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【鈴仙のいいところ】鈴仙奮闘記12【見てみたい】
[49]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/22(金) 22:43:57 ID:iRej/y9k こんばんは。更新を再開します! ――――――――――――――― 実況「す……すすす、すっばらし〜〜〜〜い!! にとり選手! ここで河童の意地を魅せた〜〜〜!! フラン選手の殺人弾丸シュートを、 まさかの超ファインセーブ!! 後半8分! これが妖怪の山FCの奇跡となるのか〜!?」 観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアア!!」「にーとーりっ! にーとーりっ!」 「ヒューガー騒ぎの時はごめんなー!」「これは逆転あるんじゃないか!?」 にとり「へ…へへ。 今さら掌返しでほめちゃって。遅いんだよ! (う、ぐっ……。 やっぱし、のびーるアーム・改は体力の消耗が激しいよ…。 後半であともう一遍、出来ればもうさらに一遍ってトコだね……)」 にとりは如何にも調子に乗っているといった素振りで、観客席に向かってドヤ顔ダブルピース。 しかし……その足元は産まれたての仔鹿のようにぷるぷると震えている。 度重なる吹っ飛びと負傷、そして全力のセービングが原因で、彼女の体力は既に限界に達しようとしていたのだ。 パチュリー「あら…決まると思ったのだけれど」 レミリア「さっきのフランのシュートは厄神に邪魔されて不機嫌だったからか、 力み過ぎになっていたし、何より距離も少し遠かった。 となれば、相手の奇跡とやらが働けばひっくり返るのも道理よ、パチェ」 フラン「ちぇっ。 じゃあ次はもっと強く蹴ってみよーっと」 その反面で、奇跡を起こされたスカーレットムーンズの中枢は冷静さを貫き通す。 彼女達にとってすれば、この試合何本とでも撃てるであろう 平凡な一シュートがたまたま防がれただけであるため、ごく当然の反応だった。
[50]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/22(金) 22:48:16 ID:iRej/y9k しかし、妖怪の山FCのメンバーはそのたまたまを奇跡と称して奮い立つ。 にとり「――さあ行くよ皆! ここが反撃だ!」 バッ……コオオオオオオオン!! 実況「さあそしてにとり選手! 大きく前線へロングフィードだ〜! そのボールを捕まえるのは…!?」 先着1名様で、 ★妖怪の山FCの反撃→!card★ と書き込んでください。マークで分岐します。 JOKER→バシュウウウウウ!! にとり「くらえスカーレットムーンズ! これが私のスーパースコープ3Dだ!」 ダイヤ・ハート→椛と反町が咲夜と競り勝ち、そのまま得点チャンスが生まれる! スペード・クラブ→射命丸がフォロー! そのまま高速ドリブルで敵陣を突っ走る! クラブA→JOKER+美鈴「反動蹴……速迅砲!」 おっと! ここで美鈴が必殺のカウンターシュートだ!?
[51]森崎名無しさん:2013/11/22(金) 22:48:34 ID:??? ★妖怪の山FCの反撃→ ハートQ ★
[52]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:38:09 ID:??? ★妖怪の山FCの反撃→ ハートQ ★ ダイヤ・ハート→椛と反町が咲夜と競り勝ち、そのまま得点チャンスが生まれる! 実況「おっと! このフィードは丁度フィールドの中央付近まで飛んで行きました! そこでボールを奪わんと待ち構える選手は……!」 咲夜「(二対一。 少し分が悪いけれど…)ここは絶対に、通しませんわ」バッ! 反町「(大丈夫だ…! 穣子との浮き玉練習の成果を思い出せッ!)」バッ! 椛「(私も反町さんもフィジカルはそう弱くない。 この二人がかりだったら、 咲夜さんが相手でもボールを取れる筈!)」バッ! 実況「咲夜選手と……反町選手に椛選手です! 選手としての格は、咲夜選手の方が格上ですが、反町選手、椛選手とて油断ならない選手! 空中戦にて二対一の状況は、咲夜選手にとって遥かに厳しい筈です! そして今、高いボールを巡り両者が……ぶつかりあった〜〜〜〜!!」 ――十六夜咲夜は、紅魔スカーレットムーンズの名ボランチにして、 同時に幻想郷内でも有数クラスの選手である。 その総合力は、主であるレミリアやその友人のパチュリーには及ばないものの、 それでも他チームの下手なエース格の選手に匹敵する程度の高水準を誇り、 特に得意のタックルにかけては、まさに幻想郷でもナンバーワンの鋭さを持つと言っても過言ではない。
[53]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:39:09 ID:??? ――だがしかし、それを除けばオールラウンダーを転じて『器用貧乏』を称されかねない点が、 咲夜の弱点でもあった。現に、タックルを除いた分野に於いても咲夜は優秀ではあったが…… 反町「(俺は……負けないぞっ!)うおおおおっ!」 椛「ストリングプレイ、アトミックファイヤ〜〜!(*そんな技ありません)」 咲夜「くっ……(だ、駄目……! 競り、負けてしまうわ。 申し訳ございません、お嬢様ぁ……!)」 ガッシイイイイン!! ……ポロン。 パシッ! 反町「やったぞ!」 実況「そして…反町選手と椛選手が競り勝った〜〜〜!! メイド業で鍛えられた強靭なフィジカルを発揮した咲夜選手! 二人の好選手を相手にして、ほぼ互角の勝負を演じましたが…… 後一歩の所で、競り負けてしまいました! ボールは…中央の椛選手に渡り、 椛選手、そのままバイタルエリアへと駆け上がっていきます!」 咲夜が競り負けてしまった後の紅魔スカーレットムーンズの守備陣は容易い。 現に、前半に反町や椛が放ったシュートに対して、スカーレットムーンズのDF達は 全く触れる事すら出来ていなかった。 そのため、慎重派の椛も、美鈴を警戒こそすれ、妖精メイド達を深く注意する事はしていなかった。 椛「(となると、後はどうフィニッシュするかですね。 反町さんに繋ぐか、 それともやっぱり文さんに流して、そこから必殺ボレーで決めて貰うか――)」 バイタルエリアに到達した椛は、一旦立ち止まり、これからフィニッシュまでの流れを構築して… 美鈴がフィールド上にまで透き通りそうな大声を上げたのは、その時だった。
[54]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:40:10 ID:??? 美鈴「(咲夜さんが追いつけていない以上――私が指示を出さなくては!)DFメイドの皆さん!」 メイド達「「「「 はいっ! 」」」」 美鈴「―――メイド特攻……スライディング部隊です!!」 椛「……って、え?」 一瞬、あっけらかんとしてしまった椛。 しかし――彼女達は、そんな相手の状態など全くお構いなしに…文字通りの『特攻』を見せて来た。 メイドA「了解です!」 バッ! ズザアアアアアアッ! メイドB「当たって砕けろよ〜!」 バッ! ズザアアアアアアアアッ! メイドC「うりゃぁああ〜!!」 バッ! ズザアアアアアアアッ! メイドD「止める!!」 バッ! ズザアアアアアアアッ! 美鈴の指示を受けて、妖精メイド達は何の申し合わせも無しに ボール所有者である椛へと全速力で駆けより、そして―――反則も厭わないタックルの波状攻撃。 交わしても交わしても、尚も追いつきまわり込みで容赦なくスライディングタックルを繰り返す 妖精メイド達の執念は凄まじく―――。
[55]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:41:11 ID:??? メイドC「でりゃああああああっ!」 ズザアアアアアアアアアッ! ―――バチィッ!! 椛「う…うわあっ!?」 咲夜「(美鈴にも教えておいて良かったわね…この戦法)」 ――元々ボールキープの不得手な椛は、妖精メイド達の一名の激しいタックルに とうとう押し負けてしまい……得点一歩手前の状態で、再びボールの所有権を奪われてしまうのだった。 実況「ああ! 再び惜しいぞ妖怪の山FC! 幻想郷きっての名選手である咲夜選手に 勝利してしまった事が、却って油断を生んでしまったか〜!? スカーレットムーンズのメイド達の容赦ない特攻タックル戦法に、椛選手! 敢え無く撃沈です!!」 美鈴「どうですか! ウチのチームだって、咲夜さんやレミリアお嬢様にフランお嬢様。 そしてパチュリー様だけのチームじゃあないんですよ!」 咲夜「(――美鈴。 礼節として、そこは私じゃなくてお嬢様を先に出すべきでしょうが…)」 美鈴「さあ、次は貴女の番ですよ小悪魔さん!」 バシュウウウッ! パシッ! 小悪魔「は―――はいっ!(そしてここは……パチュリー様にパスよ!)」 タッ! グワアッ……ギュウウウウウウンン!
[56]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:43:22 ID:??? そして、美鈴は中盤でフォローに回っていた小悪魔にパス。 小悪魔はそこからノータイムで自慢のトップスピンパスを放つ。 はたて「全速力の私、ならっ―――!」 ギュウウウウン! バアアアン! ――スカッ! はたて「そ…そんなぁ! 全然届かないじゃない――!」 そのパスの精度は相変わらず繊細かつ大胆であり、 更には強烈な縦回転がかかっているそれは、はたての全速力のパスカットでも 触れることすら不可能なレベルとまで化していた。 パチュリー「ナイスリカバリー、小悪魔。 やはり貴女が居ると、攻めへの手間が大いに短縮されるわね」 実況「来た〜〜! 来た来たきた〜〜〜っ!! ここで紅魔スカーレットムーンズ! パチュリー選手にボールを渡すことに成功しました〜!! ご存知のとおり、パチュリー選手はドリブル・パス・シュート共に超一流クラス! 即ち! ――レミリア選手とフラン選手を組み合わせることにより、 この状態から無数の攻撃手段を展開する事が出来るのです!」 パチュリー「そうね、ここは――攻め上がってみましょうか」 スッ―――タタタタッ。 フィールド中盤でボールを受け取ったパチュリーは……トップ下であるにも関わらず、 FWの如く大胆に敵陣を切り進んで行く。その歩みはやはり元々のフィジカル不足の 影響かややスローリィではあったが……しかし、そこに隙は全くない。
[57]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:44:22 ID:??? 天狗E「と、通しませ――って、アレ?」 パチュリーの攻撃を警戒しマークを掛けていた天狗Eは、 全力でのタックルを試みるも――――。 スッ! シュンッ! フワアアッ……―――ッパァアアアン!! パチュリー「…とりあえず、一人」 雲のように滑らかに、風のように鋭く。 パチュリーは緩急/上下左右が目まぐるしく変化させた芸術的ドリブルで 天狗Eを始めからその場に居ないかのように扱ってみせる。 パチュリー「……そして、パス」 ――バシュウウウウン! そして―――天狗Eを抜いたパチュリーは、既に前線深くまで走っているレミリアに向かい グラウンダーのパスを渡す。 静葉「――穣子! 私を飛ばして!」 穣子「ここでカットが出来なかったら――私達もうおしまいだもんね!」 ガシッ! バアアアアアアアアアアアアン!! 静葉「私…この試合が終わったら白夜を見に行くんだ……」 それに対しては、当然と言わんばかりに秋姉妹がオータムスカイラブで飛び、 パスカットへと向かうが―――。
[58]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2013/11/23(土) 00:46:31 ID:??? バシュウウウ……ウウウン!! 静葉「(ぐ…グラウンダーなのに――コースは愚か、そのスピードすら全く読めない!?)」 彼女達の全力は、パチュリーのパスに尚届かない。 レミリアは、当然の如くに妖怪の山FCのバイタルエリアにてパスをキャッチし……。 レミリア「フラン、悪いけどここは私が決めるわ」 フラン「ぶー…。 ま、別に良いけどさ」 河童達が最警戒している中、レミリアはフランに軽くアイコンタクト。そしてそのまま――。 グワアアアアッ! レミリア「 H A !! 」 バッ……ゴオオオオオオオオオオオオン!! ギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウン!! 河童A「う、うわああっ!?」ドゴオオオオオオン!! 河童C「さ、さっきにとりが止めたヤツよりももっと強いよ〜!?」 充分な距離と溜めを作った上で―――――この試合2度目のマスターオブレッドサンを放つ。 その威力は河童Aや河童Cは当然の事として…… にとり「き、奇跡は起きるよ何度でも! もう一回のびーるアームだ!」 ウィイイン! ボンッ! バギイイイイイイイイイイイッ!! にとり「や、やっぱり駄目だったぁ〜〜〜!?」
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0ch BBS 2007-01-24