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【かつて見た】俺inキャプ森3【栄光の道】
[142]森末(仮):2013/11/02(土) 23:32:23 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 実況「決まった、ゴール! ふらのキャプテン、松山くん! 駄目押しの4点目を奪いました! そしてそれと同時に試合終了の笛が鳴った〜! これでふらのは準決勝進出! 明日は一足先に準決勝へと駒を進めていた東邦学園との試合! 優勝候補同士の、今日以上に熱い熱戦になりそうです!」 反町「ふらのか……大方の予想通りだけど、やっぱり手強そうだな」 沢田「(松山さんとの勝負か……僕だって吉良監督に無理やりとはいえ特訓を受けて帰ってきたんだ。 それに、よくわからないけど小池さんも最近調子はよさそうだし、そう簡単に中盤を支配させないぞ!)」 小池「ふらのもよくやったと言いたいが、そろそろ切符を買っておいた方がよさそうだな。 明日、この小池秀人率いる東邦と戦う奴らに100%勝ちの目は無い!」 若島津「(明日は久しぶりに歯応えのある試合になりそうだな……)」 岩見「比良戸の敗因は結局なんだ? 審判の笛か?」 井沢「それも当然ある、が、4−0で負けている以上はそれも言い訳になる。 やっぱり個人間の差が明確に分かれていた、という事になるんじゃないかな」 石崎「どういう事だ?」 滝「佐野と松山、板野と次藤が対戦をする事が多かっただろ? 後者に関しては、やや板野の方が優勢と言えるが殆ど引き分けみたいなもんだ。 だが佐野は松山に対して完敗。 ……2年生にしてはやる方だったけど、松山相手に殆ど封じ込められていたからな。 チャンスを作り、ゴールを決められていれば試合もこんな大差にはならなかったろうな」
[143]森末(仮):2013/11/02(土) 23:34:19 ID:??? 藤沢「松山くん……素敵……ん、ふ、ふあっ!」 弥生「そ、その子大丈夫なの? なんか鼻血出してるんだけど……」 町田「気にしないで下さい、いつもの事ですから……。 ほら美子、ティッシュ」 三杉「……君たち、試合中から気になっていたんだが、もしかしたらふらの中の関係者かい?」 町田「えっ? え、ええ、一応マネージャーですけど……何か?」 三杉「ふむ……やはりか。 実は……」 片桐「結果的には4−0ですが、比良戸の奮闘は凄まじかったですね」 見上「ああ、次藤は負傷をしながらも板野のマグナムシュートを今大会ではじめて止めるという実績を作った。 あれだけでも評価は高い」 片桐「佐野はどうですか? 2年生にしてはよくやっていましたし、あのキープ力は大きな武器となると思いますが」 見上「うむ……だが、FWとしては決定力が不足しすぎているな。 南葛の滝にも同じ事が言えるが、あいつはウイングだ。 CFWをやっていて、あの決定力というのは拙い。 FWとして使うには、不安が残るな」 森末「(今日は……おかしな所はなかったかな。 ……ただ、佐野が想定していたよりも強くなってるような? ……なんだか、不安だよ)」
[144]森末(仮):2013/11/02(土) 23:35:19 ID:??? 松山「よーし、やったぞ! これで準決勝進出だ!! あと2つ……東邦、そしておそらく上がってくるだろう南葛との試合に勝ちさえすれば……俺達が優勝だ!!」 小田「お、おう!(とうとうここまで来ちゃったか〜)」 山室「ここまで来たらやってやろうぜ!(早く家に帰ってゴロゴロしたい……)」 観客たちの声援と拍手を浴びながら、喜びを爆発させる松山。 準決勝進出――いよいよ念願の全国制覇に近づき、彼のテンションもうなぎ上り。 周囲のメンバーは若干引くくらいに顔を引きつらせるが、同調しない訳にもいかずに表面上だけは松山と共に喜びを分かち合う。 佐野「(無得点……俺が点を取れないから……)う、うぅっ……」 次藤「泣くなタイ、佐野。 お前には来年があるタイ」 逆に比良戸といえば、当然ながら哀しみに暮れていた。 この大会、次藤はふらのの板野を倒す事だけを考えて臨んでいたが、当然ながらその心中には優勝を目指す心もある。 そして、それは他の比良戸メンバーも同じ事。 特にFWである佐野は、結局1点も奪う事の出来なかった自分のふがいなさを痛感し、 人目もはばからずポロポロと大粒の涙を流す。 それを次藤は優しく声をかけながらポンと肩を叩き励ますが、彼もまた落ち込んでいるのは誰の目にも明らかだった。 板野「(4−0か……正直、運が良かった面もあるけどそれでも勝ちは勝ちだ。 これで明日はいよいよ準決勝……若島津との再戦だ。 ……ところでこの後はどうしよう? 次藤や佐野に話しかけに行ってみようか?)」 A.松山達の話に入る B.次藤に話しかける C.佐野に話しかける D.観客席に目を向ける 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[145]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:35:57 ID:j8owuTIk B
[146]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:38:41 ID:agsvuH7c B
[147]森崎名無しさん:2013/11/02(土) 23:46:57 ID:??? 上から目線の慰めは次藤には敵愾心を煽るだけだろうから、対応が難しいな。
[148]森末(仮):2013/11/03(日) 00:01:06 ID:??? >B.次藤に話しかける ================================================================= 板野「……次藤、怪我は大丈夫か?」 次藤「ぬ? フッ、この程度でくたばるワシじゃなか」 仲間たちと勝利を喜ぶというのも捨てがたかったが、板野はここで次藤と話す事を選択した。 板野が声をかけると、次藤は再び不敵な笑みを浮かべながら振り返り、 怪我をしている筈の肩をぐりぐりと回して見せながら、問題は何もないと快活に返事をする。 次藤「……ホント、久しぶりの負けタイ。 それも圧倒的完敗タイ」 板野「次藤……」 次藤「やっぱり負けるのは悔しいが、それでも不思議と今はすがすがしい気分タイ」 次藤の言うように、彼は悔しさは感じながらも、決して憤りや怒りの感情は感じていなかった。 強いという者に戦いを挑み、常に勝ち続けていた彼のストリートファイトの生涯。 今回、強いふらの……『板野住明』という人間と戦い、接戦をするどころか完敗を喫し、 次藤は今までに感じた事のないような感情を覚えていたのだ。 それは一般的に『向上心』と呼ばれるもの。 勝てなかった相手に、今度こそは勝ちたい――強くなって見返してやりたいと素直に思える、そんな思いである。 板野「…………」 A.「今大会俺のマグナムシュートを止めたのはお前だけだって言えるように、明日も明後日も頑張るよ」 次藤の名誉を傷つけないと宣言 B.「最後にもう一度握手してよ。 あ、でも今度は力込めるのは無しだぞ」 おどけながらも互いの健闘をたたえ合う C.「今日は運が良かっただけだ。 もう一度勝負をしよう!」 運が良かった面もあると謙遜する D.「次は絶対に止められないようなシュートを打ってやるからな!」 二度と次藤にブロックを成功させないと宣言する E.「ところで長崎の人ってみんなそういう風にタイタイ言うのか?」 次藤の語尾を突っ込む F.「負けてすがすがしいって、マゾなのか?」 次藤マゾ説を唱えてみる G.その他 板野くんに言わせたい事を書いてください 先に2票入った選択肢で進行します。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください。
[149]森崎名無しさん:2013/11/03(日) 00:02:03 ID:VWzYZsgY D
[150]森崎名無しさん:2013/11/03(日) 00:02:59 ID:10tfklKA D
[151]森崎名無しさん:2013/11/03(日) 00:03:28 ID:gXOfExBs D
[152]森末(仮):2013/11/03(日) 00:39:22 ID:??? >D.「次は絶対に止められないようなシュートを打ってやるからな!」 二度と次藤にブロックを成功させないと宣言する ============================================================================================================= 板野としては、今大会、若島津の牙城を崩すためにと開発していたマグナムシュートを、 若島津以外の者に止められたというのは大きなショックであった。 次藤の頼りがいについてはキャプテン森崎を読んでいて十二分にわかっていたが、それとこれとは話が別である。 もう二度と次藤でもブロック出来ない程のシュートを打ってみせると宣言をすると、次藤は最初驚いたように目を点とさせたのち、 すぐに大声を上げて笑い始めた。 次藤「ガッハッハ、勝ったばかりなのに、わいはそれでまだ満足しとらんのか」 板野「そりゃそうだよ! 今大会、無敵のマグナムシュートって実況から何度も言われてて良い気になってたのにさ。 このまま誰にも止められないまま、優勝旗を掴むつもりだったのに!」 次藤「フッ、ふとかのう。 ばってん、それくらいでなきゃ面白くないタイ。 一年間だけと思っていたサッカー……ワシもわいのシュートを完全にシャットアウトし、 勝つまでは辞める訳にはいかんようになったタイ」 豪快な男、次藤にとってこの板野の発言は喜びに近いものであった。 自分の実力を判断できない程の愚か者は論外であるが、実力を持っているにも関わらず気弱な者というのも次藤は好いていなかった。 その点、板野は小さな体には不釣り合いなほどのパワーと、それ相応のプライドを持ち合わせている。 それでこそ自分を下した男に相応しいと、次藤はどこか納得をするような面持ちで手を差し出した。 次藤「次に会う時を楽しみにしてるタイ」 板野「ああ(……大会終わったらすぐ会えそうだけど、言うのは野暮だろうな)」 こうして2人は握手を交わし、再会を約束する。 板野はもう二度とシュートを止められる訳にはいかないと情熱を燃やし、 次藤はサッカーの楽しさと厳しさ、両方を教えて貰ったが為の快活な笑顔を浮かべ。 今大会最強のストライカーと、今大会最大級の壁の試合は終わりを告げた。
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0ch BBS 2007-01-24