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【反撃の】ファイアーモリブレム40【狼煙】
[661]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:45:36 ID:??? ★おめでとうイスラス→ ダイヤ3 =★ >ダイヤ→審美眼の書・動(ドリブルが強化) イスラス「ん?これは……」 ダイヤ型の箱から出てきたのは一冊のノートである。 パラパラと流し読むと、その内容にイスラスの目が留まる。 シャル「ここ最近のイスラスのドリブル練習のデータを事細かにチェックしたものだよ。 最近足の調子がまた悪くなってるでしょ。私なりにだけど、フォームの矯正とかこれを見て参考にしてみてね」 イスラス「……こいつは驚いた。お前、よく見ていてくれてるんだな」 ネックとなっている右足に負担を掛けすぎない歩行練習から、 得意としている高速ドリブルの発展型のフェイントなども事細かに書かれている。 シャル「い、いえいえ。マネージャーとして当然の仕事ですから」 イスラス「そうだな。仕事ならこれくらいのことは当然か」 シャル「そこはもうちょっとくらい褒めたってバチは当たらないんじゃないのー?」 カイザー「へいへいご両人。もう一人のMVPが首を長くして待ってるの忘れないで欲しいんですけど」 顎の下を掴んで上に引っ張るジェスチャーをしながらイスラスとシャルの間に割り込むカイザー。 シャル「わひゃっ!?ご、ごめんごめん。それじゃあカイザーもこの4つの箱から好きなの選んでね〜」 カイザー「くんくんくん……んん!この箱から大物の匂いがするぜ!」 イスラス「犬かよお前は」
[662]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 15:47:30 ID:??? ★おめでとうカイザー→!card=★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→審美眼の書・動(ドリブルが強化) ハート→審美眼の書・繋(パスが強化) スペード→審美眼の書・蹴(シュートが強化) クラブ→シャル特製スイートドリンク(ハーフタイムでガッツ全回復) JOKER→洗美顔の書・麗(カイザーが超イケメンキャラにクラスチェンジ)
[663]Q513 ◆RZdXGG2sGw :2012/10/09(火) 15:53:16 ID:??? ★おめでとうカイザー→ ハート6 =★
[664]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 16:18:41 ID:??? ★おめでとうカイザー→ ハート6 =★ >ハート→審美眼の書・繋(パスが強化) =========== カイザーが受け取ったのは、イスラスと同じようなノートだった。 カイザー「うおォン!こ、これは……丸文字すぎて非常に見づらい!」 シャル「悪かったね字が汚くて!だったら返してもらうから!」 カイザー「やや、嘘嘘!ごめんごめん!そんで、このノートの中身だけど……」 シャル「うん。カイザーにはパスの、特にフィニッシュに繋ぐための センタリングのセンスが優れてるとわたしは思うの。 だからカイザーの得意なサイドアタックからパスを出すための足の運び方とか、 ダイレクトからのポストプレイとかのアドバイスを書いておいたよ」 カイザー「へぇ……クリスマンとレンセンとの連携にも組み込めそうだなこいつぁ。 サンキューマネージャー。イスラスだけじゃなく俺のこともちゃんと見ていてくれてるんだねぇ!」 シャル「そりゃあマネージャーとして当然の仕事ですからね〜」 イスラス「しかし、よくここまで的確に纏められたな。昔から思ってたがお前のオフェンスへの意識には正直頭がさがる」 得意げに胸を張る小柄な少女の頭に手を乗せながら、イスラスが続ける。 シャル「オフェンスに関しては、だけどね。その分守備の指示は苦手だから リブタやディック、ドールマンには負担を掛けちゃって忍びないよ……」 カイザー「なぁに、その分俺達が点をバカバカとってやるだけさ。 というわけでブレーメンの音楽団さんたち、明日の試合はヨロシクな〜!」 森崎「(くっ…完全に舐められてやがるな。確かに今回の特訓はあまりいい所は見せられなかったが……)」
[665]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 16:21:31 ID:??? あくまで本番は明日の試合のサッカーだ。そこで本領を発揮し、彼らの高々な鼻をへし折ってやればいいだけのこと。 マーガス「森崎、気をつけろよ。今の特訓であの二人は間違いなく明日の試合のキーパーソンとして前に出てくる」 中里「スタミナとフィジカルも充実し、より強敵となって拙者たちの前に立ちふさがってくるでござろうな」 シェスター「試合は明日の夕方からだから、まだ時間はあるさ。 奴らのチーム力に負けない何かを身に着けて、しっかりと試合に臨もうぜ」 森崎「ああ。遠征早々の親善試合に負けてちゃ縁起が悪いもんな」 こうして午前中の時間を特別特訓で汗を流した森崎たちは、アリーナを後にして宿舎へと戻っていく。 ※イスラスのドリブルが明日の試合で強化されます ※カイザーのパスが明日の試合で強化されます ※中里の『星のかけら』が回復しました 一方その頃。別の用事で練習に来れなかった者たちが一体何をしていたかというと… ★サボってたわけじゃないっす→!card=★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→ブローリンとディックが昨日買ったプロティンを早速試していた ハート・スペード→ビクトリーノが先日盗られた鞄の中身をチェックしていた クラブ→三杉とレンセンブリンクが寮の書庫で調べ物をしていた JOKER→アヤックスアカデミーOBのあの3人組がやってきていた!
[666]森崎名無しさん:2012/10/09(火) 16:22:11 ID:??? ★サボってたわけじゃないっす→ クラブ10 =★
[667]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:51:58 ID:??? ★サボってたわけじゃないっす→ クラブ10 =★ >クラブ→三杉とレンセンブリンクが寮の書庫で調べ物をしていた 三杉「レンセン、君も調べ物かい?」 レンセンブリンク「奇遇ですね。少し、気になることがありましてね」 オランダトリオのブレイン担当、クールなストライカーことレンセンブリンクは 練習のない日などはよくこの書庫で資料を読みふけっていることが多い。 三杉「気になること?興味が有るね。聞かせてもらっても構わないかい?」 レンセンブリンク「君の性格なのかな?そのお節介や世話焼きにも似た他人への積極的な干渉は」 三杉「君にも前に話しただろ。ボクはjrチーム時代、選手兼コーチとして代表チームに選出されていたと。 人を知るには人と接する以上のことはないからね。隣、いいかい?」 レンセンブリンク「クスッ。かまわないですよ」 すっと椅子を引き、隣の席を用意するレンセンブリンク。 三杉は軽く会釈した後優雅に腰を掛けると、机の上に開いている本の内容に目を凝らす。 三杉「アカデミーの歴史……?このアヤックスアカデミーのことかい?」 レンセンブリンク「ええ。長年お世話になっているこの養成機関ですが、 未だに僕達自身で分かっていないことが多々あるんですよ」 三杉「分かっていないこと?」
[668]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:53:38 ID:??? レンセンブリンク「今でこそアヤックスというチームとして、こうして オランダリーグの上位チームの常連として名を馳せてはいますが、 数年前までは他国のリーグへステップアップの場とでも言うのでしょうか…。 イタリアやスペイン、ドイツへと高額での移籍を受けるためだけの 繋ぎという印象を植え付けられていました」 実際に、多くのOBたちが他国の一流リーグで成功を収めており、優秀な選手として名を馳せている。 彼らの栄誉があって、このアカデミーはまさに一流選手への登竜門として知名度を上げてきたのだ。 レンセンブリンク「三杉。君は不思議に思っているのではないのですか? 僕達オランダの『黄金世代』が軒並みこのクラブに在籍していることに」 三杉「疑問ではあったね。でも、それは偶然の一致という可能性もある」 なにもオランダの有名クラブはアヤックスだけではない。 フェイエノールト、アイントホーフェンなどの強豪チームは確かに存在する。 しかし、自分と同年代の選手に限りこうしてアヤックスへと集められていることに 三杉は意図的な意思があるのではないかと推測していたこともある。 レンセンブリンク「もしも意図的にここへと集められているとすれば? 君も知っている通り、競い合う相手と切磋琢磨してこそ選手も、コーチも、監督も成長する。 しかし、期待株の多い僕達の世代の選手は何故か全員ここへと集められた。 別のチームで戦い、競い合うことをさせずに同じチームとして」 三杉「……それで、君はどんな結論へと辿り着きたいんだい? エース格を集めるだけ集め、活躍の場を奪い合い、 芽が出ることなく消えていく選手のことを憂いているとでも?」 レンセンブリンク「まさか。どこのクラブだろうと上手い選手は目立つし下手な選手は埋もれていく。 クライフォートの場合は珍しいケースなだけですよ。 星のめぐり合わせとでもいうべきか……まぁ、昔から運が悪い所がありましたし」
[669]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:55:01 ID:??? 写真撮影などで自分だけ見切れていたり、放送インタビューで自分だけカットされたりと せっかくの実力を大きく報道してもらう機会が殆ど無かった彼の過去を思い出し、 レンセンブリンクはクスリと笑みをこぼす。 レンセンブリンク「話を戻しますよ。こうして一つのクラブに集めることでのメリットがあると僕は睨んでいます。 他クラブの戦力の吸収だけではない、もっと大きな何か……」 三杉「大きな……。例えば、将来的なA代表チームを予期していてのこと、とか」 レンセンブリンク「確かに長らくチームメイトとして組んでいればチームワークに不安はなくなりますね。 誰かを憎むことも、憎まれることもない、争いのないチーム……と聞こえだけはいいですね」 三杉「チーム内の派閥争いは確かに連携を乱す原因にもなりうるだろう。 だが、間近な目標を見失った時、人は成長することを忘れてしまう。 どれだけ踏まれようとも這い上がれる精神的な強さがあってこそ、 土壇場での実力の鬩ぎ合いに競り勝てるというものだからね。 ……医者を目指す僕がこんな精神論を振り回すのはいささかおかしい気もするが」 レンセンブリンク「いや、その認識は間違ってはいないと思いますよ。 お互いに高いレベルなほどに、その雌雄を決するのは実力とは別の要素。 君の言う精神力でもあり、先ほど僕の言った運の要素でもあったりしますし」 三杉「それで、過去にも似たような経歴が無いか調べているというわけだ」 レンセンブリンク「ええ。それでですね、先ほど面白いものを見つけたんですよ。 ちょうど今の僕達と同じように……とある年代の競合選手を 一纏めにしていたケースが一つだけ見つかったんです」 レンセンブリンクが付箋を挟んでいたページを開き、指でなぞっていく。 三杉「! ま、まさか……これは……!」
[670]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:56:03 ID:??? レンセンブリンク「気にはなっていたんです。何故あの方があそこまで世界に誇れる選手となったか。 才能があったから?このアカデミーで育成されていたから? 優秀なチームメイトに囲まれていたから?それとももっと何か別の要素が?」 三杉「イタリアセリエA得点王……世界一のストライカー、ファンベルグ。 そして彼と共に名を馳せる不動のトップ下、フーリア。名ボランチニスケンス……」 レンセンブリンク「彼ら偉大な先人の台頭があってから、このアカデミーの権力はさらに大きなものになりました。 そして今……その力をさらに大きくするべくしようとしているのかもしれませんね」 三杉「……伝説の体現。まさか君たちの中から新たな『ファンベルグ』を生み出そうとでも?」 レンセンブリンク「ククク……面白いじゃないですか。このような前例を見せられてしまえばそれは興奮しますよ。 他チームで鎬を削りあう以上に実に効果的だ。あの伝説の選手たちの軌跡をなぞらせようとしているのですからね」 三杉「レンセンブリンク……君は……」 冷たい笑みの裏に、なにかおぞましいものを感じ取った三杉は 続けて言おうとした言葉を無理やり喉の奥にしまい込む。 君はもしかして『第二のファンベルグ』になろうとしているのか、という言葉を。 レンセンブリンク「そういえば三杉。君も調べ物をしていたのだろう? 僕がここまで話したんだ。君のことも僕に話してくれるかい?」 三杉「(彼の背後に感じたこの舌がざらつくような感覚はいったいなんだ?)」 人のことを知るには人と接する以上のことはない。三杉は危険を感じつつも、 自分が持ち込んだ資料をレンセンブリンクの前に出す。 三杉「僕も同じさ。アヤックスの歴史。ただ、僕の場合はごく最近、数年前のものだけどね」 レンセンブリンク「ふふ…懐かしいですね。まだ僕たちがジュニアセレクションの頃の資料ですか」
[671]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/09(火) 17:57:15 ID:??? 三杉「オランダ国内で家族と一緒に居住するものならば国籍も性別も問わない。 まったく、日本サッカーの現状とは比べ物にならない幅広い募集だよ」 レンセンブリンク「君も苦労を重ねているみたいだね。だが、それなら君が先駆者になればいいだけですよ」 三杉「簡単に言うね。長年サッカー後進国として引きずられてきた僕達の協会は 本当に苦労に苦労を重ねてようやく自国リーグの開催にこぎつけたというのに」 レンセンブリンク「失礼を詫びるよ。それで、僕達の青春時代のどこに興味があったりするのかい?」 艶っぽい声で問いただしてくるのは彼なりの冗談なのだろうが、三杉は自分のペースを崩さず続ける。 三杉「イスラスの事故のことが気になっていてね。彼のスピードはアヤックスの攻撃の要と言っていい。 だが、あの足の惨状を見る限りただの事故とは思えなくてね。 昨日の今日だ。彼の最近の足の不調のことも気になるし、 当時の彼の周りのことを調べれば、なにか良い治療法が見つかるんじゃないかと思ってさ」 レンセンブリンク「仲間思いなことですね。君自身の体の方は大丈夫なのですか?」 三杉「……確かに完治はしちゃいないさ。健常者と遜色ないとは言ってもやはり体力の限界に差はある。 それでも、ボクは誰かにお節介を焼かないと済まない性格をしてるんでね」 レンセンブリンク「生粋のコーチング性分ですか。まぁ、僕としては試合中に 無様に倒れられでもすれば困りますから。適度にご自愛下さいね」 三杉「それはどうも。……それで、君にも聞いておきたいことがあるんだ。 この選手。ポーランド出身の二人の選手について」 レンセンブリンク「……ああ、その二人のことですか。でも、その事なら僕よりも彼に聞いたほうが確実ですよ。 人のことを知るには人と接する他無いと言ったのは君自身では?」 三杉「……聞きづらい内容ということもある。特にこの『マッハー』という選手に関してのことはね」
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0ch BBS 2007-01-24