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【月の秀才】鈴仙奮闘記13【ウサギに意地】
[388]森崎名無しさん:2014/01/11(土) 21:34:23 ID:??? 技自体は普通だけどロベルトが使うと卑猥に見えるな
[389]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:17:10 ID:??? ★コイントス→ ハートQ ★ ダイヤ・ハート→ルナティックスボール レミリア「あら…運命は貴女達に味方をしたようね」 輝夜「運命を操る程度の能力(笑)」 レミリア「それは……ひょっとしたら、運命が貴女達を味方するよう、私が運命を操ったのかもしれないじゃない」 輝夜「フッ…中々苦しい言い訳ね。 永遠とか運命とかは、そう簡単に支配できる物ではないという事を、 今日はタップリと教えてあげなくちゃね。 永遠に幼い紅き月さん?」 レミリア「…それはつまり、永遠と須臾を支配している自分は偉い…って言いたいのかしら? だとしたら、全くの傲慢ね」 コイントスを終えて、ようやく少しだけ、試合を前にした言葉の応酬に近くなった両キャプテンの様子を見つつ、 実況「さあ! どうやらボールを得たのは…永遠亭ルナティックスのようです! 輝夜選手が誇らしげにボールを抱えて、まるで宝物を親に見せる子どものように、永琳選手へと渡していきます! 試合開始は、いよいよもうすぐだ〜〜〜〜!!」
[390]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:18:21 ID:??? 次第に高まっていく緊張感に、サッカーコートの決して広いとは言えない観客席が大きく揺れる。 そして、その観客の中には……今度の大会にて、永遠亭ルナティックスのライバルとなり得る存在が多く出席していた。 白蓮「あらあら…すごい観客ですね」 村紗「聖はあまり人ごみに慣れておりませんから。 大会では、観客達の放つプレッシャーにも慣れなくては」 マミゾウ「なんじゃ、寅丸は今日は休みか」 ぬえ「なんか…自分は本尊だから、そう何度も休みを貰う訳にはいかない、だって。 ホント無駄にマジメちゃんだよねぇ〜(私は聖の宿題の写経、サボって来てるし……)」 超人・聖白蓮を筆頭に、ルナティックスに勝るとも劣らぬ中盤の支配力を持つ新たな強豪・命蓮寺ロータス。 早苗「私の勘がこう叫んでいます。 『今日の試合は、常識にとらわれない選手を見る事が出来る』と…」 諏訪子「あーはいはい。 常識にとらわれないのも大事だけど、それにはまず常識を学習しようね、早苗?」 神奈子「調子はどう、ピエール君? 試合をフルで見れるように、元の能力をかなり押さえているのだけど」 ピエール「悪くない。 むしろ、サッカーが無ければ常にこの状態でも良いくらいだ」 神奈子「そりゃあ良かった。 ――それじゃあ、今日は幻想郷には存在しない『プロ』の観点から、 非常に参考になる試合解説を頼むよ」 八坂神奈子を中心に、怪しげな術を使い勝利を掴みとらんとするダークホース・守矢みらくるず。
[391]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:19:23 ID:??? さとり「……はぁ」 勇儀「何だい、何だい! 折角鬼が誘ってやったのにその態度は。そんなんだから、無駄に嫌われるんだよ、アンタは」 こいし「だまれぇ、のーみそ筋肉ダルマァ!?」 勇儀「…ん、何か聴こえたような。 まぁ、気のせいか」 お燐「(こいし様ァ〜。 悔しいのは分かるけど、無意識を利用してアブナイ発言を繰り返さないで下さいよぉ。 …あたい達にも危害が加わるのはゴメンだしね)」 空「(間欠泉地下センターは大丈夫かなぁ……)」 ヤマメ「おっ、そこの兄さん。 どっちが勝つか私と賭けしないかい? そっちのがより試合を楽しめると思うよ〜?」 地霊殿の当主姉妹とそのペットに加え、地底の猛者達が揃って結成されたトリックスター・地霊殿サブタレイニアンローゼス。 射命丸「ふんふん、攻撃力には劣るものの、守備力と支配力の差で永遠亭ルナティックスがやや有利…っと。 大方の大衆の意見は、そんなところでしょうか」 はたて「…アンタには、もっとふつ〜に試合を見ようっていう気概は無いの? 例えば――あの吸血鬼姉妹をみて、あんなプレーを目標としたい! …みたいな」 射命丸「――私は私です。 紅魔の当主様や星熊様のような、パワータイプのFWにはどうあってもなれない。 だったら、早々に見切りを付け、適当に情報収集をする…ってのも、理に適った見方とは思いますがねぇ」 反町「(私は私、か――。 俺も、俺なりの方向性を見つけなくてはいけないんだけど。結局、あれから行き詰っているもんなぁ……)」 静葉「(……反町君や皆のお陰で幾ばくかは安定したとはいえ、私も未だ狂い往く落葉…。 今日の試合が、私にとっても良い気づきを得られるものになればと思うのだけれど)」 様々な種族の妖怪や人間が一同に会し、組織的なプレーを得意とする中堅・妖怪の山FC。
[392]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:20:27 ID:??? 妖夢「(鈴仙はすごいな。 言い訳せず、まっすぐに成長していて。 それに比べて私は――)」 幽々子「妖夢〜、おはぎ買って来て〜♪ 5分以内に」 妖夢「はい、只今!(――私は、この日常を過ごすだけで精一杯。 こんな私を、変えてくれる何か。 何か――「きっかけ」が欲しい。 そうしたら、私もまた鈴仙と……)」 藍「(パチュリー・ノーレッジ殿は今日も出場するのだろうか…。 彼女こそ、私が目標とするタイプの選手。 一個人としては、是非とも観戦していきたいのだが…)」 橙「藍様、紫様より伝言です。 『今から外界へと渡航し、全日本サッカー連盟へと向かえ』…と」 藍「(…紫様の式である手前、それは我儘なのかもしれないな……)――分かったよ、橙。 私の代わりに、今日の試合を良く見ておいてくれ。 そして、成長の糧として欲しい」 橙「……わかり、ました(藍様、私の記憶が正しければ今日で休日出勤4回目だよなぁ…。 ――藍様、毎週一回しかお休み無いのに)」 冥界の住民と、冥界を牛耳る白玉楼の亡霊嬢の友人一家で構成された古豪・西行寺亡霊連合。 そして、今日の試合の観客はそれだけではなかった。
[393]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:21:41 ID:??? 神子「…ふふ。 様々な欲望がこの地を巡っている。 もしもこの全てを私達の物に出来たとすれば、 それはさぞ、甘美な宝物になるとは思いませんか、布都?」 布都「我は外の世界で食した『くっきぃ』なる物が好きですぞ、太子様!!」 屠自古「…それ、今誰も聞いてないから」 岬「(――彼女、豊聡耳氏が言っていた『幻想郷のサッカー乗っ取り計画』…。 それがもしも成功すれば、それは僕の計画にとってもメリットとなる。 だから、彼女の下で働き続けた事は結果としてマイナスでは無い筈だが…)」 芳香「あっれ〜? 娘々は居ないのか〜?」 岬「……青娥さんは、今頃国外を飛びまわっているよ。 我々の計画の第二段階、その成就の為にね。 (って、芳香さんに話したのはもう 8 回目なんだけどな…)」 神子「(そして…第1段階。即ち『デモンストレーション』に必要な材料は揃った。 後は、今日の試合で幻想郷のサッカーレベルを再確認すれば良いわね)」 これまでの時間の多くを外遊と仙界での訓練に費やし、外部からの情報をシャットアウトし続けてきた 謎のチーム・聖徳ホウリューズが、今日の試合にて始めて観戦へと向かう。 未だ底知れぬ謎を秘めた彼女達だったが、今日はその計画の調整の為、足を向ける必要があった。
[394]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:22:44 ID:??? 霊夢「……」 魔理沙「嫌に不機嫌だな、霊夢?」 霊夢「…だって、今は昼寝の時間だったし」 そして、それだけではない。 博麗連合のエースにして、稀代の才能を持つ博麗の巫女・博麗霊夢その本人もまた、 (レミリアの誘いもあって)今日の試合を観戦しようとしていた。 しかし、基本的に無気力な彼女は嫌に眠そうな表情をしており、 キックオフを前にして湧きあがる会場からも彼女は「浮いて」いた。 魔理沙「(私だったら、試合の内容は逐一メモして、その後のイメージトレーニングや、 実践練習での動きの確認に使う。 今まで、それをしているのは私だけという自負があったが… 今は森崎も同じか。 でもまぁ、今日は霊夢が来てくれて良かった。 何故なら……)」 魔理沙は、無気力そうな友人を横目で見ながら、僅かの嫉妬こそ感じはすれども、 決してそれを罵倒する事はなかった。 何故なら、彼女は知っていたからである。 魔理沙「(霊夢は。 こいつは…私や森崎がする努力を、一瞬の閃きと勘の鋭さで抜き去ってしまうからだ! だから、あいつは恐らくまた成長する。 こうして、無気力に試合をぼうっと眺めているだけで……)」 霊夢「(あのスカーレットムーンズのGK。 きっと鈴仙のシュートとほぼ互角くらいのセーブ力は持ってそうね。 そんでてゐと、パチュリーんところの小悪魔とは…純粋なパス力は多分互角で、技の有無でてゐが強そう。 パスカルって奴と中山って奴は……まぁ、永琳程の強さでは無いわね。 後は――)」 そして、魔理沙の霊夢評は正確だった。 いや、むしろ抜けが存在していた。 何故なら、霊夢は試合をぼうっと眺めずとも、ただフィールドに立つ選手の能力を、 無意識のうちに全て分析し終わっていたからだ。
[395]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:23:58 ID:??? 森崎や魔理沙が、ノートを作成して分析して…一晩以上を掛けて終了する選手の能力分析を、 試合開始前の僅か数分で霊夢は終えていた。 まるで機械のような――いや、機械を超えた何か『特別な』能力が、霊夢には知らずの内に備わっていた。 そして、そんな霊夢の才能は。 森崎「(ふざけんな……! 俺達がコツコツやって来た努力を一瞬で踏みにじりやがって。 アイツを見ていると、翼の方がまだ何億倍もマシだって気がしてくるぜ。 翼は才能を鼻に掛ける嫌なヤツだったが……それでも、翼はそこそこ努力していたし、その才能を大事にしていた! だけど――霊夢は。 アイツは駄目だ! アイツは――努力をしないだけじゃない。 折角の完全無欠の才能を、無駄な物扱いしている! 俺には――耐えられん!!)」 幻想郷の理に慣れぬ森崎にとっては、非常に不快な物でしかなかった。 そして森崎は――この世に、翼以上に憎らしい存在が居るのだとは思わなかったと、 霊夢の才能とその扱い方に対して大きく憤慨し…憎んですらいた。 中里「おっほっ! メイド妖精ちゃん達と夜のマリーシアがしたいでゴザルよ^^」 天子「……アンタ、それで良いのかしら?」 ちなみに中里は――(悪い意味で)相変わらずだった。
[396]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:25:02 ID:??? 実況「試合開始は、午後13:00分からとなっております。 人里サッカーコートの時計は今や 12:59分を指しており、コイントスが終わった以上、キックオフまでの残り数十秒を待つのみとなりました!」 そして…試合開始まであと十秒。 永琳「(……相手チームの火力は高い半面、総合力はこれまでの対戦相手と比べてもそう高くない。 この試合――判断一つが勝敗を大きく分けそうね)」 九秒。 パチュリー「(今日の試合、技同士のぶつかり合いもあるけれど、同時に互いの戦術の読み合い勝負ともなる。 勝負よ――月の賢者!)」 八秒。 パスカル「ふう……。 今日はせめて、1ゴールくらいは挙げたい所だが」 七秒。 咲夜「(正直、お嬢様が何故今日の試合に――そして鈴仙に拘るのか。 その理由が私には分からない。 けれど、瀟洒な従者は……理由なぞなくとも、主を守れるよう全力を尽くさなくてはいけないっ!!)」 六秒。 慧音「(私は……一体何の為にサッカーをして来た? 子どもたちに希望を与える為だったじゃないか! だったら、私はいくら無様でも――)絶対に、立ち続けるんだ……!」 五秒。 フラン「あっちのボールでキックオフかぁ。 だったら、あの兎さんからボールを貰えばいいのかな?」
[397]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2014/01/11(土) 23:26:03 ID:??? 四秒。 てゐ「(鈴仙……。 この試合が勝っても負けても。 なんだか鈴仙にとって嫌〜な事が待ちうけてるような気がする。 だけど、あんたには…私や佳歩や中山さんやパスカル君や、皆が居るから。 変に、一人で思い悩んだりしないでくれよ?)」 三秒。 陸「(朕はそもそも、金と女の名声の為にサッカー始めたアル。 ご立派な精神なぞ持っちゃおらんアルが… だからって、負けるのはやっぱり悔しいアルよ)」 二秒。 中山「(…俺の悩みは、まだ解決していない。 どうすれば、過去の栄光を捨て、新たな力を得る事が出来るのか。 ――その答えを導くには、やはり戦い続けるしかないッ!!)」 一秒。 レミリア「(幻想郷の運命を変えるのは、やはり幻想郷に住む者。 しかし、その理に溺れる者は、何もすることは出来ない。 だから…この私が直々に試してあげる、鈴仙)」 鈴仙「(レ…レミリアさんの目線が何だか怖いよぉ……。 私、何か気に障る事言っちゃったかなぁ……?)」 そして………。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! 実況「ルナティックスのキックオフで、試合開始だ〜〜〜〜!!」
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0ch BBS 2007-01-24