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【マラカナンで】キャプテン森崎46【釈迦寝ポーズ】
[81]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 00:38:07 ID:asVXZgq2 >FW 葵 森崎「(そしてFWに葵だ。あいつの一対一が武器になるだろう。最後の一人は…)」 決定済選手: FW 葵 MF 翼 三杉 岬 松山 中山 DF 早田 次藤 日向 GK 森崎 残った選手: 政夫 和夫 新田 来生 滝 山森 井沢 中里 石崎 高杉 赤井 若島津 若林 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて ☆2014/3/30 00:50:00☆ から投票期間を設けます。 起用する選手とそのポジション(FWかMFかDF)を書き込んでください。 最初に三票入った同じ選手とポジションの組み合わせが選ばれます。 サイドで使うかなどの決定は時間がかかり過ぎるのでGM側で適当に判断します。 尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[82]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:52:22 ID:asVXZgq2 >DF 中里 森崎「(最後の一人は…無難にDFで中里だな。こいつのスピードが生きる場面がありそうだ)」 決定済選手: FW 葵 MF 翼 三杉 岬 松山 中山 DF 早田 次藤 日向 中里 GK 森崎 森崎は選んだ順に名前つき磁石をフィールドを模したマグネットボードに貼っていった。 MFを最初に4人選んでいた時点では見上と井出は特に何の反応も見せず見守っていたが、 中山をMF起用した時点で訝しげな表情が浮かぶ。一体何時FWを、特に日向を選ぶのかと。 そしていざ日向がFWではなくDFの位置に選ばれた時見上は目を大きく見開き、 井出は叫び声を口から漏らしそうになっていった。そのままの表情で最後に中里をDFに 選んだ森崎がマグネットボード上の配置を最終調整するのを見て、見上がやっと声を出す。 見上「4−5−1…それも葵のワントップで、日向がDFだと?」 井出「え、えーと、これだと日向さんはリベロ扱いになるんだな?」 森崎「まーな。攻撃参加もしてくれなきゃいけないからな」 見上「…奴が納得するかどうかは別問題として、このフォーメーションの狙いを知りたいな」
[83]2 ◆vD5srW.8hU :2014/03/30(日) 06:55:45 ID:asVXZgq2 森崎「はい。このフォーメーションの狙いはずばり…」 A 「1点勝負です」 B 「遅攻連発です」 C 「敵の混乱です」 D 「膠着誘発です」 E 「大量得点です」 http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて ☆2014/3/30 12:00:00☆ から投票期間を設けます。 そこから 15 票カウントし、一番多く票が入った選択肢で続行します。引き分けの場合は その次の票をタイブレーカーに使います。尚、投票はageた書き込みのみを採用しています。
[84]2 ◆vD5srW.8hU (全裸):2014/04/01(火) 23:30:17 ID:NuyEjVMA >B 「遅攻連発です」 井出「遅攻ですか?確かにシンゴ一人でカウンターは難しいから、ウチは遅攻するしかないですが…」 森崎「いや、違う。ウチだけじゃない。ブラジルにも遅攻を強いる」 井出「えっ!?」 見上「つまり、日向をDFとして使う事でこちらのボール奪取率を上げつつ、こっちも人数をかけて ゆっくり攻め、例えこちらの攻撃が防がれても向こう陣内の奥深くで仕切り直しになるのが狙いか」 森崎「そうです。葵と日向はその為の相互利用の囮です。葵はジェトーリオとドトール以外なら 逃げ続けるのは難しくないし、葵にマークを集めてくるのならMF達、そして日向が動きやすくなります。 向こうも日向を野放しにはしないで警戒してくるでしょう。そうなると思い切って葵から ボールを奪いに行く事も難しくなる。結果、奴らは戦線を戻されるまどろっこしいディフェンスを強いられる」 井出「た、確かに…でもその分向こうの守りも厚くなって、点を奪い難くなるんじゃ…あっ!」 森崎「お前が分析したんだからお前が気付けよ。さっき言っただろ、ブラジルだからと言って 全員が何でも出来る訳じゃないって。ブラジルのゴール前で厄介なフィールダーは断トツで ディウセウで、次点でアマラウとカルロスだ。ディウセウとアマラウはどうせ何時も守りに 居るんだから考える必要がない。カルロスが守りに気を取られるならそれはそれで有り難いんだ」 見上「だが、それなら向こうはこっちのMFが上がった隙に速攻を仕掛けてくるかも知れんぞ」 森崎「問題ありません。向こうの速攻要員はネイとトニーニョ。あいつらがゴールデンコンビで 上がってきたら簡単に裏を取られるでしょうけど、あいつらが俺からゴールを奪えるとしたら ブースターシュートしかないですがあれは技の性質上トニーニョがネイよりも先の位置に つかないといけない。つまり速攻の直後には使えない。あいつらの速攻はそんなに怖くないんですよ」
[85]2 ◆vD5srW.8hU (全裸):2014/04/01(火) 23:31:18 ID:NuyEjVMA 見上「速攻を仕掛けてくるのはその二人とは限るまい。カルロスやザガロが突っ込んできたらどうする気だ? ザガロは元々守備参加に戻らん見込みが高いし、カルロスも開き直って攻撃に専念するかも知れん。 人数をかけて攻めると言う事は、相手に凌ぎきられたら反撃のチャンスを与える事なのだぞ」 森崎「そこは攻撃陣がシュートで攻撃を終える事と、それが失敗した時はDF達の奮闘に期待ですね」 見上「なんだそれは。リスクの甘受ではないか」 森崎「相手はブラジルですよ?ワールドユースの決勝戦ですよ?リスク無しに勝てる訳無いじゃないですか。 リスクを分散し過ぎてチャンスまで霧散させるよりは、予測できるリスクと引き換えに攻めるべきです」 見上「……………」 森崎は持ち前の弁論術と気の強さで自分の意図をこんこんと説き見上を納得させようとした。 そして見上はしばし沈黙した後… ----------------------------------------------------------------------------- 【分岐】http://capmori.net/test/read.cgi/morosaki/1369149231/l50にて !card と書き込むとランダムでトランプの絵柄が出るので、(!は半角)書き込んでみて下さい。 (ageでもsageでも構いませんが、★も含めて一回の判定の全文をコピペされてない場合は無効です) 先着(順番通りじゃない書き込みは無効)で ★見上、ご乱心の最後のチャンス→(!card)★ と書き込んで下さい。カードの結果で分岐します。 JOKER→見上「ええい、もうお前ら若造には任せておけん!ワシがワントップFWとして出る!」とうとうご乱心! クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。 クラブ→見上「いくらなんでも博打要素が大きすぎる。日向はFW、ツートップだ」却下され修正された…
[86]2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:57:11 ID:PZWGWLU2 ★見上、ご乱心の最後のチャンス→( ダイヤ7 )★ クラブ以外→見上「日向が納得しなかった場合はお前が説得するのだぞ」ため息と共に了承してくれた。 ----------------------------------------------------------------------------- 森崎「はいはい。大丈夫ですよ、アイツは挑発で乗せやすいですから」 見上「そうである事を願おう。さて、次は具体的な配置の仕方を見せてもらおうか」 森崎「そうですね…」 全日本ユース 4−5−1 −−J−− J葵 −−−−− −−I−− I翼 G−−−F G三杉 F岬 −E−D− E中山 D松山 B−H−A B早田 H日向 A中里 −−C−− C次藤 −−@−− @森崎 森崎「こうです。ドリブルもワンツーも出来て攻撃の起点になりやすいネイとトニーニョの居るサイドに タックルもパスカットも出来る三杉と中山を割り当てます。逆サイドはマウリシオは正直怖くない。 サンタマリアのブーメランパスはありますが、そこは中里と岬に担当させます。 FW達のドリブル突破は松山と早田に加え、日向を暴れまわらせて牽制していきます。 次藤はシュートブロック専念ですね。日向のカウンターシュートは一回あればラッキー、程度です」
[87]2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:58:22 ID:PZWGWLU2 見上「守備は分かった。では攻撃は?」 森崎「攻撃のメインとなるのは葵と翼です。葵が前線で敵をひきつけつつ、やばくなったら翼に戻す感じで。 この二人が時間と距離を稼ぎ、残りの攻撃陣を上がらせて人数を揃えてからゴールを狙う。 ポイントは葵と翼は両方とも一対一からのゴールを狙いやすい事です。この為ブラジルはどちらか 一方をマークし過ぎる事は出来ないし、DFラインも上げにくくなるでしょう。 しかも日向が上がってくる事を警戒する為に向こうのMF達は奴の相手をしなくてはいけない。 このフォーメーションならブラジルは相当守り難さを感じてくれます。以上です」 森崎は具体的な配置を示し、それぞれの役割と攻守に置ける目標を説明した。 見上はそれを聞いてしばらく吟味した後、メモをいくつか取ってから頷いた。 見上「いいだろう。ではブラジル戦はこれでスタートする。くれぐれも私がお前に 決定を託した事は他言無用だぞ。もしあったらこのスタメンとフォーメーションは完全に無かった事にする」 森崎「はい、わざわざ漏らしたりしませんよ(勘のいい奴は気付くかも知れないが、そりゃ知ったこっちゃないな)」 見上「では戻れ。ここからは私の仕事だ」 森崎「はい。失礼します」 こうして結局森崎の案は全て無修正で通った。部屋を出る際の彼の機嫌が良かったのは言うまでもない。 彼が去った後の見上と井出はそうではなく、見上はまたため息をつき、井出は不安気に立ち竦んでいた。 見上「全く。奴が常識的なフォーメーションを組む筈はないと思ったが、まさか日向をDFとはな…」 井出「連携なんか他の選手にやらせればいい、って考えなんでしょうね。ツボに填まれば確かに強くなるでしょうけど、 普通のチームだと日向さんをFW以外で使うにしても精々MFなんだな。ドイツのポブルセンみたいな使い方なら…」
[88]2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/03(木) 23:59:22 ID:PZWGWLU2 見上「それだけでは足りんと考えたのだろう。だがもう決定は下された。後はここまで日本を勝たせ続けてきた あいつの強さを、あいつの作り上げたチームを信じるしかあるまい…全く、このチームの監督をしていると胃が痛くて敵わん」 井出「…でも、なんだか勝てそうな気もしてくるんだな。森崎さんならきっとやってくれるって」 見上「…ああ。そう思う。戦力的にはブラジルが一段上だと思うが、不思議と勝てそうな気がする。監督が言って良いセリフではないがな」 森崎の破天荒さを改めて知り、二人は心労が絶えなかったがそれでも 何とかなるのではないかと言う一種の楽観を味わう余裕はあった。 見上「………フゥ」 井出「………あの。やっぱりあれは言っておいた方が…」 もう一つ、森崎には言わなかった懸念事項がある為その楽観は長くは続かなかったが。 見上「コインブラの事だろう?駄目だ」 井出「で、でも!もし分析通りの実力だったら…!」 見上「だからこそだ。お前の分析は信頼している。あの限られた資料で行った分析でも当たっているかも知れん… だが、当たっていたら結論は“全てが凄すぎるので対策など練れない”になってしまう。 勿論逆に当たっていなかったら不正確な情報を与えるのは害にしかならない。だから教える訳にはいかんのだ」 井出「………結局、出てこないんでしょうかね。あの選手は」 見上「ドイツ戦であれだけ追い詰められても出てこなかった。つまり何らかの事情で使いたくても使えない、 もしくは使いたくないのだ。ならばそれが決勝までのたった3日間で解決出来るとは思えん。 試合前のウォーミングアップには参加しているのだから、怪我と言う線も無さそうだしな」
[89]2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/04(金) 00:01:21 ID:5sp/dUa+ ブラジルユースの10番、アルツール・アンチネス・コインブラ。 謎に包まれた彼の実力を見上達は南米のストリートサッカーのビデオで知っていた。 限定的で信憑性に疑問符がつく資料に基づいた井出の分析結果はこうなっていた。 コインブラ 突破力:A 得点力:S ボールカット:S ゴール前:A スタミナ:S ほぼ全ての分野に置いて世界で一、二を争える。対抗出来るのは一流の上に超がつく選手だけ。 井出「もっと資料があれば…ああっもう、なんでこの人は公式戦に出ていないんだな!」 見上「それを悔やんでも仕方があるまい。探偵の真似事が出来る賀茂ですら大した資料は みつけられなかったのだ。奴は試合に出てこない…それを前提で戦うしかないのだ」 井出「でも、もし…もし、出てきたら?」 見上「………先程も言った。データが正しくなければ対策は練れない。 正しかった場合は…出来る限り避けて戦うしかない。それ位しか出来る事がないのだ」 見上はコインブラの事を選手達に伝えなかった。 そうした方が良いと判断した。 それが吉と出るか凶と出るかは二日後に判明する。
[90]2 ◆vD5srW.8hU :2014/04/05(土) 08:21:28 ID:ZpkRs0do 〜大会24日目、エスタジオ・ド・マラカナン〜 翌日、遂に決勝戦まで後1日となった。 こういう大会に置いて3位決定戦と言う物は盛り上がり難い物である。 準決勝で敗退しモチベーションが低下したチーム同士の戦いであり、しかも大本命の決勝戦が翌日に迫っているのでは致し方ない。 サッカー王国ブラジルと言えど、この日は収容数の多いマラカナンスタジアム満員とは行かなかった。 それでもドイツユースとイタリアユースは戦わなくてはいけない。 例え勝っても決勝戦には行けないのが分かり切っていても、連日の激戦で疲れ切っていても、 ちゃんとプロらしく真面目に戦えると言う事を証明しなくてはならないからだ。 だがこの2チームの対決は見逃した事を惜しまれる様な内容にはならなかった。 ピッ、ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!! 放送「試合終了!結果は4−1。ドイツ、大差でイタリアを下し3位の称号を手に入れました!」 観客「あー、やっぱりこうなったか」「そりゃあドイツが勝つよなあ」「正直見に来なくても良かったな」 ストラット「…く、くそっ…!」 アルシオン「…割り切るぞ。悔しがるのは後でいい、まずはクールダウンだ」 ジェンティーレとランピオンを欠いた上に120分間の死闘で消耗がより激しかったイタリアがドイツに勝つのはかなり難しい。 事前にそう予想されており、そして何の面白味もなくその予想通りにドイツが大差で勝ったからである。
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0ch BBS 2007-01-24