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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[395]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:38:20 ID:??? ここで少し時間は遡る。デパートで備品の買い物を終えたリブタとマネージャーのシャル。 そして特性のプロティンを大量に抱えたディックとブローリンがはちあわせていた。 シャル「ディック!それと…ブレーメンのブローリンさんでしたよね。こんにちは」 ブローリン「こんにちは。君たちも買い物かい?」 ディック「なんだよマネージャー。ブタちゃんとデートかい?」 リブタ「お、おお、俺はぶ、ぶぶ、ブタじゃないやーい!ぶっひぃぃぃい!!」 ブローリン「(名は体を表すとはこのことか。だが、この体格の大きさは競り合い時には脅威だな)」 ディックの煽りに顔を真赤にして鼻穴をふくらませるリブタを、シャルはどうどうと抑える。 シャル「もう、ディックも子供じゃないんだからいつまでもからかうのは止めなよ。 これでも昔に比べたら大分引き締まってる……と、思うかな。う〜ん、どうだろ」 自信無さ気なコメントを残すシャルに対し、リブタは頬をタプタプ揺らしながら悲観にくれる。 リブタ「そんなァ〜!ここ最近ずっとお菓子食べるの我慢してるのに〜!」 ディック「もちっとスマートに走り回れる身体をしっかり作りやがらねぇと。 俺の秘蔵のプロティンを分けてやる。こいつを摂取すればすぐにマッスルボデーに…」 リブタ「い、いいよ…。俺、そういうの取ると昔から太っちゃう体質なんだよ」 ブローリン「ならば腹筋だ。腹筋一つにも色々と種類があってだな。 腹回りの肉をそぎ落としたい場合、こう、身体をVの字のようにだね…」
[396]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:39:43 ID:??? シャル「あ、その話わたしも気になります。詳しく教えて下さい! 最近脇腹あたりのお肉がちょっーっと、ほんのちょーっと摘めちゃって…」 リブタ「俺が食べるの我慢して取っておいたお菓子こっそり食べてるからでしょ。この間見ちゃったんだよね…」 シャル「ドキーン!い、いやぁあれはその…ほら、仕事を早く済ませるのがわたしのモットーでしょ? だからあれは頭の回転を速くするためにしかたなく……」 ディック「あんまり早すぎて雑になるのも考えものだけどなー」 シャル「はい……精進します」 そんな雑談を交わしつつ、ディックたち4人は和やかな雰囲気でアヤックスの寮への帰路を歩く。 ブローリン「しかし、女子のマネージャーといえば俺が元いたチームのことを思い出すよ」 ディック「なになに?その子どんな子?可愛い子? うちのサルみたいなのとは違って有能な子なんだろうな〜」 シャル「サルじゃないシャルだー!ムッキー!!……って、あらヤダ。オホホ」 リブタ「(また人の名前をもじって馬鹿にするー。 うん、いつかディックに名前ネタでギャフンと言わせてみせるぞ)」 後日、リブタはディックという名に隠された意味を偶然知ることになり さすがにこれは可哀想だと復讐を思いとどまるのだがそれはまた別のお話である。 ブローリン「可愛いかどうかは俺の口からは言えんが、有能なマネージャーだったと誇れるな。 彼女の名前はシェリー。科学者である兄と一緒に俺たちのチームのサポートに無くてはならない存在だった」
[397]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:40:52 ID:??? 科学的トレーニングを導入することになったスウェーデンユースは、 これまでとは大きく違う練習項目に戸惑うものは少なくなかった。 腹筋一筋であったブローリンも例外ではなく、練習内容を理解していく 他の者たちの驚くほどの成長に取り残され、思い悩んだものである。 そんなとき、彼女の献身的な補助によりブローリンはようやく練習のコツを掴み、 チームメイトと同様に飛躍的に実力を伸ばすことに成功したのである。 ブローリン「(そうだ。カレンを事故で失い悲しみにくれたのはレヴィンや俺たちだけじゃない。 カレンの親友であった彼女も、あの日から暗い影を背負うようになってしまった……)」 もしもやり直せるものならばやり直したい。レヴィンの切なる願いを成就するためにも。 星のかけらを出来るだけ集め、カレンを生き返らせなくては。 そうすればきっとあの頃のように。皆が笑顔を取り戻せるはずだとブローリンは固く拳を握る。 リブタ「ぶひぃ…ぶひぃ…ちょ、ちょっと公園で休んでいこうよ。ノドが乾いた……」 ディック「ああん?甘ったれたこと言ってんじゃねぇよ!だからテメェは何時まで経っても……!」 シャル「ま、まぁまぁ。わたしも午前中ずっと歩きづめでちょっと疲れちゃったし」 ブローリン「俺もこの街の風景を色々と見て回りたい。構わないだろうか?」 ディック「……けっ、わーったよ。わっかりました〜」 ディックたち4人は近くの公園のベンチへと向かう。 一方その頃、その公園ではクリスマン、カイザー、レンセンブリンクの三人が 『とある人物』からの依頼を受けて『とある探し物』をしていた。
[398]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:42:14 ID:??? クリスマン「どうだ?見つかったか?」 カイザー「うんにゃ。こっちには何にも手がかりなし」 レンセンブリンク「……同じく。本当にこんな場所にあるのか?」 クリスマン「あると思う。いや、絶対にあるはずだ!そして何が何でも見つけなくちゃいけない。 アヤックスアカデミーに伝わる『伝説の三人組』が残した『お宝』を!」 レンセンブリンク「本当にそんなもの存在するのか?よくあるつくり話とかじゃないのか?」 カイザー「俺はこういう宝探しって結構好きだけどな。ウッシッシ」 レンセンブリンク「クリスマン、少し冷静になれよ。こんなお遊びみたいな無駄な努力するより ブレーメンの戦力を分析するとか弱点を探すとかしたほうがよほど有意義じゃ…」 クリスマン「それだけじゃダメなんだよ。今の俺達じゃ……ダメなんだ。 そうじゃなきゃ、俺達は何時まで経っても『前座』扱いだ。 イスラスも復帰し、クライフォート、三杉との三本柱になったアヤックスは確かに強い。 でも……このままアイツらにおんぶに抱っこするだけの存在でお前たちは満足なのか?」 レンセンブリンク「……そんなわけないさ。俺にだって点取り屋の意地はある」 カイザー「うーん…俺達が強くなればさらにアヤックスはさらに盤石になるってことは分かるぜ」 クリスマン「フェイエノールトにレンタル移籍していた頃の事を思い出そうぜ。 あの時の俺達はドイツの守護神と呼ばれていたデューター・ミューラーさえも翻弄できた。 俺たち三人の力を合わせれば誰が相手だろうと渡り合える。 だから探すんだよ。俺達じゃなきゃ出来ないとっておきってのを」
[399]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:43:36 ID:??? レンセンブリンク「それがアヤックスアカデミーに伝わる『伝説の三人組』が残した『お宝』とでも? ……ところでそのお宝の情報ってどこから手に入れたんだ?」 クリスマン「実はその『伝説の三人組』のメンバーの一人から電話が入ったんだよ。 『君たちに探してもらいたいものがある。僕達の歴史を受け継ぐに値する後継者たちに』って」 カイザー「へえぇ!そいつはすげぇや!で、その伝説の男ってのは何者なんだ?」 クリスマン「……探し物を見つけてくれたら名前を明かすとしか。 けど、大体見当はついてるんだ。アヤックスアカデミー出身で、 伝説の名を関するに相応しい『三人組』といえばあの人達しかいないって」 レンセンブリンク「! そ、それはまさか……まさかあの三人のことだというのか!?」 クリスマン「多分だけどな。どうだ、俄然やる気になっただろう。 あの三人の後継者になれるかどうかの特大のチャンスなんだぜこれは!」 カイザー「ウッヒョー!そうと決まれば何としてでも探してやろうじゃないの!」 レンセンブリンク「やれやれ。こうなったら最後まで付き合うとしますか」 クリスマン「ああ、必ず見つけてやろうぜ。『星のかけら』という名の青い宝石…俺たちの夢を!」 こうしてクリスマンたちオランダトリオは『宝探し』を再開する アヤックスアカデミー出身の伝説の三人組。 そう、今やサッカーファンにおいて世界でその名を知らぬものはいないほどの有名選手。 ファンベルグ。フーリア。ニスケンス。セリエAのトップで活躍する彼らの偉業はまさに伝説の名に相応しい。 彼らの力にあやかれるものならばと地面を這い、ゴミ箱をあさり、 道行くカップルの非難を受けつつ、三人は公園中の怪しいところを徹底的に探しまわるのだった。
[400]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:44:58 ID:??? ビクトリーノ「こんにゃろー!待ーちやがれー!!」 イスラス「あいつ……相当逃げ慣れているな。このままじゃ振り切られるぞ」 美術館から飛び出してきた男を追いかけ、公園までやってきた俊足コンビ。 しかし男は身軽な動きで道行く人を避け、花壇の間を器用に走り抜けていく。 どうやって追い込むべきかと考える矢先、聞き覚えのある声が聞こえてくる。 シャル「イスラスー!そんなに慌てていったいどうしたの〜?」 リブタ「こっちにおいでよー。ここのジェラートの美味しさったらもう絶品で絶品で」 ディック「っておい!どさくさに紛れて俺の分を食おうとしてんじゃねぇよブタが!」 イスラス「シャル?それにリブタ……ディックも一緒か」 ビクトリーノ「おい、呑気に手を振ってる場合じゃねーぞ。このままじゃ見失うって!」 イスラス「! くっ…しまった!」 男は茂みをかき分け、公園の中央にある巨大な噴水の方へと向かっていく。 慌てて二人も後を追うようにして体を屈めて草の間をかき分けていく。 ブローリン「いったい何をやっているんだあの二人は…?何かを追いかけているように見えたが」 シャル「なんだか気になるね。わたし、ちょっと追いかけてみようかな〜」 リブタ「ええ〜?走るのはちょっとご勘弁願いたいところなんだけど…」 ディック「食ったら走れ!それが太らない第一歩だっつーの!」
[401]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:46:28 ID:??? 巨漢コンビとスイーツコンビはイスラスとビクトリーノを追いかけ、噴水の方へと向かう。 それと同時刻。クリスマンたちは恥も外聞も捨て、ずぶ濡れになりながら噴水の中を『宝探し』していた。 子供が母親にあの人達は何をしているのという純粋な質問をし、 それに対して母親は見てはいけませんよと的確な返答をしているのもお約束である。 カイザー「ヒャッホー!ビーチで泳げなかった分ここで泳いじゃうぜ〜!ワイルドだろ〜?」 レンセンブリンク「真面目に探せカイザー!……くっ、どうして俺がこんな恥ずかしい目に……」 クリスマン「俺の予感が正しければここに『星のかけら』があるはずだ。 水面に青白く光るものが見えたんだ。きっと、この中に…ブクブクブク…ブホッっ!?」 盛大に空気を吐き出しながらクリスマンは必死に手を伸ばして掴んだ『ソレ』を掲げる。 青白く輝く小さな宝石。間違いない。きっとこれが『星のかけら』と呼ばれるモノなのだろう。 クリスマン「やったァ!見つけたぞォ!これで……これであの伝説の三人から…… ファンベルグさんたちからとっておきの技を教えてもらえ――!?」 そのとき目の前を突風が過ぎていった。いや、人だ。 水か汗か涙かもわからないほどにびしょ濡れになっていたクリスマンが 歓喜の表情で握りしめていた『星のかけら』が今目の前を通り抜けた人にもぎ取られていったのだ。 クリスマン「ンノォーーーーッ!?お、おい、追い、追いかけけけけーーー!!」 どう表現したらいいか分からない絶叫が公園中に響き渡った。 自分で出した声の大きさに驚き我に返ったクリスマンは、これまた驚き目が点になっている レンセンブリンクとカイザーを引き連れ、お宝を横取りした謎の人影を追いかける。 カイザー「へへぇー。このカイザー様と追いかけっこしようとはいい度胸してんじゃん!」 レンセンブリンク「どうやらアヤックススタジアムの方へと逃げていくみたいだ。このまま追い込むぞ!」
[402]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:47:49 ID:??? こうして実に11人もの追跡者を引き連れ、男はスタジアムの中へと逃げこんでいく。 森崎「中里、奴は確かにこの中に逃げ込んだんだよな?」 中里「機械が…や、失敬。巻物が正常に動作しているならばその通りでござる」 ビクトリーノ「なんだ、お前たちも追いかけてきたのか。ご苦労なこったぜ」 ブローリン「いったい何の騒ぎなのだこれは。説明してくれないか?」 森崎は美術館の作品やビクトリーノの荷物を奪い逃走する男がここに逃げ込んだこと、 そしてその男が危険な薬を落とすところを見てしまい、これは危険だと追いかけてきたと説明する。 クリスマン「それだけじゃないぞ。アイツは俺達が必死に探しまわって見つけた『お宝』まで奪っていきやがったんだ」 森崎「お宝だって?一体それは何なんだ?」 カイザー「それはだな、星のもがもがもが」 レンセンブリンク「(君は馬鹿か?下手に口を滑らせてせっかくの 『伝説の三人組』からの指導を公にするつもりか)」 カイザー「もがーもががーもがっがもがー!」 クリスマン「べべ、別に大したものじゃないんだけどさ。そ、そう。財布だよ財布。 ビクトリーノもアイツに荷物を盗られたんだろ?早く取り返さないとな」 ビクトリーノ「お、おう。だが森崎の話が本当だとすると、ちょっとヤバイ相手なんじゃないのか?」
[403]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:49:15 ID:??? イスラス「……そうだな。下手に固まって行動するのは危険かもしれん。 連絡手段を用意して、3手に分かれて行動しよう。 森崎、メンバー分けを任せても構わないか?」 森崎「別に構わないが……。なんだかお前、こんな危機敵状況なのに随分落ち着いてるのな」 約3年戦いの場に立ち続けた森崎や、忍びの者である中里ならばいざしらずである。 それとも『闇の軍団』にいた経歴を持つ彼だからこそなのだろうか。 イスラス「内心ビビってるのが本音さ。だが、俺はもう何からも逃げないって決めたんでな」 不敵に笑うイスラスに、森崎は安心していいのか不安になるべきなのか判断することはできなかった。 森崎「よし、みんなきけ。これから逃げた泥棒を3手に分かれて追跡する。 相手は何かしらの凶器を持ってる可能性も考えられるから、 たとえ泥棒を見つけても慌てず騒がず仲間たちに連絡すること!」 ビクトリーノ「ヒュ〜。なんだか今のお前、サッカーしてる時よりもリーダーっぽくて頼もしいぜ」 森崎「喜んでいいのかどうか微妙だな、ソレ。 (まぁこれもアカネイアで部隊長や指揮官をずっと任されてきた経験と呼べるのかもな)」 褒められているのかからかわれているのか悩みつつ、 森崎はこのスタジアムに集まった11人を3つの班へと振り分ける。
[404]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/09/21(金) 12:51:09 ID:??? アンナ「あらまぁ。JOKERを引き当てたことで大分後に予定されていたことが随分前倒しされちゃったわね。 さて、現在進行中のキャプ翼シナリオではFEシナリオのような戦闘は行われないけれども、 今回のような何かの事件に巻き込まれたりして、どこかを探索するというミッションが発生するわ。 戦場パートでの部隊振り分けを参考にして、チームを振り分けてちょうだいね」 アンナ「組み合わせは特に悩む必要はないけれど、基本的に仲がいい人たち同士のほうが いざという時のピンチを乗り越えられる可能性が高いということだけ。 といっても、結末がガラリと変わるようなことはないので、 仲良くしたい、活躍が見たいという仲間と一緒に組むのがベストかしらね」 ☆チーム編成を行います。 @スタジアム内の施設を探す(グッズショップや事務室、トイレなども) A観客席周りを探す(放送席や非常階段なども) Bフィールド周辺を探す(ベンチや選手用のロッカールームなども) ※@:A:B の順に部隊に割く人数を合計『12以内』になるようにお書きください。 (例) 4:4:3 (@、Aのチームは4人、Bのチームは3人) 『同じ組み合わせ2票』集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[405]森崎名無しさん:2012/09/21(金) 13:51:49 ID:vWqy/9AY 4:4:3 ちなみに12人以内でしたが11人でいいんですよね?
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0ch BBS 2007-01-24