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【再会?】ファイアーモリブレム41【再会!】
[425]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 08:00:50 ID:??? 森崎「特にシュナイダーのいるバイエルンを完封したあの試合は完璧だったよな」 マルス「頼もしい仲間たちがたくさんいることの心強さ…。君たちの強さの秘訣だね」 マーガス「チームの役割がはっきりしてるから、型にはまればどんなチームにも負けはしない。 だが、それでも上には上がいるのがプロの世界ってやつなんだ。 特に今季1位のケルンの連中は不気味な程な強さだったよな。 キーパーのヘルナンデスは無失点記録を更新したし、ヤスヒコっていうDFも厄介だった」 マルス「ケルン。それがドイツリーグで今もっとも強いチームなのか」 森崎「……俺は3位なんて順位には満足しないぜ。この遠征でもっと力をつけて来季こそ絶対に優勝してやる!」 マーガス「ケルンの何がすごいってやっぱり外せないのがエッフェンベルクさん! あの人のポストプレイには森崎も何度も翻弄されてたよなー」 森崎「う、うるせぇ!あの人、俺の渾身のカウンターパンチでも全く動じねぇんだよ!」 マルス「マーガスはそのエッフェンベルク選手のことを尊敬してるんだね」 マーガス「ああ。あの人の高さ、頑丈さ、力強さに追いつくのが今の俺の目標さ。 ドイツ一のポストプレイヤーの座を、いつかあの人から奪い取ってみせる!」 森崎「そのためにはもう少し足元の技術を磨かねぇとな。それと一本でもいいからミドルシュート。 PAをガチガチに固められたらお前、まったく仕事をさせてもらえないからな」 マーガス「お前こそもう少しスタミナつけないと。延長戦に突入したらほぼ負け試合ばっかだったじゃん」 森崎「ぐっ……人が気にしてることをズケズケと。心に平気でナイフをつき立てやがって!」 マーガス「お互い様ってやつだ。まぁ、この世界遠征で何かしらの結果を必ず出そうぜ」
[426]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 08:01:50 ID:??? マルス「(こうして一つのチームとして世界中を回る旅か。 ……同じ遠征でも目的が違うだけでこんなにも心が弾むものなのか。 今回のグルニア遠征が無事に終わったら、 臣下たちと一緒に世界中を回る旅行を提案してみようかな)」 婚姻の儀を先延ばしにされ、アリティアで待っているであろうシーダもきっと喜んでくれるはず。 そんな希望に満ちたことを考えながら、3人は地下3階への階段へとたどり着く。 森崎「よし、みんなきけ。ここさえ突破できれば例の部屋へとたどり着ける。一気に行くぞ!」 ★森崎ラストダッシュ→!card マーガスラストダッシュ→!card マルスラストダッシュ→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ※クラブを出したキャラは捕まってしまいます ※マーガスはスキル『柱に擬態』で一度だけクラブを無効化できます
[427]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 08:05:57 ID:??? ★森崎ラストダッシュ→ スペード7 マーガスラストダッシュ→ ハートA マルスラストダッシュ→ ダイヤA ★
[428]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 08:16:35 ID:??? ★森崎ラストダッシュ→ スペード7 マーガスラストダッシュ→ ハートA マルスラストダッシュ→ ダイヤA ★ =========== 森崎「俺たちってもしかして潜伏の才能とかあったりするのかな」 マルス「まさか誰も捕まらずにここまでたどり着くことが出来るなんて」 マーガス「『ありゃまどったの』とか用意されてた意地悪なセリフ使わなくて助かったぜ」 森崎たちは謎の組織が捕まえたターゲットを閉じ込めたと言う部屋へとたどり着く。 周囲を確認し、見張りが近くにいないことを確認すると扉へと手を掛ける。 ★中にいたのは→!card★ !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→イスラス ハート→シャル スペード→ビクトリーノ クラブ→金髪の坊主頭 JOKER→仮面の男だ。しかし今までの仮面とは何だか違うぞ?
[429]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 08:17:23 ID:??? パーフェクトだな
[430]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 08:18:27 ID:??? ★中にいたのは→ ダイヤ4 ★
[431]森崎名無しさん:2012/10/31(水) 08:27:05 ID:??? これだけ引きがいいのも珍しい
[432]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:16:36 ID:??? >>429-431 クリスマンのクラブAで厄が吸い取られたのでしょうか? =========== ★中にいたのは→ ダイヤ4 ★ >ダイヤ→イスラス =========== 通気口から漏れる風の音だけが聞こえる無機質で薄暗い部屋。 ガツガツと壁を蹴る音と、人のうめき声が聞こえてくる。 イスラス「……ムガー!ムググー!!」 ロープで縛られ猿轡をされたイスラスが部屋の中央に転がされていた。 ビクトリーノが捕まっていると思っていた森崎は一瞬戸惑ったが、 彼も『倍速』のドリブルを得意としていたことを思い出す。 イスラス「ゲホッゲホッ……悪い、助かった」 マーガス「そういえばクリスマンたちがイスラスもいないって言ってたな。 やっぱり個々の連中が『倍速』で動ける人間を捕まえようとしてるのは本当だったのか」 森崎「イスラス、どうしてお前がこんな所に?」 イスラス「情けねぇ話だ。俺はまた誰かに助けられて生かされて……クソッ!」 憤りをぶつけるように右足を壁に叩きつける。イスラスはこれまでの経緯を苦々しく森崎たちに語りだす。
[433]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:17:39 ID:??? イスラス「(足が重い。このままじゃ明日の試合に影響が出そうだな。一度シャルに診てもらうか)」 室内練習場の帰り道。雨を避けるべく軒下を歩いていたイスラスは この大雨の中、傘もささずに寮を飛び出すシャルの姿を見つける。 イスラス「シャル、そんなに慌ててどこに行く。せめて傘ぐらい…」 シャル「ごめんねイスラス。すぐに戻るから心配しないで!」 ビュンッ! イスラス「(…なんだ?また何か買い出しの忘れ物でもあったのか?)」 今思い返せば、風のように自分の脇を通り過ぎていく少女の顔は明らかに狼狽していた。 すぐに彼女を引き止めなかったことをここまで後悔することになるなんて。 イスラス「(そろそろ帰ってきた頃だろうか)」 足を面倒そうに引きずりながらシャルの部屋に行く。 扉は大きく開け放たれ、無人の部屋と床に散乱した菓子、 なにより彼女の悲痛な表情が不安を煽る。 イスラスはふとつけっぱなしのパソコンに目をやった。 イスラス「……なんだよ、これ……」 『マッハー』と名乗る人間からのメールを見つける。 そこに書かれていた文を読むに連れ、イスラスの身体は硬直していく。
[434]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:18:41 ID:??? 「俺の足の筋力の減衰について色々と分かったことがあるので連絡する。 そもそも『倍速』で動くことは常人の倍の速度で走ると同時に倍の負担を足にかけることになる。 それを支えることの出来る稀な筋肉の持ち主で無い限り、足の寿命はあっという間に尽きていく」 イスラス「(マッハーの足は『倍速』の負担に耐えられなくなっていた?だが俺の足は……)」 「俺はまだ筋肉が発達しきっていない時期に『倍速』で動くことを覚えてしまった。 その分消耗は激しくなり、もはや以前のように走れる可能性はゼロに等しい。 だが奴らは、折角の『倍速』の才能を無駄にしたくなかったんだろうな。 いずれ『倍速』の負担にも耐えられるであろう、 豊富な才能の人間にその力を『保管』しておくことにしたんだ」 イスラス「(それが俺だってのか?倍速で走れる可能性があるというたったそれだけのために…?)」 「奴らは事故に見せかけて俺の身体から『倍速』で走れる才能を抜き取った。 最高の芸術品に相応しいスピード。奴らはそれを求め、探し、奪おうとしている。 イスラスの中に眠る才能。そしてシャル。俺と血を分けたお前にもあるはずの才能。 奴らはそのどちらかを狙ってくる。たとえどんな手段を使おうとも」 イスラス「(倍速の才能。何者かがそれを探し集めていることは分かった。 だが……俺は知っている。倍速で走れる人間が…俺の身近にもう一人いたことを)」 マッハーの代わりになりたくて。イスラスの助けになりたくて。 自己満足かもしれないけれど、そのためならばなんだって出来るはず。 逃げることから負けずに、困難に立ち向かう勇気をくれた。アイツが。 だからアイツは外へと飛び出した。自分を危険から遠ざけるために。 「ごめんねイスラス。すぐに戻るから心配しないで!」
[435]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2012/10/31(水) 12:19:57 ID:??? イスラス「(ふざけんじゃねぇ。何が心配するなだ。お前は何時だって心配かけていいんだよ! むしろ心配をさせてくれ。俺にとってお前はそうする権利があるんだから)」 星の瞬きも月の光も差し込まない、どす黒い雨雲の空の下、 降りしきる豪雨の街をイスラスは必死に走り回る。 そして彼は導かれるように2人の男と合流した。 ??????「よぉ、待ってたぜ。ようやく役者が揃い踏みってところか」 ????「感動の再会の抱擁でもしたいトコロだが、悪いが先に用事を済ませちまおうぜ」 イスラス「……ああ。シャル。悪いが俺は逃げずに立ち向かうぜ。俺たちの平穏を脅かそうとする下衆共を……」 「「「ぶっ潰す!!!」」」」 『倍速』の才能を生み出した男。 『倍速』の力を与えられた男。 『倍速』の力を得た男。 3つの風は今、先の見えない未来を覆う暗い雲を吹き飛ばすため――1つになる。
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0ch BBS 2007-01-24