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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[338]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 16:52:31 ID:IHXEVdyg F:お任せカクテル(1000円。 更に判定) 鈴仙「じゃあさ、これ…作ってみてくれない!?」 早苗「おおっ、やりますねぇ! 実はこれが当店のお勧めなんですよ〜」 お任せカクテルを注文した事で、早苗は明らかにご機嫌な表情を見せる。 そして楽しげにバックバーから様々な種類のリキュールを持って行き、 そしてそこから生み出されたものは……!? 先着1名様で、 ★みらくるカクテル!→!card★ と書き込んでください。マーク・数値で分岐します。 ダイヤK→「大いなる女神の加護が籠りし神酒! 名付けて、菱景「ダイヤジスタ」です!!」 ダイヤ→「空高く跳べそうになる、天上の奇跡! 名付けて、奇跡「客星の明るすぎる夜」です!」 ハート絵札→「愛に溢れた者の為のカクテル! 名付けて、禁忌「恋のラビリンス」です!!」 ハート→「皆の人気者の為のカクテル! 名付けて、夢国「美月衣鼠」です!」 スペード・クラブ→ オレンジジュース の ライフガード 割りに、 はちみつ を隠し味にトッピングしたもの。 (*美味しそうだったらボーナス) クラブA→早苗「できましたっ! これぞまさに伝説のカクテル―――名付けて、土粥『土の粥』です!!」鈴仙「」 JOKER→早苗「来た! 来ました! これが伝説のクス…いえ、カクテル! 「べじいた」です!」 鈴仙「(この子、師匠に弟子入りした方がいいんじゃあ……?)」
[339]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 16:52:49 ID:??? ★みらくるカクテル!→ ダイヤJ ★
[340]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 17:01:27 ID:??? オシー、スペード・クラブがドリンクバーで遊ぶ子供だ
[341]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:17:19 ID:IHXEVdyg ★みらくるカクテル!→ ダイヤJ ★ ダイヤ→「空高く跳べそうになる、天上の奇跡! 名付けて、奇跡「客星の明るすぎる夜」です!」 鈴仙に手渡されたそのロングカクテルは透き通った空の色に輝いており、 そして中には白いフルーツが光る、見た目としてはとても優れたものだった。 鈴仙「わあ、綺麗…!」 鈴仙は試しに一口、そのカクテルに口を付けてみると。 鈴仙「うん…! 見ため通りのスッキリとした味に、飲んだ途端に目が冴えるかのようなアルコールの感覚! これを即興で作っちゃうなんて――貴女…タダものじゃあないわね!?」 早苗「ふふん! 奇跡さえあれば、このくらいお茶の子さいさいです!!」 サナァ、と胸を張る早苗だったが、この時ばかりは大言壮語とは鈴仙にも思えない。 鈴仙「(凄いわね…。 多分やると決めたら突っ走るってのがこの子の性格なんでしょうけど、 それできちんと諦めず、一分野を完成させているというのが、本当に凄い所。 凝り性とかマニア気質とかとも言いかえられそうだけど……。 ――うーん、それにしても良いお酒ね。 まるで高い所に浮かんでしまいたくなるわ!)」 こうして、鈴仙は早苗に対する個人的評価をちょっとだけ改めながら、 奇跡が作った美酒の旨みに酔いしれるのだった。 *鈴仙の早苗に対する評価が、鈴仙→(凄い凝り性?)→早苗 になりました。 *鈴仙に浮き玉成長フラグが立ちました。次に競り合いかダイレクトシュートで覚醒すると、 元の覚醒に加え、浮き玉上昇判定が発生します。 *所持金が減りました。10420→9420
[342]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:18:20 ID:IHXEVdyg そうして美酒をごちそうになり、暫く落ち着いた頃。 バーに流れる流麗なピアノ演奏を聴きながら鈴仙は独り思索に耽る。 鈴仙「(ふう…。 最近色々あり過ぎて、とっても充実してるわね…。 それはとても良いんだけど、ちょっと疲れちゃったかも)」 元々自分から何かを働きかける性格ではなく、どちらかというと消極的な方であった鈴仙。 そんな彼女が、今、自分から練習を計画し、多くの他者に働きかけて、皆の輪に寄り添いながら生活している。 鈴仙「(――そういう意味でも、変わったかも、私)」 パスカルとの出会いにより、天才に従う者のコンプレックス、苦しさを認識し、 中山との出会いにより、その苦しさを自分の糧へと昇華する術を知った鈴仙。 そんな中で駆け抜けて来たこの4カ月余りの生活は忙しくもあったが、充実していた。 鈴仙「(師匠やてゐの悪戯に心の中で文句を言いながら、サッカーでは誤魔化し誤魔化し。 そして仕事以外では極力外に出ない、か…。 今じゃあ考えられないなぁ)」 今の生活が楽しい事ばかりかというと、そうでもない。充実している事は、それだけ疲労するという事でもあり、 これを楽しみ切るというのはやはり、そうした天性の気質を持つ者に限られるだろう。 鈴仙「(―――だけど、たまにはこうして自分自身を見つめ直す機会がないとね。でないと…きっと壊れちゃうもの)」 鈴仙は見ためは少女だが――妖獣として、玉兎として並みの人間よりは遥かに長い生を送っている。 その中で、色々な人や仲間と出会い、そうして色々な道理を学んで来たつもりであった。 鈴仙は次に、この永遠亭ルナティックスの中で出会った仲間について想いを馳せる事にした。 鈴仙「(私だけじゃあない。 皆色んな考えや悩みを背負ってサッカーをしたり、人と関わったり仕事をしたりしている。 でも、その中で特に気になる人といえば―――)」
[343]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 18:19:30 ID:IHXEVdyg その生き方に、感じ方に、気質について鈴仙が特に深い印象を持った人物とは――。 A:自分では考えられない程の深い思慮を持つ、気高き月の賢者、八意永琳だった。 B:普段はおちゃらけて居ながら、時折永琳よりも理解し難く瞳を輝かせる月の姫、蓬莱山輝夜だった。 C:半妖の身でありながら、人間を誰より愛し守る人里の守護神、上白沢慧音だった。 D:不死の呪いを身に背負い、孤独と殺意とともに千年の時を生きた蓬莱の人の形、藤原妹紅だった。 E:万年の時を生きつつも、子供らしい愛らしさを捨てずに様々な物を背負い続ける幸運の白兎、因幡てゐだった。 F:か弱き存在であったにも関わらず、努力を重ねて才能を開花させた愛らしい妹分、因幡佳歩だった。 G:課せられた運命という壁に対して、幾度も無謀な挑戦を挑み続け、そして道を切り開く少年、中山政男だった。 H:決して超えられぬ天才の親友として、コンプレックスを抱きながらも自分らしさを模索し続ける少年、アラン・パスカルだった。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *どのキャラクターを選択しても、特にメリット・デメリットは起きず、そのキャラについての描写が若干掘り下げられるのみとなります。
[344]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:19:56 ID:dcCu2aNY G
[345]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:21:07 ID:HBOcqE4g E
[346]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:22:28 ID:DORM0kiU F
[347]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 18:28:15 ID:TWhPYB8A G
[348]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:06:55 ID:IHXEVdyg >>340 美味しそうですよねwもし出てたらささやかなボーナスがあったかもしれません。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― G:課せられた運命という壁に対して、幾度も無謀な挑戦を挑み続け、そして道を切り開く少年、中山政男だった。 鈴仙「(中山さんは、疲れないのかなぁ…)」 疲れを感じた鈴仙は、逆に今の一度も疲れを見せた事のない少年の顔を思い浮かべる。 鈴仙にとって、中山政男は疲れ知らずの鉄人にも感じさせる中山の姿は尊敬の対象であり、目指すべき存在だった。 鈴仙「(でも中山さんも…目標に向かったらそれを目指して止まないだけの人…なのかもしれない)」 その中山が無謀な歩みを止めぬ原動力――以前に話した森崎と並び立ちたいという夢。 ただそれだけを信じてここまで奇跡を起こし続けて来たのだとしたら。 鈴仙「(中山さんがその夢をあきらめない限り、あの人は立ちあがり続けるでしょうし、疲れる事も倒れる事もないのかもしれない)」 中山は決して倒れる事はないだろう。ここまで歩き続けて来たのだから。 もし彼が倒れる時があるとするならば、それは―――。 鈴仙「(もしも…自分の目指す夢に疑問を抱いたとしたら? ここまで歩いてきた理由が本当に正しい物だったのか。 そう考えるようになってしまったら―――?)」 中山の理念という大きな大木は頑丈だが、嵐が来ればいとも容易く倒れてしまうのではないか。鈴仙はそう不安を抱く。 鈴仙は中山の考えは正しい、尊敬できると出来ると思う反面に、あまりにストイックであり、理解し難いと感じていた。 もし彼が深い挫折を感じた時に、鈴仙は、パスカルは、ルナティックスのメンバーは――。 彼を理解出来た上で、それを受け止められるのだろうか、不安を感じてしまうのだ。
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0ch BBS 2007-01-24