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【行く風に】鈴仙奮闘記8【夏を知る】
[349]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:08:26 ID:IHXEVdyg 鈴仙「(私達は―――どうしたらいいんだろう)」 鈴仙もまた、どうすれば良いのかは分からない。 ただ、自分が中山のように強くあろうとした事で強くなれた事は厳然たる事実である。 鈴仙「(私は練習のお陰で、かつては格上だと思っていた星と並び称されるまでのストライカーとなり。 奇跡が起きない限り決まらないと思った萃香さんへのシュートも、2、3回に一回は決まるんじゃあないか、っていうくらいまで 進歩したという自信がある。 師匠には及ばずとも、このルナティックスの重要人物にはなれている気がする。 だけど――それだけじゃあ、巧くはなっても。 どこかで行き詰まりが出ちゃう気がする。……どこで、どうなっては分からないけど)」 鈴仙は独りで深く考えて、そして答えが出ないままにバーを後にする。 自分は、自分達は、中山が良く語る『森崎』という人物のように、彼に寄り添う事が出来る選手足り得るのか。 実力的な意味だけでなく、それ以上の『何か』を掴めていけるのか…。 後回し後回しにしていたこの問題も、何れは答えが出る時が来る。その時は、着実に迫ってきていた。 *書き忘れましたが…さっきのカクテルで早苗と楽しく会話をしつつ美味しいお酒を飲んだので、 早苗の評価値がやや上がっています。
[350]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:10:02 ID:IHXEVdyg 【夜A・大宴会!】 鈴仙はしっとりとした雰囲気で酒を飲み終わり、うっすら紅潮した顔で早苗に千円札を渡す。 そしてそこから宴会場に向かうと…既に大方のメンバーが揃っているようだった。 輝夜「あれっ? イナバ若干顔赤いわね。 ひょっとして0次会してたの?」 鈴仙「…ええ、まあ……」 永琳「珍しいわね。 普段はセーブしている事が多いイメージだったけど」 鈴仙「あはは……まあ折角の旅行なんで、気分ですね(それは何時も師匠や姫様がしれっと飲ませて来るから、 少しでも酒量が増えない為にしているだけなんですが……)」 30畳ほどのやや小さめの宴会場は貸し切りとなっており、13人分の机が並んでいた。 そこには夕食後とあってか酒の肴となるようなちょっとした一品料理が揃っている。 小さい舞台も一応揃っており、出し物も一応は出来そうである。 ウサギB「ね、ね。 今日はお師匠様からお許しも出たしさ、お酒飲んでみようよ佳歩ちゃん」 佳歩「ええー…。私多分弱いからいいよぉ…」 ウサギC「やっぱお酒はウイスキーだよね〜。 1000円程度のスコッチで充分だ、ロックグラスにちょいと注いで 溶けるのを待ちながら、舌でなめつつその香りを楽しむ。 まさに大人の醍醐味よね〜♪」 てゐ「とりあえずアンタはまだ子供でしょ…いや私に言われたくないかもしれんけどさ」 ウサギD「ねぇEちゃん! 姫様がよきょうで何かイベントするって言ってたけど、私不安だよ…出たくないよ……」 ウサギE「大丈夫よ。Dちゃんは試合ではちゃんと頑張れてるし、それに姫様だってきっと気遣って下さるわ(多分…)」
[351]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:11:28 ID:IHXEVdyg パスカル「うーん、日本の酒には正直興味があるな」 中山「俺は未成年だから飲まないが…(鈴仙さんとか皆当たり前のように飲んでるけど……)パスカルの国の酒って、 どんなのがあるんだい?」 パスカル「うーん、俺も正直弱いんだが…ワインやビールは皆飲んでいるな。 それと詳しい銘柄は知らないが、イタリア系の酒も好かれて飲まれているみたいだ」 妹紅「慧音! かくし芸大会があったら絶対に私は輝夜に勝って見せるからね!この日の為に仕込んだ火芸…見せてやるんだから!」 慧音「そうだな…。 くれぐれも家を燃やさないようにな、妹紅よ……(遠い目)」 それぞれが盛り上がりを見せ、それなりに和気あいあいとした雰囲気にはなっているようで、 鈴仙はとりあえず胸をなでおろす。 そして、大方の雰囲気が粗方収まった所を見計らって、輝夜がグラスを持って立ち上がる。
[352]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:12:33 ID:IHXEVdyg 輝夜「さーて、皆ドリンクは頼んだー? 今日は飲み放題コースを頼んでるからビールに日本酒にワインにウイスキー! 好きな物を頼んでいいわよ! あ、子供イナバにはちゃんとソフトドリンクもあるから安心してね」 鈴仙「あっ…ビール注がなくちゃ」 そこまで輝夜が話して――鈴仙は手元のグラスに飲み物がない事に気が付く。 佳歩「鈴仙様、私が注ぎます! 注がせて下さい!」 鈴仙「あら――佳歩、悪いわね、それじゃあお願い…って」 佳歩「ああっ! すみません!?」 それを見た佳歩が空気を読んで鈴仙にビールを注ごうとするが…御約束の如く泡を出し過ぎてこぼしてしまう。 そんなやり取りをやっている内に輝夜の高説は終了してしまい――― 輝夜「そんじゃあ! ……カンパーイ!!」 鈴仙「あっ! か、かんぱーい!」 佳歩「すすすすみません、鈴仙さまかんぱーい!!」 何となく慌ただしげに、旅行のクライマックスを飾る宴会が始まったのだった。
[353]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:13:38 ID:IHXEVdyg ワイワイ…ガヤガヤ…… 鈴仙「うーん、中々楽しい感じね! 私は今下座で、佳歩の隣でてゐの向かいに座っているんだけど… どこかに移動して話を振ってみましょうか? 姫様が何やら考えているみたいだけど、まだ時間がありそうだしね」 A:このまま座って佳歩やてゐと話をする。 B:平和に談笑する中山とパスカルの元へ行く。 C:お酒を頑張って飲んでいるウサギBの元へ行く。 D:なにやら燃えている慧音と妹紅の元へ行く。 E:いつも通り仲良く話しているウサギDとウサギEの元へ行く。 F:一人でウイスキーを飲んでいるウサギCの元へ行く。 G:何か出し物の準備をしている輝夜と永琳の元へ行く。 H:一人でくいっとやって、誰かが来てくれるのを待つ。 I:その他 自由選択枠 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。 *後2回だけ行動できます。(1回目の行動後、イベントが挿入されます)
[354]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 22:16:00 ID:dcCu2aNY D
[355]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 22:16:06 ID:76CANymo G
[356]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 22:17:29 ID:HBOcqE4g A
[357]森崎名無しさん:2013/08/17(土) 22:22:15 ID:XNPv9AeU A
[358]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/08/17(土) 22:49:06 ID:IHXEVdyg A:このまま座って佳歩やてゐと話をする。 鈴仙「(まあ、宴会だからって無理にハッスルする必要はないわよね。ここはリラックスしててゐ達とノンビリしてよっと)」 鈴仙はそのまま移動せず、ノンビリとてゐ達との雑談に加わることにした。 てゐは一体どこから仕入れて来るのか非常に情報ツウであり、その会話の内容は途切れる事が全くなく、 それでいて全てが面白くなっている。死神がついつい眠ってしまう鈴仙の会話力とは雲泥の差だ。 そんなてゐと佳歩との会話で、鈴仙が最も気になった話題と言えば―――。 A:幻想郷の中堅〜強豪選手についての話題だ。 B:最近のウサギ達の悩みごとについての話題だ。 C:地底にあるという財宝についての話題だ。 D:河童のバザーについての話題だ。 E:間欠泉地下センターについての話題だ。 F:人気4コマ漫画、「どっこい秋姉妹」の制作裏事情についての話題だ。 G:その他 鈴仙がてゐに「こんな話題知ってる?」と聞く形になります。 もし知っていたら教えてくれますが、内容によっては判定になります。 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
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0ch BBS 2007-01-24