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【覇者の称号】キャプテン森崎44【カンピオーネ】
[139]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/01(木) 11:13:36.91 ID:o5G/W65T 〜大会21日目〜 そして夜が明け、準決勝第一試合の日がやってきた! ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 放送「世界中の皆さん、こんにちは!ここサンパウロ州のエスタジオ・ド・モルンビーは 幸運にもチケットを得る事が出来た観客達の歓声で今にも震えだしそうです! 彼らが待ち望んでいるのは後30分後に迫ったワールドユース準決勝第一試合、 全日本ユースVSイタリアユースと言う好カードです! 全日本ユースは説明不要の大躍進を遂げている最中のチームです。 キャプテンの森崎くんと10番の翼くんを中心とした攻防共に凄まじく強いチームです! それはここまで4試合して得点20、失点は僅か点と言う結果が何よりも物語っているでしょう。 特にこの得点20と言うのはベスト4に残ったチームの中でもダントツでトップです。 イタリアユースは大会の前評判以上に強い事を証明してきたチームです。 GKヘルナンデスくんとDFジェンティーレくんが培う鉄壁の守備力はこれまでたった1失点しか許さず、 MFアルシオンくんとFWストラットくんによる爆発的な攻撃力は16得点をもたらして来ました。 4人のスター選手が強靭な縦の線を構成しているこのチームも決して見劣りしません!」 観客「ヒューッ、待ちわびたぜェ!」「ここまで来るともうハイレベルな試合しか発生しないな」 「純粋に無関係な観客として見られるのはこの試合が最後だからな、楽しませてもらうぜ」 「まだ3位決定戦があるだろ」「今日はどっちが勝つと思う?」「イタリアだろ。そろそろ日本も運が尽きる頃だ」 「だよなー。日本の得失点差は凄いけど、ドイツ相手には命からがら引き分けだったし」 「いや、あれは命からがらとは言い難いだろ。それに接戦になると思われたオランダ戦を快勝しているぜ」
[140]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/01(木) 11:17:22.92 ID:o5G/W65T 賀茂「イタリアと互角扱いされるとはな…くーっ、良い時代になったもんだぜ」 片桐「私達の時代の日本は、ワールドユースもワールドカップも夢のまた夢でしたからね」 陽子「そのせいかしら。昨日電話で話した感じでは、協会はもう大満足しちゃってるみたいです。 準決勝まで行けたのならここで負けちゃっても十分過ぎる程日本サッカーは沸き上がるだろうって」 片桐「…協会としてはそれでいいのだろうな。だが…」 賀茂「そんなのは実際にフィールドの上で世界を目指した事の無い奴の言うセリフだぜ!」 陽子「ですよねー。まあ、うちのチームは負けず嫌いの巣窟ですし、大丈夫じゃないですか?」 賀茂「ああ、その点じゃ全然心配要らねえなあの連中は。問題は…実力勝負だけではない点だな」 片桐「ええ。イタリアはかつての雪辱に燃えている。逆に日本は因縁のあったオランダを 一蹴した事で気持ちに余裕が生じすぎているかも知れない。これが吉と出るか凶と出るか…」 陽子「(勝ったら勝ったで問題があるって言うのはこう言う事なのね。なるほど)」
[141]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/01(木) 11:18:21.96 ID:o5G/W65T 今日はこれだけ。 また明日お会いしましょう。
[142]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/04(日) 01:04:24.54 ID:gcYAXSU6 〜ドイツユース宿舎〜 フライハイト「この試合、どう見る?」 シュナイダー「…分からん。俺がどっち側だったとしても、相手の攻略法がいくつか思いつく」 カルツ「ワシは先制点が重要だと見るな。日本は取られても取り返すのが得意だが、 イタリアはきっちりとゲームを支配したがるタイプだ。先制点を取った方が通常以上に有利になるぜ」 シェスター「だとすると前半のキックオフがどちらの物になるかも重要になるな」 カペロマン「コイントスなんて運でしかないんだから、そこは考えてもしょうがねーだろ」 〜ブラジルユース宿舎〜 サンタマリア「駒の数は日本の方が多い。イタリアはペース配分を問われる事になるな」 トニーニョ「日本側からすれば、さっさと先制点を奪いイタリアを焦らせたい所だろう」 ディウセウ「かぁっ、ワクワクしてきたぜ〜。早く始まんねえかな〜」 ジェトーリオ「君は何時も能天気でいいよね…」 カルロス「どちらと戦う事になっても、この試合から得られるデータは重要となる。一瞬たりとも見逃すなよ」
[143]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/04(日) 01:05:39.80 ID:gcYAXSU6 一レスだけですが更新。 休日なんだからなんとか沢山更新したい所ですね。
[144]創る名無しに見る名無し:2012/11/04(日) 01:27:13.72 ID:ShlGaI8J 更新乙です! 一レスだけでも定期的に更新される方が嬉しいっすね。 いよいよイタリア戦だ!
[145]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/04(日) 22:37:38.62 ID:gcYAXSU6 〜エスタジオ・ド・モルンビー〜 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! 放送「選手達が入場すると同時に大歓声!どちらが勝ってもおかしくない強豪同士が 見ごたえのあるゲームを繰り広げてくれそうだと言う期待感でスタジアムが揺れています! 欧州の青い稲妻がカティナチオ伝説を更なるステージへ昇華させるのか、それとも アジアからやってきた太陽の国が栄光の舞台へ到達するのか?目が離せない試合となりそうです!」 翼「(ストラット…何時か君とはこうやって勝負する運命だと思っていたけど、思ったより早かったね)」 ストラット「(お前が立ち直っていて何よりだ。弱った相手を倒しても何の勲章にもならないからな)」 葵「(ついに来たなジェンティーレ!お前に借りを返す時が!)」 ジェンティーレ「(なんだこのチビは?なんで俺を睨んでくるんだ?)」 大歓声の中入場する選手達は既に相手チームと視線を交わしている者が多かった。 中には友好の視線を交わしている者も居たが、大抵はお世辞にも友好的な視線ではなかった。 4年前の因縁を考えれば当然と言えよう。 森崎「(チッ、ストラットを見ているとあの時の屈辱を思い出して不愉快だぜ…ん?)」 森崎もかつてストラットにハットトリックを奪われた事を否応も無く思い出して 視線が刺々しくなったが、ふと横を見るとアルシオンが自分を見ているのに気付いた。 その視線に敵意は無く、むしろ興味に近い感情が宿っていた。
[146]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/04(日) 22:38:40.61 ID:gcYAXSU6 アルシオン「初めまして、ユーゾー・モリサキ」 森崎「(なんだこいつは…)」 A 「初めまして、マルク・アルシオン」 B 「何だお前は。お前から恨みを買った覚えはないぞ?」 C 「お前…俺と同じだな」 D 「これはこれは、イタリアのスタープレイヤーに名前を覚えて頂けるとは」 E こいつよりもヘルナンデスに用がある。 F こいつよりもストラットに用がある。 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1334466935/l50にて ☆2012/11/04 23:30:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[147]創る名無しに見る名無し:2012/11/04(日) 23:25:00.42 ID:LEM7weOz 更新きたー乙です!
[148]2 ◆vD5srW.8hU :2012/11/06(火) 12:36:46.84 ID:rmvgQF/c >C 「お前…俺と同じだな」 森崎「………!」 森崎は最初、どう答えようか迷っていた。彼がアルシオンについて知っているのは とてつもない攻撃力を持つイタリアMFだと言う事だけであり、それ以上は伝聞で聞いた人柄程度しか知らなかった。 故に無難に受け流すか、挑発で返すか、それとも無視するか思い悩んだのである。 だがアルシオンをよく見た瞬間、そんな迷いは吹き飛んだ。 そして考えるよりも速く言葉が口から出ていた。 森崎「お前…俺と同じだな」 直感と言うべきだろうか、理屈では説明できない何かが森崎に教えていた。 目の前の男は自分と同じ種類の人間だと。 覇道を求めるのに面倒な理由は必要とせず、ただひたすら上に行く事を生き甲斐とする男。 プライドが高い相手なら五万と倒してきた。栄光を求めないサッカー選手など滅多に居なかった。 だが目の前の男程純粋にただただ上に行く事だけに集中し、それに全く迷わない男は今まで見た事がなかった。 鏡を見た時以外は。 アルシオン「…ああ、やはりな。お前も分かるか…」 アルシオンも恐らくそうだったのだろう。だからこそ森崎に話しかけてきたのだろう。 二人の顔には何時の間にか”邪悪”と形容すべき笑みが浮かんでいた。 小さな子供が見たら泣き出しかねない程今の二人の雰囲気は人間離れしていた。
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0ch BBS 2007-01-24