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【変わり行く】鈴仙奮闘記3【者たち】
[241]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/26(金) 23:54:39 ID:zEsgW7sM 鈴仙が永遠亭に帰って来たころには、もう夜だった。 鈴仙「いっけない。おゆはんのお手伝いしなきゃ。 …あ、あとこのお芋を分けないとね。 一個はやっぱり自分で食べたいけど、残り二つは誰に渡そうかしら?」 焼き芋を渡したいキャラクターの名前を二人同時に書き込んでください。(例:輝夜、永琳) 先に二票入ったキャラクター二名に焼き芋を渡します。三つの内ひとつは鈴仙が食べます。 *渡せるキャラクター:輝夜、永琳、てゐ、パスカル、中山、 ウサギA、ウサギB、ウサギC、ウサギD、ウサギE、ウサギF、ウサギG
[242]森崎名無しさん:2013/04/27(土) 00:01:29 ID:Kf3GT/0c てゐ パスカル
[243]森崎名無しさん:2013/04/27(土) 00:06:42 ID:NX+5T+7A てゐ パスカル
[244]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 00:24:14 ID:??? お芋を渡す相手…てゐ、パスカル 鈴仙「てーゐ」 てゐ「なあに、鈴仙? あんた、今日どこで油売ってたのさ」 訝しむてゐ。鈴仙が朝から何も告げずに外出して、 しかもこんな夜に帰ってくるのは珍しかった。 鈴仙「油は売らなかったけれど。芋を買って来たのよ」 そう言って、鈴仙はブレザーの内ポケットに丸めてしまっておいた 茶色の紙袋から、焼き芋を一つ取りだす。 てゐ「おおっ! 鈴仙ちゃん、これ、ひょっとして秋神様の焼き芋じゃないかい!?」 鈴仙「そ、そうだけど(これって、こんなに凄いものなのかしら)」 健康マニアで食通であるてゐが、これまでにも唸ってしまうまでの 貴重さが、この焼き芋にはどうやらあるらしかった。 鈴仙「や、やっぱり神徳とか凄かったりするのかしら?」 てゐ「それはない」 ――バッサリ切られる。静葉あたりが聴いていると、自殺しようとしていたかもしれない。
[245]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 00:25:55 ID:89V9Lkd2 てゐ「…それはないけど、育ててる人の本気さってのが伝わってくるよ。 このご時世、儲けの為、ブランド化の為に無農薬やら有機栽培やらを 試みるヤツらは幻想郷にもいっぱーい、いるけど。 この子は違う。…心が、愛情がこもっているね」 鈴仙「確かに、妹さんは良い子だったしね(お姉さんは若干変な人だったけど…)」 なるほどと納得する鈴仙。そう考えると、あの焼き芋屋さんにもう一度足を運ぶのも 悪くないな…。そう感じたのであった。 鈴仙「まあまあ、そんな事なら御託はいいから、食べちゃいなさいよ」 てゐ「ん、そうさせてもらうよ。」 モグモグと、焦げた皮を器用に剥いて焼き芋を頬張るてゐ。 その反応は…。 先着1名様で、 ★焼き芋の味は…→!card★ と書き込んでください。数値で分岐します。 ダイヤ→「力がついた気がするよ」ガッツ+50! 絵札なら更にせりあい+1! ハート→「なんか、元気も出そうだねっ」ガッツ+30! スペード・クラブ→「うん、おいし〜い♪」美味しいだけだった。 クラブA→「この焼き芋はできそこないだ。 食べられないよ。」 JOKER→「こ、この芋は…! うおおおおおおお!!」てゐ、覚醒! *鈴仙の秋姉妹の焼き芋屋に対する評価が、鈴仙→(また行きたい)→秋姉妹の焼き芋屋 になりました。 *鈴仙の穣子に対する評価が、鈴仙→(良い子)→穣子 になりました。 *鈴仙の静葉に対する評価が、鈴仙→(変な人)→静葉 になりました。
[246]森崎名無しさん:2013/04/27(土) 00:28:09 ID:??? ★焼き芋の味は…→ スペード10 ★
[247]森崎名無しさん:2013/04/27(土) 00:36:10 ID:??? 成金スタジアムの傍で不憫な神様がいた! ビアガールならぬ芋ガール
[248]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 00:59:58 ID:??? ★焼き芋の味は…→ スペード10 ★ スペード・クラブ→「うん、おいし〜い♪」美味しいだけだった。 てゐ「ありがとねっ、鈴仙!」 鈴仙「ええ、どういたしまして(てゐもすっかり優しくなったわねえ…。 私だけじゃない。皆、少しずつ変わってきてるんだわ)」 *てゐの評価値がやや上がりました。
[249]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 01:01:03 ID:??? しみじみと思いながら廊下を歩く鈴仙。 パスカル「よお、レイセン。どうだい、日本の芋は旨いか?」 そんな鈴仙にパスカルが親しげに話しかけてくる。 てゐが鈴仙が持ってきてくれた芋がいかに美味しいかを語っていたようで、 パスカルの耳にも入っていたようである。 鈴仙「…百聞は一見に如かず、ってね。お一ついかが」 鈴仙は残りの芋の一つを、パスカルにあげることにした。 …特に理由はない。たまたま会ったからであるが、 外国人に渡してみる方が、驚いてくれそうだと思ったからかもしれない。 パスカル「ありがとう。…まだ暖かいな」 鈴仙「私がずっと内ポケットに入れてたからね」 そうか、と一言つぶやき、鈴仙も折角なので、 縁側に座って、パスカルと一緒に芋を食べることにした。 パスカル「…ナカヤマから聞いたぜ。最近スランプ気味なんだってな」 鈴仙「…まあね。スランプって言うより、モチベーションの維持が出来ないというか」 パスカル「――俺にも分かる気がするぜ、それ。 何たって、いつも頑張って、努力してやっと一歩進んだところに ヘラヘラ笑いながら三歩進んでいくような奴とずっと一緒だったからな」
[250]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/04/27(土) 01:03:15 ID:??? 鈴仙「…また、ディアス君の話?」 パスカル「悪いな。つまらない男なもんで、これしかネタが無いんだ。 ――で、それで心が折れない訳がない。それで俺はどうしたと思う?」 鈴仙「…えっ、そんな事言われても、わかんないわよ」 パスカル「…俺は、『諦めた』んだ。三歩進むことにな」 鈴仙「えっ…?」 鈴仙はその言葉を飲み込めなかった。 鈴仙の目から見て、パスカルも中山に負けないくらい努力をしている。 そして、今なお自分が出来得る最高のプレーを目指して、広い視野を持った プレーヤーたらんと訓練をしている。そうではなかったのか。 パスカル「…諦めたっても、サッカーそのものや、選手としての大成を諦めたわけじゃない。 言っただろ、『三歩進むこと』を諦めたって。…俺は、圧倒的な天才に、自分は並べないと悟り。 『どの凡才よりも、最高の一歩を進むこと』これを大事にしていこうって。そう考えるようになったんだ」 パスカルの言うのは、つまり『天才の才能を最大限に活かしたプレーが出来る選手』を 志した、ということだった。天才に頼りきりにはならず、凡才の目線から、天才の無意識の傲慢さによる ミスにいち早く気づき、それをフォローするような選手。それが、パスカルの理想だった。 パスカル「そして、その本質は変わっちゃいない。…もちろん、ゲンソウキョウに来て 肩書なしに、一選手として個人技を磨く事もやってきたつもりだが…。 それも結局、終着点としては天才を活かす為のプレーの新視点を見つけ出す作業に他ならない」 鈴仙「(…………)」
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0ch BBS 2007-01-24