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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[373]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 13:29:10 ID:??? >C 少し強気に300ユーロ 森崎「(よし、ここが狙い目だ)すぅーー……300!!」 ここで森崎は勝負に出る。300ユーロ。日本円にしておよそ3万円である。 一度大きく行きを吸い込んでからの、堂々とした発音での値段の吊り上げ。 特殊な造形とはいえ、花束一つに出せる金額としてはかなりのものだ。 だが、この強烈な牽制はこれまで積極的だった他の競売客の動きを確かに鈍らせた。 ビクトリーノ「うぐぐ…!さ、300ユーロ……だと……? (どうする俺?これ以上の値段だとたとえ花束を買えたとしても それをプレゼントした後のデートプランをもう一度練り直さなくちゃいけねぇ。 ちゃちなレストランやホテルに誘うなんざ俺の流儀に反するし……くっそー!)」 森崎「(この雰囲気……来てる、来てるぞ。流れは俺の方に来ている!この勝負……もらった!)」 ★ハマチハウマッチ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→制限時間いっぱいに。見事花束は森崎が『300』ユーロで競り落とした! スペード→ビクトリーノが絞り上げるようなうめき声で『310』と答える! クラブ→『350!』髪の毛と口を尖らせたキツネ顔の少年が対抗してくる。 JOKER→『10000!』破格のつり上げに会場騒然!いったい誰が…?
[374]森崎名無しさん:2012/09/20(木) 13:30:05 ID:??? ★ハマチハウマッチ→ ダイヤQ ★
[375]森崎名無しさん:2012/09/20(木) 13:30:17 ID:??? ★ハマチハウマッチ→ JOKER ★
[376]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 13:42:47 ID:??? ★ハマチハウマッチ→ ダイヤQ ★ >ダイヤ・ハート→制限時間いっぱいに。見事花束は森崎が『300』ユーロで競り落とした! 時間にしてはほんの僅かな、だが森崎にとっては 生きた心地がしない長い間が競売ホールをゆっくりと駆け巡っていく。 ジリリリーーーン!! 激しく打ち鳴らされるベルの音で森崎の視界は一気に晴れ渡った。 守りきった。見事300ユーロでサッカーボール型の花束を競り落とせたのである。 森崎「いよっしゃー!この独特の緊張感と購買感、オークションでなきゃ絶対に味わえないぜー」 ビクトリーノ「へ、へーんだ!そんな花なんかに300ユーロも払っちゃったりなんかして!無駄遣い乙!」 三杉「競売で負けた人は誰もがそう言うんだよ。みっともないからやめるんだ」 ビクトリーノ「ぐぎぎぎ……チッキショー!これで俺のナンパが失敗したらテメェの所為だからなー!覚えてろー!」 シュタタタタタタタタッ…… 森崎と三杉はある意味この会場のどの作品よりも芸術的な俊足で競売ホールを涙目で走り去るビクトリーノを見送る。 三杉「さて、そろそろ集合時間だね。玄関ホールへと戻ろうか。 ちなみに……その花束だけど、誰かへの贈り物にでもするのかい?」 なにか言いたげなニヤニヤとした憎らしい笑顔で、三杉はこの花の行く先を尋ねてくる。
[377]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 13:46:14 ID:??? ☆どうしますか? A 自室の観賞用にするつもりだったけど? B 実家の両親へのおみやげだよ? C もちろん意中の女の子へのプレゼントさ! D もちろん大切な友人へのプレゼントさ! E 実は……お前に送りたいと思っていたんだ! F ビクトリーノの恋路を寛大に応援してやろうじゃないか! G 特に考えていない。とりあえず買ってみただけ。 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[378]森崎名無しさん:2012/09/20(木) 14:13:02 ID:Ets+StFs C
[379]森崎名無しさん:2012/09/20(木) 14:35:39 ID:dAxmd36c C
[380]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 22:49:56 ID:??? >C もちろん意中の女の子へのプレゼントさ! 森崎「三杉も野暮だなぁ。男が花を買う理由は冠婚葬祭を除けば一つしかないだろうさ」 三杉「……これは済まなかったね。ボクとしたことが配慮に欠けた発言だったよ」 と言いつつも、森崎のこの回答を期待していた三杉はしたり顔で謝罪する。 三杉「こうして異国の土地でプロとしてやっていくにはそれこそ多くの人の助けが必要だ。 チームのオーナー然り、監督然り、チームメイト然りマネージャー然り。 地元のサポーターの応援や、僕達に研修という機会を与えてくれた サッカー協会の方たちにも感謝しなければならない」 一呼吸置き、先ほど競り落とした自分の姿にソックリの彫像を見つめ三杉は続ける。 三杉「その中でも、自分の心の支えとなってくれるパートナーが側にいてくれる。 これほど心強いものはないだろうし、勇気を与えてくれる存在はいないだろう」 弥生の献身的な想いは、三杉の身体の世話だけでなく精神的なものも癒してくれていた。 決して自己主張すること無く、一歩引いたところから冷静に助言を与えてくれる。 『夢を追いかけている人を止めることなんて私には出来ない。 だから私は見守っているだけ。そのかわり、誰よりも一番近いところで』 自分の目指す夢をそっと見守ってくれている彼女という存在がいるからこそ、 ガラスのエース・三杉淳は節度を守り、決して無茶をし過ぎないよう心がけることが出来るのだ。 いわば彼女は三杉にとっての『ブレーキ』なのだ。 暴走し、この身体が使いものにならなくなってしまわぬようにしてくれる大切な心の拠り所なのである。
[381]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 22:51:37 ID:??? 三杉「君も一生を共にする覚悟が出来る素敵なパートナーに巡り会えればいいね。 それとも既に見つけていたりするのかい?……おっと、また野暮な質問をしてしまったね」 森崎「(……実際の所どうなんだろうな。俺はまだミネルバ王女のことを好きなままでいるのか?)」 今思い出しても顔から火が出るほど恥ずかしい記憶が呼び起こされる。 WY大会イングランド戦の直前。森崎はチームメイト全員の前で好きな人の名前を盛大に叫ばされる醜態を晒した。 そのことを三杉が忘れているはずもない。きっとあの恋の続きの展開を期待しているに違いない。 森崎「(頼むからどうか無事でいてくれよ。もうロレンスさんやクリスのように 誰かが目の前で消えて行くところなんて……絶対に見たくないんだから)」 この世界にいるうちはなるべくアカネイア大陸の事情は持ち込むまいとしていたが、 森崎は改めてマケドニア王女ミネルバの救出を強く誓うのだった。 ※三杉の評価が上がりました。 ※ビクトリーノの評価が下がりました。 ※森崎が『花束』を手に入れました。プレゼントすると相手により好感度が上下します。 地下のホールからロビーへと戻ってきた森崎と三杉は、椅子に腰掛け他の同行者たちを静かに待つ。 今日の美術館の感想や、異国の地で身につけた新たな技について語っているうちに一人、二人と戻ってくる。 中里「待たせたでござるな森崎殿、三杉殿」 イスラス「悪いな。ちょっと話し込んじまっていて遅れた」 ところがビクトリーノだけが集合時間を過ぎても戻ってこない。 花束を買えず、ナンパをしくじり落ち込んでいる姿を見られたくないのだろうか? 少し罪悪感を覚えた森崎がちょっと探しに行ってくると言おうとしたその時。
[382]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 22:53:10 ID:??? 『ド、ドロボー!ドロボーだ〜!!』 甲高い叫び声がロビー中に響き渡る。次の瞬間、この美術館のオーナーらしき男を突き飛ばし、 一人の男が森崎たちの目の前を尋常じゃない速度で通りすぎていく。 あまりのスピードと、いきなりのことで、逃げる人間の顔すらはっきり認識することが出来なかった。 中里「なにィ!盗人でござるか?」 三杉「美術館なんてそれこそ泥棒にとっては宝の宝庫だからね。 値段なんて恐れ多くもつけられない作品もあるみたいだし」 そして、逃げた泥棒を追いかけるようにビクトリーノが黒い疾風となってロビーへと駆け込んでくる。 ビクトリーノ「お、ちょうどいい所に。お前らもちょっと手を貸してくれ! あの野郎、俺の鞄まで一緒にパクッていきやがったんだ!」 イスラス「何やってんだよまったく…。まぁ、いい運動になりそうだからな!」 ダダッ! イスラスは椅子から飛び上がると、ビクトリーノと一緒に煙を巻きあげるがごとく外に向かって駆け抜けていく。 共に世界トップクラスの俊足だ。いくら泥棒といえども彼らの追跡から逃れられることは簡単ではないはずだ。 三杉「彼らに任せておけばとりあえずは安心かな?…………ん?これは…………」 先ほどの泥棒が慌てて落としていったものだろうか。 地味な包装がされてある小さな箱を三杉は拾い上げ、そして絶句する。 三杉「……関わりたくないものに関わってしまったな。これは……」
[383]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/20(木) 22:54:47 ID:??? アムステルダムの街にとってはそれほど珍しいものではない。 だが、そうだとしても健全な肉体と精神を常に求められる自分たちにとっては禁忌に近い代物だ。 三杉「これは……麻薬だ。それもかなりの劇薬と言ってもいい」 中里「なっ……なんと!?」 森崎「お、おいおい。冗談だろ?」 医者との二足の草鞋を目指している三杉もこの禁断の薬の知識は持っていた。 そしてこんな白昼堂々とドラッグを持ち出す人間が危険かどうかなど たとえ裏の世界の人間でなくとも分かりうることだった。 中里「このままでは二人が危ないでござる。追いかけて止めさせなくては」 忍の世界ではよくあることなのだろうか。中里は冷静な態度で状況を判断している。 三杉「森崎、君はどうする?一人はここに残って他のみんなの荷物を見ていてもらいたいんだが」 ☆どうしますか? A 自分が残り、追跡は三杉と中里に任せる B 三杉を残し、中里と一緒に追跡する C 中里を残し、三杉と一緒に追跡する 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24