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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[404]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:45:40 ID:PaEIpEcE シュナイダー「くそっ!やらせん!」 ダダダダッ! この時シュナイダーはメッツァのパスが弾かれたのを見た瞬間に走り出していた。 このタイミングでボールを失ったらピンチになる事が分かりきっていた為、 何としてでもボール争いに参加しなくてはならないと瞬時の判断の賜物だった。 ジェトーリオ「おー怖い怖い、炎の皇帝様が来ちゃったよ。でもね…」 グワアアッ! バシュルルルルル! シュナイダー「なっ!?これは、ドライブパス…!」 ジェトーリオ「残念!サンタマリアが教えてくれたよ、君パスカット下手だってね♪」 しかしここに到ってジェトーリオも今まで見せなかったドライブパスを披露し、 シュナイダーの好判断を無に帰した。そしてボールは無事トニーニョに渡る。 トニーニョ「よし!ネイ!」 ネイ「何時でもいいぜ、相棒!」 パンッ!ダダッ!パンッ!ダダッ! 放送「ジェトーリオくんここでドライブパス!魅せます美技!そしてこれを受け取った トニーニョくんが…出たーーーっ!!トニーニョくんとネイくんのゴールデンコンビ! 遂に奪えたボールを早速ゴールチャンスに変えるべく速攻をしかけます!」
[405]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:46:57 ID:PaEIpEcE ボールを奪えたブラジルは当然の如く速攻を仕掛けた。ミューラーが回復しきらない内に シュートを撃ち3点目を奪ってしまいたい彼らに遅攻は百害あって一利無しだからだ。 パンッ!ダダッ! フライハイト「し、しまった!」 フライハイトがあっと言う間に抜かれ。 パンッ!ダダッ! カルツ「畜生ぉおおっ!」 カルツも為す術も無く抜かれ。 シェスター「くっ!ニンポー・ホウセンカ!」 ビチッ! トニーニョ「むっ。粘ったな」 ネイ「だが、無駄な足掻きだぜ!」 カルロス「良くやったネイ、トニーニョ。後は任せろ」 ドイツメンバー「あーーーーっ!?」「よりにもよってカルロスにー!?」 シェスターは辛うじて足先にかすらせ連続ワンツーを終わらせたが、そのこぼれ球はあっさりカルロスに拾われてしまった。
[406]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:48:00 ID:PaEIpEcE 放送「速攻!速攻!これは…上手くいった!カルロスくんが良い位置でボールを持ったぞーっ!」 クランケ「くそっ、まだだ!まだ俺達が居る!」 ヨハンセン「ここを通して堪るかァ!」 カルロス「…お前たちでは俺を止められない!」 ブゥウウウウウウン… シュパアッ! クランケ「な、なにィ!」 ヨハンセン「そんなァ!」 放送「そしてカルロスくんあっさりドリブル突破しPA内に突入!ミューラーくんと一対一だァーーーッ!!」 ワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 観客「決まれーっ!」「行けーっ!!」「カルロス頼むぞ!」「ここだ!ここで逆転だ!」 全日本メンバー「き、決まるのか!?」「天国と地獄の分かれ目だ…!」 森崎「……………」ゴクリ 後半38分、ついに試合の分岐点が来た。
[407]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:49:24 ID:PaEIpEcE シュナイダー「(大丈夫だ!)」 この時シュナイダーは必死に己に言い聞かせた。チームメイト達と共に自陣に向かって走りながら 焦りと諦めと戦い、自分を奮い立たせる材料を探した。 シュナイダー「(カルロスのスピードが僅かだが落ちている!もうファントムシュートを撃てる状態じゃない!)」 カルロス「(くっ…やはりファントムシュートを撃つには体力が足りないか…)」 そこで目をつけたのはカルロスがこぼれ球を拾った時、既にPA少し外と言うシュートを撃つのに適した位置に 居たのにも関わらずファントムシュートを撃たず、分身ドリブルでPA内に切り込んだと言う事実だった。 今の息切れしたミューラー相手ならファントムシュートを撃てば決まる確率は高い。 にも拘わらずわざわざDF二人を抜き去り一対一を挑みに行ったのは、ファントムシュートを撃てないからだ。 そうシュナイダーは判断し、実際にその判断は当たっていた。 カルロスも自分の体力の残量を計算し、今ファントムシュートを撃っても失敗するだろうと結論付けていた。 だがそこから先に描いた二人の想像図は大きく違っていた。 シュナイダー「(ここでミューラーが分身ドリブルを止めてくれれば、失点は阻止される! そこから残り時間全てを総攻撃に費やせば、俺達の勝ちが見えてくる!)」 ミューラー「(来る…分身ドリブルが!止めてみせる!疲労がなんだ、師匠の地獄のしごきに比べれば屁でもない!)」 カルロス「(止むを得ん…出し惜しんだ末の敗北と、実力を見せつけての勝利!どちらが良いか、考えるまでもない…!)」 シュナイダー、そしてミューラーはカルロスが分身ドリブルで抜きにかかると思っていた。 カルロスが今まで見せた事がない一対一用の新必殺シュートを隠し持っているかも知れない。 その可能性をドイツの二人が考えなかったのは、無意識に考えたくないと言う感情のせいだったのか それとも心身ともに限界でそこまで警戒する余裕がなかったせいなのか。
[408]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:50:59 ID:PaEIpEcE ブゥウウウウウウウウウウン!! ミューラー「(来たっ!だが見切れる…!体は動く!間に合う!)」 ヒュンッ! いずれにせよ、カルロスが分身ドリブル特有の緩急自在の横の動きを開始し それを阻止すべく腰を落として距離を詰めたミューラーが。 ミューラー「なっ!!?」 ガクン! シュナイダー「(な、なんだ!?どうしたミューラー!)」 急に体勢を崩し、何もない所に所に手を伸ばした時、シュナイダーには何が起きたのか最初は分からなかった。 パスッ… コロコロコロ… カルロス「…俺のもう一つの切り札、ステルスシュートだ。覚えておけ」 ミューラー「………!!!」 シュナイダー「そん、な…」 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! カルロスは分身ドリブルの動作中に何時の間にかボールをゴールに蹴り込んでいた。 ミューラーはそれを阻止しようとし、間に合わなかった為に何もない所に手を伸ばす羽目になった。 シュナイダーがそれを理解できたのはゴールの笛を聞いてからだった。
[409]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:52:07 ID:PaEIpEcE . ブラジル 3−2 ドイツ 大会得点ランキング(表記はメインキャラのみ): 10ゴール カルロス、シュナイダー、ストラット 9ゴール 日向 8ゴール ディアス 7ゴール ザガロ 5ゴール 火野、ビクトリーノ 4ゴール 翼、カペロマン、森崎、ランピオン、カマーチョ 3ゴール ポブルセン、ナポレオン、ピエール、チャンドラー、ロリマー、ミハエル、サトルステギ 2ゴール トニーニョ、マーガス、李邦内、李邦坤、アルシオン、イスラス、レンセンブリンク、三杉 1ゴール ルーク、肖、岬、山森、フライハイト、ネイ、ロペス、ガルシア、クライフォート、 カイザー、マッハー、クリスマン、政夫、ディウセウ、マウリシオ 大会アシストランキング(表記はメインキャラのみ): 6アシスト アルシオン 5アシスト サンタマリア 4アシスト 岬 3アシスト カルロス、マーガス、翼、ダ・シルバ、ネイ、チャンドラー、火野、パスカル、ランピオン、 2アシスト カペロマン、バンビーノ、カルツ、ピエール、王、森崎、トニーニョ 1アシスト フライハイト、カルツ、メッツァ、テイラー、飛、山森、早田、ビクトリーノ、エスパダス、クリスマン、イスラス、 シェスター、バビントン、クライフォート、カイザー、和夫、ジェトーリオ
[410]2 ◆vD5srW.8hU :2014/01/30(木) 08:53:14 ID:PaEIpEcE 上記8レスのコピペをお願いします。
[411]森崎名無しさん:2014/01/30(木) 12:35:25 ID:??? 行ってきます
[412]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:15:46 ID:hswY8fJA ォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!! 観客「やったーーーーッ!!」「ゴールだ!ゴールだ!逆転だァ!!」「イヤッホォオオオオオオオオオ!!」 「やっとか!待たせやがって!」「散々気をもませやがって!どうしてやろうかと思ってたぞ!」 「素晴らしいタイミングでの逆転だ!」「見たかドイツ!これがサッカー王国・ブラジルの力だ!」 「今の見たか!?」「見た見た!分身ドリブルの最中にシュートしてた!」「くそっ、見逃しちまった!」 「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」「カルロス!」 放送「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッッッ!!!! マイクの力を借りて叫んでも尚かき消されかねない程の大歓声によってブラジルの逆転ゴールが たった今、後半38分に祝福されています!決めたのは勿論この人、ブラジルユースの キャプテンにしてエースストライカーのカルロス・サンターナ!本日2点目のゴールで 一時期は絶望的とすら思えた試合を見事引っくり返してみせた英雄に嵐の如く拍手と歓声が降り注ぎます! そしてゴールの仕方も極めてスタイリッシュで映える物でした!ムーンサルトパスカットで 相手のパスワークを断ち切り、そのまま速攻に参加し、こぼれ球を拾ってゴール前に切り込み、 そして分身ドリブルかと見せかけて目にも止まらぬ早業でボールをドイツゴールに蹴り込んだのです! 前半の1点目とこの3点目が合わさればまさに獅子奮迅にして一騎当千の活躍ぶり! 最早英雄と言う言葉すら物足りなく感じてしまいます!これがカルロス・サンターナなのです!!」 ロベルト「(よっしゃ!よかったー、結局コインブラ抜きでも勝てそうだ。いやーヒヤヒヤした)」 放送「ピッチレポーターによると今までにじっと見守るだけだったロベルト監督も ここに来てやっとガッツポーズをしたそうです。前半で2点リードされると言う大ピンチに陥りながらも 自分の選手達と戦術を信じ続け戦い続けたその好判断と精神力は賞賛に値する名将ぶりと言えるでしょう!」 ロベルト「(おっといかんいかん、名監督は勝利を確信してもニヤニヤしたりしない。監督らしいクールな無表情っと)」
[413]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:17:44 ID:hswY8fJA サンタマリア「ナイスゴールだ、カルロス!」 カルロス「ああ、決まってホッとしたよ。ケチらずにステルスシュートを使って良かった」 ジェトーリオ「ま、君が本気になればこんなもんだよね」 カルロス「そうとも限らない。ミューラーが疲弊していなかったらあるいはな」 ザガロ「チッ。ゴールを決めた直後に謙遜なんぞしやがって…」 ディウセウ「怒んなよザガロ。世の中おめえみたいな意地っ張りばっかじゃねえんだって」 ネイ「くそっ、また見切れなかった。一体何時撃ったんだよ…」 トニーニョ「タネが分かっていても尚タイミングが分からない。恐ろしい技だ」 マウリシオ「それは置いとくとして、そろそろドイツも諦めてくれますかね?」 アマラウ「そいつは油断大敵って奴だ。こうなった以上形振り構わず攻めてくるだろうからな」 ドトール「ただしもう気力も冷静さも残っていないだろう。流石にダメージは深い筈だ」 カルロス「その通りだ。丁寧にボールを奪ってからキープに努めればそれで終わりだ。後もう一踏ん張り頑張るぞ!」 ブラジルメンバー『おう!!!』
[414]2 ◆vD5srW.8hU :2014/02/05(水) 00:22:33 ID:hswY8fJA 試合を引っくり返す逆転ゴールを後半終盤に決めると言う最高の展開を迎えたブラジルユースと その味方は言うまでも無い程喜んでいた。あれ程苦しみながらも最初のプラン通りに 攻撃権を支配し、ミューラーを疲弊させ、大量得点に成功したのだから愉快でない訳がない。 こうなってしまえば2失点と言う苦難と恐怖も勝利の美酒を引き立てるスパイスに成り下がると言う物である。 コインブラ「(…バカな)」 そんな大喜びのブラジルユースの中で、唯一コインブラのみは喜びではなく驚愕に打ちのめされていた。 コインブラ「(ドイツの方が強い…俺はそう見ていた。なのに、これは…)」 彼は昨夜、カルロスとの会話で彼抜きならばブラジルは2−3でドイツに負けると言い放っていた。 売り言葉に買い言葉の状況ではあったが、その予想はその場の感情に任せたいい加減な物ではなく コインブラの経験・知識・眼力に基づいた自信のある予想だった。 だがスコアは3−2で、勝っているのはブラジルだった。 一時期は0−2と言う絶望的なピンチに陥りながら、彼には見出せなかったミューラーの弱点を突く事で 劇的な逆転を成功させた。これは同時にブラジルユースの選手達が彼の予想を覆した事も意味する。 コインブラ「(サッカーにこんな事が…こんな事が…)」 今まで超越者として絶対の自信を持っていたコインブラがこの時人知れず初めて“敗北”を味わっていた。
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0ch BBS 2007-01-24