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アク規中代理カキコ依頼スレその3
[483]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:48:16 ID:6H9bjZ/Q フライハイト「今こそ雨の力を借りる時だ!水よ!風よ!ドイツに勝利を〜〜〜っ!!」 グワァアアアアアアアアアアアアアアッ!! 放送「ドトールくんタックルに行く…しかしかわされた!そしてフライハイトくんが足を振り上げたァアア!!」 ゲルティス「(ウォッシャードライブ…雨による摩擦と下方向へのベクトルを 計算し尽くし落下力に上乗せした強化版ドライブシュート)」 バッギュルゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!!! 直後に放たれたフライハイトのウォッシャードライブ。 放送「撃ったァアアアアアアアアアアアアアア!!フライハイトくんのウォッシャードライブ!」 ドイツメンバー「いけェエエエエエ!!」「決まれーーーっ!」 ブラジルメンバー「ゲ、ゲルティス!」「なんとかしてくれー!!」 ゲルティス「(このシュートのデータは日本戦から取ってある。コース予測…成功!)」 バッ!バシィイイイイッ!! ズルッ…ポンポンポン… フライハイト「な、なにィイイ!?」 ゲルティス「(…!?雨のせいでグリップ難度が上がっている!)」 ピィイイイッ! これはゲルティスはキャッチは出来なかったものの、ゴールバーの上に弾く事には成功した。 無論、ドイツ相手にコーナーキックを与えるのは命拾いではなく次なるピンチである。
[484]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/05(水) 00:49:26 ID:6H9bjZ/Q 上記2レスのコピペをお願いします。
[485]森崎名無しさん:2014/03/05(水) 01:07:13 ID:??? 行ってきます。
[486]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:04:41 ID:MIGFJ3z+ 観客「や、やったァ!弾いた!」「コーナーか…命拾いしたぜ」「バカ野郎!何が命拾いだ!」 「忘れたのか、ドイツにはコーナーキックのスペシャリストが居るんだぞ!」「げっ!ヤバい!?」 ルディ「(くっ、ウォッシャードライブも防がれたか!だがコーナーなら…!)」 ロベルト「(あれ?あれ?なんかヤバい?滅茶苦茶撃たれまくってるぞ?)」 放送「ゲルティスくん弾いたァ!ボールはゴールバーを超えた!コーナーキックです! 通常なら命拾いした、と一息つける所ですがドイツユース相手にはそうはならない!それは…」 ダダダッ! カペロマン「来たな!とうとう俺の本領発揮だぜ!」 放送「ドイツにはこの人、テオドール・カペロマンくんが居るからです! サイドからのスナイパーたる彼はコーナーキックをもっとも得意とし、 彼のトレードマークのサイドワインダーはコーナーキックから真価を発揮するのです! 試合は間もなく約3分間と表示されたロスタイムに突入しようとしています! ブラジル、耐えきれるか!?怒涛のシュートラッシュを凌ぎきれるのか〜っ!!」 ブラジルメンバー「くそっ!」「配置を急げ!」「こんな土壇場でやられて堪るか!」 この試合初めてコーナーキックと言う大チャンスをドイツに与えてしまったブラジルは 大急ぎでサイドワインダーに備えようとしていたが、その際守備の要である ディウセウは同じく守護神たるゲルティスの傍に駆け寄り小声で問いていた。 ディウセウ「ゲルティス。おめえ、まだやれるか?」 ディウセウには分かっていた。ドイツの高火力の嵐に晒され続けた自分もゲルティスも限界が近く、 間もなく動きが鈍り出す事を。その瞬間をドイツに突かれたら失点してしまうであろう事を。 ゲルティス「(体力残量確認…完了)」
[487]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:06:24 ID:MIGFJ3z+ スッ。 ゲルティスは口では答えず指を2本上げただけだった。それで十分だった。 ディウセウ「(後2回だけか…)分かった!後1回、オラが何とかする!」 ピィイイッ! 放送「ロスタイム突入と同時にコーナーキック!カペロマンくんが走り…サイドワインダーだァ!」 グワァアアアアアアアアアアアアッ!! カペロマン「唸れェ!サイドワインダー!!」 ブワッギュォオオオオオオオオオオオオオオオオン!! ギュインギュインギュインギュイン!! マウリシオ「くそーっ!」 ジェトーリオ「だああっ!なんでこんなに曲がるのさ!」 ディウセウ「でえじょうぶだ!オラに…任せろーっ!」 バッ! ブゴワァアアアアアアアアアッ!! カペロマン「くっ!悪あがきしやがって!」 ディウセウ「ふぐ…(ダメだ、トラップできねえ…!)」 バーン!
[488]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:07:46 ID:MIGFJ3z+ 放送「ふ、防いだ!ディウセウくんがまたしてもファインプレイ!…あああっ!?」 ディウセウは残り少ない体力と気力を注ぎ込み、顔面ブロックでサイドワインダーを弾いてみせた。 だが彼の献身的なディフェンスを嘲笑うかの様にボールはブラジルにとって一番嫌な場所に転がって行った。 ダダダッ! ダダダッ! ブラジルメンバー「こ、今度はどこ…げえっ!?」「なんでそっちなんだよーーっ!?」 シュナイダー「決めるぞフライハイト!」 フライハイト「任せろシュナイダー!」 シュナイダーとフライハイトの二人の前である。 カルロス「(くっ…だが、もうネオファイヤーを撃てるとは…いや違う!あの二人には!)」 グワアアアアアッ! グワアアアアアッ! 放送「し、しかしこぼれ球はシュナイダーくんとフライハイトくんの前へーーーっ!天はブラジルを見離したのか!?」 アマラウ「ええい、今度はこれかよ!ディウセウ…はダウンか。俺がやるしかない!」 ゲルティス「(ファイヤードライブの確率95%。シュートコース算出…)」 シュナイダー「 F I R E ! ! 」 フライハイト「 D R I V E ! 」 バギュゥゥルゥウウウウウウウウウウウッ!!!! ドイツに残された最後の大技が、ディウセウと言う盾を失ったゲルティスに襲い掛かった。 ゲルティス「(失点の確率…52.1%)」
[489]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/06(木) 01:08:49 ID:MIGFJ3z+ 上記3レスのコピペをお願いします。
[490]森崎名無しさん:2014/03/06(木) 07:33:00 ID:??? 行ってきます。
[491]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/08(土) 00:06:37 ID:MmNRyPYQ ブワァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!! 放送「出た〜〜〜っ!!ファイヤードライブだーーーーっ!!!」 ファイヤーショットとドライブシュートの力が同時に加わったファイヤードライブ。 それはファイヤーショットの強さと速さ、ドライブシュートの上昇からの急降下、 そしてツインシュートらしく幾重もの分裂を兼ね揃えた驚異のシュートである。 ドガアアアッ! アマラウ「ぐわああああっ!!」 ドトール「アマラウーッ!」 ディウセウの代わりを果たすべく勇敢に飛び込んだアマラウだったが 彼には残酷な程に荷が重すぎ、何の役にも立たずにあっさり宙を舞う羽目になった。 この運命の瞬間を最も長く感じたのは誰だったか。 それはこのドイツの切り札をたった一人で止めなくてはいけないゲルティスだった。 ゲルティス「………」 機械の様に冷徹な表情に、集中力と緊迫感による感情が籠もっていく。 超高速で急降下してくるボールの雲を見据える瞳の中で、一つの決意が芽生える。 ゲルティス「(キャッチと反応の両立は至難の業。ドイツユースの体力、気力の 残量を考慮すれば警戒すべきシュートはこれが最後…) 0.01秒単位の判断が問われる世界で彼は決断した。キャッチはしなくていい、ゴールに入れさせなければそれでいいと。
[492]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/08(土) 00:07:57 ID:MmNRyPYQ ゲルティス「ハァアアアアッ!!」 バッ! それは、彼らしくない不恰好なセービングだった。 黒髪、黒肌、そしてユニフォームも黒が基調の彼がまるで幻影の様に素早く動き、 何時の間にかキャッチに成功している為ダークイリュージョンと名付けられたセービングの素早さは発揮していたが 横っ飛びで飛びつくのではなくサイドステップした位置から前に向かってのジャンプ。 割り出したシュートコースに伸びている筈の両腕も左右に広く開かれていた。 森崎「(あれは…!)」 森崎にはすぐその狙いが分かった。ボールの分裂の見切りが必要になるキャッチを完全に諦め、それよりも 予測したシュートコースにいち早く陣取り可能な限り己の体で覆い尽くし、全身の何処かに当たればいいと言う行動。 ボグォオオオオオッ!! ゲルティス「グァッ…!」 そしてボールはゲルティスの胸にぶち当たった。 腹ならばまだ体をくの字に曲げて衝撃を逃がす事が出来るが、胸は曲げられない。 衝撃を逃がしたかったら後ろに倒れ、ゴールを許すしかない。 ゲルティス「………!」 ズズッ… だがゲルティスは倒れなかった。胸に走る激痛と息を吐き出させられる苦しみに耐え、 震える足をスパイクで地面に突き刺し、筋肉を総動員してなぎ倒される事を拒否した。
[493]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/08(土) 00:09:22 ID:MmNRyPYQ バァアアアアアアアアアアアアーーン! ズサッ… 彼の努力は報われた。勢いよくボールを跳ね上げる事に成功するその瞬間に初めて彼は自分が膝をつく事を許した。 彼の顔は負担と疲労で汗の洪水となっていたが、その瞳は勝利を確信して光っていた。 シュナイダー「な…なにィ!?」 フライハイト「そ…そんなァ…」 ズサッ…ドサッ… そして彼の判断通り、ドイツはもう限界だった。体力をほぼ使い果たしたシュナイダーは膝をつき、 彼以上に疲労していたフライハイトは尻もちをついてしまった。 ドイツメンバー「ば、馬鹿な!?」「ウソだろ…」「なんで、なんで…」 ミューラー「くそっ!」 ダダダダッ! ここまでやったのに、最後の大技まで出したのに決まらないのか?もうこれ以上は… そんな気持ちがシュナイダーとフライハイトのみならず、ドイツユースのほぼ全般に広がる。 元々は心が折れそうな所を雨と言うハプニングで持ち直した士気であり、 既に限界を超えて戦っていた所に二人の主力選手の切り札が防がれたショックは大きすぎた。 だがそんなドイツにも例外は居た。 ポブルセン「ウォラァアアアアアアアアアアアア!!」 バッ!
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0ch BBS 2007-01-24