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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[344]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/17(月) 06:44:45 ID:??? ブローリン「イスラスといったか。もしかしてお前のその右足は……」 ブローリンはイスラスの日に焼けた肌とは違う、 白人独特の赤みがかった白い右足を見て顔をしかめる。 イスラス「……昔、ちょっとな。だが、今こうして好き勝手走り回れるのはこの右足のおかげなんだ」 この足のお陰で、自分は夢を叶えられた。足が早くなりたいという幼い頃に願った夢を。 だが、その夢は他の夢を壊し、砕いたかけらによって作られたようなものでもある。 あまり思い出したくない過去の事故の情景が、イスラスの瞼の裏にじわりと蘇ってくる。 ブローリン「(事故で命を失うもの。夢を失うもの。その両方を守りきり幸運を掴んだもの。 ……同じ事故でもこうも違うものなのか。なぁレヴィンよ、お前の…… そして俺達の失ったものの大きさを改めて思い知ることになろうとはな……)」 ※イスラスとブローリンの評価が上がりました。 ※イスラスとブローリンの互いの評価が上がりました ディック「それじゃあまた夜にでも寮で会おうぜ。安く仕入れられたらお前らにも分けてやるからよ」 ブローリン「家に帰るまでが自由時間だからな。道中気をつけるんだぞ」 森崎「心配性だなぁ。そっちこそ変な商人に引っかかったりするなよー」 デパートの前で巨漢コンビと別れた森崎たちは街の中心部と郊外を繋ぐ道へと入り、目的の美術館へとたどり着く。 『花』をテーマとした展示物の数々は、まるで自分たちが虫にでもなってしまったかのように引き込まれるようだった。 イスラス「生花だけじゃなく、造花、絵、彫像……色んなカタチでの『花』が飾られているようだな」
[345]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/17(月) 06:47:29 ID:??? 三杉「それじゃあ2時間後にこのロビーに集合ってことで。 地下のホールではオークションもやっているみたいだから興味があれば寄ってみるのもいいんじゃないかな」 ビクトリーノ「グフフッ、花の似合う知的かつ素敵な美女とお知り合いになれるチャンスだぜ。 行くぜ中里!俺達の楽園への入り口はきっとここにあーるっ!!」 中里「デュフフ…御意でござる!」 森崎「(折角だから誰かと一緒に回ろうかな?)」 ☆誰を誘いますか? A 三杉 B イスラス C ビクトリーノ D 中里 E やっぱり一人で回る 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[346]森崎名無しさん:2012/09/17(月) 07:20:58 ID:SgVGVtGs A
[347]森崎名無しさん:2012/09/17(月) 08:25:38 ID:Pnwl5YmY A
[348]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 16:07:19 ID:??? >A 三杉 森崎「よし、ここは三杉と一緒に回るとするか」 お互いにプロのトップチームの選手という立場での久々の再会である。 国は違うとはいえ、共に激動のリーグ戦を1年間戦い抜いてきたのだ。 色々と積もる話しもあるかも知れないと、森崎は三杉の後をついていく。 森崎「ん?あいつ、何かの作品の前で止まったぞ。何を見てるんだ?」 ★三杉の瞳に映るもの→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→『月の揺り籠』という題名の鮮やかな絵画だ。 スペード・クラブ→『雑草魂』という題名の地味な生花だ。 JOKER→『虹』という題名の色のない彫像だ。
[349]森崎名無しさん:2012/09/18(火) 16:09:35 ID:??? ★三杉の瞳に映るもの→ ダイヤ7 ★
[350]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:06:37 ID:??? ★三杉の瞳に映るもの→ ダイヤ7 ★ >ダイヤ・ハート→『月の揺り籠』という題名の鮮やかな絵画だ。 森崎「おーい三杉。熱心に眺めてるようだけどそんなにスゴイのか?それ」 三杉「ああ、森崎か。…見てくれよ。実に見事だとは思わないか」 夜空に凛と煌く月を称えるように、すすきの穂が揺れる広い草原。 その中に小さく芽吹く名前の無い花を優しく照らす光のカーテン。 神々しい生への賛美と、和やかなお月見のような和の雰囲気が感じられる作品のようだ。 二人で並んで暫く絵を見ていたが、三杉がポツリとつぶやき出す。 三杉「……正直今回の親善試合は不安でたまらなかった。 君たちと対戦するに値しないほどに、チームはバラバラになってしまっていた」 森崎「へぇ、そうなのか。まぁ今回の遠征の趣旨を考えれば なるべく手強い相手として立ちふさがってもらわなきゃ困るからな」 三杉「悪いけれど、君たちを満足させるどころか ドイツに帰りたいと思わせるくらいの脅威になったよ。ボクたちアヤックスは」 三杉の顔は強く自身に満ち溢れていた。 この『月の揺り籠』という絵画に負けないほどの輝きを放って。 三杉「君は相変わらず『スタミナ不足』に苦しんでいるのかい?」 森崎「むっ…。以前よりは大分改善したさ。フルタイム戦える配分をこの1年学んできたんだからな」 三杉「うちのチームにはミドルシュートを狙える選手は山ほどいるよ? そしてもちろん、このボクも例外ではない」
[351]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:07:56 ID:??? 森崎「ぐっ…だ、だがアップキックボレー程度の単純なシュートじゃ俺には通用しないぜ」 三杉「フフッ、君が1年で学んだ分だけ、ボクも学ぶべきものがあったということさ。 ……あのよみうりランド以来の勝負。今度はプロという世界での対戦だ。 お互いに万全の体制で、良い試合にできればいいと思っている」 三杉の瞳がギラリと鈍い光を湛える。 限られた時間を精一杯サッカーに打ち込んできた当時の自分にとって、 謎の腹痛というアクシデントは全力の真剣勝負を望む自分だけでなく、 対戦相手の挑戦を裏切ってしまった、三杉が最も後悔している試合なのである。 そしてこの三杉の真剣な眼差しは、今の森崎の心にガラスの破片のように突き刺さるようだった。 森崎「(うっ……そうか。三杉はあの試合の続きができる事を本気で楽しみにしているんだ。 あの頃俺が嬉々として使った下剤作戦は、今度はアカネイアワールドカップでマルス達を苦しめた。 ……駄目だ。いくら過去を否定したくても否定しきれない自分がいる。 俺は……俺はやはり『森崎雄三』の偽物なのか? ラムカーネこそが本物の『キャプテン森崎』のあり方だったというのか……?)」 自分は確かにあの頃から大分変わった。己の力の過信を止め、人との和を大切にし、 チーム一丸となって闘いぬく精神をアカネイア大陸での3年で学びものにしてきたのだ。 そうだ。やり直すと決めたのだ。心を入れ替え、今度こそ三杉の望む真剣勝負が出来るようにと森崎は決意したのだ。 ?????「やり直す?テメェのしてることはただの『リセット』だろ。 都合の良い展開が来るまで何度も何度も何度も何度も時を遡ってよぉ。 テメェも『森崎』を名乗るなら腹を決めやがれよ。うけけっ。 どうあがいたってテメェはテメェ以上のモノになんかなれねぇんだよぉ!!」
[352]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/18(火) 17:09:54 ID:??? 森崎「……!?……うっ……」 三杉「どうしたんだ森崎。顔色が優れないようだが…」 森崎「い、いや。大丈夫だ。油絵の臭いがちょっときつくてなぁ。ハッハッハ」 適当にごまかして気遣いさせまいと振る舞う森崎だったが、先ほどの声が耳からなかなか離れてくれない。 ラムカーネが近くにいるとでも言うのだろうか。 それともあれこそが『キャプテン森崎』であろうとする自分の本心の叫びなのだろうか。 森崎「と、とりあえず場所を移そうぜ。歩いているうちに気分は良くなるだろうから」 三杉「そうかい?君が言うのならボクは止めないけれど……。 だけど、具合が悪くなったらすぐに言うんだよ。こう見えても『医者志望』なのだからね」 森崎「はは、頼りにしてるぜ」 森崎と三杉は穏やかなクラシックが流れるホールをゆったりと回っていく。 リーグ戦での思い出や、自慢話や記録などを存分に語り合いながら歩く二人の行き着く次の場所は…… ★ミューズィアム探検→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→オークション会場だ。超有名な絵画の贋作がおろされているようだが…? ハート→ビクトリーノと合流する。早速ナンパに挑戦している。 スペード→数字が高いほど美人だぞ。イスラスと合流する。何故かクライフォートも一緒だ。 クラブ→中里と合流する。が、なんだか慌てた様子だぞ? JOKER→桜の花を見上げつつテンション高く騒ぐ黒人に話しかけられる。
[353]森崎名無しさん:2012/09/18(火) 17:11:26 ID:??? ★ミューズィアム探検→ ダイヤ8 ★
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0ch BBS 2007-01-24