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【饂飩王奥義】鈴仙奮闘記5【うどんゾーン】
[203]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/08(土) 23:57:05 ID:TdXfRbvc 自分は力こそが正義と信じ、果てにはその身体すらも機械へと変化させた。 しかし、それでも敵わないならば、自分は何を望むだろうか? このまま力を欲するあまり、自分の身体は少しずつ機械に浸食されてしまうのではないか? その果てに、自分の意思が残ってしまっていくのではないか? ―――それは、果たして本当に自分の望んだ事なのか? ……思考を重ねた結果。 先着1名様で、 ★若島津の考え→!card★ と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。 ダイヤ・ハート→「俺の力とは…。――一体何だ?」 スペード・クラブ→「それならば――。 俺は「機械」となってみせよう」 JOKER→にとり「力が足りない? ならこれだね! ジャジャーン! その名も『超若水』!! 飲んだら超パワーアップだよ!」
[204]森崎名無しさん:2013/06/08(土) 23:57:37 ID:??? ★若島津の考え→ ダイヤ3 ★
[205]森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:01:16 ID:??? スペード・クラブじゃなくてよかった……!
[206]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:25:12 ID:??? ★若島津の考え→ ダイヤ3 ★ ダイヤ・ハート→「俺の力とは…。――一体何だ?」 若島津「……(俺の力は…何だ?)」 若島津はそこで自問自答をする。自分の誇る力とは何か? …GKとしての能力か? それとも、クリアラーとしての能力か? はたまた、格闘家としての戦闘能力か? 若島津「(違う)」 ――自分が欲するものは、単純な、計測・評価可能な力ではない筈だ。 人間がそこにいる価値。完全に純化されたそれは、失点数だとか活躍だとか、 金とか名誉とか。そんなものでは無かった筈ではないのか? そう悟った時。若島津は華扇に対して、今度は無理なく話す事ができた。 若島津「――あんたは力とは脆い物と言ったが。俺は違うと思う」 華扇「……ふむ。 聞かせてください」 若島津「あんたが語って聞かせた力。 それは、一義的な意味での力だ。 腕力とか、暴力とか、権力とか。確かにそれも力であるし、俺はそれを持った日向さんを尊敬している。 ――だが。ようやく分かった。 そのような力は副産物であり…。俺が求める根源的な力とは異なる」 華扇「…………」 華扇は、自分よりも遥かに年下の少年の意見を、黙って素直に聞きとる。 もしも彼が誤った道を歩もうとしていたならば、彼女はお節介にも口を出していたかもしれないが。 ……この少年は、正しい道を自ら見つけ出そうとしていたから。黙ってそれを受け入れる事にした。 若島津「――俺は、ただ俺としての価値を高めたいだけだ。俺の限界…それを見つけ出したいと思っている。 それは俺を「力」と呼称している。それだけの話だった。……なまじ失点を重ねただけに、気付かなかったが」
[207]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:26:44 ID:??? 最後に自嘲的な笑みを浮かべる若島津。 彼は、敗北から自らの根源的な欲求の正体を整理する事に成功した。 華扇「そう…それは良かった。 ならば、私のお節介は要りませんね。 (後は、凹んだり調子に乗ったりの河童ですね……)」 その言葉を聞き、お節介な仙人――茨木華扇は若島津へと話しかける事をやめる。 (そして、次のターゲット(にとり)の元へと向かったが…今回は割愛する) ――強大な力を持つ彼女が、力の無為さを語る事は傲慢かもしれない。 しかし、その事により若島津が正しい方向性とモチベーションを身に付けたのは事実である。 若島津「(日向さん……。俺は、貴方に負けない。いえ、貴方以上の「力」を手に入れてみせる。 ――それまで、暫しの間御容赦を。 …後は頼んだぞ、タケシ)」 目的を定かにした若島津は、そのまま誰にも告げず、ひっそりとサッカーコートを去る。 彼は彼の方法で力を身につける。 ――しかし、その力は以前思い描いていたような矮小なものではなくなっていた。 *若島津が幻想郷にて力をつける旅に出ました。
[208]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 00:30:31 ID:??? 短くて申し訳ございませんが、今日の更新はここまでにしたいと思います。 >>205 スペード・クラブでもあまり展開は変わっていませんでしたが、 ダイヤ・ハートの方が鈴仙や幻想郷の人妖に対して友好的な態度を取ってくれます。 また、華扇との関係性も深くなっており、今後二人のイベントが起きるかもしれません。 それでは、皆さま、本日もお疲れさまでした。
[209]森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:33:35 ID:??? 乙です。
[210]森崎名無しさん:2013/06/09(日) 00:46:08 ID:??? おつでした。
[211]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:08:55 ID:??? こんにちは。今日も更新を始めて行きます。 >>209 乙ありです! >>210 乙ありがとうございます。 文章が多いパートが多く申し訳ないですが、もう少しお付き合い下さると幸いです。
[212]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:10:04 ID:??? 日向「…………」 日向小次郎もまた、鬱屈とした表情で…ベンチ内では無く、フィールドに立ちつくしていた。 星「…………お疲れさまでした」 ペナルティエリアの手前に立ち、もはや守護神不在のゴールを睨みつける。 そんな彼に話しかけたのは…かつて日向に『檻の中の虎』と評価された寅の妖怪少女――寅丸星だった。 日向「…大好きなお説教にでも来たのか?」 星「……聖はきっと許すのでしょうが。 ――私個人としては、貴方のような外道は許す気にもなりません」 星は普段の温厚な雰囲気から考えられぬ程の、静かな怒気と軽蔑を込めた表情で日向を見つめる。 白蓮とは違い直情的な彼女は、試合に勝ったとはいえ、どうしても日向の傍若無人な行動が許せなかったのだ。 日向「……貴様に許される必要はない。 ――俺は、俺の正義を貫く。それだけだ」 日向の態度は、試合前から揺らぐ必要も 星「……以前貴方は私に、『檻の中の虎』と申しましたが。 ――私は、貴方のような野生の虎にはなりたくありません。 野生の虎は強く、逞しいのかもしれませんが――とても孤独です。 今回の試合の貴方を見ていて、そう感じました。 …それだったら私は、弱くとも、時には息苦しくとも。皆と支え合え生きていける。 檻の中、屏風の中の'寅’で充分です」
[213]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/06/09(日) 19:11:19 ID:YXgNrkVY 何の屈託もなく、迷いの無い表情で凛と告げる星。 それは、日向に対して全くの無力で、仲間を救えなかったと後悔していた時のものとは大きく違う。 若島津がこの試合で自分の目指すべきものを掴んだように。 彼女もまた、自分がどうあるべきか、確固たる像を掴んでいた。 日向「…何故、そうも謙虚で居られる。貴様には力がある。 求めれば、こんなチンケな寺のヒーローに留まらず、もっと大きな舞台で活躍できる筈だ。 ……なのに、何故そうも貴様は…力に対して無欲で居られる!?」 日向にとって、そんな星の目指す道は、とても珍しく思えた。 強い力を先天的に持って居ながら、それを決して自分の為に使おうとしない。 そんな者、今までの彼の人生には存在しなかった。 ……強いて言うならば、岬がそれに近い人物だったろうが、 それでも彼には強い野心(それが具体的にどのような類かは分からないが、恐らくサッカー選手のとしての大成だろう) が宿っている事を、日向は経営者としての鋭い勘でかぎ取っていた。 しかし、この眼前の少女――寅丸星には、そのような匂いが全く感じられない。 彼女には、野心が無かった。ただ真っすぐで、目の前の仲間の事しか考えない、そんな人物だった。 日向はそんな彼女に相対して…… 先着1名様で、 ★日向の進退→!card★ と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。 ダイヤ・ハート→「(――認めたくないが、コイツ等には。俺には持たぬ力があるというのか…?) スペード・クラブ→「(――解せんな。俺は俺なりのやり方で、再び恐怖を与えさせてやるとしよう…ククク」 JOKER・ハートK→日向「――下らん! 吹き飛ばしてやる…!」星「さ――させません!」しかしその時珍事が――?
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0ch BBS 2007-01-24