから次の選手の説明に移った。 見上「だがアルシオンをマークすると他の選手のマークが減る。そうなるともっとも怖いのがストラットだ。 こいつの実力はこの一言で言い表せるだろう。1年前、森崎からハットトリックを奪った男としてな」 森崎「(むがっ…!思い出したくない事思い出させやがってこの陰湿サングラスめ!)」
[110]2 ◆vD5srW.8hU :2012/10/12(金) 10:46:21.19 ID:cT+gOOir 見上「アルシオンがこの世代ナンバー1の司令塔なら、ストラットはこの世代ナンバー1のキック力を持つストライカーだ。 汎用性で言うならドイツのシュナイダーやブラジルのカルロスの方が上だろうが、それだけにただただ ”点を取る”事に特化したストラットの脅威は際立つ。特にアルシオンのゲームメイク能力とランピオンのポストプレイで より実力が引き出されている点も忘れてはいけない。それをわきまえた上でどうシュート数を減らすかが課題だな」 三杉「(普通に考えれば厳重マークで撃たせないのが王道だが…イタリアもそれ位は想定の範囲内だろうな)」 見上「一方ランピオンは脅威と言う意味では大分格が落ちる。ワールドクラスのヘディング使いではあるが、 前述の二人を考慮するとランピオンを過剰に警戒する訳にはいかないのだ。ただしポストプレイも 出来ると言う点ではやはり放置しておく訳にもいかない存在だろう。言うなれば絶妙に厄介な伏兵だな」 若島津「(俺なら対処出来るレベルだ。そして高い浮き球以外では出番がない奴だから問題ない)」 見上「バンビーノはアルシオンに比べると随分見劣りするが、それでも一応はワールドクラスのMFと言えるだろう。 アルシオンがボールを手放した場合はこいつが代わりにゲームメイクする事が多い。 バンビーノ本人にはシュートの脅威はないから、奴が何を狙っているか冷静に見極める事が大切だな。 もう一人のMFのマンチーニは帯に短し襷に長し、だ。特に特徴らしい特徴がない。 強いて言えばアルシオンとバンビーノよりは守備意識が高い事位だろうか」 岬「(本来なら守備力の高いボランチタイプのMFを入れたかったんだろうけど、イタリアユースにはそんな選手は居ないみたいだね)」 見上「さて…ここまではイタリアの攻撃陣の話だった。今度はイタリアの守備陣の話だ。そしてそれは ヘルナンデスとジェンティーレをワンセット扱いしなければ話せん。ヘルナンデスはJrユース大会で対峙した時より 随分精神的な余裕が出来た様だ。それは一対一への圧倒的な強さを身に着けた事が何よりの証明だ」 若林「(あいつも俺と同じく、ディアスに食らった屈辱を糧にしたんだろうな)」
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0ch BBS 2007-01-24